かんわきゅうだい 28 (時代の画期・・・)
新緑の季節。幾つになっても、なぜか心騒ぎます。萌える若葉、樹々の繁る緑に生命の息吹を感じるからでしょうか。それとも人生の黄昏を迎え陽光の眩しさに怯む所為でしょうか。季節は昨日も今日も・・・めぐり巡り行きます。 いちの芽吹く緑の杜・・・今月末あたりから螢前線も北上をはじめます (Painted byQP) 貧しいから あなたにさしあげられるものといったら...
View Article吾輩も猫である 123 (主人は休日遠出 吾輩は終日ふて寝)
吾輩としては面白くない やや凹んでた主人と細君、今日は「ちょっとドライブしてくる」。ま、勝手にしなはれ! が、帰るなり吾輩にカメラとメモを渡し「すまんが書いといてくれ」。おたくらはドライブで気が晴れたやろが、吾輩は若干面白くなくてフテ寝してましたんやで! いつものことやけど 吾輩は・・・...
View Article腎がんのメモリー 25 ( 腎がんの話ではないけれど… )
米原万理さんをご存知でしょうか? ロシア通で博識の彼女の随筆にはぐいぐい引きこまれます。東欧社会主義の崩壊後、旧ユーゴ各地に旧友を訪ねる彼女のルポがNHKで放映されたので、ご覧になった方もいらっしゃいましょう。がんキャリアの方なら、壮絶ながんとの闘いについても・・・。 赤い血・・・...
View Articleかんわきゅうだい 29 ( パリで句会・・・前篇 )
「地球俳句」と「土曜俳句」 俳句に興味がなかった私に、パリの女子高生と句会・吟行する「地球俳句」(2003年にBSで放送)が少し目を開かせました。そして或るブロ友の「土曜俳句」を懸命に読み取ろうとしたこの一年余、更に俳句が身近になったところに前記BSの番組が再放送されました。その間の年月を思いつつ改めて興味深く視聴しました。 俳句のきまりごと...
View Articleかんわきゅうだい 30 ( パリで句会・・・後篇 )
さて前回につづき小林恭二さんと井川遥さんがパリの女子高のフランス文学クラスの女生徒25名と俳句をつくる・・・「地球俳句」のつづきです。前回は教室で開いた「句会」、今回はパリの街に出て俳句を詠む「吟行」の様子をご紹介します。番組では特に小林さんのコメントはありませんでしたが、私なりに読み解き、書きしるしました。 葉の扇 マザリンの小道で陽気な思い出...
View Article吾輩も猫である 124 ( 昭和も遠くなりにけり )
吾輩の最初の主人(現主人の息子)が筑波の独身寮にいた頃、昼間は吾輩ひとりでお留守番だった。TVは消されていて、ただぼぉ~っとしていた。夜だってTVは殆ど視ない。せいぜい日曜夜7:30~「ダーウィンがきた(生きもの新伝説)」を視るくらいだった。...
View Articleかんわきゅうだい 31 (おもひで Ⅰ)
静岡に住む学生時代の友人Kから新茶が届きました。毎年この時期に届きますが、去年は届きませんでした。今年の新茶に添えられた手紙に、その理由も書いてありました。そういう律儀なところが如何にも彼らしく、そして今日の彼を築きました。...
View Articleかんわきゅうだい 32 (おもひでⅡ・・・サークル)
「吾輩も猫である124」※の冒頭、シマジロウの写真を見てQP画伯がPC画にしてくださいました。シマジロウになりかわり心より感謝申し上げます。あわせて、愚息がシマの飼い主であった頃・・・シンクによじ上ろうとしている若きシマの姿を添えます。 ※「吾輩も・・・124」...
View Articleかんわきゅうだい 33 (おもひでⅢ・・・帰らざる日々)
【 Painted by QP 】 紫陽花には雨がよく似合います。QPの描く紫陽花をこれまでたくさん見せていただきましたが、紫で描いた墨絵のようなこの紫陽花に心をうばわれました。濃淡が心の襞に溶けこみ、しみるように静かに動きだし、心がまるで別世界にいざなわれます。 今朝は...
View Articleかんわきゅうだい 34 ( おもひでⅣ・・・コントレール )
コントレール(contrail)・・・飛行機雲。夕方、スロージョギングに出ると何本も飛行機雲を見ます。この時刻、イスタンブールから関空に飛ぶトルコ航空かなぁ、なんて思いながら見上げます。TVドラマ「コントレール(全8回)」が昨夜、終わりました。...
