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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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かんわきゅうだい 38-2 (明日に架ける橋)

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 (左)吉田博「光る海」。ダイアナ妃が愛した木版画。光の芸術。(中)QPによる向日葵とお地蔵さんと蜻蛉の優しい世界。(右)米子道「蒜山」の樹と空と雲。心を映し様々な表情を醸す。

 たくさんのコメントをくださりありがとうございました。各々にコメントをお返しさせていただくところ、「かんわきゅうだい38-2」とし、「The Sound Of Silence」を「明日に架ける橋」として感謝をこめてまとめさせていただきました。

 二つの絵と一つの刺繍
  【リーのママさん】 いい絵ですね。心が救われる、そういう絵に出会えるって素敵です。我が家のリビングには、卒業制作で描いたテンペラ技法のボッチェルニの聖母の模写がかかっています。絵を描かないで過ごしてきましたが、多分時間があっても絵は描かないと思います。
  落ち込んでいる時に偶々出遭った展覧会で見つけた作品。約定!してから「買ってもいいですね」▼ボッティチェリ。ウフィッツィで「ヴィーナスの誕生」を見て、人間らしさを究めようとしたルネサンスの息吹を感じました▼画家は私には「魔法使い」。神さまが描かせている? きっとまたママさんが絵を描く時が訪れましょう。
 【sachiさん】 奥様の『こころを救われた』絵画。叔父様の絵画。絵や歌は、こころを穏やかにしてくれることを、病気になり知りました。
  帰阪して友人の画家が出品している「日洋展」(大阪市立美術館)へ。いずれも圧倒的な量感、力感でした。絵や歌にこころ穏やかにされる感受性、それもまた免疫力となって病にうちかつ威力になります。こころ燃やしがんばりましょう。
 【mokaさん】 絵や作品、歌などは後々になって、
それぞれに触れる度、思い出が蘇りますよね。わが家のリビングには、娘が幼稚園時代に書いた絵が飾ってあります。あの頃は素直で愛らしかったのに…今ではクソ生意気に成長しました。
  お嬢さんはmokaさんの(おつれあいとの)最高傑作。mokaさんにとって芸術を超える存在!でしょう。そのお嬢さんが生み出した絵、リビングにふさわしい超一級品です。それにしても「クソ生意気」などと美しいmokaさんが仰ると、ひっくり返りますや内科医!
 【六花さん】 二枚の絵に癒やされました。大切な絵ですね。そしてお母さまの刺繍 ステキ!です。
  「ポントワース風景」に描かれた「水」が居間を流れ「花」が居間を飾り、叔父の絵には叔父の優しい眼差しを感じます。母はなぜか刺繍が好きで、まるで精神安定剤。芸術的な才能はありませんが、自分の心をアートにする?才能はあると思います。
 【Rarudoさん】 奥様が買い求められた穏やかな絵にも、お母様が一針一針心を込めて完成された色鮮やかな刺繍にも、その人らしさがにじみ出ていてびっくりしています。
  売約済でも展覧会が終わるまで掲示されます。どんな絵か知らず展覧会に行き、数ある作品の中で、これだ!とすぐわかりました。なお母の刺繍には幼い子ども達を描いたものが多く、鳥や葉を描いた数少ない小品(15cm四方)です。
 【コンちゃん】 ことりと、木の葉と、木の実と、何を思いながら一刺し一刺しされたのでしょう。見ればその頃のご自分を思い出しておられたことでしょうね。
  木の葉とか木の実は兎も角、小鳥は意外でした。母自身、意外かもしれません。自然界に関心が向く気質の人ではない、と思っていましたけどねぇ。吉田博...録画していた「日曜美術館」を見て、とても好きになりました。
 【mikihanaさん】 どちらも心落ち着く絵です。
  際立つテーマ性のない世界にこそ!存在する光景でしょうか。人生にあって、ある年齢まで(意識しては)出遭えない光景であるように思います。

