サッカー・ワールドカップ第一次予選の豪州戦。私は、負けないまでも引分けと予想した。最終戦のアウェーとなる対サウジ戦は、勝てば予選突破!のサウジが選手・観客そして審判も味方につけて日本を破ると・・・。豪州は、最終戦の相手が格下のタイ、間違いなく勝つ。結果、日本は勝ち点1差でワールドカップ出場ならず!・・・そう考えていた。
日本代表監督ハリルホジッチも私と同じ懸念をもっていたのではないか。ジーコもトルシエもどこか日本を見下していた気がするが、オシムとハリル(どちらも旧ユーゴ出身)にはそんな見下ろした視線を感じなかった。真摯なその態度は、ラグビーの日本代表監督をつとめたエディー・ジョーンズに似ていると思ったし、指導者に必須の人間性を見た。
劣る体幹をパスでつなぐ日本流。ハリルはそこに捕われなかった。一方、フォーメーションと調子の良い選手を重視した。いつも最悪!を考える彼の性格ゆえ表情はいつも険しかった。豪州戦は勝てない・・・彼の内なる悲観を選手が突き破った。突き破ったのはハリルだからこそ起用した若手二人だった。こんなにも泣き歓ぶハリルを私は好きになった。
私が小さかった頃、街頭パフォーマンスと言えば、チンドン屋の練り歩きやサーカス興業のピエロの宣伝ぐらいであった。いつの頃からかギターを弾きながら自作の歌を披露する光景が当たり前に増え、やがて喫茶店などを借り切ってライブ演奏をするようになった。演奏に場所を選ばなくなったのだが、それでも美術館でのコンサートは珍しい。
「夏の名残りを愉しむ」コンサートに行った。会場は知る人ぞ知る美術館・・・ロダン・ムーア・ジャコメッティら錚々たる彫刻家の作品に出逢える。外は涼やかな風が流れ美術館の白く大きなモニュメントが青空によく映える。夏が去り行き秋がしのび寄る・・・そんな弁証法的な?季節の移ろいを感じるヴァイオリンとギターによる昼下りのコンサート。
開演後は撮影できないので、開演前の光景でご想像いただきたい。プロローグはアイリッシュ民謡より「庭の千草」。なんとも美しいヴァイオリンの音色。演奏者が「余りに音響がいいので嬉しくなる」と語るほど音響の良い美術館のロビーだった。他にメンデルスゾーン「歌の翼に」、ドビュッシー「月の光」、パガニーニ「カンタービレ」など。
壁の縦長の窓から庭園の粗樫やメープルツリーが垣間見える。休憩中には庭に出て秋近し!の風と光を満喫した。後半は「今の雰囲気」を感じつつの即興演奏につづきシュトラウスのポルカ「雷鳴と電光」、ピアソラの「タンゴの歴史」より「Cafe 1930」「Nightclub 1960」など。最後に「浜辺の歌」の合唱・・・会場の皆さんの声が格別!素晴らしかった。
座席数僅か70、名の知られた方の勿体ないような貴重なコンサートだが、都合により敢えて控え目にご紹介した。この間、帯状疱疹で弱った身と、腎がんの術後6年のCT検査を控え滅入っていた心とをシャン!とさせるコンサートではあった。尤も、それだけに独りよがりのブログになり、寄せられるコメントが限られるのは仕様がないかな(笑)
Celtic Woman「The Last Rose Of Summer(庭の千草)」
イメージしていただくためにピアソラ「Night Club 1960」も・・・
【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
日本代表監督ハリルホジッチも私と同じ懸念をもっていたのではないか。ジーコもトルシエもどこか日本を見下していた気がするが、オシムとハリル(どちらも旧ユーゴ出身)にはそんな見下ろした視線を感じなかった。真摯なその態度は、ラグビーの日本代表監督をつとめたエディー・ジョーンズに似ていると思ったし、指導者に必須の人間性を見た。
劣る体幹をパスでつなぐ日本流。ハリルはそこに捕われなかった。一方、フォーメーションと調子の良い選手を重視した。いつも最悪!を考える彼の性格ゆえ表情はいつも険しかった。豪州戦は勝てない・・・彼の内なる悲観を選手が突き破った。突き破ったのはハリルだからこそ起用した若手二人だった。こんなにも泣き歓ぶハリルを私は好きになった。
私が小さかった頃、街頭パフォーマンスと言えば、チンドン屋の練り歩きやサーカス興業のピエロの宣伝ぐらいであった。いつの頃からかギターを弾きながら自作の歌を披露する光景が当たり前に増え、やがて喫茶店などを借り切ってライブ演奏をするようになった。演奏に場所を選ばなくなったのだが、それでも美術館でのコンサートは珍しい。
「夏の名残りを愉しむ」コンサートに行った。会場は知る人ぞ知る美術館・・・ロダン・ムーア・ジャコメッティら錚々たる彫刻家の作品に出逢える。外は涼やかな風が流れ美術館の白く大きなモニュメントが青空によく映える。夏が去り行き秋がしのび寄る・・・そんな弁証法的な?季節の移ろいを感じるヴァイオリンとギターによる昼下りのコンサート。
開演後は撮影できないので、開演前の光景でご想像いただきたい。プロローグはアイリッシュ民謡より「庭の千草」。なんとも美しいヴァイオリンの音色。演奏者が「余りに音響がいいので嬉しくなる」と語るほど音響の良い美術館のロビーだった。他にメンデルスゾーン「歌の翼に」、ドビュッシー「月の光」、パガニーニ「カンタービレ」など。
壁の縦長の窓から庭園の粗樫やメープルツリーが垣間見える。休憩中には庭に出て秋近し!の風と光を満喫した。後半は「今の雰囲気」を感じつつの即興演奏につづきシュトラウスのポルカ「雷鳴と電光」、ピアソラの「タンゴの歴史」より「Cafe 1930」「Nightclub 1960」など。最後に「浜辺の歌」の合唱・・・会場の皆さんの声が格別!素晴らしかった。
座席数僅か70、名の知られた方の勿体ないような貴重なコンサートだが、都合により敢えて控え目にご紹介した。この間、帯状疱疹で弱った身と、腎がんの術後6年のCT検査を控え滅入っていた心とをシャン!とさせるコンサートではあった。尤も、それだけに独りよがりのブログになり、寄せられるコメントが限られるのは仕様がないかな(笑)
Celtic Woman「The Last Rose Of Summer(庭の千草)」
イメージしていただくためにピアソラ「Night Club 1960」も・・・
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新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c