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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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そして最後に...ロンドンデリーの歌

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 佐藤しのぶさんの訃報をブログUPしたところアクセスが急増し戸惑いました。佐藤さんの紡ぐ音楽の素晴らしさとともに喪失感も...。そして昨6日、佐藤さんの 私にとっては最後の生!のステージとなったホール(大学講堂)にて関西フィルの演奏会がありました。
 ホールのロビーには来月24日にここで予定されていた「佐藤しのぶコンサート」のポスターが掲示されていました。訃報と併せてコンサート中止の旨が記され、その前で多くの方が足を止められ彼女が亡くなられたことを改めて心に刻むところとなりました。



 一点の曇りなき ハレルヤ!
 メンデルスゾーン ”結婚行進曲” を結婚式以外で聴くのは初めてです。この幸せな響きに心がなじめませんでしたが、つづくヘンデル ”ハレルヤ・コーラス” に心うたれました。
 関フィルと三十数人の少年少女合唱団の醸しだすピュアーな世界...指揮者の藤岡幸夫さんがプレ・トークで『けして悪い意味で言うのではありませんが、巧い合唱団ではない合唱団の一点の曇りなき心あらわれる演奏をおとどけします』にふさわしい合唱でした。
 なんども!なんども!繰返される「ハレルヤ」のフレーズ。いつの間にか心にハレルヤが宿り 藤岡さんの言葉どおり「一点の曇りなき心あらわれる」世界に誘われました。

 源田俊一郎「ふるさとの四季」
 今や国民歌となった「ふるさと(故郷)」。その一番に始まり「朧月夜」「村祭」「冬景色」など四季それぞれ数曲歌われ、終章に再び「ふるさと」の二番、そして三番。
 如何にいます父母/つつがなしや友がき/雨に風につけても/思いいずるふるさと...こころざしを果たして/いつの日にか帰らん/山は青きふるさと/水は清きふるさと
 観客の入り!は寂しすぎましたが(5割…かな)、合唱もオーケストラも渾身の演奏でした。そしてこれに応えた観客の鳴りやまぬ熱い拍手が印象的でした。

 スメタナ 交響詩「わが祖国」より “モルダウ”
「わが祖国」はシベリウスの交響詩「フィンランディア」と並ぶチェコの国民音楽。「モルダウ」は連作6曲中の第2曲、源流を思わせる繊細な響きはやがて大地を縫う大河へ。スメタナは作曲中に聴力を失いますが、愛国の念が魂を奮い立たせ書き上げた由。
 関フィルの演奏は客の入りにもかかわらず気魄に満ちあふれ 一つひとつの音が聴くものの心をぐいぐい惹きつけました。繰り返される最初の主題が次第に強く高らかに鳴り響き、やがて静かな流れとなった後、全楽器の一瞬!のフォルテで締め括られました。
 私が聴いたこれまでの関フィルの演奏の中で、この「モルダウ」こそ間違いなく一番!でした。指揮者も奏者も観客もそれぞれが心から響きあったひとときでした。


    3年前の関フィルの"モルダウ"ですが、今回の演奏のほうが遥かに!良かったです。

 めくるめく高揚感...ブラームス「交響曲第一番」
 妻はブラームスが大好き!ゆえ「第一楽章冒頭!鳴り響く序奏に総てがこめられているので聴き逃しなく!」と。なるほど指揮者のプレトークでも、書き上げるまでに20年を要した「交響曲第一番」に懸けるブラームスの様々な思い、背景が語られました。
 冷静な!ブラームスにしては「感情移入の激しい曲」とは、指揮者のプレトークの言葉。曲中に、ブラームスが密かに愛したシューマンの未亡人(ブラームスの13歳年上)に贈った楽曲が含まれている由。なるほど!芸術家らしい愛の表現ではあります。
 私にはなかなか親切な前置きでした(笑)。交響曲とは何か!自らに問い様々な曲想を練ったブラームスが辿りついた爆発!が第一楽章冒頭。「題名のない音楽会」でベートーベン「第九」の歓喜の合唱についてかつて小澤征爾さんが語ったことを思いました。
 『この歌には発声も音程もどうだっていい! 狂気のように歓喜を歌い上げてほしい!』
 帰途、「或る楽器が余りに耳障りだった」と語られているのを聞きました。しかしその人にして「今日の演奏会はとても良かった」と。第四楽章、めくるめく劇的な高揚が身体の芯に響き、私には「モルダウ」に次ぐ関フィル二番目?の印象的な演奏でした。

 アンコール曲は「ロンドンデリーの歌」(「ダニーボーイ」としても歌われます)
 佐藤しのぶさんがコンサートでよく歌われた一曲です。偶然に選ばれたアンコール曲でしょうか...聴きながらはらはらと涙がこぼれました。
 夏は過ぎ去り/そしてバラもすべて落ちてゆく/私は安らかに眠りつづけます/あなたが私のもとに帰ってきてくれるまで...


       「アニー・ローリー」「故郷の空」の次に「ロンドンデリーの歌」  


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爺… 否! 時事問題

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 最近、「トシをとったなぁ」と思う。足腰は勿論!何より頭脳の衰え、あわせてメンタルも粘りを欠きます。が、そんな慨嘆ばかりではありまセーヌ河。古希すなわち寿命の短かった昔であれば稀な年齢に差しかかり、少し考え方が熟してきたかなぁ...なんてね。


 吉野さんは私の1学年上。学年も頭脳も遥か上の方ながら頭の表面だけは私が「勝った!」気がする。

 さて爺、否! 時事問題。政治!ではなくノーベル化学賞の吉野彰さんの話題です。また京大! 東大は悔しいだろうなぁ...はカワイイけど、嫌韓なる方が『未だ一人もノーベル賞がない韓国。日本人の受賞をさぞ悔しがってるだろうなぁ』とは何とまぁ

 日韓断絶。誰が何を怒り 誰が何を騒ぎ誰が何のため煽っているのでしょう。焦点は1965年の日韓請求権協定...韓国が軍事政権の時代に、軍事政権と親しかった日本の政権と結ばれた協定です。解決済!の筈が 韓国大法院判決は「請求権に基づき補償せよ!」。


 平野啓一郎氏...芥川賞「日蝕」は難解に過ぎ二度と読みたくない!作家でしたが、読もうかなぁ(笑)

 作家の平野啓一郎氏が嫌韓を煽るメディアについて語っています。『僕は韓国人の友人が多い。腹が立ち傷つきます。メディアは無責任に韓国への反感を煽り嫌悪感や敵意を垂れ流します。徴用工問題の大法院判決文も読まない人にコメントさせてはいけない』※
        ※ "日韓 属性で分けず共感探ろう" 11日付朝日新聞「隣人」シリーズより
   
 判決文には問題の核心が詳述されています。日本の統治下、技術を習得できるからと騙して徴用し、終日!危ない仕事に就かせながら時に賃金を払わず、耐えきれず逃げると捕まえ連れ戻し殴る蹴る、食事を与えない...そうした実態が赤裸々に記されています。 

 日韓請求権協定は、国と国が取り交わした協定です。当然、国際法上の検討がなされなければなりません。しかしそこで最も大切なことは、被害者の人権が踏みにじられ心身に癒し難い傷を負わせた事実と、そのことに対する救済補償の協定だということです。

 日韓断絶をどう乗りこえるか...平野さんは『国家利益の代弁者になって考えるのではなく、まず一人の人間として彼らの境遇を思うことが大切です』『徴用工というカテゴリーで見るのではなく、一人の人間として注目すると色々な共感の抱き方ができる』と。



 さて私自身の爺、否! 時事問題。12日は友人たちと世界遺産の古墳群を見学する予定でしたが、なんたるちあサンタルチア! モーレツ颱風19号襲来と重なり取りやめになりました。地球温暖化、海水面温度の上昇...こんなところで影響してくれましたかぁ

 もう一つ、わが町の時事問題。障がい者の方たちが出したパン屋さんが先月末をもって店を閉じられました。一時は行列ができるほどはやったパン屋さんでしたが...。消費税増税対応をすべき時に遂に力尽きた!とききました。ろくに支えられず...心が痛みます。


  この大空に翼をひろげ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ 翼はためかせ 行きたい...


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Rugby World Cup .... 愛国心とは?

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 ラグビーWカップ、対スコットランド戦。生!に視るには勇気が要ります。ドキドキ!が止まりません。前半終了間際、技あり!のキックを受けた福岡堅樹のトライ!に心臓から一瞬にドッと血液が送り出され(たぶん?)髪の毛を逆立たせつつサイン!



 後半に入って間もなく福岡堅樹は相手ボールを奪い再び独走トライし28:7と3トライ差に。私、この瞬間!勝利を確信しました。が、さすが!スコットランド、そこから連続トライして1トライ差に詰め寄られたときは過呼吸状態...死ぬかと思いました

 やはり「国」をかけた対戦、愛国心が滾(たぎ)り闘争心が滾ります。ラグビーはノーサイド!スピリッツの世界ですからね、安心して愛国心を滾らせることができます。では 愛国心、国を誇りに思う心とは何か? 誇りに思う事のみを誇れば それでいいのか...。


  日本のジャージを着てスコットランド国旗をもつ少年...ラグビースピリッツが凝縮されています。

 一昨日の朝日新聞朝刊「日曜に想う」に大野編集委員が『フランスの沈黙破った大統領』と題し、就任間もないシラク大統領が行った演説(1995.7)を紹介していました。

 それは歴代大統領が触れなかった第二次大戦のドイツ軍占領下におけるフランスの恥辱の出来事...すなわち対独協力の傀儡(かいらい)とはいえフランス人による政府が、国内数万人のユダヤ人を逮捕し収容所に送った出来事について過ちを認める演説でした。

 『フランスはこの日、取返しのつかないことをしました。自らの言に反し守るべき人たちを処刑人に引き渡したのです』『私たちはユダヤの人たちに対して絶対に取り消すことのできない負債を抱えています』
 『何度も何度も証言する事、過去の国家の過ちを認め歴史の暗部を決して隠さない事、それは人間とその自由と尊厳という理念を守る事にほかなりません。それが常にうごめく闇の力と闘うということです』。

 戦後のドイツの徹底的な謝罪、フランスの苦渋に満ちた懺悔と謝罪。愛国心とは何か。国を誇りに思う心とは何か。その心の源泉は何か。シラク大統領の演説にあるとおり、過ちを過ちとして認め暗部を白日に晒してこそ世界の「闇」と闘い得るのだと思います。



 台風一過。庭に出てぽっ!と明るい花の蕾に目がとまりました。花の名は知りません。この蕾、なんだか楕円形のラグビーボールに似ています。ラグビーの話題にシラク大統領の演説が牽強付会なら、この蕾はもっと牽強付会? はい。ラグビーの話題に戻ります。

 準々決勝。日本は南アフリカと対戦します。世界5位、強豪です。前回大会、日本に苦渋を飲まされリベンジに燃えていましょう。どう戦うか? 総ては技と力と気魄!ではあります。ではありますが、ラグビーは国民性が現れるスポーツとも言われています。

 世界第一位のニュージーランドと南アフリカの試合。象徴する光景が「試合前」に見られた、と五郎丸さんが語っていました。NZが「基本プレーばかり繰返し」ていたのに対し南アは徹底して実戦形式で練習していた由。それが「お国柄」なのだそうです。

 NZは完全主義。実戦では想定外のことが起き完璧なプレーができないと、完璧なプレーができる基本プレーを反復します。一方の南アは「勝つこと」が最優先。予測し難い様々な状況に臨機応変に対応する感覚を磨きます。果たしてこの差はどう出たのか?

 NZと南ア。前半は互角の戦いでした。私には南アの創造的なプレーが光って見えました。が、南アの致命的なミスからゲームはNZに傾きます。NZが自滅するシーンは殆ど皆無でしたが、南アは取るも取られるも華麗にして痛快!ながら、結果は南アの完敗。

 南アについては前回大会で日本のヘッドコーチだったエディ・ジョーンズさん(今大会はイングランドを率いる)が面白いことを語っています(生島淳「エディ・ジョーンズとの対話」)。
 『南アは、格下相手には敢えてボールを持たせる。持たせてスマッシュする(痛めつける)。戦術的にディフェンスを好むスタイル。が、格上に通用しないことがわかった最近は創造的なプレーもする』。
 さて、日本は挌下か格上か? 対南ア準々決勝は20日(日)夜...NHK総合で中継。

  歓喜にわいたラグビーWカップ「日本 VS スコットランド」ハイライト



  世界を驚かせた前回2015年ラグビーWカップ「対南アフリカ戦」ハイライト



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The Autumn Leaves...枯葉(吾輩も猫である169)

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 ブロ友Oさん家の愛犬Kくんが旅立たった。心からご冥福を祈る。
 デ某家にあっても主人と細君が深い愛情を注いだコロ先輩が旅立って23年。その間、とりわけ細君にとって吾輩は大きな心の癒しとなった。が、最近は吾輩もやや老けこみ...日がなウトウト夢の世界に遊ぶ。その夢に時々コロ先輩が現れ手招きなどする。とは言え細君と主人のためにもまだまだ元気に生きなくては!と気合を入れている次第だ。

 此頃は、吾輩を愛してくだすった方々も当ブログから離れられた感がある。主人の不徳の致すところで吾輩の所為ではない。ではないが 如何にも精ない! まあ吾輩も筆無精が過ぎたのは確かだ。偶には書かないと正味!忘れられる。で、久しぶりに主人の代筆を買って出、いつもは主人と細君だけで出かけるドライブに吾輩も便乗することにした。



 デ某家を北に2~3km走ると山道...京都府に連なる北摂連山に入る。その峠に近いところを昨秋、台風21号が襲った。既に1年が経つのに薙ぎ倒された杉木立が未だこんな具合だ。一部は重機が入り伐採、運搬されたが、吾輩の見たところせいぜい1~2割、大半が手つかずの状態だ。何とも痛ましい光景であり、強風が吹けば危険でもある



 そこから更に京都府側に走ると森林センターに出る。そこに感じの良い丸太造りの喫茶がある。珈琲好きの主人、細君は必ずここで一息つくようだ。サイフォンで淹れた珈琲の香りがなんとも心地よい、猫舌には無理!だが...。その雰囲気を伝えようと主人がカメラを構えると「すみません。撮影はご遠慮いただいています」。仕方ありまセーヌ河!

 前庭を見ると...ム、ムッ! 草むらにリ、リスさんがいるではありませんか。吾輩がつい!闘争心を刺戟され身構えても、敵!はまるで動じるところなし。「おぬし、できるな!」とじわり前に進むと...な~んやぁ~。ニセモノやおま変化!それにしてもよく出来た細工也。困るにゃ~!もう少しで吾輩の可愛さをもっても負けそぉ~でありました。



 森林センターから更に行くとこの集落の中心、農協の直売店。細君はここでいつも葡萄を買うらしいが、今年は『さっばり!全滅でしたワ』と。で「ポポー」なる果物?と地玉子など細君が買い物をしている間、主人はカメラをもって近くを散策したらしく『ハナミズキの秋らしい写真が撮れた』。花に無知な主人、それってほんまにハナミズキ?