 「少し疲れた」私に...
 【うららさん】 某医さんのお疲れが少しでもとれますように。おもしろいこと言ってまた私をコメント返しで困らせてくださいねぇ。
  まるで滓のように心の底に溜まっている...そんな疲労感でしょうか▼面白いって、なでしこさんもそうですけど、お互いサマ!ではありませんか!
 【mokaさん】 ご無理せず、時には立ち止まる時間も必要ですよね。またデ某さんの楽しいコメントで楽しませて下さいね。その日が来るまで、気長〜〜〜に待っています。
  あまりに気軽に「疲れた」なんて言ってはなりませんね。疲れていることは疲れていますけど、某総理が原発について「Under Control」と言った言葉よりは自己管理できる筈ですから。またお訪ねしコメントさせていただきますので気短かに?お待ち下さい。
 【六花さん】 お気持ち、いまは理解できるような状況にいます。
  ブログを書くことも コメントを書くことも コメレスも すべて自らの為す世界。だからこそ仕事以上にたいせつに思うことが少なくありません。疲れは 新しいエネルギーを求める「飢餓」のようなものかもしれませんね。
 【お母ちゃんさん】(ブログ、些か疲れました。休む潮時かな)... デ某様そのようになさるが宜しくないでしょうか。コメントの細部にまで繊細で優しさの深淵を綴られジョークも交えながらも自分を律してブログへ向かっていらっしゃいました。
  コメントのやりとりにこそブログのエッセンスがあるように思っています。稀に、意とするところが伝わらなくて凹むこともありますけど...。言葉は万能ではありませんから時に意を離れるのも仕様がありませんね。
 【Rarudoさん】 デ某さんもおつかれのご様子なので、しばし夏休みをとられて鋭気を養ってください> ね。また元気になって戻ってこられるのを待っていますから。
  今、ゆったりしています。ゆったりし過ぎて、身も心も頭も...なまりそうです。「なまり」が「なまけ」にならないようにしたいと思います。
 【沙羅さん】 このブログの素敵な記事を書くのにどれだけのエネルギーが要るのか、一人ひとりへの返事を丁寧に書くエネルギーも相当なもの。しばらくブログはお休みされて鋭気を養ってください。 
  書く読む交わう...ブログは私の日々のメリハリかな、エネルギーは使いますし疲れますけど...。自分自身にあうリズムと感覚(間隔!)を見つけなければなりませんね。
 【SORAさん】 ブログ・介護・私生活?色々ありますからお疲れが溜まりましたか? あらゆる場面で色んな事を考えさせられますね。ゆっくりして下さいね。デ某ワールド炸裂するまで静かに待っています。
  ブログに向き合う時間は、自分自身に向き合う時間だと思っていました。が、自分自身から離れる時空でもあったようです。ですから時々ブログから離れることも必要かなぁと思っています。 え? 炸裂? 自爆!しないよう ゆっくりゆらゆら咲裂!します。
 【Anneさん】 ブログ、私も最近はサボってます。自分のブログなので...止めたければ止めるつもりです。ご自身の心に正直に...書いてみるので良いと思います。ゆっくり休養されてくださいね! 
  仰るとおりです。でもね、わが力には難しいとわかっていても「独りよがりになるまい」と心を砕き、「誰かの力になれれば」と高みを目指してしまうんですね

