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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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もう六月も終わりですか...

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 一年で最も夕暮れが遅い六月。紫陽花にふさわしい梅雨入りが遅かった六月。それでも日は進み明日からもう七月です。七夕、祇園祭を経てやがて梅雨明け、本格的な夏が来ます。朝から雨が降りつづく今日六月の晦日、七月のQPカレンダーをお届けします。



 遅き日のつもりて遠き昔かな(蕪村)。俳句を嗜むでなく好きと言うのさえおこがましく憚られます。そんな私が、歯に衣着せぬ佐高信さんの人物評「”同い年”ものがたり」をとばし読みしていてふと目にとまった蕪村の冒頭の一句・・・心にじわりと溶けました。

 6月は「日の長さ」を最も感じる月。日没がどんどん延び積もり重なる「遅き日」、遠き昔日が脳裏をよぎります。郷愁であり懐旧の想いであると同時に長く生きてきたからこその今日であり、如何に苦しい今日であれ時が経てばやがてそれも遠い昔になる・・・と。


                              Painted by QP

 ブログを始めて間もなく6年になります。コメントをいただくことが嬉しく有難く、自らの思いを考えを検証し深め時に翻す糧としてきました。新しい出会いがあると同時に、いつの間にか・・・ゐなくなられた方、或いは亡くなられた方も少なくありません。

 自らのブログ記450余をしばし読み返しては、ゐなくなられた方、亡くなられた方を想います。一度としてお目にかかったこともない方が殆どであり、わが人生にあってまるでフラッシュのように一瞬に光る出会い触れあいであったような気がいたします。

 『先を案じ今を生きる喜びを見失わないよう言いつつ折々のCTを案じないわけにいきません。CTだからこそ数ミリの変化に一喜一憂します。そう一喜一憂し続ける人生を”いとをかし”と受けとめるタフな心が欲しい・・・』(2月に旅立たれたSさんのコメントより)

 『結果を待つ・・・。時間が過ぎるのを遅く感じますよね。早く聞きたいような早く安心したいような怖いような不安でいっぱいのような。きっときっと大丈夫ですよ。私もお祝いに参加させてくださいね』(今年のおひな祭の日に旅立たれたFさんの2年前のコメントより)



 私のブログは脈絡を外れ話がふわっと飛びます(笑)。そうしたワケ?で、先日終わったBSプレミアムの短い(全4回)連ドラ「長閑の庭」。若い大学院生に尊敬され、やがて愛される高齢の大学教授。結ばれるも教授は余命を告げられ別れを切り出しますが・・・。

 エンディングに流れる言葉『恋は一本の鎖だ。恋することで生じる美しい感情も醜い感情も一つ一つ繋がった鎖。相手を締めつけようとしても傷つきほどけてしまう。お互いの鎖が絡み合って初めて愛になる』。「グラグラしている」という田中泯さん、熱演!

 久石譲「The Rain」



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旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c



限りなくグレー... 吾輩も猫である168

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 お久しブリーフ! 他所で見たこのギャグ、主人のツボにすっぽりはまり、なんども笑っている。いい加減にシミーズ!と言いたいところだが、きょ~びシミーズなんて言わないそうな・・・。「シミチョロ」だって「顔にシミが出始めた」と思う程度らしい。
 
 そんなこたあどうでもいい。どうでもいいが、主人から久しブリーフに(ん?)「ブログを書け」とのご下命。では好きなことを書かせて貰おう!とPCに向かうと「俺に代って腎がんの術後8年検診について書くべし」とはなんたるちあ、サンタルチア!



 ま、仕様がない。そう言えば主人、このところしきりに腰の不調を訴えていた。細君にも『どうもいつもの筋肉痛とちがう。なんか内側からググッと重苦しい厭な痛みがくる』な~んて。術後検診前のお決まりの不調だろうと吾輩はタカを括っていたのだが・・・。

 11時予約の検診から2時間も経つのに主人から細君にメールが来ない。これって!?と細君が不安に思っていたらメールがきて「初診が多く診察が遅くなった。再発転移に関してはクリアー!したけど、胆嚢に異常が見つかり消化器科にまわされている」と。

 結局、単純CT(造影剤ナシで撮るCT)の画像では不十分で、改めてMRIと超音波で検査する由。それも医大附病では予約が1か月先まで塞がっており「民間の病院を紹介します。明後日に予約を入れられます」と。主人、そりゃ承知するほかありまセーヌ河。



 で、この画像ってナニ? 吾輩も驚いたが、主人「おまえの文章はつまらんから、こういう絵を入れて読んでくださる方にひと息いれて貰うってこと」だそうです。ならば自分で書けばいいのに、ったく・・・ まぁこれが吾輩の主人、仕様が有馬温泉

 以下、術後8年の「採血」「CT検査報告書」のナマ結果をグッ!と簡略化して報告。

【採血】まず T-BIL(総ビリルビン)。標準「~1.0」に「1.65」。主治医は「あなたの体質でしょ」と言うが前回は標準内。CRE(クレアチニン)は腎臓の重要な指標で標準「1.0」以下に対して「1.09」。これに年齢・性別を加味したeGFRは「52.2」、良くない。40を割ると透析に進む可能性も。「H」マークされることが多い BUN(尿素窒素)、逆にしばしば「L」マークされるPLT(血小板数)なども含めて他は総て標準内。主人が重視するLymph%は「30」以上でがん細胞が死滅すると言われ、これは「39」とまずまず。

【CT検査報告書】胸部~骨盤CTを過去検査と比較検討した。
 左腎部分切除後、明らかな局所再発を疑う所見なし。術後部位近傍変化を疑う軟部陰影に著変なし。術後の脂肪壊死と考える所見に著変なし。肝嚢胞を示唆するLDAs(低吸収濃度域)に著変なし。肝に明らかな転移を疑うSOL(占拠性病変)なし。膵、副腎、右腎、脾に特記すべき所見なし。右肺尖部、左肺底部の小結節に著変なし。肺に明らかな転移を疑う所見や活動性病変を認めず。撮像範囲内に有意なサイズのリンパ節腫大を認めず。胸水・腹水の貯留を認めず。
 最後に「診断」として「左腎がん術後の明らかな再発・転移を疑う所見を指摘できない」とまとめた後、「胆嚢壁内に沿った高吸収域を認め、慢性胆嚢炎や胆石が考慮され、超音波等で確認されたい」と。

 ※こうした放射線科の「報告書」は患者に渡さないのが一般的で、主人の息子に訊ねると『放射線科の報告書は主治医に対する個人的見解であり”個人の著作物”に相当する。最終的には主治医が総合評価し診断を下すため、放射線科の報告書は患者に示すべきではない』由。わかったような、わからんような・・・。

 読まれた方も肩が(頭が?)こったであろうが、主人になり代り書いた吾輩も肩がこった。二度と書きたくない、やなこった!である。であるので、おクチ?なおしにPPMで「Gone the rainbow(虹とともに消えた恋)」を。なお写真は吾輩ではありまセーヌ河。




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限りなくブラックに近いグレー

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 「限りなく〇〇に近い〇〇」にピン!とくる方は、たぶん還暦(せいぜい50代)以上でいらっしゃいましょう。「事実は小説より奇なり」で昔の人気TV番組 “私の秘密” を連想される方は団塊世代以上でしょうか? 昭和は遠くなりにけり!でございますなぁ。

 CT(スキャン)を撮られた方は結構!多いと思いますが、持病を抱えている、あるいはがんの経過観察(術後定期検診)にある方を除いては、せいぜい5回までかと思います。このCTを受けた回数で概ねその方の病気の経過・現状が類推できるように思います。


                              Painted by QP.