 まぁ、そんなこんなのつまらない「吾輩も猫...」なり。久しぶりに書くとどうも気のきいた言葉ひとつ出ない。こんな駄文にお付き合いくださりひたすら感謝!にございます。
 では気分をかえて...19日はラグビーWカップ準々決勝戦。イングランドVSオーストラリア、ニュージーランドVSアイルランド。見る!だけで頭の中がワールド!になりそう。

 イングランドを率いるのは前回大会の日本のヘッドコーチ、エディ・ジョーンズさん。前回大会は、開催国ながら予選敗退したイングランドのプライドを懸けた闘いが始まる。
 強豪ながら第4回大会(1999年)以来優勝から遠ざかっているオーストラリア。楽しむラグビーをめざし勝敗へのこだわりがなくなったと言われるが、果たしてそうだろうか?

 ニュージーランドは前々回、前回と連続優勝。既に「神」の領域のオールブラックスが今や「国家」でもある!と。が、そのプレッシャーが裏目に出れば果たしてどうなる? 
 アイルランドは今大会が始まった時点では世界ランク1位。我が日本がそこに勝ったのだから世界!が驚いた。が、その後の戦いぶりは鬼気迫りリベンジの炎が燃えさかる!



 日本は翌20日、前回奇蹟の逆転で下した南アフリカと準々決勝を戦う。ィジカルに総てを懸けるウェールズは、ニュージーランドをWカップで2度破ったフランスと戦う。
 日本としては19日は別の山!の対戦を興味深く観戦、対南アフリカ戦の日本勝利!を信じ20日の本番を迎えるべく心を真紅に染め...深まり行く秋を楽しもうではないか。


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この秋の連ドラ

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 大河ドラマはじめ「連ドラ不作」の時代。国民的ヒット曲が生まれず、NHK紅白が凋落するのと軌を一!にします。多様化!個性化!と言えば説明がつくのでしょうか。それとも旧い言葉では「連帯感」、今風には「繋がり(絆)」の希薄化の象徴でしょうか。

 同期のサクラ ... 水曜 夜10時~日本(読売)テレビ系

 10年前(2009年)、大手ゼネコンに入社した同期5人の歩みを1年1話で描きます。既に第3回すなわち3年が経ちました。第1回冒頭から高畑充希扮する北野サクラは意識不明の病床にあり、10年前を振り返り その「謎を解く」ようにドラマが展開します。


    橋本愛は知っていますが、新田真剣佑、竜星涼、岡山天音らはぜ~んぜん知りません!

 北野サクラは離島で生まれ育ち、島に橋を架けることを胸にゼネコンに入りました。同期4人が広報、都市開発など希望部署に配属される中、夢を叶える土木部を希望したサクラは、入社式で社長訓示に「忖度ない意見」を言ったため人事部に留め置かれます。

 ワンパターンで演技過剰ながら...ほろりじわりと胸にきます。『私には夢があります。故郷の島に橋を架けることです。私には夢があります。一生信じあえる仲間を作ることです。私には夢があります。仲間とたくさんの人を幸せにする建物を造ることです』。


   キャストは他に 調子の良い人事部長役に椎名桔平、シッカリものの先輩OL役に相武紗季。

 ハル~総合商社の女~ ... 月曜 夜10時~テレビ東京(大阪)系

 関連会社を含め社員7万人、800社を束ねる総合商社が舞台。地上波ではマイナーなTV東京系ながらキャストには奮発しました。主人公「海原晴(ハル)」に中谷美紀、副社長に奥田瑛二、元夫で直属上司(経営企画部長)に藤木直人、他に白洲迅、山中崇など。   


  中谷美紀...二十数年前、日石「ワーキレー」CMでデビュー。よくぞここまで伸びられました!

 サケ・マスからロケットまで何でも商いの対象とする総合商社。三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、丸紅、住友商事がその代表でしょうか。ドラマの第1回で取り上げたのは「ラーメンチェーン」。振るわない傘下のラーメンチェーンを見事に蘇らせました。

 背後に「蘇らせる」社長派、邪魔する副社長派の暗闘。副社長に命じられ徹底して邪魔する課長役の田口浩正は、映画「Shall we ダンス?」で笑いをとったおデブ俳優さん。かなりダイエットされたようでお笑い!を脱皮、ハルに寝返る役を好演していました。


    左は課長役の田口浩正、右はハルを慕い尊敬する若手社員役の白洲迅。

 グランドメゾン東京 ... 日曜 夜9時~TBS(毎日)系

 この東芝日曜劇場枠は滅多にハズレ!がありません。すっかりイメチェン?したような、まるで変わらない!ような木村拓哉が主演、相手役にデミ・ムーアとジリオラ・チンクエッティを合わせた?ような鈴木京香。脇に沢村一樹、尾上菊之助ら豪華キャスト。


    キムタク...天才シェフが「日本の恥」と罵られ荒んだ感!だすためのヘアメイクかな?

 パリで活躍していた天才シェフ尾花夏樹=木村拓哉は大きなパーティで失敗(はめられた?)再起をうかがっていました。そこにパリで修業しミシュランの星!レストラン開店を夢見る早見倫子=鈴木京香と出遭い、東京で三ツ星レストランの開店をめざします。

 私事と仕事の境目で或る一ツ星レストラン(和)に数年通いました。名器に盛られる 味より挌!の料理に、正直なところ「ミシュランがナンボのもんや」と思った私です。ですが、このドラマはなかなか面白そうです。型にはまって分り易い一ツ星ドラマ!


    パリでの失敗から仲たがいしていた京野=沢村一樹(左)も支配人として参画することに...

  G線上のあなたと私 ... 火曜 夜10時~TBS(毎日)系 

 どこで聴いても、誰が聴いても、誰の演奏でも、出だしの2~3分に思わず聴き入ってしまうメロディ...「G線上のアリア」はそんな一曲でしょうか。やはりバッハは偉大やなぁ!と思います。偶々そのようにこの曲を聴いた3人がバイオリン教室に通います。



 いきなり婚約破棄され結婚も仕事もフイにした29歳の小暮也映子=波留。夫は浮気し同居する義母とはソリのあわない主婦 北河幸恵=松下由樹。19歳の大学生 加瀬理人=中川大志。バイオリン教室で教える久住眞於=桜井ユキ。他に滝川カレン、夏樹陽子ら。

 「G線」とは、ヴァイオリンの4本の弦のうち最も低い音の4番線を指します。原曲のニ長調からハ長調に編曲されました。そのためG線一弦だけでメロディを奏でることができ広く知られるところとなりました、旋律を歌う!にふさわしい「アリア」として...。


    それぞれの持ち味がなかなか面白い人間ドラマですが、「お奨め」するほどでは...

 と言うことでバッハ「G線上のアリア」をお聴きください



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きょうの我が心のアルバム

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 少し早いですが「11月のQPカレンダー」をお届けします。舞妓さんて、なぜか後ろ姿が似合うのは、表情よりはるかにその情感を醸しているからでしょうか。11月の京都... 月末には楽しみにしている催しがあります。でもここでは敢えて!触れまセーヌ河



 朝ドラ「なつぞら」が終わり北海道の景色がいっぺんに遠くに行ったようで寂しくなりました。つづく「スカーレット」は戦争直後の信楽(滋賀県)から始まり、現在は 高度経済成長前の大阪が舞台。地理的な?親しみを超え徐々に ハマリ!そうな気配かなぁ...。


    喜美子役は15歳の設定にやや無理がありましたが、3年を経て馴じんできました。

 房総~東北を襲った暴風雨…多くの死傷者、家屋倒壊はじめ度重なる被害に心ちぎれます。その復旧に自衛隊が献身的な活動をする姿をしばしば目にします。心から敬意を表しつつ 災害対策のための自衛隊ではないのに、なぜいつまでも自衛隊が?と思います。

 豪雨、河川氾濫、地球温暖化で大型化する台風、冬には雪害etc. これだけ年中!自然災害が起きる日本列島に、なぜ災害の予防・復旧にあたる専門部署、スタッフが整備されないのか。国交省か環境庁か農水省か それとも自治体の消防に責務と任務があるのか...。

 消費税増税して、まやかしの軽減税率など入れて、折角の増税分を法人税減税やトランプさんのご機嫌とりに米国から大量の軍備品購入に充てるとは...。直ちに災害対策省を設置し進まぬ大震災の復旧と今後の対策、スタッフの配置育成、機材整備を進めるべし。



 八千草薫さんが旅立たれました。八千草さんを最初に知ったのは高校1年の頃(東京五輪が開かれた年)、NHKの「虹の設計」という百回をこえる長編の連ドラでした。収録途中、相手役の佐田啓二さん(中井貴一さんのお父様)が交通事故で急逝されたのを憶えています。


   「徹子の部屋」に出演された1979年(48歳)。信じられないほど素晴らしい笑顔です。
   
 今朝の追悼番組で、里見浩太朗さんは『この歳になり憧れの八千草さんの亡き夫ながら夫役がきて歓んだのに休演されて!』と。柳生博さんは『ぐ~んと年長の谷口千吉さん(映画監督)と結婚されたときき、谷口邸にデモをかけよう!なんて仲間と怒っていた』と。


      20歳年長の谷口千吉さんとのご結婚は「不倫の果て」ではありましたが...。
    
 映画「忠犬ハチ公物語」のハチと「徹子の部屋」に出られたのは1987年、56歳のとき。まっ白なハチにあわせた純白のドレスが如何にもお似合いで...なんとまあ美しいこと! 里見浩太朗さん、柳生博さんにならえば「ハチに嫉妬してしまいま~す」かな?



 八千草薫さんのドラマで心深く印象に残るTVドラマは「岸辺のアルバム」です。当時(1977年)、多摩川が決壊し家屋が川を流れる衝撃的なニュース映像とあわせて主婦のややプラトニックな不倫?にも及ぶ山田太一さんの書き下ろしドラマでした。

 八千草薫さんに心からの哀悼と感謝を捧げご冥福をお祈り申し上げます。

  「岸辺のアルバム」より(1977.6~9月TBS系で放映)



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心コメ... 思いコメ...

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 ブログを始めて7年余。一つの区切りとして、拙ブログにこの1年にいただいたコメントをランダムに転載させていただきました。少し、否! かなり! 長くなりますが、お付き合いいただければ幸いに存じます。なおコメントは一部割愛、字数調整しています。

 おはようございます(ふき) 「老優のラストメッセージ」より(2018.11.9)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/5cc59d74cceb827f16f202c3b15293bd 
焦りました… デーさんのラストメッセージかと思いました。
ここに書かれてある映画も私は殆ど観ている…ただ若い時の私は醜男好み。今は…『美しい男』が好きです。
故にアランドロンの過去も 『今』も 心乱れる事はないのですが、それより ロミーシュナイダーが好きで
『夕なぎ』はそらんじるほど観ています。 ドロンとの恋は記憶にありますが
デーさんが書かれたくだりを改めて読ませて頂くと なんか切なく素敵で胸が痛みます。

 サウンドトラック (Rarudo) 「老優のラストメッセージ」より(2018.11.9)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/5cc59d74cceb827f16f202c3b15293bd 
映画館で観たわけでもないのにテーマ音楽だけは強烈に胸に焼き付いてる…映画って多いですよね~。
慕情、追憶、風と共に去りぬ、エデンの東、太陽がいっぱい、ひまわり、ティファニーで朝食を、タイタニック」...数えだしたら枚挙にいとまがありません。どれも格調高くて、せつなくて、もうたまりません。
でも…何回も観たロマンティックで素敵な「ローマの休日」のテーマ音楽が思い出せないのです。
それでユーチューブで聴いてみましたたらビックリ...初めて聴く旋律みたいで何の感動もないのです。
物語と音楽がマッチしてない? だからヒットしなかったのかなあ
幸福にになれなかったアランドロン… その優しすぎる瞳があどけない少年のようで哀しみをさそいます。

 おはよーございます (うらら) 「今年もまずまずかな」より(2018.11.23)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ea49b8f2225a0d8f7b52aa0f4537c7ab
お誕生日おめでとうございます。まさに今私はこたつむり…。 
検査表、優秀ではありませんか!なになに?ある数値の低さは!あやかりたい。
こたつむりしていないで動かなくてはいけませんね。デ某さんの検査表を見て目が覚めました。
ありがとうございます!元気いっぱいお過ごしください。

 ご無沙汰しています (ピン) 「今年もまずまずかな」 より(2018.11.23)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ea49b8f2225a0d8f7b52aa0f4537c7ab
今回は医療編なので「コメント投稿」します。
私は2週間が3週間毎の通院。検査項目は毎回満載で造影CTは3月毎で段々辛くなってきました。
昨日、京都府の2018年度「がんサロン、ピアサポーター養成講座」の最終日に出席してきました。
ピアサポートに関心ある人が30名以上参加…グループワークではステージ1の方が多かったです。
厚労省ピアサポート育成事業で「がん総合相談に携わる者に対する研修プログラム」を作成実施中。
竹内まりやの「いのちの歌」は初めて聴きました。私は何度も「人生の扉」を聴いています。
別件で、もう直ぐ手術を受けて七年目を迎えます。ステージⅣなのに車を買い替える事にしました。
セーフティサポートはフル装備に。明日納車です。それでは、また(最近はこのフレーズが好きです)

 Unknown (sachi) 「アニバーサリー」より (2018.12.12)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/6700e4c984b139f049b55d73f2e45f14
デ某さま~。お誕生日おめでとうございます同じ射手座でしたね。
息子さま家族とのお祝い。楽しい時間でしたね。
ちょっぴりキツいガウン。どうしまショートケーキ。まー、明日からということで。
ステキな一年でありますように。寒くなりました、お身体に気を付けてくださいね。

 Unknown (mikihana) 「アニバーサリー」より(2018.12.12)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/6700e4c984b139f049b55d73f2e45f14
お誕生日おめでとうございます。ご家族様のお心遣いがいいですね~~。
ちょっと小さめのガウンは ひょっとすると「モスコシヤセヨ」というメッセージだったのかもしれません。
こちらは東京ガスではないのでCMを初めてみました。心に残るなかなかのものです。

 明けましておめでとう...(花水木) 「嬉しさもちゅうぐらい也」より(2019.1.2)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/590d7bcccc3cb1d8ff66af549678ddd7
ご挨拶が遅れました。本年もどうぞ宜しくお願いいたします。
嬉しさも中ぐらいか也! 我が家のお正月もそんなもの。ま~忙しいったらてんてこまいです。
お嫁ちゃんはご実家が遠くていらっしゃるので、こんな時にしか親孝行できないと思ってお許しを!
なんて私が謝ることはないのですが、一応嫁の立場として(汗)。
デ某様に大事な?ご報告…私、えごま油1ヶ月飲み続けましたが「効果のない30%」に含まれそうです。
デ某様のお言葉をお借りして「効果…まるでございまセーヌ河」! むしろこのお正月で体重増加で~す。