 「The Sound Of Silence」の世界
 【うららさん】 ♪サウンド・オブ・サイレンス♪はそういう内容だったんですね。
  はい。そういう内容でした(笑) でも映画が上映された当時は歌詞など考えもしませんでしたね。ただただ二人の一途の愛に憧れて...。うららさんもそういう青春時代をふり返り懐かしまれていることでしょう、うらら うらら うらうらと...
 https://www.youtube.com/watch?v=qsprkHobiyg
 【Rarudoさん】 サウンドオブサイレンスの歌詞は私もつい最近知りました。曲の美しさと歌詞の空虚さが、あの名作「卒業」を生み出したのですね。彼と花嫁とその母ミセス・ロビンソン、ラストシーンはあまりにも有名ですが、彼らに未来はあるのでしょうか。重いストーリーと歌詞でしたね。
  プールのシーンやベンが教会に走るシーンなど映画の技法としても斬新でした。S&Gの歌がどのシーンでも印象的で「Mrs.Robinson」の一節 “Jesus loves you more than you will known.” は人生の様々なシーンで(腎がんの手術に際しても)私の心を鼓舞してくれました。原題も邦題も「卒業(The Graduate)」ですが、1970年頃に観て感じた「卒業」の意を今はもっと深くリアルに解する私がいます。
 【Anneさん】 「The Sound Of Scilence」はあまりにも有名で自然に聞く機会も多く馴染のある曲ですけれど、歌詞を気にしたことはありませんでした。
  日本語の歌の場合は兎も角、英語の場合はやはり歌詞は「しばらく後になって」。詞と曲が一体の日本の歌と較べ洋楽は詞と曲にかなり乖離があります。それが訳する場合の難しさで、全体の意をもとに大胆に意訳しなければなりません。でも「全体の意」に心の琴線が触れたとき、明るい光をみる思いがいたします。


                 I.Konada画伯の描いた弓が浜と出雲半島(絵葉書より)

 父のこと 母のこと
 【sachiさん】 御母様も御父様も近くで、嬉しいく過ごされていることでしょうね。
  母は 毎朝 起きるとまず父の部屋に行き声をかけ脚をマッサージするそうです。それが「安心」...文字通り 心安らぐことのようです。
 【六花さん】 お父さま...出来るだけともに過ごして下さいネ。思いの丈を尽くしても相手の死から残されるのは...後悔と深い喪失感だけです。時間と共に消え去る哀しみは無く 乗り越えるすべもないのが 愛する人の死です。
  呼吸している様子をじっと見ているだけで はらはら泣いてしまいます。いま父が精いっぱい醸しているオーラによるのでしょうか。あれこれ様々な想定がこれでもかと脳裏を駆け巡ります。何もかも想像の範囲内のようであり想像を超えるようでもあります。
 それにしても六花さん、「乗り越えるすべ」もありませんか・・・。乗り越えられずとも時空に心と身を乗せ現世を流れましょう。もう少し時がたてばもっと気の利いたことが言えるかもしれませんが、今はこれが精一杯...したっけねぇ~
 【お母ちゃんさん】 お父上の状態 この夏を乗り越えられるか...この夏 気が抜けませんね。
  郷里の気温は22℃~28℃前後。私にはとても過ごしやすい気候も父の身には堪えているようです。掛かりつけ医が隔日に往診してくださるため安心していますが、病状については「生命力の問題」「神さまの領域かなぁ」と。
 【コンちゃん】 私も流動食もままならない父の介護に通ってます。離れてると気になって仕方がありません。順番ですね。
  祇園精舎の鐘の音も真夏の空の下の人間の営みも何もかも諸行無常の響あり。コンちゃんもほんとうによくがんばっていらっしゃいますね。
 【沙羅さん】 お父様のことが心配ですね。どうぞご両親の介護に集中さなってください。
  戦争に狩り出され、戦後の貧しさの中で家族を支えてきた父には、あるいは今がいちばん安らぎの時なのかもしれません▼私の場合、直かに介護することは殆どありません。周りでただただ気を揉むばかりです。
 【デスタントドラムスさん】 我が母に私は...嚥下困難者のための食品を食べさせてあげることで、嚥下が回復しました。嚥下困難になって半年、家族と母でがんばりました。 
  スタッフの方が声をかけたり頬をなでたりしながらスプーンを差し出すのですが、ぎゅっと口を固く閉じると、どうしようもないようです。でも 点滴で栄養等を入れると身体が反応し吸収しようとする意欲を喚びます。人間の究極の一面に触れ、心がふるえます▼嚥下についてはグループホームの母体の福祉法人で研究されています。私自身が調べた方法もありますが、今はスタッフを信頼して見守っているところです。
 【Anneさん】 お父様とお母様が同じグループホームで過ごされているようで本当に良かったですね!
  父のことでホームのスタッフに何かとうるさく注文をつけていた母でしたから、私自身は「あり得ない」ことと思っていました。施設の主任さんが病院まで来られ「ウチにいらっしゃいませんか」と仰ったときは耳を疑いました。本当に奇蹟のようでした。
 【mikihana】 お母様もお父様のそばで落ち着いた日々を過ごしていらっしゃるとのこと。お父様のご容体も心配でしょう。どうぞブログのことはしばし忘れて、ご両親様とごゆっくりお過ごしくださいませ。
  お気遣いくださりありがとうございます。何もかも「一つ!一つ!」ですね。時計のようにはまいりませんが、それでも一つ一つ...。

