高校を卒業するということは、家を出ることであり郷里を出ることでもありました。不安など欠片もありません。背に大きな翼を得て大いなる自由へと旅立つ心境でした。そのとき両親がどんな思いであったのか … やがて我が息子が家を出る日まで知る由もありませんでした。
半世紀あまり昔の郷里の海…埋立てられて今はありません。
郷里から流れついた先は京都。近畿放送ラジオ(現在の「KBS京都ラジオ」)で当時まだ40代半ばの桂米朝さんがジョッキーだった水曜夜の「センターゴールデンリクエスト」をよく聴きました。この番組の、公募の視聴者2名が生!出演する「花嫁花婿コーナー」に出たこともあります。
略して「ゴーリク」と呼ばれたこの番組のスポンサーは「玉姫殿」… 関西では有名な結婚式場です。男女各一人が花嫁花婿として番組に出演、玉姫殿レストランのフランス料理(フルコース)がギャラがわりです。が、そこはナマ番組、花嫁さんが現れない!ハプニングが起きました。
「スタジオを見たいから」と私についてきた友人が急遽!相方になりました。しかし男!ですからねぇ。「ダブル花婿コーナー」になり、若い女性といっしょに食事!という私の夢は潰えました。尤も、米朝さんもディレクターも大いに面白がり終了後「お疲れさん。良かった!」と。
高卒後、夏休みに友人達と大山キャンプ&登山。半世紀も昔ゆえモザイクな~し!(デ某は…?)
番組を盛り上げたのはリクエストに添えられたコメントでした。ペンネーム ”源三位頼政” さんなど毎回!読み上げられる有名人の端くれに私もいました。私のペンネームは話題に応じて ”星の王子さま” とか “セックスピア” とか…。どこかで聞いた!と? はい、聞いてはります。
まぁ 聞いたことはこの際!忘れてください。生きていく上で憶えていて意味のある記憶もあれば、ほとんど意味のない記憶もあります。この場合、余り意味がある記憶とは思えません。関西の昔の漫才 ”唄子啓助” の定番ギャグ「忘れようとして思い出せない」が宜しいかと存じます。
米朝さんはすでに亡く、天才!桂枝雀さんも早くに旅立ちました。「米朝」の名跡をご子息 米團治さんが継がれるのかどうかは兎も角、まだ "人間国宝" 米朝さんには遠く及ばない米團治さん曰く『兄弟子の桂ざこば・南光 両師匠にイジメ(鍛え)られています』。期待いたしましょう。
冒頭に奏でられるオートハープが印象的! 長たらしい歌詞なのに自然に憶えてしまいます。
京都出身が多い「ザ・タイガース」。三人とも京都のフォーク・クルセダース「帰ってきたヨッパライ」、五つの赤い風船「遠い世界に」は近畿放送ラジオ発! アナウンサーはニユース以外は京都弁、スポンサーも “八ツ橋”本舗 、焼肉の “天壇”、京漬物 “大安”など京都オンリー!
国連総会でカザルスが奏でたスペインの民謡「鳥の歌」。「廃墟の鳩」は日本の国会でぜひ!
毎夜、その日のニュースを斬る!番組に京都新聞の論説委員と共に出ていた土井たか子さんは、当時は同志社大学助教授。後に社会党党首、衆院議長になられるとは思いもよりませんでした。政治家としての切れ味は(私の評価では)もう一つ!ながらニュースの斬り方は見事でした。
荒野をめざした青年たちも今や老年! … しか~し! 老年はなお荒野をめざす!
毎日 深夜に放送された朗読「聊斎志異」もよく聴きました。朗読は鈴木美智子アナ。この「聊斎志異」、中国清朝時代の色っぽい話のうえ鈴木アナの声が滅茶!セクシィ。恥ずかしながら しばしば “眠れぬ夜” になりましたが、或る日この鈴木アナを高島屋で目撃!いたしました。
当時、高島屋の北東角に近畿放送のサテライトスタジオがありました。ここからナマ放送される番組も多くガラス越しに放送の様子をリアルに視ることができます。或る夕暮れ時、このサテスタに鈴木アナが登場!ときき 飛んで行きました。そこでナマ鈴木アナを見てび~っくり!