 よかったです (いせえび) 「術後7年半検診」より(2019.1.17)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ec61a66ed90f6e0f5f765cac659ea92b
こんばんは。再発・転移ではなくよかったです。
私の場合も採血などの結果は診察の僅か1時間前に提示されます。「L」や「H」を幾つか貰います。
標準値から僅かの高低差ならいいですが、腫瘍マーカーで80倍以上の「H」は有難くありません。
しかし自分の実感ではそれほどのダメージを受けているとは思えないのと、一挙に上がったのではなく、
毎回200程度の上がりなので、あっ、また上がったかと思うようにしています。
※ 「いせえび」さんのブログ「風景写真春秋」はもう更新されません。ご冥福をお祈りします。

 お詫びと謹賀新年 (北親爺) 「術後7年半検診」より (2019.1.17)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ec61a66ed90f6e0f5f765cac659ea92b
検査の結果何と言ってよいのか分かりませんが、まずはおめでとうございます。
私は命に直接向かい合った事は無いのですが、検査...はそれなりの緊張感があるのだろうと思います。
さて私は撮影旅行に飛び回り...歳を重ねてきたせいでしょうか撮影にも逆算の考えが頭をよぎり、
あとこの場所は何回撮影ができるかと考え つい撮影に急かされますが、まだまだ写欲に燃えています。
デ某さんに於かれても健康を維持され益々の活躍を期待するものであります。
このブログに集う皆さんはじめデ某さんの話に...違う世界を理解しようとしている事だけは言えます。
こちらは一昨日から猛吹雪で外出も儘ならず、久々にゆっくりとパソコンに向かっています。

 デ某さん、こんばんは(noriko) 「術後7年半検診」より (2019.1.17)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ec61a66ed90f6e0f5f765cac659ea92b
7年半無事クリアおめでとうございます。良かったです。予約してても主治医でない時もあるんですね。
そうゆう時は、病院側から予約日変更の電話あればいいのにな〜 確かめたいこと沢山ありますから〜
私、3月が検査なので、デ某さんに続いてクリア目指しまーす。
インフルエンザ気をつけて下さいね。私、予防注射してるから平気〜とお気楽に構えてたら罹ったので〜

 Unknown (こん) 「レクィエム…転移」より(2019.2.10)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f5e84d42df28fb414b1177af6916e460
「明日から2月、やっぱり2月も生きていたい」….とてもわかってあげられないけど、しみますね。
実は一冊も読んだことありません。本屋に並んでたのは知ってましたが…若い男性かと思ってました。
教えてくださってありがとうございます。辻井さんのノクターンも感動しました。
八千草薫も永遠の憧れです。まわりに迷惑をかけないように発表して、生き様もすばらしいですね。
こんなところで何ですが、2/15と6/27に図書館で朗読します。よろしければ聴きに来て下さい。

 読んだことがありません(風のフェリシア)「レクィエム…転移」より (2019.2.10)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f5e84d42df28fb414b1177af6916e460
栗本薫… 中島梓とは別人。友とおもっていました。で、勝手に男性だろうと憶測。
偏屈な私は、芥川賞受賞作品、男性の作、翻訳ものに偏った読書をしていました。
女性の本でまともに読んだのは「たけくらべ」だけ。トホホ。
「〇ぬのは怖くない」と私も思う一人です。
この青い惑星にが誕生ししてから、〇ぬことに失敗した人はいないので。
突然の変調ですが、この地球に生命が誕生してから….
  ※ 風のフェリシアさんはこの3週間ほど後に天に召されました。
  「やがて来る春に太陽の光を浴び薔薇の花を咲かせることを」(2019.3.4)
     https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/e47fb7de781a8b94e1067f48e140e98d

 Unknown (えりこ) 「(続)吾輩の徒然なる日々」より (2019.2.25)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/e568c718de6780c9aac1689c5e039cc0
私も『いだてん』は初回脱落しました。
クドカン作品なのに、不本意ながら大河のテンポでないからなのか? 気にはなりながら。
松坂慶子さん、『プライド』ではキムタクのお母さん役でチラリと出てきましたね。
あまりに若くて(キムタクもだけど)細くて色っぽくてちょっとびっくりしちゃいました。
とはいえ、当時も今も美人で素敵です。
無理に痩せなくていいかぁー と便乗してして 自分に甘くなりそうです。

 サクラチル (pukariko)  「弥生の空は」より (2019.2.28)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/72dcd65f706f031b065ee2ef41a42dd9
>咲いてもいないのに散るか!?
そう言われればそうだなと今ごろ思いましたが、なかなか名文だと思いますよ。
たった5文字で意味明瞭。タイキセヨ(サイキセヨ?)よりはっきりくっきり。
某大学を受験した時、余りの出来の悪さに不合格を確信、電報も頼まずにスタコラ逃げ帰りました。
一発目の数学で完璧玉砕、せいせいしました...次行ってみよう!と。
デ某さんはサクラチル、受け取ったことありますか?

 凛として旅立つ (遠音) 「新たな時がめぐる 凛として旅立つ」より(2019.3.8)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a687582d67065de56b256b5ec51226b0
Qpさんの絵のような風景がこちらの一、二月に霧氷として見られます。 
朝日に照らされて間もなく消える運命ながら神の手が書いた芸術です。
政治に関してのコメント… 最も的確に返コメなさるデ某さんの相棒を一人だけ知っています。今はもう…
森麻季さんのお声は魂に届きます。そして きょうはピアノの音色にも…。

 お久しぶりです (SORA) 「ひとり朽ちる…がんに生きる」より (2019.3.15)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/756231fa8d9fcca0c0ad3bdde87fdde0
いつもコメント欄でお見かけしておりました「風のフェリシアさん」虹の橋を渡られたのですね。
寂しくなりましたね。 ご冥福を心からお祈り致します。
>『がんは自分を成長させてくれたと思っている』との言葉は、そっくり私の思いでもあります。
私はがんを患って10年が経ちましたが、全く成長していないなぁ。怠け者になったとは思いますが(笑)
なので成長されるデ某さんは凄いなぁ~と思ってしまいました。
元々自分に厳しくなかった私、年を追うごとに自分に甘~く楽ちんすることばかり考えています。
腎癌ブログも区切りをつけてから 10年間、
日課のように巡っていたブロ友さんのブログへもお邪魔する頻度がぐっと減りました。
自分が腎癌ブログを10年続けていたことも何だか遠い昔のことのようにさえ感じる今日この頃です。
前回の記事コメント欄にRarudoさんのお名前を見つけ私も嬉しかったです。
横レスしたかったのですが、コメ欄が閉じられていたので、こちらにちょこっと書いてみました。
これからもお元気で素敵なブログを綴ってくださいね。またお邪魔させていただきますね

 小田和正!(沙羅) 「この道を…誇りと正義のために」より (2019.3.22)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/cae2af9a4d4dc080236b18014b0d95e4
この記事には何が何でもコメントをつけなければ。
小田さんのドキュメント…見て下さってありがとうございました。
詳細はデ某さんが的確に詳しく書いていただいて、散文が苦手な私が補足する余地などありません。
私はうまく書けないので、書いてくださったこと自体が嬉しいです。
>この番組を視て一度ツァー会場に行ったら「もしかしたら病みつきになるかも」とは思いました。
はい、デ某さんも会場へ行ったら絶対病みつきになります!
私も小田さんには関心がなかったのに熱烈なファンの掲示板に参加しコンサートへ行ったら
余りの楽しさに病みつきに...総立ちで皆で一緒に歌うときの高揚感と言ったら。
「ご当地紀行」での小田さんのちょっとシニカルな発言もご愛嬌です。
私は小田さんのファンではなく小田さんのコンサートのファンなんだと思っています。
イチローが引退宣言したように小田さんのコンサートにももうすぐ終わりがあります。今のうちに是非!

 Unknown (nanakago) 「こんなふうに死にたい」より (2019.3.26)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/1476fa5dc905ebf122fbb1fd07c85bf6
こんにちは。猫様もそんなお年頃なのですね!スリムでいらっしゃる!(笑)
今日も聴かせていただきました。
繰返され終わりがないようなのカノンのメロディが終わって… 耳が静かになりました。涙が流れました。
桜も美しく。どこにも行かないでお花見が出来ました! ありがとうございました!

 Unknown (北の羊) 「こんなふうに死にたい」より (2019.3.26)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/1476fa5dc905ebf122fbb1fd07c85bf6
峠を越えて下山の風景をのほほんと楽しみながらさまよう日々。
デ某さんのブログにはいつも心地よく寛がせていただき、新しい発見に心ときめかせている北の羊です。
「死に直面する人間の孤独と恐怖」「死を前にして人は何処に還って行くのか?」
と重なるテーマのドラマを、奇しくも昨夜ほぼ徹夜で観て、そのことにも触れるコメント… でした。
小田和正… あの日あの時あの場所で君に会えなかったら~がセピア色の思い出とともに脳裏に甦ります。
ブラックペアンのテーマ曲…素敵な曲だなと思って観ていましたが、彼の作品とは知りませんでした。
辻井伸行さんのノクターン第20番、いつ聞いても美しく胸をうちます。
哀愁漂う美しい旋律は 泣きたくなるほど痛く染み入り、淀みがちな心の泉が浄化される思いが致します。
昔のTVドラマですが、今も色あせることなく私の心をとらえて離さない、倉本聰脚本の「風のガーデン」。
辻井さんの演奏に触発され、昨日DVDレンタルしてまいりました。
富良野の厳しくも温かい大自然の美しい風景に溶けこむ人間模様にあらためて感涙しながら、
全11話一気に観終えたときは、とうに日付もかわり夜は白んでおりました(笑)
平原綾香の「ノクターン/カンパニュラの恋」 はこのドラマの主題歌、ドラマの感動的な内容に加えて、
10年の歳月に色あせることなく心の襞に染みこみ、折りに触れ心琴を震わせる要素に...。
タイムリーなシマちゃんのつぶやき…ついついおじゃましてしまいました。
いつも私の古ぼけた回想の抽斗をノックして、私なりの「この道を」思いおこさせ...ありがとうございます。

5月 気持ちが引締まる令和 (お母ちゃんの徒然)「エストニアの風」より(2019.4.29)
    https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/884ac94b3f0b31508bd390f4001fee6e
お早うございます。5月のカレンダー 「おしん」 「なつぞら」を 連想です いいですね。
昭和を引きずっている者には 子守の少女が愛くるしいです。
昨日はフェスティバルホールとのこと 感動の酔いの延長にブログUP ありがとうございます。
せめてワタクシ 終わり方の雰囲気も同じ You tubeでそれとなく 
サラリとお写真UP 雰囲気にぴったり 奥様のお綺麗なこと
とっても好いお写真 さりげなさが今日のブログUPと一対です 好い連休をお過ごしください。

焼き場に立つ少年 (花木柳太) 「あのとき10歳だったあなたの子どもは…」より(2019.5.5)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/19d57462fbaa35ec1f078ecc44796610
昨年の夏にこの番組を観ました。
それとは別に西日本新聞に「焼き場に立つ少年」という一枚の写真が載りました。
亡き幼い弟を背負い、直立不動で火葬の順番を待つ少年。
長崎のたぶん原爆の後でしょうか、その写真が強く印象に残り…新聞に投稿した記憶があります。
先の大戦を美化する人もネット上にいます。所謂、アジアを白人の植民地から解放したのは日本人だった。
そういう一面があったのを後から云うのはたやすいでしょう。私の父も南方戦線に駆り出されました。
戦死していればこの世に私は居なかったお思うと不思議な感じがします。
広島長崎で34万人、戦争孤児が12万人、如何に先の大戦が大きいものだったかが分かります。
親を亡くした少年がどんなに過酷な環境で育ったかは本人でなければ分からないでしょう。
子供の頃、ご飯とサツマイモを混ぜて母は焚きました。それが嫌でのけて食べても母は何も言いません。
>サツマイモ一本を三人で分けて食べて...生死が掛かってたのでしょうか。
小倉勇さんの墓は無念でしょうが 守る人がいなくては...戦争は何時も弱い子供が犠牲になります。
辛うじて戦争を知らない世代ですが 戦争に行った者は多くを語りません。
父もそうでしたが 語れないのかも知れません。令和の時代も紛争のない時代になって欲しいものです。

 六月の雨 (沙羅) 「過ぎ去りし日々(2)」より (2019.6.23)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ebba66efaf3b4d60ccf4f4d030913ec6
「10.21」 ずいぶん懐かしいです… としか今は言いようがないです。
過激なデモには参加しなかった私ですが、10.21の御堂筋デモには参加しました。
六月は死者を悼む月です。降り続く雨は涙に見えます。
6月4日 天安門事件 8日 大教大付池田小学校襲撃事件 15日 樺美智子事件 23日 沖縄慰霊の日
紫陽花も死者たちの顔に見えてきます。
「青ざめた死者たちの顔浮かび来る紫陽花の森に風の吹くとき」 
「六月の雨は涙のかたちして記憶の中の議事堂に降る」... 1年前の六月に作った歌です。
「六月」「議事堂」で樺美智子さんを連想できるのは団塊の世代と少し下の年代位まででしょう。
ある人のブログに歌会でやっぱり樺美智子さんを悼む歌に
「六月の雨」とだけあったので、若い人は全く別の解釈をしたと書いてありました。
六月はいつもしんみりしてしまいます。結社用に作っている歌も悲しい歌ばかり

 Unknown (mokanohirune) 「限りなくグレー」より (2019.7.3)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dbfa6912e677b576c7aa8e3789c15680
シマくん・デ某さん、こんばんは〜 術後8年検診クリア!良かったですね。
消化器科へ回され、別の病院での精密検査にはタイトル通り「限りなくグレー」な気分になりますよね。
ですが、norikoさんもおっしゃっている通り、大丈夫!と強く思って、しっかり診てもらってくださいね。
CT検査報告書…私は見せてもらった事ありません。検診では画面にさえCT画像は映し出されませんでした。
小さな異常はあると思うけど、命に関わる大事ではないと言う事かなぁ…
だから先生はあえて言わないのかなぁ…って 自分の都合の良い方へ考えています。
ジメジメ不快な気分になりそうやけど、デ某さんはシマくんに癒され…シマくんはデ某さんに甘え仲良くね~

 Unknown (merumo24=まゆ) 「限りなくブラックに近いグレー」より(2019.7.6)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/8daef00e4cb05db35c34b7f872ec2300    
胆石がいっぱい?解せまセーヌ川ですね。
腎癌の腫瘍も数ミリの誤差があるっていうけど それとは違うものね。
検査間隔があくとそういう意味で不安になりますね。右胸の腫瘤が細胞診で悪性初見なしになったけど
腫瘤はまだあるし癌にならないという保証はないし経過観察するしかないですね

 Unknown (Lunta) 「雨降る京都にて」より (2019.7.12)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/1992d53aa8c0a2d17778c3e37a341b10
同じガン経験者として結果が出るまでのご心中、察してあまりありますが、
きっと大丈夫と思って検査結果をお待ちしておりました。「単なる」胆石でほんとによかったです。
通常であれば胆嚢全摘はおおごとでしょうが我々からすれば「良かった」。幸運も相対的なものですね。
早くすっきりしてうなぎでも召し上がってください。

 お疲れさまでした (乙羽) 「マーブルチョコレート」より(2019.7.27)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/e4045e250c1ac4c041be14601ac11bc1
退院おめでとうございます。いつも気にしていました。ホッとしました。
大変な手術の大成功、感動をありがとうございます。
そんな中で、お食事のたびに感謝と感想のお手紙を渡される細やかなお心遣いにも感動しました。
しばらくはゆっくり養生されてくださいね。

 Unknown (Anne) 「喜び悲しみくり返し」より (2019.7.31)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/21fc214ad8a34975a80cfc2963fae65e
中島みゆきさんのデビュー曲を知ってますか? 私は彼女がデビューした時にはファンでCDを持ってました。
デビュー曲「アザミ嬢のララバイ」が大好きで、まだ売れていないこの頃はコンサートに行きました。
ファーストアルバムは毎日聞いていました。彼女のコンサートはシンガーソングライターだから彼女一人!
床に直接座って歌いファンからのプレゼントは日本酒の一升瓶!抱えるように片膝立ててまた歌います!
女子大生の頃、周りが彼女を知らなくて、私はひとりでコンサートに通っていました。
あの頃のすさんだ感じの素朴なコンサートが好きだった。またコメント欄 乗取っちゃいました!