 CTとりわけ造影CTは精度の高い画像で病変を確認できるスグレモノながら、きちんと見なかったら宝の持ち腐れです。私は、腎がんの術後8年間に20回余のCT(ほとんどが造影CT)を撮り再発も他の臓器への転移もナシ!と診断されてまいりました。

 ところが今回はじめてCT検査報告書で「胆嚢に異常がある」との指摘を受けました。
「だから術後の経過観察が大事だ。きっと初期で見つかったのだろう」と思いましたが、造影超音波で検査した結果、「胆嚢が胆石でびっしり!埋まって」いました

 術後3年までは年4回の造影CTを撮っていましたが徐々に減り、一昨年から年1回の単純CT(造影剤なしのCT)になりました。しかしこれだけ頻繁にCTを撮ったのに・・・胆嚢が胆石でびっしり!埋まる? 僅か一年でそうなるとは、到底考えられまセーヌ河。

 一言で言えば・・・「見落としてきた!」にちがいなく、改めて造影CTを撮ることになりました。ネットで調べると、「胆嚢は薄い膜で覆われた臓器につき胆嚢炎・胆石を放置すれば “がん化” しやすくリンパ節などに転移しやすい」由。思わず天を仰ぎました。


                              Painted by QP.

 まぁ仕様がありまセーヌ河(くどい!)。時間は戻りまセーヌ河(やめっ!)。良くて(胆嚢にがんがない or がんでも転移がなければ)胆嚢の全摘!手術。悪ければ(がんがありリンパ節などに転移していれば)三大療法のうち手術よりまずは化学療法か放射線療法となります。

 と言うことで50代以上の方には「限りなくブラックに近いグレー」、とりわけ団塊世代以上には「事実は小説より奇なり」と申し上げましょう。50代未満の若い方々には各世代共通にて「明日はわが身かも・・・」と顧みての私の実感を記したいと存じます。

 偉人の名言もご紹介しておきます。寺田寅彦『健康な人には病気になる心配があるが、病人には回復する楽しみがある(な~るほど)』。カーライル『病人だけが健康を知っている』(然り!)。カント『裕福で病むより貧乏で健康のほうがいい』(さすが哲人!)



 何の脈絡もなく話題は「大草原の小さな家」へ。ご覧になられた方、さぞ多いと思います。毎回!涙があふれ傍に家族がいれば思わず抱きしめました。デ某一家の始まりと共に放送が始まったこの番組、インガルスさん一家がほぼ半世紀ぶりに帰ってきました。

 古き良き開拓時代のアメリカ大陸に夢と希望を託してやってきた一家の物語です。誠実で逞しく正義感あふれるお父さん。強くて美しく敬虔で優しいお母さん。しっかり者の長女メアリー、お転婆なローラ(実はこの物語の原作者)、愛らしい末っ子のキャリー。

  放送は毎週土曜日午前8:30~ BS3(プレミアム)で放送中です。 



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雨降る京都にて

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 腎がんの術後8年検診で「胆嚢の異常」「がんも否定できない」の診断に少なからず凹んでいた先夜、或る女声合唱団の定期演奏会に誘われました。評判を知っていますから、とても楽しみに参りました。斬新で多彩な企画...期待にたがわぬ素敵な演奏会でした。

 人間の身体そのものが楽器となって響きあい豊かなアンサンブルを醸しだし、繊細なピアニシモ、爆発するフォルテシモが演奏会のテーマを際立たせます。『子ども/おまえのその肩に/おとなたちは/きょうからあしたを移しかえる』(「空をかついで」より)。



                 演奏会のテーマをあしらった当日の「プログラム」より

 単純(造影なし)CT、造影超音波、MRIでもなお「がんが否定されない」として臨んだ11日の造影CT。私は勿論として、妻も覚悟していたのか『一緒に行きます』と言ってききませんでした。朝7時に家を出てバス・電車・地下鉄を乗り継ぎ古びた病院に向かいました。

 慎重な医師でしたが、この日は画像を見て即『がんではなさそう』『取って生検すれば数%はがんもあり得ますが...』『年齢から今が全摘する時だと思います』。この先生は消化器内科、手術は消化器外科...『胆嚢摘出に長じた医師のいる病院を紹介します』と。

 この季節にしては冷たい雨が降る中、敢えてタクシーを呼ばず歩きました。私は拍子抜けして無口でしたが、歩きながら妻は何度も『良かった』『ほんとうに良かった』と。「まだ全身麻酔の全摘手術があるけど」と思いつつ、妻の呟きに私も「そやなぁ」と。



 今出川通から寺町通を南へ。かつてよく入った進々堂の傍らの雨に濡れた紫陽花に目が止まると、妻が「新しいカメラで撮ったら如何?」と。新しいカメラの初撮りの写真がです。珍しくもない光景ですが、人生の一つの記念と言えば記念となる一枚です。

 さらに南へ少し行くと、知る人ぞ知る焼き菓子のお店があります。店構えは写真ではまあまあといったところですが、リアルはほんと!地味で目立ちません。京都らしくまるで隠しているような店の奥はなかなか洒落た喫茶室ですが、先の楽しみがありパス!


 

 御池通を越えさらに南へ。日本人の二人に一人はがんになると言われていますが、京都の街を歩く人の三人に一人は外国人です。御池を過ぎると二人に一人以上!になります。そのインバウンドさんたちがなぜかありふれたお店の前で写真を撮りまくっていました。

 どうやら外国で出されているガイド本、まぁ「京都の歩き方」のようなものでしょうか、それにこのお店が紹介されている由。実は私と妻がめざしたのもこのお店でした。幾つか店舗がある中でやはり寺町店が一番人気!なのは中に入らないとわかりまセーヌ河。




 前記の焼菓子店と同じく、奥が深いのが京都の造り。お店に入ってすぐのところ、その先、そしてその奥と三つのユニットがあります。最奥にてランチセットから妻はミックスサンド、私はツナサンドをとりシェア、珈琲に玉葱スープ...美味しゅうござりました。

 長居!が基本のお店ながら、お喋りするグループは見当たりません。不思議にスマホと睨めっこの方もいらっしゃいません。ほとんどの方が何かしら本など読んではります。ちょっとした異文化の世界を垣間見ました。ご縁があれば一度お立ち寄りなされたし。


                   入口からはありそうに思われない中庭があります。

 人生には何度か覚悟!を求められる時があるようです。いったい何度!覚悟すればいいのかわかりませんが、そのように覚悟を繰り返しては一歩ずつ最期の時へと近づくのでありましょう。それがいつ!かはわかりません。だけどみんなに来るいつか!ではあります


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眠りにおちる前に

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 朝ドラ「なつぞら」の最後に視聴者の絵がUPされます。視たことあるこの視聴者!はお父さん役の...。

 胸腹部単純CT、造影超音波、MRIを経て腹部の造影CT… それでようやく『がん(転移)ではなさそう』『胆石がビッシリ!で機能していない』と胆嚢を全摘することになりました。この日は診察だけのつもりでしたが、『術前検査を受けていただきましょう』と。

 医大泌尿器科~同じく消化器科~民間病院の消化器科~他の民間病院の外科へ。今月4回目血液検査は、検査項目が増え何本も採血。CTがあるのに?レントゲンも胸腹部3枚。心臓と頸動脈の超音波。肺活量など肺機能の検査。そして再び外科の診察室へ。

 血液検査….腎機能がやや弱いですが、手術に問題はありません。心臓….少し逆流がありますが、年齢相応です。頸動脈….軽い動脈硬化が窺われますが、年齢相応です。なんなんでしょう、この年齢相応!って? 百歳で病院に行くと総て「年齢相応!」ですか?

