NHKの朝ドラ「まんぷく」。視ていませんでしたが、年末に前半の総集編が放送されました。「みんなが面白い!言うんならどう面白いか視てやろやないか」と見れば・・・日本経済の高度成長期の大阪を舞台に展開される物語。つい!視てしまいましたや内科医!
その話題は取り敢えず置いて15日の腎がん術後7年半検診について記します。とは言え主治医はこの日は出張の由、「代診の〇〇です」と切りだした若い先生はレジデント(専門研修医)と覚しき方。訊こうと思っていた気になることを訊かない口実になりました
「まんぷく」のシーン。味噌汁にご飯の朝食はテーブルで。和服姿も...まさに昭和30~40年代!
そもそもこの日はCT検査はありません。術後5年をクリアー後も検診は半年毎にあるもののCTは年1回だけになっています。日頃気になることを気軽に訊ける場ではありますが・・・なんだかね、気勢をそがれて「ま、いいっかぁ!」と日和ってしまいました。
採血・採尿は診察の僅か1時間ほど前ながら、早くも結果のプリントを渡されました。「総じて問題はありませんが、腎機能がちょっと低いですね」と。腎がんキャリアなら誰でも言われなくてもわかります!と言いたいけど、可愛くないから・・・言いません。
「H」マークがついたのは BUN(尿素窒素)、CRE(クレアチニン)のほか、MPVとBasでした。大した数値ではないもののHになったのは初めてなので「MPVって何ですか?」と訊くと「ま、どうってことない項目です」としどろもどろ・・・(ご存じなかったとか?)
BUNは25(標準7~20)、CREは1.1(標準0.3~1.1)。性別・年齢を考慮した腎機能の数値eGFRは52.7(最低「60」が望ましい)。最悪ですが、これまでも時期により変動していました。まずまずの数値は「Lymph%」36・・・30超でがん細胞は死滅します。
「あさイチ」・・・乳がんの二度の再発を経た生稲晃子さんと、長女を事故で喪くした風見しんごさん。
そもそも「まんぷく」と腎がんの術後検診がナゼかぶる!のか?「まんぷく」を視るとつい!その後の「あさイチ」を視てしまいます。その「あさイチ」の話題がPTG・・・Post Traumatic Growth(心的外傷後成長)・・・トラウマを超えて人間的に成長する!でした。
PTGは初めて聞く言葉でしたが、すい臓がんの手術を経て経過観察中の女性が語るところ※①が私の現在に至る心境に重なり、阪神淡路大震災の医療現場で対応した医師が生死を分けるぎりぎりの体験を経て現在に至る姿※②もまさにPTGそのものでした。
※①『膵臓がんの手術を受け生還しました。転移しやすいがんで不安だけど、私より重い患者さんを思うと私なんか大したことない、辛いなんて思ってはいけないと思った』『でも自分の不安を小さいものだと決めつけず、相談できるところがあれば行ってほしい』。
『ひとには何でも相談しなさいと言っているのに、自分のことでは忘れていた。不安や悩みをすべて言葉にし外に出すことで、すっと心が軽くなるとわかった。まだ不安がなくなったとは言えないけど、不安だからこそ日常の中に優しさ、癒しを見つけられる』。
※②『大震災のときは心肺停止で運ばれてくる方がたくさんいた。手分けして蘇生術を施していたら、全体を指揮する医師が、心肺停止して15分以上たったらストップ、やめろ!と』『え?やめるの?やめてえぇの?と思ったけど、それが大震災の現場やった』。
『助けられない命は助けない、助かる命をたくさん助ける、それが大震災の現場。なんとしても助けようとする普段の医療とはちがう。簡単にはわからない。震災から数年、ルミナリエに涙があふれた。助けられなかった命を忘れまいと毎年ルミナリエに行く』。
竹内まりや「いのちの歌」
小野リサ ヴァージョン・・・https://www.youtube.com/watch?v=MIzApafL-UE
生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに 胸をよぎる愛しい人々のあたたかさ
この星の片隅でめぐり会えた奇跡は どんな宝石よりもたいせつな宝物
泣きたい日もある 絶望に嘆く日も そんな時そばにいて寄り添うあなたの影
二人で歌えば懐かしくよみがえる ふるさとの夕焼けの優しいあのぬくもり
本当に大事なものは隠れて見えない ささやかすぎる日々の中にかけがえない喜びがある
いつかは誰でも この星にさよならをする時が来るけれど 命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらえたこと 出会ったこと 笑ったこと
そのすべてにありがとう この命にありがとう
にほんブログ村
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
その話題は取り敢えず置いて15日の腎がん術後7年半検診について記します。とは言え主治医はこの日は出張の由、「代診の〇〇です」と切りだした若い先生はレジデント(専門研修医)と覚しき方。訊こうと思っていた気になることを訊かない口実になりました
「まんぷく」のシーン。味噌汁にご飯の朝食はテーブルで。和服姿も...まさに昭和30~40年代!