病院ラジオ (讃岐おばさん)「再び うつくしむ そしてかなしむ」より(2019.8.15)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f148f294e004c768bf0ff3a2e683e532
子供達の想像を超えるいろんな病気でした。涙もろい私、ティッシュペーパーを引き寄せて観ていました。
それにしてもご家族みんなが心をひとつにして頑張っていて、素晴らしいと思いました。
私は先に両方のお墓参りを済ませて台湾へ。台風の影響で14日の帰国が… 日付が変わって帰宅しました。

ショックを乗り越えて(ふじのりんご)「再び うつくしむ そしてかなしむ」より(2019.8.15)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f148f294e004c768bf0ff3a2e683e532
お墓参り…. ご先祖様、 『早く来い!』 『いつ来るのだ!』 なーんて決して催促されません 笑
静かにそーっと見守って下さってると思います。
『「目にできたがん」と闘う小6の少女』のお話、心えぐられ ショックを受けました。耐えられません。
『14回の手術』を・・って辛過ぎる話、少々の事でぼやいて、グズグズ言ってる自分が情けないです。
今、自分の置かれた所で頑張りましょう! 少女を応援します。

 災難は突然に...! (QP)「みんないつかは高齢者」より(2019.9.2)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c7a32b5b889386ffc1aa193ed762ede1
現場に居合わせたQPです。転倒の瞬間は見ていませんが…見た人の話では段差踏み外し2回転されたと。  
骨折を免れたのは ある意味…受け身に優れていたのでしょう!
私はかつてJRの階段を踏外し左足全治3月の捻挫、その後 脚立から飛降り右足首骨折の苦い思い出が…。
災難は忘れた頃に...骨折しないよう気を付けて下さいね。怪我は順調に快復されている由。良かったです。
音楽祭には応援に来て頂き有難うございました。お陰で「優秀賞」...全国大会へ行くことができました。
デ某さんの心振るわす演奏を目指して頑張ります!
デ某さんのブログもさることながらみなさんのコメントも楽しみに読ませていただいております。
素敵な繋がりの輪が広がり、みなさんの人徳の成せる技だなぁ~と拝見しております。
デ某さんの「転倒事件」のドサクサに紛れて出没…お許し下さい。皆さんのご健勝をお祈りします。

 記憶が抜けます (サヌ・ヒロ) 「みんないつかは高齢者」(2019.9.2)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c7a32b5b889386ffc1aa193ed762ede1
認知機能検査、やっぱり難しいですネ! ヒントをもらっても思い出せないなんて恥ずかしい。 
でも今年12月に目出度く75歳… 少しずつ高齢者らしく認知症が近寄ってきているのを実感します。 
持ったつもりが持ってなくて落とし脚を上げたつもりが上がってなくて躓き 肉体的な衰えが...。 
怪我や捻挫すると回復が遅く大変...と想像します。お互い様ですが気を付けて生活したいものです。

 お疲れ様でした (夢子) 「帰郷….To Season October」より (2019.9.29)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/9ac081c3e13ab55944f607165e7214d0
帰省・介護、お疲れ様でした。ふるさとは、あたたかくデ某さまを迎えてくれましたか?  
大山はいつもそこにいてデ某さまの帰りを待ってくれているんですね。
夢子は...やっぱり琵琶湖になるのかな? たまに墓参りにしか帰らなくなって…
誰もいない実家に行くのはいまだに辛く悲しく気持ちも足もむきません。
デ某さま自身の体調と相談しつつお母様の所へ帰ってあげてくださいね。

 こんばんは (ムベ) 「帰郷….To Season October」 より(2019.9.29)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/9ac081c3e13ab55944f607165e7214d0
町ががらっと変わるのは、仕方がないけれど 寂しいですね。
以前京都に立ち寄ったとき、とても後悔しました。雰囲気がまるで違っていたのです。
本当に、年寄りには心細く思えるほど不便になっているのはどうしたことでしょう。
自分たちの選択の結果が、商店街を追いやってしまって、こういう結果となったのでしょうか。
お母様はお元気でしたか。ご苦労様です。ゆったりと雲の流れる大山、本当におおらかな佇まいですね。
奥様に校歌を聞かせてあげてください。初めででしょ? 
秋の雲ですね~、空を見上げるのが楽しい季節です。

 (くりまんじゅう) 「Amazing Grace ... 佐藤しのぶさん」より (2019.10.3)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/89a9e5a66a80d4eadb35c871c5b4c52a
佐藤しのぶさんが亡くなったのですね。まだ61歳の若さで まだまだ活躍される年齢でした。
そうですか デさまは佐藤さんのコンサートをたびたび聴かれたのですね。
私は特にオペラのファンでもないですが 佐藤しのぶさんの名前は知っていました。
もう何年前になるでしょうか 佐藤さんが暮れのNHK紅白歌合戦で歌われた時は 
たしかマイクなしで歌ったと記憶しております。
豊かな声量 楽に出る艶のある高音美しい容姿など 華のある方でした。
過去にも海外の有名歌手が 椿姫を歌った舞台はTVで数度観ました。
どの方もものすごく太っており声はいいですが 椿姫が結核で死ぬ という感じには見えなくて 
結核ならもちっと痩せるでしょう と同じくデブの私は笑っていました。
佐藤しのぶさんの あの美しい声と姿は もう生では永遠に見られないのですね。
惜しい方を亡くしました。ご冥福をお祈りします。

 Unknown (hana) 「爺! 時事問題」より (2019.10.12)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ac6391388d7140dd59533ca859001dc8
コメントをありがとうございました。私の自宅付近は何も被害が無かったようです
前回の15号と今回の台風…同じ県内の住民として、出来る限りのサポートをしていきたいと思っています
吉野氏は京大出身でしたか。高校の時の国語の先生が京大出身の女性(しかも年配)でした。
「京大が近所だったから。他に行く大学も無かったし」と...。とにかく変わった方でした。
変な思い出話で失礼しました~

 エディンバラのパブでは (メアリーアン) 「Rugby World Cup … 愛国心とは?」より(2019.10.15)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a37439d2b30603d08b4d200c668c75b2
画面に出るルール解説で、ちょっとずつラグビーのことがわかり、楽しんでいるにわかファンです。
スコットランド戦...台風被害の報に接しながらTV観戦する矛盾をかかえつつ、わいわいと浜弁で応援。
エディンバラに住む友人も同じ思いながら、パブで応援(チャレンジャー!)するとメールが来ました。
試合後、無事に帰ることができたのかと心配していましたが、ノーサイドの笛とともに拍手され、
わざわざCongratulations!と挨拶してから帰る人たちもいたとか。さすが紳士のスポーツですね。

 ノーサイド (リーのママ) 「Rugby World Cup … 愛国心とは?」より(2019.10.15)
      https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a37439d2b30603d08b4d200c668c75b2
やっぱりラグビーのことを書きましたね!
父がスポーツ好きで、子どもの頃にテレビ観戦しながらラグビーのルールを少し教えてもらったので、
今回はとても楽しく観ています。
五郎丸さんは福岡市出身で、私の通う歯科の受付にはサインの入った桜のユニフォームと
院長が五郎丸さんと一緒に写った写真が4年前からかけてあります。
福岡選手は隣町の歯科の息子だし、とっても親近感があります。
福岡って結構ラグビーが盛んで、小中学校で好きだった男子が高校でラグビーを始めたと聞き、
ラグビーに興味を持ちました。彼は社会人ラグビーまで進んだようです。
今回、観客も入り混じって応援するのことを知りました。
ラグビーの応援風景に本当のノーサイドスピリッツを学んだような気がします。
クレバーで勇猛な日本チームの健闘を祈ります!


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【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

カラダのことは検診カラダ!

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 先日、ビオラの花苗を求め和知(京都府)まで60km余...車を走らせました。山々は僅かに紅葉していますが、深まり行く秋!には程遠い景色。既に霜月!ですけどねぇ。地球温暖化...なのに某ジョーカー大統領は「パリ協定離脱」を表明とはナンジャラホイ!


                    由良川畔のピラカンサスと遠くに和知大橋

 例年どおり市の特定検診を掛かりつけの医院で受けました。他市では有料が多いPSA(前立腺がん)も無料...なかなか充実した市民検診です。数日後、結果について掛かりつけ医から説明を受けました。過去数年の経年変化も記録・提示され、重宝かつ感謝しています。

【脂質】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(昨年)
  中性脂肪コレステロール(150未満) 171(212)  
  総コレステロール(130~220未満) 195(206)  
  HDL(善玉)コレステロール(39以上) 39(37)  
  LDL(悪玉)コレステロール(120未満) 115(125)  
  LDL/HDL比(~1.5 ※➀) 2.9(3.4) 
  動脈硬化指数(~3 ※➁) 4.0(4.6)
  nonHDLコレステロール(~149 ※③) 156(169)
     
  ※➀ 脂質異常症の比較的!新しい規準。「~1.5は健康、~2.0は持病がない人の目標値、
     ~2.5は血栓or心筋梗塞の可能性、2.5~動脈破裂の可能性大」とされています。
  ※➁ ➀に総コレステロールを加味した動脈硬化の判定規準(AI値)。「~3は良好、
     3~5は要注意、5~は危険」とされています。
  ※➂ 最新の動脈硬化指標(総コレステロール-HDLコレステロール)。「~149正常、~169やや高め、
     ~189軽度異常、~209中度異常、210~要治療」とされています。
 自己評価・・・前回は動脈硬化が進んでいる印象でした。今回は 結構でした! かな?
  今夏、思いがけず胆嚢全摘手術を受けるということもありましたが、
  全体として『よく節制した分だけ数値は良くなっている』と自分をほめておこう。
     

    和知の路傍で見た柿。郷里の実家の柿は台風で太い幹がポッキリ折れてしまいました。

【糖代謝(糖尿病)】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(昨年)
  HbA1c(5.6未満) 5.3(5.4)
  空腹時血糖(100未満) 90(89)
 自己評価・・・今年も辛くもぎりぎりのセーフ。更に節制が必要かな?

【血液一般】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(昨年)
  ヘマトクリット値(♂40~52 ♀34~45) 48.2 (50.2)
  赤血球数(♂430~570 ♀370~500) 497(520)
  白血球数(♂3.9~9.8 ♀3.6~9.0) 5.1(4.3)
  血小板数(13.1~36.2) 14.9(13.3) 2011年….19.3
  リンパ球比(%)(18~59) 29.5(30.9)
 自己評価・・・血小板は標準値クリアーながら低い。血液サラサラ薬、無用かなぁ。
  リンパ球比は30%超で「がん細胞死滅」。この間、ちょっと低いのが気懸り。

【肝機能】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(昨年)
  AST=GOT(10~40) 25(25)
  ALT=GPT(5~45) 24(19)
  γ-GT(51未満) 26(24)
  ALP(110~340未満) 202(184)
     ※ ALPが異常に高くなる場合、がんの「骨転移」が疑われます。
  総蛋白(6.7~8.3) 6.9(6.6)
  アルブミン(3.8~5.2) 4.2(4.2)
 自己評価・・・あちこち痛むけどALPの数値から骨転移ではなさそう。
  総蛋白が低いのは肉食(動物性蛋白)を控えているから? 少し肉!を食べるぞ~!
 
【腎機能】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(昨年)
  尿酸(♂3.7~7.0 ♀2.5~7.0) 5.7(4.8)
  尿素窒素(8~22) 18(17)
  クレアチニン(♂0.61~1.04 ♀0.47~0.79)  0.93(0.92)
  e-GFR  62.0(63.0)  
      ※ e-GFRはクレアチニンの数値を男女、年齢を加味し標準化した数値。
         大学の単位認定で言えば 80超:優、70超:良、60超:可。ぎりぎりセーフ?
 自己評価・・・腎機能低下(e-GFR50以下)を案じたこともありましたが、まずまず。


  和知の道の駅「和(なごみ)」に群生するセイタカアワダチソウ。ノースカロライナ州「州花」の由。

【その他(オプション)】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(昨年) 
  PSA(4.0以下) 2.41(2.17)
  NT-proBNP(125以下) 25(15)
  TSH(0.5~5.0) 6.01(6.53)
  FT4(0.9~1.7) 1.1(1.0)
  フェリチン(♂20~250 ♀10~80) 148(162)
   ※PSA・・・前立腺がんの腫瘍マーカー
   ※NT-proBNP・・・最新の心不全指標。~125は心不全の可能性低、~400軽度心不全で経過観察、
          ~900治療対象の可能性あり、900~治療対象の可能性大。
   ※TSH・・・甲状腺機能が、標準値以下(~0.5)は亢進、標準値以上(5.0~)は低下。  
   ※FT4・・・甲状腺機能。TSHで異常があればFT4を調べ、標準値以下(~0.9)は機能低下、
        標準値以上(1.7~)は機能亢進。TSHが異常値でもFT4が標準値は経過観察!
   ※ フェリチン・・・高値は 悪性腫瘍、白血病など。
 自己評価・・・甲状腺機能はセーフ!ながらかつかつ。
  心臓については指標により大丈夫だったり危ない!だったり...よくわかりません。

【補遺】
 今夏、「胆嚢に異常」とのCT結果を受け、胆嚢を全摘しました。これまで8年にわたり胸~腹部のCTを3か月~1年毎に撮りながら、いきなり「慢性胆嚢炎...大きな胆石が8個」と判明しました。それだけ検査をしても判らない!ということを心得ておかなければなりません。逆に、様々な検査結果に一喜一憂することもなさそうです。
 その意味で、どのような検査をどれぐらいの間隔で受けるのか、その結果をどう受けとめるべきか...難しいところではあります。放射線被爆、造影剤による腎機能低下など検査に伴う問題もあります。医師の判断・助言、様々なネット情報、学術(講演)情報を参考にしつつ、やはり最終的には自己責任、自己判断になるのかなぁ、と思いました。
 
  十朱幸代さん「セイタカアワダチソウ」

   検索してもなかったのに初めてヒット! クセのある歌い方は好みが分かれますが、私は好き!
           