 胸腹部レントゲン….特に問題となる所見はありません。ようやく普通に問題なし。肺機能….年齢を超えて優秀です。ようやくようやく優秀!ときました。そして『手術ですが、キャンセルが出まして….一週間後、23日で如何ですか?』。いきなりそうきましたか!

 急がない手術は2~3か月待たされるそうですから躊躇してる間はありません。介護帰省予定と僅かに外れたことを確認した妻も『それでお願いします』。診察が終わると入院手続きの受付に寄りようやく終了。10:00~15:00….長いような、やっぱり長いよねぇ。


 連ドラ不作!ながらラクビー好きの私はつい視てしまう日曜劇場「ノーサイドゲーム」(今週は放映なし)

 昨夜は読響(読売日本交響楽団)の演奏会でフェスティバルホールへ。B.トーヴェイ指揮でホルストの組曲「惑星」、ラフマニノフ「ピアノ協奏曲二番」。ところが今月に入ってすぐトーヴェイの「がんが判明」したとのことで急遽!井上道義指揮に代りました。

 井上道義も数年前に咽頭がんを手術、いま元気に甦り活躍しています。元々年3回セットで予約している公演で、しかもこの7月公演は「特に聴きたい」曲目でしたが、この間 がん転移~胆嚢全摘と何かとあった私としては、なんだか縁を感じてしまいました。

 突然の交代にもかかわらず井上道義の指揮は自由奔放、躍る(踊る?)が如く外連味たっぷり。この曲目には寧ろ初めから井上道義で良かったのではないかと思いましたし、一昨年まで大阪フィルの首席指揮者だった彼に、ほぼ満席に近い観客席も満足気でした。


  井上道義...彫りの深いお顔立ち(ヘア!スタイル?)と長い腕はパーヴォ・ヤルヴィさんそっくり。

 ラフマニノフ「ピアノ協奏曲二番」。ピアノのドゥバルグについて私はまるで存じませんでした。経歴から「少し変わり者」と思われ、それも寧ろ井上道義と合いそう!と。やや長い静止のあと誰もが一度は耳にした曲が流れ、その大きさ!に圧倒されました。

 「ピアノってこんなにも大音量?」といった感じで圧倒されつつ聴きました。70名のオーケストラを凌駕するその響き...演奏が終わると嵐のような拍手!に何度も呼び出され戸惑いつつ指揮者に促されアンコールに応えた曲はシューベルト「楽興の時(3番)」。



 ホルストの組曲「惑星」は、第4曲「木星」を平原綾香さんが「ジュピター」として歌うなどよく知られています。その所為か私も「木星」を最も印象深く聴きました。大音量でどの楽器にも相応の出番がありプレーヤーも皆さんさぞ楽しまれたことでしょう。


  惑星...ワク!ワク!させ、プレーヤーも入れ替り立ち代り主役がかわり観客を眠らせません

 第7曲の終わりには女声合唱が入ります。が、ステージに合唱の方は誰一人いらっしゃいません。でも確かに合唱が聴こえています。えっ? どこで? 観客も少し身を乗り出しますが...姿は見えません。ま、まさか録音? そんなワケあるはずがありまセーヌ河。

 盛大な拍手の中、ステージの両袖から40名余の女性が現れました。ほんの数分ながら、袖で合唱されていたようです。なんだか謎解きのような瞬間でした。アンコールにはあまりお応えにならない井上道義さん、この日もサヨナラ!と手を振ってお仕舞いでした。

  カラヤン指揮のベルリン・フィルでラフマニノフ「ピアノ協奏曲二番」



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青春の讃歌を綴れ

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 郷里で過ごした年月は我が人生の1/4余、高校時代は僅か3年に過ぎません。にもかかわらず言葉には郷里の訛りが残り、高校野球が始まれば現在の地元より郷里、母校が気になります。そして「故郷」の『志を果たしていつの日にか帰らむ山は青きふるさと水き清きふるさと』に果たしえなかった志への哀しみと、望郷愛郷の思いがあふれます。



 母校は甲子園に何度か出場し、そのたびに応援に行きました。1回戦をなかなか突破できない母校が一度だけ勝利した時に歌った校歌は格別でした。それでも試合開始前、郷里の人々と肩を組み校歌を斉唱する感激は一入です。そして校歌と並ぶほど心を昂ぶらせるのが皆さんご存じの「栄冠は君に輝く」。この歌、私が生まれた年に生まれました。

  1.雲は湧き光あふれて 天高く純白の球今日ぞ飛ぶ 若人よいざ
    まなじりは歓呼に応え 潔し微笑む希望 ああ栄冠は君に輝く

  2.風を打ち大地を蹴りて 悔ゆるなき白熱の力ぞ技ぞ 若人よいざ
    一球に一打に懸けて 青春の讃歌を綴れ ああ栄冠は君に輝く


      ピュアーにして力強く気高い独唱にこの歌の真髄があふれています。

  ※ しばらくPC環境のないところにいますのでコメント欄は閉じています。


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マーブルチョコレート

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 祇園祭宵山の16日に胆嚢炎、胆石で診察を受けました。「22日入院、23日手術」と想定外!の速さで決まり、行こうと思っていた祇園祭「後祭」の翌26日に退院、アッという間の出来事でした。想定外!は他にもあり、癒着が進んでいて胆嚢全摘としては難度の高い手術であったこと、摘出したブツ!の多さと大きさにもビックリしました。そして術後の心身のダメージが半端ないことこそ最大の想定外であったかもしれません。 


     病院の屋上から「右大文字」が すぐ!そこ! に見えるなかなかのロケーション。

 入院して間もなく麻酔科の女性医師から麻酔について説明がありました。「術前検査の結果は良好ですから大丈夫です。標準値では黄信号とされるものも麻酔医の立場では青信号、今日は安心してぐっすりおやすみください」。すっかり良い気持ちになっていたところに執刀医から術前説明がありました。「癒着が進み胆管を損傷するリスクを伴う難しい手術になりそうです。開腹、再手術についても予めご承知おきください」。

 「聞いてないよぉ」ってところですが、聞いてしまいました 眠れぬ夜となりそうで眠剤を出してもらいました。普段つかいませんから、よく効きぐっすり眠りました。手術直前には浣腸!が定番ですが、有難いことに「先生から特に指示はありませんが、ご希望があれば…」とのことでしたので、「希望は差し控えさせていただきます」。「明日までベッドから起き上がれませんけど大丈夫ですか?」にも、「大丈夫です」。

 手術着に着替え看護師さんに伴われ歩いて部屋を出たところで、お腹がゴロゴロ騒ぎだしました。EVで手術室に行くと満潮状態、「すみません、トイレに行かせてください」。無事!出すべきものを出し流そうとしたらビィ~~ンと非常ベルが鳴り、誰やぁ?と思ったら、私でした。駆けつけた看護師さんに「すみません、間違えました」。付き添って来ていた妻は羞かしくて顔が真っ赤になったそうですが、私だって真っ青。


    病院屋上から眺める比叡山。京都盆地を囲む山々の中ではさすがに一段!高い山です。

 注射の針が刺さりにくい体質に「緊張で血管が収縮している」そうで、手術台に寝たまま左右の手の方々にブスブス刺されました。結局「まず酸素マスクから眠りを誘い緊張を解いてから本格的に麻酔などを点滴します」と。マスクをかけられ数呼吸すると意識がなくなりました。手術は2時間、目覚めたのは3時間後の由。「どうでしたか?」と訊くと、「上々でした。予定通り腹腔鏡下で2時間でした」に心底!安堵しました。