View Articleかんわきゅうだい 35 「おもひでⅤ:高校時代」
この前の日曜日は「Great Jazz」にてた~っぷり4時間!のステージを堪能しました。古谷充&土岐英史ほかクインテット、宮哲之カルテット、女性だけのフローレス・ジャズ・オーケストラ、ボーカルではサンディ・ブレア、ロアナ・シーフラ・・・。 4時間ぶっ通しで大音響のジャズステージ・・・完璧にノックアウトされました。ドラムス6人が掛け合いで競演する「Sing Sing...
View Article吾輩も猫である125 (どうしたもんじゃろのぅ)
20~25日まで主人の例月の介護帰省に同行した。勿論、したくてした同行ではないが、そうするだけの義理はある。義理人情を重んじる吾輩としては当然と言えば当然の成り行きである。で、結論から言えば、主人も細君もホッ!と一息ではあった。 ただ 例によって主人から「シマ! わかってるな!」と まみむメモ...
View Articleかんわきゅうだい 36(ガンかい?)
昨夜、BSで映画「ハチ公物語」を観ました。何回目でしょう・・・やっぱり涙がとまりません。20年前に虹をわたったわが家の愛犬コロを思い「コロっ」と呟いていました。コロは私が見送りましたが、ハチは主人を「送れない」まま待ちつづけました。 吾輩も・・・3「名犬コロの生涯」...
View Article腎がんのメモリー 26 (違和感)
私がまだ幼かった頃、郷里には綿畑がたくさんあり「伯州綿」「浜絣(かすり)」として世に出されました。QPの描く「綿畑」から、郷里の半世紀以上昔の風景とともに 懐かしいカントリー・フォーク「Cotton Fields」が聴こえてきました。 ※ 「昔々おいらがガキだったころ聴いた綿摘み歌/ 父ちゃんが綿を摘みながら歌ってくれた/あの懐かし綿摘み歌」(by「Cotton...
View Article吾輩も猫である 126 ( あつうて かにゃわない )
デ某地方の気温は今日33℃ 暑うてかにゃわない。それでも梅雨は未だ明けず、無視したくても蒸し!蒸し!と・・・。これからの季節、吾輩の毛皮のコートが恨めしい。 主人は「この暑い中、行きとぉない」と言いつつ【Marionette】なるポルトガルギター&マンドリンデュオの演奏会へ。言い訳がましく「暑うても仕事がらみやし」と・・・。 汗びっしょり帰宅した主人、「You might...
View Articleかんわきゅうだい 37 ( すみれの花咲くころ )
すみれの花も年がら年中咲くようになりました。何処かしら羞かし気で可憐な「すみれの花咲く頃」と言えば やっぱり宝塚歌劇ですね。私は特に好きなわけではありません。まあ嫌いでもありません。一度は行きたい、聴きたい、見たいとは思っていました。...
View Articleかんわきゅうだい 38(The Sound Of Silence)
わが家にある二つの風景画。左は Ju meiki「ポントワース風景」、もう一つは亡き叔父の「出雲半島風景」。前者はある百貨店の展覧会で妻が「こころ救われ」て手に入れた絵、後者は叔父の形見分けに貰った絵。いずれも思い出深い貴重な作品です。...
View Articleかんわきゅうだい 38-2 (明日に架ける橋)
(左)吉田博「光る海」。ダイアナ妃が愛した木版画。光の芸術。(中)QPによる向日葵とお地蔵さんと蜻蛉の優しい世界。(右)米子道「蒜山」の樹と空と雲。心を映し様々な表情を醸す。 たくさんのコメントをくださりありがとうございました。各々にコメントをお返しさせていただくところ、「かんわきゅうだい38-2」とし、「The Sound Of...
View Articleかんわきゅうだい 39 (叔母の旅立ち)
あまりに急な叔母の旅立ち 19日、叔母が亡くなったと聞き帰省しました。先月訪ねた時、いつもと変わらず快活にあれこれ話をしていました。つい十日ほど前には、いつものように特に用件もない電話があったばかりです。病気をしていたわけでもなく余りに急な旅立ちでした。...
View Articleかんわきゅうだい 40 ( 美しい 暮しの手帖 )
NHK朝ドラ 「とと姉ちゃん」。たまに見る程度でしたが、「暮しの手帖」(ドラマでは「あなたの暮し」)が登場するあたりからよく見るようになりました。ものごころつく頃からわが家にいつもあった雑誌でしたから、私も何気に読んでいました。 ドラマの各シーンに、さり気なく 「良き昭和」...
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