想像はしばしばリアルとかけ離れます。深夜にラジオをとおして悶々と聴いたのは、グラマラスでセクシィで妖しい女性!でした。が、高島屋サテスタで視た鈴木アナは、ツィギーのように折れそうな痩せた女性で、ジミー・ヘンドリクス風の装い(意味…わかります?)でありました。
※ ツィギー … "小枝" のような細身のモデルさん、ジミー・ヘンドリクス … "ジミヘン(地味変)"
不思議ですね。以来、「聊斎志異」を聴いても眠れぬ夜になることはありませんでした。それから更に数年 否! 十数年後、鈴木アナは近畿放送を退社独立、関西の民放TVでお姿を拝見しました。かつてサテスタで視た鈴木アナとは一変! それはもうセクシィなオバサマでありました。
お口なおし?に フジコ・ヘミングさんの やや荒々しい!ショパン「幻想即興曲」を…
旧い思い出ばかりで申し訳ありません。先日最終回を迎えた韓ドラ「ミスティ~愛の真実~」の印象的な科白は『今を生きよ!自分の人生を生きよ!』。変えられぬ過去の思い出に浸ってばかりではいけませんが、不確実な未来より "確定した" 過去に つい!浸ってしまいます。
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
名残の季節 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce82e1c580f64c8ab8d43e2c674a481d
半世紀あまり昔の郷里の海…埋立てられて今はありません。
郷里から流れついた先は京都。近畿放送ラジオ(現在の「KBS京都ラジオ」)で当時まだ40代半ばの桂米朝さんがジョッキーだった水曜夜の「センターゴールデンリクエスト」をよく聴きました。この番組の、公募の視聴者2名が生!出演する「花嫁花婿コーナー」に出たこともあります。
略して「ゴーリク」と呼ばれたこの番組のスポンサーは「玉姫殿」… 関西では有名な結婚式場です。男女各一人が花嫁花婿として番組に出演、玉姫殿レストランのフランス料理(フルコース)がギャラがわりです。が、そこはナマ番組、花嫁さんが現れない!ハプニングが起きました。
「スタジオを見たいから」と私についてきた友人が急遽!相方になりました。しかし男!ですからねぇ。「ダブル花婿コーナー」になり、若い女性といっしょに食事!という私の夢は潰えました。尤も、米朝さんもディレクターも大いに面白がり終了後「お疲れさん。良かった!」と。
高卒後、夏休みに友人達と大山キャンプ&登山。半世紀も昔ゆえモザイクな~し!(デ某は…?)
番組を盛り上げたのはリクエストに添えられたコメントでした。ペンネーム ”源三位頼政” さんなど毎回!読み上げられる有名人の端くれに私もいました。私のペンネームは話題に応じて ”星の王子さま” とか “セックスピア” とか…。どこかで聞いた!と? はい、聞いてはります。
まぁ 聞いたことはこの際!忘れてください。生きていく上で憶えていて意味のある記憶もあれば、ほとんど意味のない記憶もあります。この場合、余り意味がある記憶とは思えません。関西の昔の漫才 ”唄子啓助” の定番ギャグ「忘れようとして思い出せない」が宜しいかと存じます。
米朝さんはすでに亡く、天才!桂枝雀さんも早くに旅立ちました。「米朝」の名跡をご子息 米團治さんが継がれるのかどうかは兎も角、まだ "人間国宝" 米朝さんには遠く及ばない米團治さん曰く『兄弟子の桂ざこば・南光 両師匠にイジメ(鍛え)られています』。期待いたしましょう。
冒頭に奏でられるオートハープが印象的! 長たらしい歌詞なのに自然に憶えてしまいます。
京都出身が多い「ザ・タイガース」。三人とも京都のフォーク・クルセダース「帰ってきたヨッパライ」、五つの赤い風船「遠い世界に」は近畿放送ラジオ発! アナウンサーはニユース以外は京都弁、スポンサーも “八ツ橋”本舗 、焼肉の “天壇”、京漬物 “大安”など京都オンリー!
国連総会でカザルスが奏でたスペインの民謡「鳥の歌」。「廃墟の鳩」は日本の国会でぜひ!
毎夜、その日のニュースを斬る!番組に京都新聞の論説委員と共に出ていた土井たか子さんは、当時は同志社大学助教授。後に社会党党首、衆院議長になられるとは思いもよりませんでした。政治家としての切れ味は(私の評価では)もう一つ!ながらニュースの斬り方は見事でした。
荒野をめざした青年たちも今や老年! … しか~し! 老年はなお荒野をめざす!
毎日 深夜に放送された朗読「聊斎志異」もよく聴きました。朗読は鈴木美智子アナ。この「聊斎志異」、中国清朝時代の色っぽい話のうえ鈴木アナの声が滅茶!セクシィ。恥ずかしながら しばしば “眠れぬ夜” になりましたが、或る日この鈴木アナを高島屋で目撃!いたしました。
当時、高島屋の北東角に近畿放送のサテライトスタジオがありました。ここからナマ放送される番組も多くガラス越しに放送の様子をリアルに視ることができます。或る夕暮れ時、このサテスタに鈴木アナが登場!ときき 飛んで行きました。そこでナマ鈴木アナを見てび~っくり!
想像はしばしばリアルとかけ離れます。深夜にラジオをとおして悶々と聴いたのは、グラマラスでセクシィで妖しい女性!でした。が、高島屋サテスタで視た鈴木アナは、ツィギーのように折れそうな痩せた女性で、ジミー・ヘンドリクス風の装い(意味…わかります?)でありました。
※ ツィギー … "小枝" のような細身のモデルさん、ジミー・ヘンドリクス … "ジミヘン(地味変)"
不思議ですね。以来、「聊斎志異」を聴いても眠れぬ夜になることはありませんでした。それから更に数年 否! 十数年後、鈴木アナは近畿放送を退社独立、関西の民放TVでお姿を拝見しました。かつてサテスタで視た鈴木アナとは一変! それはもうセクシィなオバサマでありました。
お口なおし?に フジコ・ヘミングさんの やや荒々しい!ショパン「幻想即興曲」を…
旧い思い出ばかりで申し訳ありません。先日最終回を迎えた韓ドラ「ミスティ~愛の真実~」の印象的な科白は『今を生きよ!自分の人生を生きよ!』。変えられぬ過去の思い出に浸ってばかりではいけませんが、不確実な未来より "確定した" 過去に つい!浸ってしまいます。
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
名残の季節 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce82e1c580f64c8ab8d43e2c674a481d