 病室に帰ると妻が「良かったぁ」。そして誰彼なしに「ありがとうございました」と。私も同じ心境でした。やがて姉も来て妻と歓談するのを私はなんとなくぼんやり聞いていました。腎がんの手術直後の方が厳しかった筈ですが、私の実感としてはここ数年の三回の手術の中で心身とも最もダメージが大きかったように感じていました。それが「トシ」ということかなぁと思い、「ぎりぎり体力があるうちで良かった」と。

 摘出した胆石がケースに納められ届きました。まるで明治のマーブルチョコレートのような石が8個。小さな石がビッシリ!と聞いていましたから、その大きさにビックリしました。写真を載せたいところですが、マーブルチョコが食べられなくなると困りますから差し控えます。主治医は「よく我慢していましたね」と仰いましたが、激痛ではなく厭な痛みでしたからね。それにしても改めて手術できて良かったと思いました。


      もっと球形に近い胆石ですが、まぁこんな感じです (「フリー画像」より)

 腎がんは術後72時間を絶対安静。一方、胆嚢全摘は翌朝に導尿カテーテルが外され抗生剤の点滴も終わりました。できるだけ歩くよう奨められ、お腹をおさえて廊下を数往復しました。お昼は お粥に卯の花の和えもの、夕食はお粥以外は普通食でした。入院食は一食460円(全額自費)にしては上々でした。食事の都度 感謝と感想を記し お盆に置きましたら 病室に管理栄養士さんが来られ「スタッフ全員の励みになっています」と。

 腎がんでは小さな孔を五つ開けて手術。今回はヘソから大きく!管を入れ、補助的にごく小さな孔が一か所、術後は傷痕がほぼ目立ちません。お嫁に行くわけでもビキニを着るわけでもない私にはどぉでもいいことですが、術式として一つのイノベーションだと思います。ただ、お腹をパンパンにガスで膨らませて手術するため術後かなり腹筋が痛みヘソも痛みます。ヘソ曲がりの人は少し真っ直ぐになるかもしれませんが...。


   たぶん船岡山。吉田兼好「徒然草」、清少納言「枕草子」に登場します(病院屋上より)

 まだ痛みが残り、お腹は妊娠三か月、がん細胞の有無の生検も残っています。が、大きなヤマを越えた安堵感に包まれています。あわせて否応なく「トシ」を実感させる手術でもありましたし、毎日数回!痰を吸引され苦しい声を上げていらっしゃる隣室の患者さんに触れ、これからの人生の心構えの見直しを迫られもしました。命も人生も元気も限りあるものですから、護る!攻める!は兎も角、受け容れる覚悟をこそと...。

  辻井伸行 「それでも、生きてゆく」


   
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喜び悲しみくり返し

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もう一週間もすれば「残暑お見舞い」に切り替わる由...なんか釈然としません。
" You might think but today's hot fish."
これ、前にもご紹介した二番煎じの もどき!英語ですが、憶えていらっしゃいますか?
『言うまいと思へど今日の暑さかな』と訳します。Hineruto Jyaaa(水道)式ですね
八月のQPカレンダーをお届けします、喜び悲しみ調和する道化師とともに...。


           12日は「山の日」(祝日)...存じませんでした、毎日が日曜日ゆえ!

 「時代」。中島みゆきさんの作詞作曲であり彼女自身の歌がよく知られています。でも布施明さんと岩崎宏美さんのカヴァーにも惹かれました。中島さん同様、巧く歌って聴かせようという風ではなく、自身の人生を愛おしむような真摯な想いが胸に迫ります。

『涙も涸れ果てて もう二度と笑顔にはなれそうもないけど そんな時代もあったねと いつか話せる日が来るわ』。時が過ぎ行き 心の傷も幸せ感もいつの間にか形と色合いを変え 時に人生の意味さえ激変し まさに『喜び悲しみくり返し...生まれかわって巡り逢う』。




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パソコンとスパコンとマイコン...

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 私のPCは、オンして30分程たつと異常に熱を帯び誤作動...アイスノンで冷やしダマシダマシ来ましたが、ストレスが溜まり無駄な時間が増えるため止む無く買替えました。その旧機から新機にデータを移している最中、旧機が限界に達し完璧に!ダウンしました。

 ハードディスクを取り出し、直にデータを移す一連の作業は 知り合いのプロにお願いしました。さすがプロ!の仕事が僅か5千円と格安でしたし、もう少し早く買替えていれば不要な時間と経費だった と悔やむ以上に、新機の軽快な仕事ぶりに癒されています。

 新機の様々な機能はつい 使いたくなりますが、大したことはありません。こじゃれた?センスの良いレイアウトをするより、手なれた機能でアレンジを工夫する方が「デ某らしさ」があるかもなぁと...前回のQPカレンダーの絵に少し手を加えてみました。


 左右の道化師は言わば陰と陽。中は前回のQPカレンダーの絵ですが、少し異なる点...わかりますか?

 理化学研究所と言えば「STAP細胞」の小保方晴子さん。騒がれた当時から、彼女を不当且つ過剰に叩くマスコミ(とりわけ毎日とNHK)に不審を抱き、彼女の著「あの日」が出版された際、拙ブログでご紹介※しました。が、ここはSTAPではなく「京」の話題です。
 ※「腎がんのメモリー23」https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ba40c17b2368b1672edff8f491b2ce73

 理化学研の世界一!のスーパーコンピュータ「京」は 総開発費1,120億円を投じ 7年前に設置されました。巨費!とは言え 米国に押売りされたF35戦闘機 1機147億円×141機を思えばしれています。まぁそれは兎も角、このスパコン「京」、この夏に引退します。
 
 最近の「よく当たる天気予報、台風の進路予測」も、創薬で「タンパク質と化学物質の膨大な組合せの結果予測に十年かかる計算を一週間で処理」するのもスパコン「京」の神業のお蔭でした。が、機器の熱と高コストから世代交代を余儀なくされました。

 「京」に代わる次世代スパコンは「富岳」。「京」の100倍!の能力を有し、これも理化学研に置かれます。世界的にスパコンの「軍事利用」が優先される中、日本では 企業・大学・研究機関など民事(民間)利用が中心となるところは大いに結構!でしょう。



 さてタイトルにある「マイコン」。マイコンピュータではなく マイコンディションです。胆嚢全摘手術についてはしつこく?記しましたが、懸案として残った「がん細胞の生検」... お蔭様で主治医『がん細胞はありません。タダの慢性胆嚢炎、胆石です』。

 「タダの...」にはムッ!でしたが、懸案が杞憂に終わり気分は上々。それでも今回、心身のダメージ感は大きいものがありましたから、カンカン照りの中を病院にほど近い北野天満宮さんまでお詣りしました。これが最後の全身麻酔手術でありますように!と。

 ここの天満宮さんで願いが叶わなかったことはこれまで一度もありません。ですから それはもう丁寧にお詣りしました。境内では巫女さんが 梅の天日干しに精を出されていました。その横顔の美しさに...そのままUPさせていただきました。ご免くださいまし。




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再び うつくしむ そして かなしむ

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 大型の台風10号。昨年のこともあるので、今日は朝から車庫の補強?をしました。わが家のことも然りながら郷里(境港)の実家はもっと心配でした。実家から十数kmの出雲・松江を経て既に日本海に抜けた由。どの程度の影響があったのか、未だわかりません。