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あなたを励ましてくれた SONGS

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 ギックリ背中! 背中がこむら返り!する感じで、毎年この時期に罹ります。きついのは三日余、急速に軽快します。が、今回は少し長引いています。じっとしていれば大丈夫ですが、立ったり座ったりするたびに背中に激痛が走ります。ドースルことも I can not!

 『落ち込んだとき 挫けそうになったとき 寄り添ってくれる歌! ず~っと心に刻まれる歌!』『街行く人にききました。あなたを励ましてくれた歌は何ですか?』。先日放送されたNHK「SONGS」。さら~っとご紹介しながら...我田引水?を試みたいと存じます。


                                Painted by QP

エレファント・カシマ「今宵の月のように」...20代 アパレル会社員の男性『落ち込んだ時は応援してくれて、いい時には 調子に乗るなよ!と言ってくれる歌』。
きょうもまた何処へ行く 愛を探しに行こう いつの日か輝くだろう あふれる熱い涙 見なれている街の空に 輝く月ひとつ いつの日か輝くだろう 今宵の月のように...
 https://www.youtube.com/watch?v=qW6T20HLRsU
シンガーも曲も私は知りませんでした。「月」よりもっと輝いてほしいなぁ、とは余計なお世話!かな? でも歌いっぷりは月より太陽!ですから、聴いていると 応援されている!感はありますね。

Superfly「愛をこめて花束を」... 20代 美容師の女性『仕事に疲れているときに聴いたり、カラオケに行ってうわ~っと歌うと元気が出ます』
この込み上がる気持ちが愛じゃないなら 何が愛かわからないほど 愛をこめて花束を 大袈裟だけど受け取って 理由なんて訊かないでよね 今だけ総てを忘れて 笑わないで受けとめて 照れていないで...
 https://www.youtube.com/watch?v=P0KIOCARAr4
やはり 知らない人、歌。歌詞を理解!するのは難しそうですが、感じ取れ!と言われれば素直に感じ取りたいと思います。歌っている人の表情には 惚れま~す。

欧陽菲菲「Love is over」...20代 会社員の女性二人組『哀しいけれど終わりにしなきゃいけない関係ってあるじゃないですか! 昔の!曲だけど人の心は昔も今も変わらないんだなって思います』
Love is over 若い過ちと 笑って言えるときが来るから Love is over 泣くな男だろ 私のことは早く忘れて 私はあなたを忘れはしない 誰に抱かれても 忘れはしない きっと最後の恋だと思うから...
 https://www.youtube.com/watch?v=NxaED86s3L0
「昔の曲」って言われると、昔の人間としてはちょっと抵抗を感じるけど、「昔も今も変わらない」と仰る二人の女性、やがてそう遠くない未来に「昔のまんまや」と言われることでしょぅ。

秦基博「鱗(うろこ)」...20代 女学生『地方の大学から実習で東京に出てきているところです。都会は、ちょっと辛くて淋しくて郷里を想いながら聴いています』
君にいま会いたいんだ 会いに行くよ たとえどんな痛みが押しよせても 鱗のように身にまとったものは捨てて 泳いで行け 君のもとへ 君のもとへ それでいいはずなんだ...
 https://www.youtube.com/watch?v=_GHomPX4i7c
「鱗」っていうタイトルが想像を掻き立てます。でも歌われているのは掻き立てられた想像のほ~んの一部かな。「それでいいはずなんだ」? 「それでいい!」と断言してほしかった。

スキマスイッチ「全力少年」...チアリーディング部の女学生『悔しい!と思っている時、全部を一回リセットして、頑張ろう!って気にしてくれる歌です』
遮るものはぶっ飛ばして 纏わりつくものかわして とめどない血と涙で 渇いた心臓潤せ あの頃の僕らはきっと全力で少年だった 怯えてたら何も生まれない...
 https://www.youtube.com/watch?v=kOTaDY8cd9U
「あの頃の僕らはきっと全力で少年だった」という表現が素晴らしく、それがすべて!

中島みゆき「ファイト」...20代 ミュージシャンの女性『私って荒波に逆らって生きてきたから、これ聴くと 生きて行くぞぉ~!って気になれる』
小魚たちの群にキラキラと 海の中の国境を越えて行く 諦めという名の鎖を 身をよじって解いて行く ファイト! 闘う君の唄を ファイト! 闘わないやつらが嗤うだろう ファイト! 冷たい水の中を 震えながら昇って行く...
 https://www.youtube.com/watch?v=f-M7RuN47DA Cover by K.Sato
荒波に逆らう?ミュージシャン!なんですねぇ。私はミュージシャンではありませんが、良い選曲でした。なお最近は「戦う」という表現が多いのですが、やっぱり!「闘う」ですよねぇ。



Chara「やさしい気持ち」... 40代 会社員のママさん『仕事は大変だし、子どものこともある… そんな日常からいっときリセットしてくれる歌かな』
なさけない女のやさしい気持ちを あなたはたくさん知るのよ 無邪気な心で 私を導いて
ほしいの ぎゅっと私を抱きしめて...
 https://www.youtube.com/watch?v=1DoPe8z4fe8 
カンケーありませんが、ぎゅっと抱きしめる!って 男が好むことなのか? 女が好むことなのか? ハグとはちょっとちがうのかなぁ。まぁ ここではカンケーないことではあります。

高橋真梨子 「ごめんね」...目に涙を浮かべた30代の女性『昔 好きだった彼を思い出して涙が出そうになります。東京にきて辛いことがいっぱいあったけど、彼の言葉を思い出し、彼の愛の深さを身にしみてわからせてもらえる歌です』
滲む街のビルボード 淋しそうなスケッチ 世界中できっと一番大切な恋を無くしたのね 消えない過ちを後悔する前に 貴方をもっと愛したかった 連れて行って 別離のない国へ...
 https://www.youtube.com/watch?v=eSPv2fMfeQk 
この女性は「連れて行って 別離のない国へ」との歌詞にグッ!とくるのでしょうね。これだけ想われた男性くん、これまでのことはリセットし、すぐ東京に迎えに行ってやれよ!

Mr.Children 「終わりなき旅」...30代 公務員の男性『病気で休職していて、どうやって職場に復帰したらいいんだろうと思い悩んでいた時、この曲を聴いて前向きな気持ちにさせてもらいました』
閉ざされたドアの向こうに 新しい何かが待っていて きっときっと僕を動かしている いいことばかりではないさ でも次の扉をノックしたい もっと大きなはずの自分を探す 終わりなき旅...
 https://www.youtube.com/watch?v=TjXTe8NIz1E 
はい。まさに人生は終わりなき旅。でも或る年齢から「終わりのある旅」であることを意識するようになります。でもそれまでは「終わりなき旅」にしっかり向き合われたし。

矢沢永吉「チャイナタウン」...60代 会社員の男性『この歌を聴くと30代の自分に帰れるんだ。横浜の埠頭に立っている若い自分の姿にね』
チャイナタウン 若すぎた恋のあの香り甦る ほろ苦いジャスミンティ...
 https://www.youtube.com/watch?v=UZit2MpIGow 
ジャスミンティって ビールの味だったかなぁ…。まだ麦茶のほうが近い気がするけどねぇ。

BUMP OF CHICKEN「ダイヤモンド」...20代 弁護士の女性『心が折れそうになった時、たとえば司法試験の勉強をしている時、もうダメかなぁって思ったとき、がんばろうって気持ちに建て直させてくれた曲ですね』
後にも先にも一つだけ 一つだけ その腕でぎゅっと抱えて 離すな 世の中に一つだけ かけがえのない生きている自分 弱い部分 強い部分 その実 両方かけがえのない自分...  
 https://www.youtube.com/watch?v=7zkFG3Rwhq0
メロディがあるのでしょうが、私にはラップにしか…。まぁこの歌詞ですからメロディなど…。

スピッツ「正夢」...30代 会社員の女性『大学受験の日を間違え、会場に来て茫然。ホント!「まともじゃない」 落ち込みでした。でも帰って、この曲聴いて"まともじゃない"って歌っていたら1週間後、別の大学に合格できちゃいました。この曲のお陰です。』
どうか正夢 君と会えたら 何から話そう 笑ってほしい 小さな幸せ つなぎあわせよう 浅いプールでじゃれるような ずっとまともじゃないって わかってる... 
 https://www.youtube.com/watch?v=algaC2jhu8s&list=PL9C5226391AC66D41&index=23&t=0s
合格できたのは、この曲のお蔭ではありまセーヌ河。あなたの努力、実力でありましょう。

竹内まりや 「元気をだして」...30代 医療事務の女性『学生時代に大好きな彼がいて、別れる決心がつかなかった時、この歌を聴いて一歩前に踏み出そうって勇気がわいてきました』
涙など見せない強気な貴方を そんなに悲しませた人は誰なの 終わりを告げた恋にすがるのはやめにして 振り出しからまた始めればいい...
 https://www.dailymotion.com/video/x31ujn8 
この方の それから!と今!が知りたいところですが、表情から察するに、野暮なことは言うまい!と思いました。まぁ、ドラマがおありであったことでしょう。



Official 髭男dism 「コーヒーとシロップ」...20代 大学駅伝部 男子『箱根駅伝メンバーを怪我で外れ無念を抱え退部したけど、次!の夢へと歩み出す契機となった曲です』
嫌なことはぜんぶ飲み干して その場をただやり過ごして カップの底みつめ 不甲斐なさのシロップ落として...
 https://www.youtube.com/watch?v=H2IsdpZWXk4 
かつてフォークソングに「イメージの詩」が持ち込まれ時の感じかな。「なんとなく」の良さとともに 旧いと言えば旧い発想かもしれません。

アンジェラ・アキ「HOME」...40代 韓国在住10年 会社員の女性『韓国で暮らしていたとき、ホームシックになるたびに聴き、なぐさめられていた曲です』
Home is calling. ふるさと 心のなかで今もやさしく響くよ 留まることを知らない 希望に身をまかせていても 寂しさがしみついた 愛のない夜には あなたを呼んでいる...
 https://www.youtube.com/watch?v=F53LI20M-rM 
アンジェラ・アキさんの歌は「手紙」しか知らないけど … まだ歌ってはるんやろか? えっ! 現在 妊娠中!と? 愛のない夜じゃなかったんですね。

The Beatles「Hey Jude」...50代 主婦『子どもの頃からよく聴いていました。先日の風水害で腰まで水に浸かった実家の後片付けから帰るところです。この曲、辛い時に聴くと励まされます』
ヘイ! ジュード! そんなにくよくよするなよ。悲しい歌でも気分一つで明るい気持ちになれるさ。ヘイ! ジュード!君の気持ちの持ちようで総てが変わって行く...
 https://www.youtube.com/watch?v=A_MjCqQoLLA 
やっぱりビートルズはいい! 総てはプレスリーとビートルズから!でしょうね。河川の氾濫…文明への叛乱ではありますまいが、ビートルズは文明にへの叛逆ではあったかも…。 

ゆず「栄光の架橋」...60代 会社員 男性『災害が多いね。見慣れたホームセンターが看板だけ残して水没しているのを見ると気持ちが凹むけど、こういう歌を聴くと、なんだか元気が出るよ』
けして平らな道のりではなかった けれど確かに歩んできた道だ あの時 思い描いた夢の途中に なんどもなんどもあきらめかけた夢の途中に 幾つもの日々を越えて 辿りついた今がある だからもう歩まずに進めばいい 栄光の架橋へと...  
 https://www.youtube.com/watch?v=_t9I9EOAiBY 
この歌に励まされている60代のあなたって凄いじゃないですか。私、「ゆず」の名は知っていたけどこの曲は知りませんでした。遅れてる!と? はい。否定しません。



サザンオールスターズ「希望の轍(わだち)」...50代 主婦『くも膜下出血で入院中、リハビリにも挫けていた時、心の支えとなりやる気を出させていただいた私にとって大切な曲です』
熱く熱くこみ上げる涙に Oh my love is you. 戯れの放射線 揺れる揺れる面影は哀しく Oh my... Oh yeah! Be the one or tonight. 情熱の重さは夜の凪... 
 You tube.はヘタクソなCoverしかありませんので Cut!
サザンは好きじゃないし 横文字まじりの歌もなんだかなぁ。でもライブに押し寄せている若人、否!老若男女の群れを見ると、やっぱり 凄い!やつらなんですねぇ。

                 

 で、もし私が街頭で取材されたとすればなんと応えるか...。いっぱいあって一つにしぼれない。「高原のお嬢さん」なんて言えばボツ!(笑) 「さらば青春」「青年は荒野をめざす」あたりかなぁ。でもやっぱり「翼をください」。『悲しみのない自由な空』もグッと心を撃つし、『いま富とか名誉ならばいらないけど』も心に突き刺さるから。

いま私の願いごとが叶うならば 翼がほしい この背中に鳥のように 白い翼つけてください この大空に翼を広げ 飛んで行きたいよ 悲しみのない自由な空へ翼はためかせ行きたい いま富とか名誉ならばいらないけど 翼がほしい 子どものとき夢見たこと いまも同じ夢に見ている...