そもそもこの日はCT検査はありません。術後5年をクリアー後も検診は半年毎にあるもののCTは年1回だけになっています。日頃気になることを気軽に訊ける場ではありますが・・・なんだかね、気勢をそがれて「ま、いいっかぁ!」と日和ってしまいました。
採血・採尿は診察の僅か1時間ほど前ながら、早くも結果のプリントを渡されました。「総じて問題はありませんが、腎機能がちょっと低いですね」と。腎がんキャリアなら誰でも言われなくてもわかります!と言いたいけど、可愛くないから・・・言いません。
「H」マークがついたのは BUN(尿素窒素)、CRE(クレアチニン)のほか、MPVとBasでした。大した数値ではないもののHになったのは初めてなので「MPVって何ですか?」と訊くと「ま、どうってことない項目です」としどろもどろ・・・(ご存じなかったとか?)
BUNは25(標準7~20)、CREは1.1(標準0.3~1.1)。性別・年齢を考慮した腎機能の数値eGFRは52.7(最低「60」が望ましい)。最悪ですが、これまでも時期により変動していました。まずまずの数値は「Lymph%」36・・・30超でがん細胞は死滅します。
「あさイチ」・・・乳がんの二度の再発を経た生稲晃子さんと、長女を事故で喪くした風見しんごさん。
そもそも「まんぷく」と腎がんの術後検診がナゼかぶる!のか?「まんぷく」を視るとつい!その後の「あさイチ」を視てしまいます。その「あさイチ」の話題がPTG・・・Post Traumatic Growth(心的外傷後成長)・・・トラウマを超えて人間的に成長する!でした。
PTGは初めて聞く言葉でしたが、すい臓がんの手術を経て経過観察中の女性が語るところ※①が私の現在に至る心境に重なり、阪神淡路大震災の医療現場で対応した医師が生死を分けるぎりぎりの体験を経て現在に至る姿※②もまさにPTGそのものでした。
※①『膵臓がんの手術を受け生還しました。転移しやすいがんで不安だけど、私より重い患者さんを思うと私なんか大したことない、辛いなんて思ってはいけないと思った』『でも自分の不安を小さいものだと決めつけず、相談できるところがあれば行ってほしい』。
『ひとには何でも相談しなさいと言っているのに、自分のことでは忘れていた。不安や悩みをすべて言葉にし外に出すことで、すっと心が軽くなるとわかった。まだ不安がなくなったとは言えないけど、不安だからこそ日常の中に優しさ、癒しを見つけられる』。
※②『大震災のときは心肺停止で運ばれてくる方がたくさんいた。手分けして蘇生術を施していたら、全体を指揮する医師が、心肺停止して15分以上たったらストップ、やめろ!と』『え?やめるの?やめてえぇの?と思ったけど、それが大震災の現場やった』。
『助けられない命は助けない、助かる命をたくさん助ける、それが大震災の現場。なんとしても助けようとする普段の医療とはちがう。簡単にはわからない。震災から数年、ルミナリエに涙があふれた。助けられなかった命を忘れまいと毎年ルミナリエに行く』。
竹内まりや「いのちの歌」
小野リサ ヴァージョン・・・https://www.youtube.com/watch?v=MIzApafL-UE
生きてゆくことの意味 問いかけるそのたびに 胸をよぎる愛しい人々のあたたかさ
この星の片隅でめぐり会えた奇跡は どんな宝石よりもたいせつな宝物
泣きたい日もある 絶望に嘆く日も そんな時そばにいて寄り添うあなたの影
二人で歌えば懐かしくよみがえる ふるさとの夕焼けの優しいあのぬくもり
本当に大事なものは隠れて見えない ささやかすぎる日々の中にかけがえない喜びがある
いつかは誰でも この星にさよならをする時が来るけれど 命は継がれてゆく
生まれてきたこと 育ててもらえたこと 出会ったこと 笑ったこと
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吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
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吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c