 例年そうですが、お盆には滅多に帰省しません。父はじめ先祖に申し訳なく思いつつ、渋滞で通常の倍近い時間を要するお盆を避け8月末~9月初に帰省し、先祖には「ちょっと遅くなりましたけど今から帰ってきて下さい」と仏壇、お墓にお詣りします。


          原爆により「食べられなかった」黒焦げの弁当箱 (広島原爆資料館)

 8月15日。敗戦記念日。戦没者慰霊祭の中継を視ました。進行が円滑すぎたのでしょうか、黙祷を始める正午まで1分20秒の空白がありました。何を思い何を願い何を為すべきか…考え準備する空白だったとすれば、それはそれで貴重な空白に思われました。

 昨年のこの時期、私は「うつくしむ」と題したブログをUP、一昨年暮れに亡くなられた早坂暁さんのTVドラマ「花へんろ」、昭和をうつくしむ物語をご紹介しました。とりわけ秀逸な「春子の人形」が17日(土)午後6:00~7:30、BS103にて再放送されます。

  ※ 昨夏のブログ記「うつくしむ」「帰らざる人も歩けや花へんろ」
    https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/fe84e20c770d0631325e7c5a70745488
    https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/2b0f95d2a53c376bc1831fd49b84e98f


                       早坂暁直筆の「春子の人形」    

 この間、入院・手術したこともあって、NHK総合で7日に放送された病院ラジオ「がん専門病院編」は心を撃ちました。がん研中央病院に特設されたスタジオから、様々な希少がん(症例の少ないがん)の患者さんと家族が、闘病についてインタビューに応えます。

 とりわけ胸が詰まり思わず嗚咽してしまったのが「目にできたがん」と闘う小6の少女。最初は4人がかりで頭を抑えつけられ目に注射、メスを入れられた少女、すでに14回の手術を受け、治ることを信じて闘う健気さに、我が事の如何にも軽きを愧じました。




  佐藤しのぶ「リメンバー」


 下記リンク(URL)をクリックしてもお聴きいただけます。
     https://www.youtube.com/watch?v=b_AIh5jUI3I


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九月になれば…

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         かなり!早いですが9月のQPカレンダーをおとどけします(23日は祝日です)

 「6.23」... 旧い世代?の方であれば「安保」を連想されましょうが、現!世代でも幾らかなりグローバルな関心をお持ちの方であれば、EUから離脱すべきか残留すべきか選んだ英国の国民投票の日すなわち2016年6月23日を連想されるかもしれません。

 三年前、EU離脱を決めた英国ですが、未だ国論がまとまりません。その国民投票時のキャメロン内閣の報道官クレイグ・オリヴァが660ページにわたり生々しく著した「ブレグジット秘録」を読みふけり、某サイト※にかなり長文のレビューを書きました。
        ※ 学生時代のサークルを中心に立ち上げている非公開のサイトです。

 そのレビューをここに転載しようと思いましたが、6千字ほどあり「スルーされるやろな」と思い...やめました(笑)。が、望まないながら憲法改正の国民投票が懸念される日本、英国のすったもんだドンデン返し?の国民投票の顛末に知るべき価値はあります。


                 「EU残留」への支持を訴えるキャメロン首相(当時)

 話題をかえて(笑) 最近のTV連ドラ...これがなかなか面白いです。なぜか金曜日に集中していますが、イチオシ!は(もう遅い?)NHK「これは経費で落ちません」(金曜夜10時)。敬遠されがちな経理・監査部門の「実は正しい立場」を多部未華子がコミカルに演じます。

 この女優さん、やや洋モノの容貌ながら不思議に和風です。スタイルは、とてもカッコいい!と言えなくもありませんが、フツー!かも 沢口靖子とともに妻のお気に入りの女優さんですから、滅多にTVを視ない妻が...視ています。私も...勿論!視てございます。



 NHKのBS時代劇「蛍草~菜々の剣」も出色です(金曜夜8時)。原作は葉室麟。雰囲気は藤沢周平「たそがれ清兵衛」に通じる世界ですね。主演 清原果耶の思いつめた表情、ストイックな所作に惹かれます。朝ドラ「なつぞら」ではなつの謎めいた妹役を演じています



 TBS(毎日放送)系の「凪のお暇(いとま)」は、主演の黒木華(凪)、高橋一生(慎二)、チョイ婆?役 三田佳子 各々イメージがガラっと、否! ガラガラッ!と変わりました(金曜夜10時)。まぁ こ~ゆ~役者さんは、イメージが変わってナンボ! のところがありますけどね。


    カッコいい? ダメ男?(左:高橋一生) 髪ボサボサは凪? ジョンソン英首相?(右:黒木華)

 日曜日はTBS系「ノーサイドゲーム」(夜9時)でしょうか。この枠は言わば池井戸潤枠! ちょっと劇画っぽいノリでぐい!ぐい!引っ張ります。主演の大泉洋がトク!な役まわり、上川隆也は珍しく悪役。それにしても松たか子はん...こんな役でも出るの?

 それにしても!のもう一つは「チーム・ナックス」。大泉洋ほか北海道発(北海学園大演劇サークル出身)で事務所も札幌にあるメンバーがあちこち出ています(朝ドラ「なつぞら」には三人も!)。名前はあまり知られていませんが、顔を見たら「知ってる!」役者さんばかり。


     社会人ラグビーチームのGM君嶋(左:大泉洋) 珍しく悪役の上司を演じる上川隆也(右) 

 最後に不評悪評フンプンのNHK大河「いだてん」。なぜか?妻のお気に入りドラマ、つられて視ているうちに私も面白くなってきました。主人公は金栗四三(中村勘九郎)から既に田畑政治(阿部サダヲ)に変わりましたが、視聴率は相変わらず低く5%前後の由。

 妻は「宮藤官九郎の脚本が秀逸!」と言いつづけています。なるほど!秀逸ですが、その良さがより発揮されているのは阿部サダヲのハチャメチャになってから! 中村勘九郎のハチャメチャにはどうにも馴じめませんでした。順番が逆だったら良かったかも...。


           左:金栗四三を演じた中村勘九郎 右:田畑政治を演じる阿部サダヲ   

 暑さもお盆を過ぎると不思議に和らぎます。寝るとき起きるとき、こうでなくちゃ!と思います(笑) そして間もなく9月ですよね。今、朝日新聞に竹内まりやさんのエッセイ「人生の贈りもの」が連載されています。彼女の「September」をお聴きください



 ※ 竹内まりやさんは 私の郷里 境港に程近い出雲のご出身。老舗旅館のお嬢様として幸せいっぱいに育った彼女、言葉(訛り)と同様...容貌にもこのあたり!の生まれ育ちらしさ?が感じられます(笑)


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九月になれば P.S.

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 或る方から「九月になれば」のカレンダーの絵について『なんども見ている』とお褒めいただきました。勿論!私の作品ではありません。QPがPCで描いた絵を彼女の了解を得てここにUPしていますが、お褒めいただくと嬉しくてつい!舞い上がってしまいます。

 舞い上がっているだけでは芸が?ありませんから...九月のQPカレンダーの絵に雰囲気がよく似ている彼女の絵を大胆にトリミングしてUPすることにしました。まずは印象派風の世界にいざなう絵を...。思いつめたように遠くをみつめる少女の横顔に惹かれます。




 は帽子と若い女性の横顔...そのアンサンブルが素晴らしい。ルノアール風? それともモジリアーニ風? 洋風ながら、これはやはり日本の女性でしょう。子どもの絵ではありませんが、いわさきちひろさんの児童画の世界を見ているようでもあります。 



 そしてはまぎれもなく和風。トリミングしているのでわかりませんが、手許に書があります。秋の気配を感じつつもまだ浴衣が心地よいこの季節、仄かな灯りで読書するこんな女性を見ると胸がきゅんとなります。恋心ではありません、美を愛でる心なり!