 音質も音楽としても もう一つ!のYou tebe ながら、このステージの新居(山本)潤子さんは空前絶後。
 ラスト20秒余は...胸 きゅん!きゅん! でも当時の彼女は今もう何処にもいらっしゃいません。

【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

フランシスコ教皇(ローマ法王)のメッセージ

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 フランシスコ教皇が来日され 早速!広島、長崎をご訪問されました。
 戦争や紛争で苦しむ人たちを横目に、核兵器の保有や軍拡競争が続いている現状に対し
 『これは神に背くテロ行為です』
 『核兵器は世界や国の安全に対する脅威から私達を守ってくれるものではありません。
  核兵器のない世界は実現可能であり必要とされています』と語られました。
 平和を求める人々への大きな励ましに、こころ深く感動しました。


               しばし釘付けになつた或る彫刻美術館の庭に咲く真紅の薔薇

 二年程前のこのブログ(2018.1.3)で「ロ-マ法王が異例のカード配布を指示」との報道をご紹介しました。法王のこのカードには「焼き場に立つ少年」の写真とともに「戦争の結果」と題した法王ご自身のメッセージが記され、世界中の人々に発信されました。
  
 
  「焼き場に立つ少年」を撮影した従軍カメラマンJ.オダネルさんの言葉(抜粋)
 『少年は焼場までくると、硬い表情で立ち尽していました。5~10分 立っていたでしょうか。ゆっくりとおんぶ紐を解き、焼き場の熱い灰の上に横たえました。まばゆい炎がさっと舞い上がり、直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。その時です。炎を食い入るように見つめる少年の唇に血が滲んでいるのに気づきました。余りにきつく噛みしめたため、下唇に赤く血が滲んでいました。夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去りました。背筋が凍る光景でした』



 パブロ・ピカソ「ゲルニカ」。ドイツ軍の無差別爆撃で廃墟と化したゲルニカ(ピカソの生地...スペイン:バスク地方の都市)が描かれています。残念ながら実物を観ていませんが、原寸大の陶板画を大塚国際美術館で見た時、岡本太郎「明日の神話」を連想しました。




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12月のQPカレンダー…自由と不自由と

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 あっ!という間に師走を迎えました。QPの「12月のカレンダー」をお届けします。
 妖精がほんとうにいるのか...なんて野暮なことはこの際!言いまセーヌ河 ですね。
 深まり行く秋...変わり映えしませんが しばしの憩いをもとめ和知に向かいました。


           和知(京都府)の自然食レストラン「菓歩菓歩」...由良川畔から撮りました。

 レストラン「菓歩菓歩」は、注文して料理が出されるまで少なくとも30~40分、1時間余りかかることも珍しくありません。けして手のこんだ料理ではありませんが、作り手は急ぎも焦りもしません。たぶん 好きな歌などくちづさみながら調理、盛り付けをされているのでしょうね。こちらも河畔や庭を撮影したり本を読みながら...。
 
 料理が用意できるのを待つ間、その前日のことを思い返していました。
 友人が所属する合唱団が出場する或る音楽コンクールに誘われ出かけたのでした。いずれも粒揃いで、童謡もあればポップスもあり 様々な傾向の合唱を胆嚢しました。友人の合唱団は四十数団体の中から見事!入賞(銅賞)しました。ただ入賞を逸した合唱団の演奏はもう一つ! だったのか と言えば、それはちがうと思います。

 同じように聴いていた別の友人は「コンクールはお互いに切磋琢磨するための形式だと思う。しかし順位を競い、審査員の傾向を分析して選曲、曲作りをするなど本末顛倒の傾向がみられます。いっそコンクール形式(順位付け)をやめ審査員の講評のみにすればもっとお互いに聴き学び高めあい、もっと自由に歌えるのに」と。


(左)ピラカンサスは彩やかに存在感をアピール  (右)風が強く由良川の水面はまるでモザイク模様

 河畔に降りて写真を撮っていたら、お店の方が「ご用意が出来ましたぁ~!」。ご用意いただいたスープ...なんとも素晴らしく美味しいのですが、スープの後 またまた時間がかかるんですよねぇ。ま、Hunger is the best sauce(空腹は最上のソース)ではあります。

 さてコンクール形式の是否。総てのコンクールは審査員が替われば当然!結果も大きく変わります。技術面の審査は兎も角、評価!にもっともインパクトがあるのは好み!であり、順位すなわち優劣とは言い切れません。そうした順位付けなどしないほうが音楽であれ文学であれ、作る側であれ受ける側であれ、自由!ではあります。

 でも自由って、不自由なくしてはあり得ません。不自由があってこそ自由の素晴らしさを実感します。不自由の多くは「決まりごと」にあります。ルールとか制度とか時には常識とかモラルとか...。不自由ではあっても意味(価値)のあること、不自由であればこそ闘争心が湧き向上心が発揮され より優れた世界を見ることができます。


 (左)簾が架かった南の窓からテラスを眺め...   (右)東の窓からピラカンサスのある広い庭が...

 菓歩菓歩で食事した後、すぐ隣にある山野草苑へ。ひと月ほど前 「今年は育ちが遅くて」と言われたビオラの花苗、「もういいかも」と訪ねたのですが「未だ!」の由。でもまあ仕様がないので二十鉢ほど買いました。妻には不満でしょうが、私は...十分!

 さてさて友人の合唱団がいただいた銅賞。結成して12年、毎年出場していますが干支が一周した今年はじめて入賞した由。それはもう大きな歓びようです。まあコンクールの弊害はありましょう。まあ自由の不自由などと論じるのも宜しいでしょう。しかしガックシを繰り返しつつ...12年の苦節あればこその歓喜ではありましょう。

 一方 拙ブログ。コンクールにもランキングにも縁がありません。苦節6年...否! 愉しみながら干支の半分を過ぎました。自由に書き記しつつ不自由を感じなくもありませんが、それも書くインセンティブかな。数万のアクセスがあるブログもあれど、どこかのCMにあった「ちっさいけど魂はこもっとる」と負け惜しみを言いつつ...。


   由良川畔...特に細工も加工もしていませんが、風が川面を斯くもユニークにデザインします。

 自由!と言えば やっぱり風がいちばん自由かな。誰にも所有されず 形もなく 生まれては消え 何処ともなく現れては去り...。伊勢正三のグループ「風」、シューベルツの歌う「風」などいろいろあるけど、まぁここは... はっぴいえんど「風をあつめて」を!



   ※ 4~7日までPC環境のないところにいますので、ご諒承ください。


【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
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どんな時代から どんな未来へ...

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 QPから2020年のカレンダーが送られてきました。犬猫シリーズだそうですが、猫は唯一我が家のシマジロウのみ。ところがなんと「12月」なんですよねぇ。シマとも相談した結果、一年も待てまセーヌ河!ってことでここに発表!しちゃいま~す。


  シマサンタクロース...来年2020年12月のQPカレンダーです。間違えられませんように!

 先日、友人に誘われ母校で開かれた「脱政治化する社会を問う」とのテーマを掲げたシンポジウムに参りました。大教室に400~500人の老若男女。論じるのは浜矩子さん、内田樹さん、岡野八代さん、佐藤学さんら気鋭の学者。笑いにあふれる3時間でした。

 冒頭、コーディネーターの中野晃一さんは『政治とは多様なものの筈なのに、今、国民を服従させることが統治だと勘違いしている人々が政治を支配している』『だからこのシンポジウムには、権力者に媚びず服従しないクチの悪い論客ばかり集めました』と。


  左から内田樹さん(神戸女学院)、岡野八代さん(同志社)、佐藤学さん(学習院)、浜矩子さん(同志社)

 内田樹さんが論じたのは「サル化する日本社会」。
『猿をバカにするな!と猿に叱られそうですが』とクチの悪い口火をきりました。『このままではいつか大変なことになる!ということにリアリティを感じられない人が増えた。将来起こる問題に目もくれず目先の利益を享受したがる。悲観的にして暗い時代に向かいつつある今、その暗い未来をしっかり見とおし、どう防ぎ どう救うか 考えるときだ』。

 岡野八代さんは「政治的であること/自由であること」。
『政治とは、一人として同じではない異なる人々が集い互いに見つめあい語りあいながら “私にはこう見える” という意見があふれる場でなければならない。人は政治的であるときこそ自由を経験し新しい自分に出会える』と。政治的であるべく前向きかつ素直に生き様を語ることは、政治的であることをタブー視する日本的傾向に対する処方箋か...。

 佐藤学さんは、ヨシモトの芸人や偉いさんの謝罪会見に噛みつきました。
 『芸人の世界が闇社会の人間と繋がっていることより、時の政権や時の権力者に媚び繋がって国の仕事を請け負うようなことをこそ詫びるべきです』『桜を見る会には文科省の大学枠5人!で私にも招待があった。総理後援会の枠800人に対してその程度の扱い。桜を見る会は権力者が餌をまき権力に媚びる人々が餌に群がる構図そのものです』。

 『若い人に政治へのあきらめ感が広がり政治に何も期待しない。氷河期の学生にそれが顕著で、学ぶことから逃げバイトしていた』『教育改革は文科省ではなく財務省が、教育ビジョンは経産省が主導。教育を投資の対象とし教育を経済的価値で計っている』。

 『教育がメルトダウンし、教育の公共性の基礎たる“民主主義・共同体・教養” が消えつつある。“市民の市民による市民のための連合”として様々な運動を組織化し “人作り、政策作り、世論作り” すなわち教育を市民の手に取り戻すのが待ったなしの課題です』。


   シンポジウム会場の大学のすぐ近くに京都御所。開会まで落葉敷きつむ御苑を散策しました。

 浜矩子さんの「甦れジャーナリズム」は最も耳目を集めました。
 副題は「下心政治から日本を救うために」。佐藤さんは長~いレジュメがありましたが、浜さんは一切ナシ! 独特の哲学的容貌をレジュメがわりに大向こうを睨み『今の日本ではジャーナリズムは抹殺され、ただのマスメディアが闊歩する』とし、➀メディアとは何か? ➁ジャーナリズムとは何か? ➂ジャーナリズム復権の秘策! を語りました。 

 ➀メディアとは『第一に様々な情報・意見の通り道、第二にそれ自体が中途半端なもの!であり、第三に霊媒師のように神がかったもの!だと。
 ➁ジャーナリズムとは『第一に預言者のように荒れ野で叫ぶ声、第二にバラ色の世界を 王様は裸だ!と暴く存在、第三に権力に対し極上の笑いで人々を護り励ます役割』と。
 ➂「秘策」は権力者を笑いとばす「コント大会」。浜ゼミでは浜さんからのテーマに基づき「批判精神に富んだ上質の笑い」のコントをゼミ生が企画・制作・上演する由。

 浜さん『権力の実態を暴くメディアは少ない。TVに露出しているお笑いや評論家はニセモノばかり。私のようなまともなエコノミストをTVは出させてくれない。だからあちこちでコント大会をやり、権力の座にあるものを笑い飛ばし嗤い倒すほかない』と。


      御苑もこの季節はさすがに人影がまばら...まだ残る紅葉が目にしみました。

 会場からの『この国を変えるより他国に移住したいと思うのですが...』に対して
(内田さん)ヘイト!スピーチする人々には「気に入らなければこの国を出て行け」という論理があります。それは日本がつぶれても平気な人たちの論理で、皮肉なことに彼らが忌み嫌う現行憲法(22条)は移動の自由、国籍を棄てる自由を認めているんですよね。
(岡野さん)女性としては辛すぎる日本から「逃げたい」ところですが、この国で生きるしかない人にとっては、なんとかここで闘かい生きやすい国にするしかありません。
(佐藤さん)本当に日本を愛する者は誰か!を見究めることが大切になります。日本は世界で一番初めに資本主義が破綻する国だと私は思っていますが、そのときにどうするか、逃げるかとどまるか...。そのとき改めてまた考えていただきたいと思います。
(浜さん)私はクリスチャン。絶望は最大の罪!だと考えています。今の時代、日本の歴史で一番面白い時代じゃないですか。アホな連中とは大いに知性を高めて闘いたい。そのためにも仲間割れしてはダメ。ヤツら「チームアホノミクス」は経験豊富で知恵のある年寄りを一番怖がっています。若者と年寄りの分断作戦に乗せられてはなりません。


                    京都御所の最南端にある旧九条邸の池と「茶室」

(岡野さん)大学ではフェミニズムを論じていますが、フェミニズムは今はやらないんですよねぇ。フェミニズムでは、個人的であることは政治的であるということになります。私達が生きているということは政治的であるという認識を共有したいと思います。フェミニズムに触れ共有し皆さん共に学んでください。
(内田さん)今、大学はとても息苦しい。息苦しくて怒ることも容易ではない。政治に対し怒っている光景は、今の若者たちの眼にはクレーマー!に映るらしいのが怖い。
 なお「公」教育とは公が行う教育ではなく"公民、公共"をつくりだす教育ですが、大学は果たしてどれぐらい公民をつくり出せているやら...。
(佐藤さん)我々の若い頃は少なくとも「食いっぱぐれることはない」と思った。が、今の若い人達は「社会から拒否されると食いっぱぐれる」という恐怖感があるようです。
 若い人達とどう話をすればいいのか...。経験則としては、一般論ではなく個人的な話をすると興味を持たれます。それは兎も角、若い人や子ども達に尊敬される人は、日頃から若い人や子ども達を尊敬している人でもあります。
(浜さん)無理なく政治談議する、仮面を脱ぐことが大事かな。仮面の下から自ずから市民の顔が現れます。
 まるで嘘のような現実が多い時代。その現実を相対化する「笑い」がほしい。そして「苦しい」ということさえ容易に言えない社会だが、だからこそ怒りを大切にしたい。
(佐藤さん)「身体」に現れる怒り!はリアリティを持ち「肉体」から湧き起こる憤り!はアクチュアリティを生む。
(浜さん)「貸借」ではなく「分かち合う」ことを大切にしたい。自分の弱さを凝視する勇気を持ちたい。複雑なものをうけ容れる賢さを持ちたい。それって今!政権を担うひと達が持っていないモノだから。
 「〆」に登壇された高山佳奈子さん(京大教授)の言葉も印象的でした。
 『凶悪犯罪者の多くが死刑になりたがっている事実があります。対テロ戦が逆にテロを増殖させている事実があります。そして日本の現政権に最も大切にされていない若いひと達が現政権を最も支持しています』と。考えるべき課題がそこにもありそうです。

 ※シンポジウムの殆どは割愛するほかありませんが、印象的な言葉のみでもと...。

    浜さんの説く「権力者を嗤い飛ばす」。チャプリンの映画「独裁者」を連想しました。

    そしてこの映画の結末は...https://www.youtube.com/watch?v=xl2e69fEFf4

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腎がん術後8年半検診~マチネの終わりに

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               今月の初め 帰省したときの大山...今冬の初冠雪でした。

 17日、腎がんの術後8年半検診で某医大附病に参りました。市バス、私鉄、もう一つの市バスと3つの交通機関に乗車します。その中の私鉄は通勤・通学ラッシュの快速急行。つり革もないドア近くで辛うじて立っていると、隣の若いお嬢さんがやたら私にもたれかかります。まさか私に痴漢する筈はないので(爆)「どういうこと?」状態

 そのうち私も周りの方も気づきました。この女性...メガネにマスク、髪が前にバサッ!とかぶさり気がつきませんでしたが、はい!立ったまま...眠ってはりました ギャグでは何度も見ましたけど、リアルに立寝!を見たのは初めてでした。さすがに降車されるときはシャキッ!としてはりましたが、さぞお疲れなんでしょうねぇ。お大事に~


          電車は走るよどこまでも!...とはいえ 神戸~大阪~京都の三都物語。

 さて検診。CTなど本格的な検査は既に年1回、夏の時期にあります。冬季の〇年「半」の検診は 採血・採尿と問診だけになりました。問診では日頃 感じているあちこちの不調や心配事をじっくり主治医に相談したいのですが、消化器科・整形外科など他科を紹介されるだけ!ですのでねぇ。面倒なので 最近は敢えて何も言いまセーヌ河です

 受診前に採血・採尿を済ませておきます 。混んでいる時はその検査結果が出るまでは予約時刻を過ぎても受診できません。が、この日はなぜか妙に空いていました。予約は 10:30なのに なんと!9:30に呼ばれました。いつものように 主治医「変わったことはありませんか?」。私「変わったことばかりですけど 特に変わったことは有馬温泉」。

 まぁそんな会話はしませんが(笑)それに近い感じかな。なお前回(今夏)検診時にCTで「胆嚢の異常」が判明、消化器科にまわされた経緯がありました。結果は病院間で共有されていると思っていましたが、ご存じない様子。そんなものかなぁと思いつつ...説明すると一所懸命キーを叩いてはりましたが、特にコメントはありませんでした


     郷里境港から海峡越しに望む出雲半島...山上の東洋一のレーダー基地は霧隠才蔵?

