正月は映画、音楽、ドラマ・・・片っ端から録画しては10分ほど視て消去しました。最後まで印象深く視たのはウィーン フィル「ニューイヤー コンサート」。NHK「モンローが死んだ日」も興味深い連ドラで、全4回の最終回は明27日(日)夜9時~です。
元旦の放送ながら、もう You tube.にUPされていました。初登場のクリスティアン・ティーレマンは、如何にも!由緒正しい?指揮。この日に向けて指揮者、楽団長、コンサートマスターはじめ主だった人々が夏から選曲を始め、全十数曲を練り上げた由。
楽友協会ホールは華やかなシャンデリアに加え市役所(庭園局)が総力を挙げて飾りつける生花も豪華絢爛を演出します。日本の紅白歌合戦が落ち目?の一方、ニューイヤーコンサートは全世界に放映され4億人が視聴します。さすが!と言う他ありまセーヌ河。
【左】チェリストは「四季のうた」風に言えば、心深き人。男性のチェリスト、シューベルトに似てる?
【右】一流の交響楽団のヴァイオリニストは容貌も雰囲気も一流。右の女性、カトリーヌ・ドヌーブ風?
【左】ワルツが中心ですからピッコロ・フルートは目立ちます。フルートの女性、ステキ過ぎま~す!
【右】ファゴットとオーボエの区別が・・・。バスーン?の女性もステキ過ぎま~す!(ドコ視てるやら)
美しい花に囲まれたハープ、美しいプレーヤーが奏でる美しく優雅な調べ・・・醍醐味です。
それにしてもこれだけの一流オケがヤル気満々且つ愉しくて仕様がない様子も・・・醍醐味です。
フィナーレはやっぱりラデツキー行進曲! ティーレマンさん、指揮者冥利につきるでしょうねぇ。
さてこのブログ記のタイトル「一つの話には裏と表がある」。愉しいニューイヤー・コンサートの後には小池真理子原作のミステリアスな連ドラ「モンローが死んだ日」。小池真理子なる小説家の名は知っていましたが、この方の書を一冊も読んでいません。
このドラマに登場する猫2匹の名前は「シマ」と「トビー」。わが家のシマジロウと同じ名・・・たったそれだけで録画を消去しなかった、と言えばこのブログ記が軽く思われてしまいそうですが、実はそのとおりです。須らくそんなものかもしれませんねぇ・・・。
軽井沢・花折にある大作家の文学記念館に勤める幸村鏡子(鈴木京香)と、横浜と花折の診療所を掛け持ちする精神科医高橋智之(草刈正雄)。患者と医師の関係はやがて男と女の関係へ・・・ではありますが、そんなお決まりの展開ではなさそうなところに惹かれます。
冒頭に、あるいは各回のエンディングに意味深のモノローグ(独白)が挿入されます。
『人は誰しも平等に孤独を感じる心を与えられている。』『なにを手に入れ、誰に愛されればあの痛みから人は解放されるのだろう。』
そしてタイトルにある「マリリン(モンロー)」についても・・・。
『マリリンは36歳でこの世を去った、事故か自殺か他殺か・・・。』『マリリンには専属の精神分析医がいた。二人は患者と医師を超えた深い関係だったと噂されている。』『世界中を魅了したこの女性は、精神分析医に何を話し何を求めたのか。』『人の心は見えない。見えないものを救えるのは誰なのか。医師か家族か恋人か、それとも・・・。』『人はみな孤独の中で生きている。』
アイガー北壁で滑落し2年余を宙吊りのまま放置された登山家の写真(1957年、実際に起きた事故)を見て以来、鏡子は気分が滅入るとその光景が浮かびます。遂には深夜うなされるようになり、友人の奨めで花折診療所の精神科高橋医師の診察を受けます。
鏡子の話を聞いて、女の子を抱いて海の底に沈むという幻覚をもっている高橋医師は驚きますが、勿論!それは言いません。やがて鏡子が快方に向かい治療は終わりますが、或る日、高橋が鏡子の勤める文学記念館を訪れたことから、新たな展開が始まります。
【独白】『人はみな孤独の中で生きている。けれどもたとえ目の前が暗闇でも、隣でそっと手を握ってくれる人がいれば、また光をめざして歩けるのかもしれない。』
第一回のサブタイトルは「光をくれた医師」。第二回は「光と影の恋」。第三回は「秘密」。突然、鏡子の前から高橋が消え、第四回(最終回:1月27日夜10時)へ。
【独白】『空が青い。雲ひとつない日は、どこにも隠れる場所がない気がして居心地が悪い。』『隠し事のない人間などいない。見えている部分と、そうでない部分。表の顔と裏の顔。裏を覗こうとすれば表が見えなくなり、表だけを見ていると裏は見えない。』『ひとつの話には必ず裏と表がある。裏と表を同時に見ることは出来ない。』『だったら同時に見ようとしなければいい。表を見てからひっくり返せばいい。必ずそこに裏がある。』
鏡子は、横浜の総合病院のHPで精神科の担当医に「高橋智之」の名を見つけ駆けつけます。しかし「Dr.高橋智之」の名札が架けられた診察室に入ると、そこにはまるで見たこともない医師が・・・。「ちがう! あなたじゃない! あなたはいったい誰!?」。
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吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
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閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
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