 さて、前回のコメントで言い訳?を記した病院のサロンコンサート。高い吹き抜けのエントランスですから、用意された数十の椅子席だけではなく二~三階にも鈴なりの人...。それにしても昨秋オープンした新しい病院、ホテルの雰囲気でもありました。



 演奏者は、現役の医学生から芸大出身のプロの方まで多彩でした。曲目は、バッハの無伴奏チェロ組曲第一番「プレリュード」、皆さんよくご存知のリストのピアノ曲「カンパネラ」、曲名は知らなくても一度は耳にされているマスネ「タイスの瞑想曲」など。



 私がとりわけ魅かれたのは葉加瀬太郎さん作曲の「エトピリカ」でした。広瀬量平の有名な合唱曲「海鳥の詩」にも"エトピリカ"はありますが、作曲家としてもよく知られるヴァイオリニスト葉加瀬太郎さんの「エトピリカ」...郷愁を誘われる深い響きでした。



  葉加瀬太郎「エトピリカ」と 世界からフクシマはじめ被災地に捧げられる祈り。



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みんないつかは高齢者!

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 先日、或る音楽会に行った帰り、ホールの小さな段差に気づかずスッテンコロリン。骨折でなかったことは幸いながら、膝と両掌に結構!な血...羞かしさとともに、今年になって二度目のこんなヘマドジマヌケに自己嫌悪に陥りました。トシ!ですかねぇ

 70になって健保の医療費負担が3割から2割になり、「医療費が安くなったなぁ」と有難味を実感しました。市バスの敬老(無料)パス」も届き一人で出かける際はバス! トシをとるのも悪くない!と思いましたけど、ヘマドジマヌケはトシとともに急増

 高齢者の定義は各々ながら、道路交通法では70を超え最初の自動車運転免許の更新に「高齢者講習」が義務付けられています。講習の修了証がないと免許更新ができません。タダではありません。講習料5100円也。私、その通知が届くまで存じませんでした。


                     自動車教習所でいただいた教本より
                                     
 この講習は、警察ではなく自動車教習所に予約して受講します。内容は 1.講義(高齢者に多い事故等) 2.視力検査(動体視力・夜間視力・水平視野) 3.実車指導。いずれも試験ではありませんから結果が悪くても「不可」はなく全員に修了証が渡されます(全2時間)

 このうち 1.講義は ありきたり!で特にご紹介する内容はありません。3.実車指導は、免許取得の際の教習所の実車指導とほぼ同じ一時停止・車庫入れ・S状道路走行・段差走行などです。3人が同乗して順に運転し、3人とも注意も助言もありませんでした。

 厄介なのは2.視力です。よく使われる「一部が欠けたドーナツ」の欠けた箇所を上下左右で答えます。問題の意味と答え方を即!理解し、数人が横に並んで動体・夜間・水平視野など異なる内容を一斉に始めます。音声が混じり集中力が乱れ結構!大変でした。

 動体視力はドーナツが揺れ動く状態で答えます。夜間視力は、明るい画面を20秒視て画面が暗転、ドーナツの欠けた箇所の判別に何秒かかるか計ります。水平視野は、ぼんやり前を視ながら、マークが左右各々どの角度まで視界に入っているか判定します。

 幸い、動体視力は「優秀」とされました。水平視野も「両眼で172°」、平均以上とされました。しかし夜間視力は最悪で、暗くなって70秒経ってもなお判別できませんでした。「劣っている」とされ、「夜はできるだけ運転しないよう」助言されました。


                             Painted by QP
                    
 でもまあ「劣って」いても講習を修了すれば免許は更新されます。しかし75歳以上では免許の更新は容易ではありません。認知機能検査が加わり、これに不合格の場合、認知症ではないとの医師の証明が必要とされ免許返上に一歩近づくかもしれません(笑)

 認知機能検査は 1. 時間の見当識(検査を受ける時の年月日、曜日、時刻) 2. 記憶再生(4種の絵を4枚=16の絵を見て問に答えるetc.) 3. 時計描写(指定された時刻を白紙に時計の文字盤・針で描写する) の3項目です。腕試し?に認知機能テストを受けてみてくださ~い!



 それにしても...「みんないつかは高齢者」っていうこのブログ記のタイトル、やな感じ!ですよねぇ。でも内館牧子さんの「すぐ死ぬんだから」よりはマシかも。まあ自分だけトシをとるのではなく、みんな平等! このタイトルでヨシ!としてください


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ブレグジットと国民投票

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 ブログUPするつもりではありませんでしたが、この際...(どんな際?) 
 このところ連日報道される英国議会、EUからの離脱問題。英国に限らずEU28か国、勿論!日本にも関わります。米国(トランプ)VS中国(習近平) の貿易摩擦が世界経済に及ぼす影響は一時的かもしれませんが、英国のEU離脱は長期にわたる混乱、経済低迷につながりかねず、もっと!関心を持たれるべき問題ではあります。

 日本で (団塊世代あたりまで!ですが) 「6.23」は日米安保条約。英国で 「6.23」 は EUからのブレグジット(英国Britain 離脱Exit を掛けた英国流造語)。
 2016年6月23日、EU「残留か離脱か」 の国民投票の結果は、予想を覆し世界を驚かせた 「EU離脱」 でした。その劇的攻防をダウニング街10番地(首相官邸)から描いたクレイグ・オリヴァ著「ブレグジット秘録」をご紹介します。


 ドアに「10」...ダウニング街10番(首相官邸)に入るキャメロン首相

 書の序章は「国民投票の夜」。その日から遡る半年を32章、国民投票後3章、そして終章「それで結局…?」まで660ページにわたる膨大な書です。「英国にとってEUとは何か?」 も然りながら、日本にとっては経済への影響とともに憲法96条 「憲法改正は…国民投票において、その過半数の賛成を必要とする」 にも関わります。望まずとも憲法改正の国民投票が 「身近で間近に」なりつつある今、英国の国民投票を巡るドキュメントから汲み取るべきものは少なくありません。

 著者は、キャメロン首相の信頼篤い主任報道官であり、EU残留キャンペーンを仕切りました。関わった会議、電話など総て録音したと思われる詳細でリアルな記録であり、重要な国策決定とその遂行過程を生々しく描いています。
 主な登場人物(当時)は、保守党ではEU残留のキャメロン首相、メイ内務相、EU離脱に走ったジョンソン(ロンドン市長~議員)、同じく離脱派ゴーヴ司法相。野党ではEU残留の労働党コービン党首、離脱の英国独立党ファラージュ党首。他に英国の主な報道機関トップ、歴代首相etc.
 