 採血結果は 拙ブログ11/10「カラダのことは検診からだ」に寧ろ詳しく記しています。
 腎がんで重視される腎機能「クレアチニン」「e-GFR」はほぼ前回並でした。低い数値ほど良いクレアチニンは前回よりやや良い「1.05」(前回1.09)、高い数値ほど良い e-GFRも同様にやや良い54.11(前回52.16)。私が重視する Lmph% はやや下がり32.7%。30.0%以上で「がん細胞は死滅する」そうですから まずまず。一時期標準値を割って減少していた血小板は標準を大きく超えました(19.3)。異常に高くなると がんの骨転移が疑われる ALPは 211、前回より30ほど高くなりましたが 標準内(110~340)でした。



 検診を終え、前から観たい!と思っていた映画「マチネの終わりに」に行くことにしました。タイトルどおり、マチネ!をとっくに過ぎ すっかり暗くなったソワレ!の19:00~の上映。妻に声をかけると「はい」とすんなり...。駅前ビルの最上階にあるシネコン、「アナ雪」は満員の様子ですが、こちらはなんと わが夫婦を含めて僅か5人でした。

 原作は平野啓一郎「日蝕」(1998年芥川賞)。受賞時、難儀!して最後まで読み切った後「この人の小説は二度と読むまい」と決めました。が、日韓「徴用工」問題で『韓国大法院の判決文も読まずして韓国憎し!と論じるべきではない』の発言にハッ!とし、遅ればせながら読みました。読んで初めてこの問題の本当の本質がわかりました。



 主演は 福山雅治演じる天才ヴァイオリニスト蒔原聡史と石田ゆり子演じる国際ジャーナリスト小峰洋子。ともに四十代、オトナの美男美女の純愛物語です。出遭い、思いがけない運命の歯車による擦れ違い、別々の道を歩む二人が辿りついた先がマチネの終わり...。それ以上は、これから観る方には邪魔であり、記すだけの意味もありません。

 でも少しだけ...。脇を固めた古谷一行、風吹ジュン、伊勢谷友介、板谷由夏らの中で、蒔野聡史のマネジャー三谷早苗を演じた桜井ユキ(中央)が印象的でした。主演の二人よりも存在感があった!と。先夜、最終回が放映された連ドラ 「G線上のあなたと私」ではヴァイオリニスト久住真於を演じ、そのイメージが強かっただけに 一層!でした。



  この映画ではヴァイオリンで奏でられた「シチリアーノ」をチェロとピアノでお聴きください。
  「シチリアーノ」が好きだと仰ったブロ友さん、交流が途絶えましたが如何されているのでしょう。



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余力を残して…

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 夏を過ぎた頃から元気がなくなり少し小さくなったシマ
 可哀想であり愛しくてならず、しばしば声をかけては抱きかかえていました。ところが秋の深まりとともににわかに元気をとり戻しました。追いかけると嬉々として逃げまわる様子に胸をなでおろしています。それでもネコ(寝子)ぶりは相変わらずで、炬燵をだしてからはすっかりコタツムリ...うとうと転寝しつつ夢と現を行き来しています。



 明日はもう大晦日だなんて...年々時間が加速します
 先夜 NHK(総合)「Switch Interview」で生命誌研究館長の中村桂子さんとピアニストの舘野泉さんの対談を興味深く聴きました。
 中村さん『地球の生命はみなDNAを持つ細胞で出来ています。これは偶然とは思えません。現在の多様な生命体も祖先は一つの生命に行きつきます。単一の生命は脆いのでDNAを変異させ多様な生命体に枝分かれしましたが、元は同じ仲間です』『死ぬって悪いことみたいですけど、生命の繋がりの中に消える、組み込まれる凄い!システムです』
 舘野さん『一つ一つの命に終わりがあるということは 寧ろ救いだと思います』
 中村さん『生きものは最後は終われるようにできている。とても美しいものですね』 
 

     左:中村桂子さん 右:舘野泉さん...ともに82歳(高槻市にある生命誌研究館にて)

 60代半ば、フィンランド公演中に脳出血で倒れ右半身不随となった舘野さん。ピアニストとして致命的でした。現在「左手のピアニスト」として活躍されていますが、倒れてから「なにもできなかった」2年間がありました。
 舘野さん『音を出さなかったその2年間は素晴らしい時間でした。妻※も、私達の家であれほど笑いに満ちた時間はなかった、と言っています』『昔からやりたいことはいつも見えています。出来るか出来ないかは考えたことがないです。やってきた音楽は自分の中に残っていて、なくなりませんしね』 ※マリアさん...フィンランド人
 中村さん『そうなんですか。すべてがプラス志向で、なんだか不思議な方ですねぇ』


   舘野さんご夫妻。公演など年3か月は単身で日本暮らし、9か月はフィンランドで奥様と。

 連ドラも殆ど終わりました。
 不評の大河「いだてん」は妻につきあって視ているうち、後半はとりわけ面白く視ました。今日(30日)午後、総集編があるそうですから「第二部」だけでもぜひご覧下さい。
 「シャーロック」は視ましたが、視ると...疲れます。最終回がなくて?スピンオフのような最終回らしきものが特に疲れました。録画ですから結構!早回しで視ました。
 キムタク主演「グランメゾン東京」はそれなりに...。ワンパターンの展開ですが、或る意味 水戸黄門的な予定調和としてもまずまず...。
 NHK「歪んだ波紋」全8回は録画でまとめて視ました。ちょい役で出た真野響子さん、萩尾みどりさんが「老け役」ではなく、そのまま老けて出ていらっしゃるのがびみょ~に嬉しかったです(笑)。女性の目には既にリタイアした記者役の長塚京三さんが相変わらず粋で渋くて綺麗に老けられたのが嬉しい!かもしれません。
 

    「歪んだ波紋」の 左:長塚京三さん 右:SNSニュース主宰役を演じた松山ケンイチさん

 半分が終わった朝ドラ「スカーレット」
 面白い!派とつまらない!派に大きく分かれるかもしれません。私ですか? 息子一家がドラマの舞台となる信楽(しがらき)の近くにいますからね。それが理由とは言いにくいですが、はい!それなりに面白く視ています。とりわけ最後に一瞬!紹介される視聴者の絵が一瞬!素晴らしい時間をもたらします。その一つをご紹介しておきましょう



 クリスマスイブは「第九」
 幾度となく聴いた「第九」ですが、TVでは昨年のパーヴォ・ヤルヴィ指揮のN響公演。そして生!としては今回の讀賣日本交響楽団公演が最高です。讀響と言うより「新国立劇場合唱団」による圧巻の歓喜の合唱! 一週間ほどたった今もその響きが脳裏を離れまセーヌ河。勿論!オケもみなさん凄い集中力で、最後のパーカッションはティンパニーも然りながらトランアングルまで湧きたつような歓喜を醸す素晴らしいステージでした。   

    

 ほかにも書くことがいっぱいあるのに...
 これでも長過ぎ!ですね。まだ大晦日まで一日ありますけど、それぐらいは余力?を残しておきたく、このへんで一年の締め括りといたします。ありがとうございました
 みなさま くれぐれもお身体たいせつになさってくださいね。どうぞ明るく健やかで幸多き新しい年をお迎えください

  凄いシンガーが集結し歌い上げた "We Are the World"
 


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元旦の未だ明けぬ刻に

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   新年あけましておめでとう存じます



    早速 QPの2020年1月カレンダーをお届けします。
    どんな年になるのでしょう? 否! どんな年にしますか?
    権力者への へつらいも忖度も ごまかしも嘘も 諍いも殺戮も...なくそう!
    元旦の闇夜に灯せ己が思い (デ某)

      

   いつも私自身が思っているほどに「やわらかい」ブログではないようです。
   「誰のようにも生きられず 誰のようにと生きもせず」ながら、硬いかな...。
   年末から我が家のブームの書「俺 つしま」... 面白いです。おススメします。
   まぁ「俺 つしま」で硬いブログが軟らかくなるとは思いまセーヌ河ですが...。
 
   そして年末にジャンパーを買った衣料品店でいただいたぬいぐるみ
   猫派ながら かつては犬派であった我が家に...久しぶりにやってきた子犬!
   QPカレンダーも今年は12月のシマジロウを除いて子犬たちシリーズですしね。
   勿論!今年は戌年ではありませんが...まぁ私は子年、シマは兎も角、子犬を!



    ABBA「Happy New Year」

です!ます!ではなく…

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 元旦の朝刊トップは、中国企業が「国会議員5人に現金」「ゴーン国外逃亡」。新年早々には米国による「イラン軍司令官殺害」。報復合戦を危惧していたら先刻!イランが「イラク駐留米軍基地をミサイル攻撃」のニュース。なんなんだ!と暗澹たる思い也。

 政治家というのは百万円の現金を貰っても「忘れる」ものらしい。忘れたと言いながら「もし事実なら返す」と。庶民感覚ウンヌンなんてものではなく当たり前の罪悪感が欠如している。それ以上に当たり前の感覚が欠如しているのは国のトップマネジメント也。
 
 ウソや!と思うのは大抵ホント!なのだが、それを絵(漫画?)に描いたようなゴーン脱国であった。大晦日、BSで映画「風とともに去りぬ」を放送していたが、まさに風とともにゴーン去りぬ。逃げたゴーンにも杜撰な出入国管理にもあきれ返りひっくり返る。



 内外のこの大変事を横目に 年末年始 4回もゴルフに興じ ろくにコメントしない総理。記者会見も開かない官房長官。年末年始だからと緊急閣議も開かない政府・閣僚。「こういう人たち」に我々は国の舵取り、安全を託しているのだ。ハラワタが煮えくり返る。

 スシローこと田崎史郎を「政治ジャーナリスト」と紹介するTV。「ジャーナリスト」の定義※もわきまえていない。会見しない官房長官に詰め寄るでもないマスコミ、改憲!を掲げ会見!をびびる総理にいつも腰が引けている番記者達、ジャーナリズムなき日本。 

 ※ジャーナリスト...ただ単に報道に従事する記者、レポーターなどではない。「中立で偏らない」報道をする人でもない。弱者、少数者、市井の人々の側に立ち、時の権力者に対峙しつつ権力者が隠したい事実を解明し報道する勇気と矜持を有する報道人を指す。


        神峯山寺への道中にある勧請掛...縄に樒を吊るし俗界と聖地の境界を示す。

 悶々の、否!ふて寝の三が日を過ぎ取り敢えず!お詣りしようと拙ブログ名の由来でもある地元「ポンポン山」の麓にある神峯山寺へ。三が日を過ぎると流石に人出は少ない。お天気もまずまずで山の静謐な空気に澱んだ心身がそれなりに清められた感がある。

 この門の先に本堂があり本堂の更に先の急勾配の石段を昇るともう一つ小さなお堂がある。この石段から写真を撮ろうとしてバランスを失い危うく転落、命を失くしかけた 帰り、この門前で深々とお辞儀する若い女性を見かけ私も倣って深く礼をし辞去した。




 今日は朝から強風が吹き荒れる。この風に庭の樹に残る僅かの葉も殆ど舞い散った。葉がなくなると 突然!のように蝋梅が姿を現す。その光景に誘われコタツムリをやめて庭に出てみた。風が一瞬やみ 仄かな匂いに包まれ 艶のある黄色が一段と碧空に映えた。



 久しぶりに「です!ます!」調をやめ 言い切りに書いてみた。これはこれでとりわけ今回は気分感情になじむ。が、読まれる方には「偉そう」に思われるかもしれず、それはやや気が引ける。まっ...澄んだアカペラによる「白い道」にてこの言い切りを閉じよう。



  このブログで利用している「goo」では一年前のブログ記を自動的に配信してくれます。
    一年前のブログ記は『ときに優しく小さく ときに力強く大きく』でした。
    蝋梅の写真は、今年は1葉ですが昨年は4葉をUPしていました。
    コメント欄には 2か月後、5か月に旅立たれた風のフェリシアさん、いせえびさんも...。
    諸行無常を思います。
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優しみの…悲愴

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 NHKスペシャル「認知症の第一人者が認知症になった」。初回放送は見逃したもののブロ友さんに教えられ再放送を視ることができました。80代半ばに認知症を病み97歳で旅立った私の父の、言葉も表情さえも喪った最晩年を想いつつ番組に見入りました。



 長谷川和夫さん(90)は、日本における認知症医療の草分けの医師であり、その第一人者の研究者として知られます。
 認知症とは何か。どう見分けるのか。この研究に取組んだ半世紀前は「老化による痴呆」とされる時代でした。長谷川さんは「長谷川式」と呼ばれる早期診断指標を考案、「痴呆」という患者・家族が傷つく呼称を「認知症」と名づけた先覚者でもあります。

 番組は、長谷川さん自ら認知症に罹ってからの一年を追うルポルタージュで、冒頭に長谷川さんの原点となった出来事が紹介されます。それは、彼が主治医をつとめた患者さん(50代でアルツハイマーを発症)が発症間もない頃、五線紙に記した言葉でした ...『僕にはメロディがない。和音がない。共鳴がない。帰ってきてくれ、僕の思いよ。全ての源よ。再び帰ってきてくれ。あの美しい心の高鳴りはもう永遠に戻らないのだろうか』。
 この患者さんの奥様は『彼の苦しい心に寄り添ってあげられなかったのが一番の悔いです。私、わかってあげてなかったんです』と涙ぐまれました。そして長谷川さんは『患者さんご本人の心の中を見たのはこの時が初めてでした』と。

 長谷川さんの病名は「嗜銀顆粒性認知症」。アルツハイマー型ほど急激な進行はなく、高齢になって発症し比較的ゆるやかに進行するタイプです。ゆるやか…とは言え傍目には急激で、以下 発症から1年にわたる長谷川さんの述懐と日記などから紹介します。


     長谷川さんが主治医として診た認知症の患者さんが五線紙に記した悲痛な心の言葉。     

 『想像以上に恐怖心が募る。もうダメだとか、もうアカンとか、もう何も出来なくなるんだろうか、と。そしてどんどん独りになる』『いつも ”確認” していなきゃいけないような、そういう感じ。自分自身が壊れつつあることは別の感覚で仄かにわかる。日々失われていく ”確かさ”』『一所懸命、一所懸命やってきた結果、こうなった。年をとるということは容易なことではない』(長谷川さんの日記から)

 そうした情況に逆らうように日々外出し、時にケガをする長谷川さんを支えるのは妻 瑞子さん。ご自身 腰痛による要介護の身でいらっしゃいますが、穏やかに語られます。
『とにかくあんまり厭な思い出を作らないようにしようと思っています。またいつかお空に行ってから ”あの時は” なんていうことになると困るから(笑)。(外出して) のんびりできて良かったね、ぐらいに言えるようにね』。