 それぞれに さまざまに
 【お母ちゃんさん】(>「腎がんのメモリー」を軸としています) 原点に戻られて、お命をいたわり、ストレス軽減でお過ごしください。
  原風景、原点に「腎がんのメモリー」。そこにとどまらない(それに終始しない)からこその原風景と原点であらねば...と思っていてます。
 【Rarudoさん】 お昼寝中?のシマ君のなんと愛らしいこと! それをレンズ越しに見つめるデ某さんの暖かくて優しいまなざしを感じます。
 私も術後いつまでも続く身体の不調に不安や焦りを感じ始めています。手術の後遺症だとしてもいつかは良くなるんじゃないかと希望を持っていたんですけど、もうあきらめる潮時なのかなあ...
  いつもシマを可愛く思ってくださりとても嬉しいです。シマもつっぱってるようで未だ子どもです。「可愛い」という言葉にすぐ反応します▼私も実は身体の方々(心房細動、首・肩・腰の痛み、耳・眼・・・)不調の山です。あまりに多すぎて「潮時」がわかりません。願わくば、何でもいいですから嬉しい愉しい・・・上げ潮の潮時を見つけましょう。
 【コンちゃん】 高槻は暑いですね。梅雨も明けてセミも鳴き出して…時の移ろいは止みませんね。
  蝉...鳴いていますね。地中では長く生きる蝉たちも 地上では僅か1~2週間の生命。先日、ガレージの脇で空を向き息絶えた蝉をみて、余りに儚く哀れで、泣きました。庭の植え込みを少し深く掘り、花梨の葉を数葉添えて埋めました。

 Rarudoさんへ SORAさん
 私も日を追うごとに小さな不調が増えています。まぁ、仕方ないのかなぁ・・と思いますが、希望は捨てずに元気はつらつな自分をイメージしています。お互い焦らずぼちぼち行きましょうね。
 SORAさんへ Rarudoさん
 励ましの優しい言葉をありがとうございます。検査で異常がなく命に別状がなくてもQOLの低い生活が続くのはとても辛いです。ですが、立ち止まりながらも前を向いてぼちぼち歩いていくとしましょうかね。
  この場を通して言葉を交わされ 嬉しいです。例の寛解オフ会、ぜひ実現しましょう。


                                 わが街の夕景

 The Sound Of Silence 明日に架ける橋(Bridge Over Troubled Water)
 2009年のS&G日本公演を大阪ドームで聴きました。往年の澄んだ響きがなかったのは淋しいことでした。しかしあの時代の空気を私の中に甦らせる素晴らしい公演でした。
 『君が落ち込んで街をさ迷い 夕闇が迫ってきたら 君の傍らに僕がいてあげよう 苦しみ悶える川に架かる橋のように 君の心を支えてあげよう』



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かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f

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