 なお、EU残留派のキャンペーン名は「Stronger In...EUに残留し より強い英国をめざす」 。一方 離脱派は「Vote Leave...離脱に投票し英国の独自性を護る」を掲げました。結果はご存知のとおり、投票率が72%に達し、離脱派が51.9%(1741万票) を獲得、逆転!勝利しました。


            「Stronger In」の聴衆にアピールするキャメロン首相    
 
 攻防は殆ど一点!に絞られていました。「移民政策にブレーキをかける」ためにEUを離脱!するか、それとも「EUで経済的安定をはかる」ために残留!するか...の二択! 『EUに支配されるのは厭なので感情的には離脱! でも離脱すれば経済が混乱するので理性的には残留!』。 『経済安定にはEU残留! でも残留では移民流入が止まらないので離脱!』。そんな揺れる浮動層が焦点でした。
    
 この時期、米大統領選では、民主党はヒラリー、共和党はトランプが候補者にほぼ決定。ここでも 『ヒラリーは嫌い。でもトランプはもっと嫌い』。『トランプは危険。でもヒラリーでは何も変わらない』。米英時を同じくして「正解なき結論」に迷い悩む…構図でした。米大統領選でも英国民投票でも、嘘であれ言ったもの勝ち!の「フェイク合戦」 がはびこり、私生活を暴き政治家の資質をあげつらうチキンレース(泥仕合)の様相を呈しました。短い時間でも嘘は広くバラまけますが、嘘を正すには長時間を要し、つまるところ正しきれません。。
  
 英国人と結婚され英国在留のプレディみかこさんの著「労働者階級の反乱」(光文社新書)によれば、総じて英国の中上流の層が残留!に、下層の人々がEU離脱!に投票した由。そして米大統領選の投票行動についても「中上流層がトランプに、下層の人々はヒラリーに投票した」 との最新の分析を紹介されています。これまでの定説とは趣を異にした分析ですが、そのあたりが「予想を覆す」結果の根源だったのかもしれません。
 なお、離脱!に投票した英国の下層の人々は、「トランプが大好き」「どちらかと言えばトランプが好き」をあわせても10%程度だそうです。


             EU離脱派の「Vote Leave」キャンペーンの人々

 すでに記したとおり、英国の最大野党労働党は、その支持層が EU離脱!に投票した「下層」の人々にもかかわらず、労働党としては EU残留!を掲げました。逆に、現在の首相ボリス・ジョンソン(保守党)は、国民投票当時のキャメロン首相(保守党)に造反、「下層」が支持するEU離脱!に鞍替えしました。このなんともわかりにくいところが、英国政治の難しさであり面白さでもあります。

 この秘録は、ナマ!の言行録(暴露)が売り!ですが、キャメロン首相はじめ保守党の「残留派の視点」から取捨選択され綴られています。実際、離脱!派の英国独立党ファラージュ党首への嫌悪に満ちた言葉、残留!で一致する労働党コービン党首にさえ人格攻撃が少なくありません。これに対して労働党側からは「上流階級でエリート育ち、鼻もちならない保守党の連中とは肌もあわなければ信用もできない」と。
 保守党内ではどうか。キャメロンの閣僚でありながら離脱派を仕切るゴーヴ財務相に対して著者は「英国の未来と次期首相の座を天秤にかけた」と憎々し気に批判し、細かな仕草をとらえた揶揄も散見されます。後に首相の座に就いたメイとジョソンにも「首相の座に目が眩む信用できない連中」として何かにつけ辛辣です。

 ここで参考までにサッチャー以後の英国の歴代政権を振り返ります。
 キャラハン政権(労働党)を倒し「英国病」一掃に辣腕を振るった鉄の女!サッチャー(保守党)が登場したのは1979年5月。1990年11月まで11年余にわたり英国を大改造しました。つづくメージャー(保守党)はEU発足に貢献、穏やかな政策を進めました。しかし1997年5月、サッチャーの敷いた大改造路線の綻びもあり、政権は保守党から労働党のブレアーに移り(~2007.6)、更にブラウンに引き継がれます(~2010.5)。

 二大政党制にふさわしく保守党から労働党、そして労働党から保守党...2010年5月、この秘録の主人公デービッド・キャメロン政権が誕生します。そして国民投票で敗れた2016年7月、政権は同じ保守党のテリーザ・メイに移り、更に本年7月、保守党で離脱派!だったボリス・ジョンソンの政権に移りました。


     キャメロン政権では内務相、そしてキャメロン後に首相に就いたテリーザ・メイ。

 さて、国民投票を決めた保守党キャメロン政権は割れていました。メイ内務相について著者は、次期首相を視野に傍観的だと苦々しく思い「首相の座を狙い巧みに立ち回る日和見主義者」「キャメロンに目をかけられたのに曖昧な態度をとったのはフェアじゃない」と酷評します。ジョンソンにはどうか。ジャーナリスト時代からEU懐疑(批判)派でしたが、ジョンソンの本心は残留!と看破。戦略なき戦術家、方法論を弄ぶ人物、「派手で目立ちたがり」「いつ何を言い出すかわからない」と警戒していました。

 日和見!ながらメイは残留派。が、ジョンソンは世間をアッと言わせるタイミングをはかりキャメロンと懇談した翌日に離脱表明します。著者は 「残留するために離脱に投票すると言っていたジョンソンが、離脱するために離脱に投票すると言い始めた。そして今度は英国経済が打撃を受けてもナイキのロゴマークのようにスッと回復するなどと言う」 とその軽さを揶揄します。

 メイの煮え切らない「残留」、ジョンソンの煮えたぎった「離脱」、ゴーブ司法相を含めたこの三人がキャメロンの後継を競い、著者の言葉で言えば「政治がフード・ファイト(パイの投げ合い)に」なった」英国。国の未来をかけた「残留か離脱か」が焦点ではなく、「首相の座」こそがより核心の焦点ではありました。


            メイ政権が倒れた後を受けた現首相ボリス・ジョンソン

 エピソードも随所に綴られていますが、少しだけ…。
 キャメロンは、BBCに出るのに「スーツが古くてよれよれ」に気づきスーツ2着を届けるよう指示。届けにきた女性の前でキャメロンはズボンを脱ぎ始め女性は羞かしそうに眼を逸らした由。キャメロンの何を伝えたいエピソードか、よくわかりませんが…。
 離脱派 ゴーヴ司法相は、「水洗トイレが詰まり慌てて電気掃除機で吸い出そうとした男」と容赦なく嗤われています。シャレてT.S.エリオットの詩の一節 「君が会う顔に合わせるために顔をつくる」 は、ゴーヴのいい加減さを表現する引用でした。

 閣議の描写では…閣議中にジョンソンからのメールがキャメロンに届いた、と。文面は「悩み抜いた末、自分の気持ちに正直に従い離脱を表明するが、最終的には残留に決まるだろう」。が、その直後に再びジョンソンからキャメロンに「残留に戻るかもしれない」とのメール。このエピソードなどジョンソンの本性を示すリアルな描写ですが、某国大統領だとか大阪府の元知事だとか、やたらメールだのツィッターだのを駆使し短い感覚的な言葉で世論を操り弄び、そのくせ政治の本来の場での議論は極力避けようとする、そんなまやかし政治家に共通する特徴が垣間見えます。



 短期決戦間の国民投票で報道は大きく影響します。
 日本のメディアは「不偏不党」を掲げつつ政権にベッタリ!ヨイショ!しますが、英国のメディアは不断に旗幟(拠って立つ姿勢)鮮明に論じ、読者・視聴者もメディアのそうした傾向を踏まえてニュースを理解、判断しているようです。報道にすぐ煽られる日本国民に較べ、英国民は少しオトナ!でしょうか?