 長谷川さんの日記には しばしば瑞子さんが登場します。
『僕の心や身体のすべてに瑞子がいてくれる。この感覚は初めてのものだ。なんというのだろう、いつも瑞子と共にいる感じだ。幸せだと思う』『朝 起きて、俺は何処にいるのかなぁって自分自身の在り方がはっきりしない。瑞子が ”おはよう! 調子はどう? よく眠れた?” というその言葉にだんだん不安が薄れ ”確かさ” が戻ってくる』。


           パジャマ姿でごあいさつする長谷川さんと奥様の瑞子さん

 医師をリタイア後は奥様とまりさん(娘さん)にフォローされ講演をされています。認知症特有に話はしばしば脱線し、時には急にキリスト教の信仰について話し始めます。
 まりさんが駆け寄り 『今日のテーマじゃないですよ』と言いますが、長谷川さんは 『僕の話にクチをはさまないでくれ』と怒ります。少しユーモラスで聴講されている方の優しい表情がうかがえます。実際はもっと脱線、混乱することが多いのでしょう。番組制作上の意図とは言え「認知症の第一人者が認知症になった」ことを象徴する場面でした。


         講演会で話が脱線する長谷川さんをたしなめる付添いのまりさん(娘さん)

 長谷川さんは認知症医療の第一人者ですが、現在は患者として主治医の診察を受けています。主治医に『この頃、物忘れが多く鍵をかけたかどうか何度も確認に引き返す』と訴えますが、まりさんは『父はもう長い間、自分で鍵をかけることはしていません』と。
 長谷川さんは想像の世界で、認知症に罹った自分自身を見ているのかもしれません。

 長谷川さんの主治医は 『威厳をつぶさないよう周りからサポートしてほしい。順調に歩まれた先生の人生の尊厳がつぶれるのを止めてあげたい』と。主治医に限らず家族は、そして何より本人が、それは最も望みつつ容易に叶わないことではありますが…。

 取材から日がたつにつれ長谷川さんの口数は少なく、横になる場面も目立ち言葉にも力がなくなります。『今、こういうことを言ってもいいのか、言わないほうがいいのか、わからなくなってきた。人間の力の限界ってあるんだなぁ』。
 そして英語で記された『Where are you? Where am I ?  Where is Mizuko?』。
 “ Where is Mizuko? ” に胸がいっぱいになります。

 Where am I ? には、三年前、腎がんで旅立った瞳さんのブログ記「おやすみの日」の一節を思いました。近所の子ども達がママさん達と遊ぶ光景を眺めながら心象風景を記したその最後に… 『私はいますか? どこにいますか? 笑っていますか?』。


       デイサービスでゲームをしても ちっとも楽しそうには見えない長谷川さん

 「デイサービス」は本人のためにも家族の負担を減らすためにも認知症対策としても大切だと、長谷川さんは唱えてきました。しかしデイサービスに行く長谷川さんの表情は冴えません。如何にもつまらなさそうで、やがて「もう行かない」と言い出しました。

 そのことを問われた長谷川さんは、認知症の人にとって何がいいかを周りが勝手に決める前に『何がしたいのか? 何はしたくないのか? そこから出発してもらいたい』。
 そして『家族の負担!っ言うけど、じゃあ僕が死んだら周りはホッとするのかな? 負担が減ったと喜ぶのかな?』。 実際、鬱の状態になり『死にたくなっちゃった。遺書を書くって言ったんだが、瑞子に ”かっこ悪いからやめなさい” って言われちゃった』と。


            体調が良いときは まりさんと手をつないで散歩する長谷川さん

 まりさん『お父さん、わたし幾つ?』。長谷川さん『35』。まりさん『35? わぁ~嬉しぃ!』。この時の長谷川さんはちゃんとわかって答えた『35』でした。
 まりさんは『父は家族を愉しませることが大好きな人です。それはずっと変わらない。そう思える。そう思えるようになってきた』のだそうです。

 長谷川さんは次第に体調のすぐれない日、夢か現実かわからないことが増えます。有料老人ホームへの入居を考え体験宿泊しますが、思ったことは 『我慢! 家に帰りたい!』ばかり。家に帰り、ごちゃごちゃした書斎で 『ここが一番落ち着くんだ』と。


              医学の専門書300冊などが並ぶ書斎にて。窓には十字架も…。

 かつて認知症医療を人生のテーマに据えた長谷川さんに、先輩が送った言葉は「君が痴呆(認知症)になったとき初めて君の研究は完成する」でした。なんともアイロニーに満ち心に刺さる、しかし核心を衝く言葉ではあります。

 番組の制作者から「認知症とは何か?」と問われた長谷川さん。『余分なものがはぎとられちゃうんだよね、認知症になるとね。認知症って、良く出来てるよ。心配はあるけど、心配するその気づきがないからね。神様が用意してくれた一つの救いだ』。
 そして認知症になって見える景色について問われると、『変わらない。普通だ。夕日が沈むとき、富士山が見えるとき、みんな普通だ。会う人も普通。変わらない』。



 長谷川さんはベートーヴェンのピアノソナタ「悲愴」が好きで、奥様の瑞子さんの弾くピアノを瞑想しながら聴き入ります。そのシーンに私は父の最晩年を想い、長谷川さんと奥様の過酷であろうこれからに思いを巡らせました。それは記すべきではないと思いつつ敢えて記すのも、番組制作者とはまた異なる優しさだと自分を励まし記しました。

  辻井伸行さんによるベートーヴェン「悲愴」… 悲愴!の言葉とは異なる優しみあふれる旋律です。



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月日は百代の過客にして…

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 ほぼ毎夕ジョギングをしています。暖冬とは言え夕刻はさすがに寒く「今日はやめようかなぁ」と思う日もあります。それでも少し陽が長くなり、暗い道を走る或る種ストイックな昂ぶりは薄れました。地球はまわり季節が移ろいつつあることを肌で感じます。

 月日は百代の過客にして行きかう年もまた旅人なり。芭蕉さんは、俳句より散文のほうがえぇなぁ…なんて記せば生意気が過ぎますね。生意気ついでながら「奥の細道」序文には芭蕉さんの人生観、自然観が凝縮され、ボヘミアン(漂泊詩人)に似た精神を思います。

 先日、いつものことながら俄かに思い立ち和知(京都府)に出かけました。冬枯れと言いますか、やや色褪せた風景にあって、春には彩やかな黄を誇るミモザが緑から黄へと移る気配を漂わせていました。弁証法的!と記せば またまた生意気が過ぎましょうが…。


              ミモザ…由良川畔のレストラン「菓歩菓歩」の広い庭にて

 もう始まったの?と思った大相撲初場所ですが、今日はもう千秋楽です。すぐ休みたがる横綱、弱くて優勝を狙うどころか相次いで関脇陥落の大関。上位が満身創痍の初場所で精彩を放ったのは小兵!炎鵬でした。前頭五枚目にして勝越し! 大いに立派です。

 その炎鵬、とっつかまり吊り上げられるとどうすることも I can not! 栃ノ心との一番は吊り出されてしまいました。これを解説の北の富士さん『高い!高い!されちゃどうしようもないよねぇ』と。なんという失礼な表現を!と思いつつ笑ってしまいました



 出世披露の新弟子がいる一方、三十代半ばまで一度も関取(十両以上)になることなく土俵を去るお相撲さんもいます。三段目27枚の濱栄光さんはこの日が大相撲人生の千秋楽でした。郷里の兵庫県に帰り警備会社に勤められる由。ご活躍をお祈りします。


           最後の取組を終え土俵を去る濱栄光さんにたくさんの花束が贈られました。

 初場所をなんとか盛り上げた功労者は幕内ドンケツ西17枚目の徳勝龍。十四日目は相星の正代に勝ち13勝1敗で単独トップに立ちました。ここ数日、土俵際あわや!の場面で神がかったように逆転勝ちしています。「一生に一度の緊張を楽しんでいる」そうです。


      土俵下、なぜか徳勝龍の顔は鼻先まで…。徳勝龍を見つめる方が…気になりま~す!

 この日は天覧大相撲でした。この日一番の好取組!正代:徳勝龍戦の直後に来られたのは残念ですが、大相撲がお好きだった昭和天皇さんに続き平成・令和の天皇さんも初場所の大相撲観覧が恒例に。勿論!相撲ですからフンドシ!一丁も不敬にあたりません。



 突然!話題が転換するのが拙ブログ。とは言え脈絡は少しありまして、令和の天皇さんの「最初の外国訪問は英国」なんですよね。その英国、EU離脱を巡って国論は二分。国民投票により僅差で英国離脱を決めたものの、議会は二転三転の堂々巡りでした。

 国民投票を実施したキャメロン首相は政権を投げ出し、後を継いだメイ首相も議会で叩かれまくり、やはり政権を投げ出しました。そこにオポチュニストの典型のようなジョンソンが現れ首相に就任、文句あるか!とばかりに解散、総選挙で信を問いました。

 労働党は「党としてはEU残留」ですが、労働党支持層は寧ろEU離脱が多数です。労働党はそこを曖昧にし「再度の国民投票」を掲げたものの、曖昧さが裏目に出てジョソン保守党の圧勝でした。今月末、遂に英国はEUを離脱、欧州における孤立の道を進みます。



 同じ欧州ながら英国は島国根性なのだ!とケンブリッジ大のレイノルズ名誉教授は語ります(18日付朝日新聞) EUにおけるフランス風の政治手法、ドイツの圧倒的な経済力を前に「第二次大戦を勝ち抜いた誇りある」英国はまるで拗ねた子どものようだと。

 アジアの誇りあるどこかの島国とよく似ています。しかし英国の大英帝国!たるは「北アイルランド、ウェールズ、スコットランド、そしてイングランド」の四つの国の連合体だというところにあります、たとえ人口の85%がイングランドに集中していようと。

                   

 EU離脱を機に、幅を利かしてきたイングランドに対し他の三か国が「大英帝国からの離脱」に向かわないか? 通貨ユーロを導入しないなど独自性(我儘)を通してきた英国にEU諸国が「もう義理はない」とウップン晴らしに出ないか? それは兎も角、大戦の教訓から「平和な欧州」をめざしたEUの理念に亀裂が生じ世界の経済と平和の崩壊に進まないか? そんな様々な問題(火種)を孕む英国のEU離脱に、もう少し関心を向けたいところではあります。

  英国を代表する歌手 エルトン・ジョンの名曲「Sacrifice(犠牲)」… 旧い曲なのになんて象徴的!
      それは犠牲ではない 別々の世界に生きる別々の魂だ 
      最後の手段として 誤解と感受性が檻をつくる 
      方向を失いあらゆる手段で抗う 嫉妬心が燃え非難する涙もでない
      犠牲ではない 犠牲ではない ほんとうに犠牲ではまったくないのだ



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サクラチルには未だ遠くとも...

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 図書館にはシルバー世代があふれています。その次に多いのは中学・高校生の方々で、受験を控えたこの時期、彼らの必死の姿にいつも心をうたれます。ですが、先日来! 殆ど若い方を見かけなくなりました。図書館スタッフから「締め出された」ようです。

 「自習のご利用はお断わりします」の貼り紙。図書館の使命に照らせばそうでしょうが、なんとも無粋で思いやりに欠ける使命感!です。備付けの用紙に『生徒達の自習はせめてこの時期だけでも大目に見てあげて下さい』と記し「ご意見箱」に入れました。


                            二月のQPカレンダーです

 二月は私学、三月は国公立の受験本番。合格発表を見に行けない受験生が利用した合格(不合格)電報は共通一次世代まででしょうか。サクラ咲く季節には未だ遠いのに「サクラチル」電報を受け取ったあの重くて痛くて暗く辛い思い出...忘れられまセーヌ河

 私の息子はセンター試験世代。合格者受験番号一覧が電子メールで即日!届きました。息子はそれで合格を確認してから大学に「その眼で確認」と言うより改めて歓びを噛みしめに出かけました。「それではおもろないやろ」と言いましたら、「上等です」と。


    明るい彩やかな黄が風に揺れる「ミモザの日(3/8)」、この花束を女性に贈る国もある由
    「ミモザの日」はちょうど国公立大の合格発表の日あたり... 合格のお祝いにもどうぞ!

 思えば半世紀ほど昔、先輩の下宿を間借り?し東京の大学を受験しました。受験が終わった日の翌日、その下宿のおばさんから有楽町の「日劇ミュージックホール」のチケットを頂きました。「受験の疲れを癒しなさい」との思い遣りであったと思います。

 そこは結構!いかがわしいダシモノもあるホールですが、頂いたのは三船敏郎と石原裕次郎共演の映画「風林火山」と歌劇団のショーという変わった組み合わせのプログラムでした。このショーがなんとも強烈な大音響で田舎者の青年の心を揺さぶりました。

 その大音響のショーが「Back In The USSR」。ご存知!一世を風靡していたビートルズのヒットナンバーの中でもちょっと一味変わった、それはもうノリ!ノリ!になれる素晴らしい曲です。周りのミーちゃん、ハーちゃんらとスタンディング!で興じました。

 そんな「Back In The USSR」をポール・マッカトニーのライブでお聴きください。場所はなんとモスクワ、クレムリン前の...赤の広場です。なんとなんとプーチンさんの姿もチラリ! 解き放たれたロシアの若者たちがハチ切れブチ切れ燃え上がっています。




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二月の夜空に

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                               Painted by QP


  雲がながれる なんて だれが言ったのか
  ながれ星だ なんて だれが言ったのか
  あなたは 二月の蒼空に 雲のように旅立たれました 
  二月の夜空に 星のようにながれて逝かれました

  背高のっぽの華奢なからだに 
  まっ白なブラウスも朱色の華やかなセーターもお似合いで
  旧いパントマイムの達人によく似たくちもとから
  ひときわ美しいソプラノを響かせていらっしゃいました

  わたしとおなじ病ながら はるかに重いステージにあって
  それでも 立てるかぎり立ち歌えるかぎり歌おうと
  もうひとつのステージに立ち盡されたあなた
  どんなにか辛く でもどんなにか嬉しかったにちがいなく…

  いちどゆっくりおはなしができればと
  いつもそう思いながら 気後れしたままに時がすぎ…
  そして二月四日の夜 突然にあなたの時が止まり 
  あなたは いなくなってしまわれました

  その夜 私は大阪中之島のフェスティバルホールにいました
  マーラーの渾身の交響曲第一番「巨人」 第四楽章の最後の最後
  総ての楽器がフォルテシモを轟かせたそのとき その瞬間こそ 
  あなたの時間が止まった瞬間に思えてなりません

  いま しんしんと凍える二月の夜空を見上げつつ…
 
    ショパン「別れの曲」をと思いましたが
            敢えて辻井伸行さんご自身の作曲による「それでも、生きてゆく」を。

                   ※ ブログとしてではなく…オマージュとして
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