吾輩のブログは実に166回に及ぶ。最新のブログ記は今年3月26日、佐藤愛子さんの怪作!「こんな風に死にたい」に触発されたものであった。まぁ人間で言えば既に古希を過ぎ老境に入りつつある吾輩、死生観を深める時期にある、と言うことである。
死生観を深めつつも食欲を深めることを忘れてはならない。福岡伸一さんによれば(※)食べたものは分子レベルで刻々変化、半年もすれば概ね別人!になる由。たぶん猫はもっと早く別猫になる。その根源が食物とあればお上品ぶって食欲をバカにしてはならぬ。
※福岡伸一「最期の講義」 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce07e2376bf140f159d11a5b65294a21
最近の吾輩の食指を誘うのはカーネーション。主人の息子(と言うよりお嫁さん)から細君に贈られたカーネーションに吾輩の身体がビンビン反応、むしゃぶりつくようにとびかかるや、細君、『シマ~! ダメ~! ヤメテ~!』と叫び吾輩を抱きかかえにきた。
細君によれば「猫には毒」の花で、下痢・嘔吐を催し皮膚炎を起こす由。まあ程度としては軽症らしいが「毒は毒やからね、ダメよ」と。そう言われても吾輩の中枢神経が「止まらない」のを見た細君、遂にカーネーションをトイレにもって行ってしまった。
はじめにカーネーションが置かれていたのは居間のキュリオケースの上。その残り香が漂うものだから、つい!吾輩はその場所に佇むことになる。せめてマタタビの粉末でもサービスしてほしいところだが、細君「今、ちょうどなくなったのよねぇ」。
まあ仕様がないから 今を盛り!と咲き誇る庭の薔薇でも眺めるほか有馬温泉・・・なんて主人のギャグなどかますほかない。それにしても薔薇の勢いの凄いこと! つい先日「いっぺんに蕾が膨らんできたなぁ」と思っていたのに、我れ先に!と花開きはじめた。
群れていても一つひとつそれとなく個性を感じる。群れる人間たちより品がある!所以であろう。勿論!群れず孤高を誇る・・・否! 華麗に咲き誇る一輪も素晴らしい。匂いがまたセクシュアルである。五月の風にのって網戸越しに舞い込む香に吾輩めろめろ也。
薔薇の絵や写真はふんだんにあるのに、なぜか歌曲は少ない。「The Rose」という素晴らし歌はあるものの日本の歌で真っ先に浮かぶのが「バラが咲いた」では哀しい。「百万本のバラ」は名曲であるが、ラトビアの原曲によるもので薔薇とは無縁である。
ならば! ジュリー・ロンドンで「酒とバラの日々」を。原題は スバリ「Days of Wine and Roses」。1962年に映画化され、その年のアカデミー歌曲賞に輝いた。ジャズとして歌い継がれ、主人は学生時代にヘレン・メリルの生!を聴いたと自慢している。
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【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
死生観を深めつつも食欲を深めることを忘れてはならない。福岡伸一さんによれば(※)食べたものは分子レベルで刻々変化、半年もすれば概ね別人!になる由。たぶん猫はもっと早く別猫になる。その根源が食物とあればお上品ぶって食欲をバカにしてはならぬ。
※福岡伸一「最期の講義」 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce07e2376bf140f159d11a5b65294a21
最近の吾輩の食指を誘うのはカーネーション。主人の息子(と言うよりお嫁さん)から細君に贈られたカーネーションに吾輩の身体がビンビン反応、むしゃぶりつくようにとびかかるや、細君、『シマ~! ダメ~! ヤメテ~!』と叫び吾輩を抱きかかえにきた。
細君によれば「猫には毒」の花で、下痢・嘔吐を催し皮膚炎を起こす由。まあ程度としては軽症らしいが「毒は毒やからね、ダメよ」と。そう言われても吾輩の中枢神経が「止まらない」のを見た細君、遂にカーネーションをトイレにもって行ってしまった。
はじめにカーネーションが置かれていたのは居間のキュリオケースの上。その残り香が漂うものだから、つい!吾輩はその場所に佇むことになる。せめてマタタビの粉末でもサービスしてほしいところだが、細君「今、ちょうどなくなったのよねぇ」。
まあ仕様がないから 今を盛り!と咲き誇る庭の薔薇でも眺めるほか有馬温泉・・・なんて主人のギャグなどかますほかない。それにしても薔薇の勢いの凄いこと! つい先日「いっぺんに蕾が膨らんできたなぁ」と思っていたのに、我れ先に!と花開きはじめた。
群れていても一つひとつそれとなく個性を感じる。群れる人間たちより品がある!所以であろう。勿論!群れず孤高を誇る・・・否! 華麗に咲き誇る一輪も素晴らしい。匂いがまたセクシュアルである。五月の風にのって網戸越しに舞い込む香に吾輩めろめろ也。
薔薇の絵や写真はふんだんにあるのに、なぜか歌曲は少ない。「The Rose」という素晴らし歌はあるものの日本の歌で真っ先に浮かぶのが「バラが咲いた」では哀しい。「百万本のバラ」は名曲であるが、ラトビアの原曲によるもので薔薇とは無縁である。
ならば! ジュリー・ロンドンで「酒とバラの日々」を。原題は スバリ「Days of Wine and Roses」。1962年に映画化され、その年のアカデミー歌曲賞に輝いた。ジャズとして歌い継がれ、主人は学生時代にヘレン・メリルの生!を聴いたと自慢している。
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吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
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