 報道官の仕事はタフで、報道を徹底チェックしメディアのトップと対峙します。特定の記者へのブリーフィングだとか特ダネのリークは世論誘導と紙一重でしょう。まぁ日本でもS紙とかY紙にはありそうな(あった!)ことですが...。
 首相官邸は知力・体力・深謀遠慮をまさに総動員して報道対策を講じます。それでも「報道の自由」が侵されていないように見えるところなど、民主主義において英国はちょっとオトナ!でしょうか。 

 ただ「離脱派が流した四つの嘘」、逆に言えば「流させられた」報道機関が問題になったように、たとえ訂正されても一度流された報道は間違いもなかなか払拭されません。一度きり!の国民投票では取り返しがつきません。国民にもウソを見究める識見が問われ、知力・聴力・視力ひいては民力が問われます。



 投票一週間前。キャメロンは「結果がどうあれ首相官邸を去る」と明言、『もはやEUを巡る国民投票の勝敗を超え英国を懸けた闘いだ』と力む一方、『私はこの国の政治にこれまでになく消耗し混乱している』とボヤきます。実際、離脱派の 「離脱!に投票して英国にコントロール(自分達のことは自分達が決める)を取戻そう」とか、「経済大国英国にはEUを離脱しても明るい未来がある」との主張がじわしわと浸透、潮目は残留から離脱へと移りつつありました。

 投票日の午後、ロンドンは「空が割れたと思うほどの土砂降り」。一夜明けた24日午前4:39、BBCニュースは『1975年、EC(当時)残留を決めた選択が今回の国民投票で覆された。英国のEU残留は完全になくなった』と報じ、ポンドは暴落しました。

 著者は残留派の敗因を6点にわたり記していますが、なんとも気の毒な総括!です。
 ➀長い間、投票所に足を運ばなかった怒れる有権者が、残留派にとどめを刺した。
 ➁EUの明るい未来を描き切れず「もしEUを出れば」の言葉は脅しと受けとられた。
 ➂「浮動層は最後は現状維持(残留)を望む」との前提が誤っていた。
 ➃「誰も望まぬ移民容認か気分の悪いEU残留か」の負の選択を迫られた結果、
  体制!への不満が一気に離脱に向かわせた。
 ➄残留派は「良い闘い」を立派に闘ったが、離脱派は「悪い闘い」を不名誉に闘った。
 ➅リスクも失うものもないと考えている有権者があまりにも多かった。

 「エピローグ」では40%を割った若者(18~24歳)の投票率に触れ「これから!を生きる層の関心が特段に低かった」ことを英国の未来のために危惧しています。政治への無関心(あきらめ)層が大挙!投票所に向かったのと対照的ながら、若者のこの政治離れこそが一番コワイ!ことかもしれません。

 ニッサンなど英国に進出した海外資本の工場がある選挙区も意外な結果で、残留!は僅か33%でした。離脱すれば工場がなくなり雇用もなくなるにもかかわらず!です。「もし離脱すれば...」が脅し!と受けとられたならば、これぞ反骨!ジョンブル魂?


                   パブにて「離脱派勝利」に沈む残留派

 著書巻頭にキャメロンの象徴的な言葉が記されています。「我々はまだ見ぬ悪魔を解き放ったことになる」(これは「原題」の典拠となります)。そしてシェークスピアの言葉「大きな山が転がり出したら手を放せ。掴まってると首の骨を折るぞ」も象徴的です。もう一つ、ボリス・ジョンソンが「デーリーテレグラフ」に寄稿したコメントも紹介されていますが、余りに程度が低いのでここでは紹介しません。




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吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c


人生の棚卸 その2(目次 59~)

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59.喜び悲しみくり返し (2019-7-31)  
 8月のQPカレンダー You tube「時代」
 <コメント> リーのママさん、Anneさん、沙羅さん、ムベさん
 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/21fc214ad8a34975a80cfc2963fae65e

60.パソコンとスパコンとマイコン... (2019-8-8)  
 パソコを買い換えました。QPカレンダーの絵も少し手を加えてみました。理化学研のスパコンは「京」から「富岳」に。マイコンディションは「ただの慢性胆嚢炎&胆石、がん細胞はナシ! 北野天満宮の梅の天日干しと美しい巫女さん。
 <コメント> メアリーアンさん、pukarikoさん、リーのママさん、mikihanaさん、Anneさん、えりこさん
 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/36b5741455d1e608914f7cc84d5ddfd2

61.ふたたび うつくしむ そして かなしむ (2019-8-15)  
 台風10号は郷里を直撃も無傷。お盆は帰省せず。敗戦記念日と「食べられなかった弁当」。「はなへんろ...晴子の人形」再放送。病院ラジオ「がん研」から。You tube. 佐藤しのぶ「リメンバー」。
 <コメント> 遠音さん、ふじのりんごさん、Anneさん、otowa11(乙羽)さん、メアリーアンさん、mikihanaさん、リーのママさん、讃岐さん、ムベさん
 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f148f294e004c768bf0ff3a2e683e532

62.九月になれば (2019-8-26)  
 9月のQPカレンダー。最近の連ドラ...「これは経費で落ちません」「蛍草~菜々の剣」「凪のお暇」「ノーサイドゲーム」「いだてん」。You tube. 竹内まりや「September」。
 <コメント> ムベさん、リーのママさん、pukarikoさん、沙羅さん、乙羽さん
 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/cda2227fe907803e971bca0980f13992

63.九月になれば P.S. (2019-8-29)  
 9月のQPカレンダーの絵に雰囲気の似た絵を集めました。病院のサロンコンサート。You tube. 葉加瀬太郎「エトピリカ」。
 <コメント> リーのママさん、mokaさん、遠音さん、Anneさん
 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c171564f7ba7469e47190b7aba02b6a2

64.みんないつかは高齢者 (2019-9-2)  
 再び段差に躓いて負傷。高齢ドライバー講習。You tube. 認知機能テスト
 <コメント> ムベさん、ふじのりんごさん、遠音さん、沙羅さん、QPさん、讃岐さん、pukarikoさん、メアリーアンさん
 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c7a32b5b889386ffc1aa193ed762ede1

65.ブレグジットと国民投票 (2019-9-6)  
 英国の「ブレグジット」、現在の英議会の模様が世界中で注目されていますが、このブログはまるで注目されることもなく...(笑)。労多くして報われず也(爆)
 <コメント> コメ欄 閉じました
 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/05d1e516a19d0fbf23b70d2dade79525


天上からとどく歌声のように

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 ふと思い立ち和知(京都府丹波町)のいつものところ...自然食レストラン「菓歩菓歩」、「わち山野草苑」に出かけました。日中は兎も角、今朝は寒いくらいだったので、もしかして秋の気配でもあるかなぁ...と。でもやっぱり秋はまだ暫く先にありそうでした。

 それでも「菓歩菓歩」の広い庭の百日紅は やっぱり濃艶な紅を咲かせていましたし「雨上がりだときっと宝石のようだろうなぁ」と思いました。ドアの傍らに咲く黄色いコスモスが「幸せ気分でも如何?」と言いたげに迎えてくれたのもちょっと嬉しく...。



 明16日は「PPM(ピーター・ポール&マリー)」マリー・トラヴァースさんの命日、旅立たれてちょうど10年になります。デビュー間もなくワシントン大行進(1963年)に参加、「天使のハンマー(If I had a hammer)」を歌うなど一貫して戦争、差別と闘いました。

 日本では中学校の音楽の教科書に載った「パフ(Puff, the magic doragon)」、そして「Lemon tree」「500 miles」「風に吹かれて(Blowin’ in the wind)」が広く知られています。戦場に行った兵士を歌う「虹とともに消えた恋(Gone the rainbow)」もこころ深くしみる歌でした。



 どの歌も好きですが、やはりマリーさんが最も!輝いているシーンに惹かれます。それはアンディ・ウィリアムズ・ショーに出演したPPM、マリー・トラヴァースさん。彼女の出番は少なくても ひと際!輝く「Don’t think twice, It’s all right(くよくよするな)」。



 この同じ歌を私のmixi友でハンドルネームも「maryppm」さんが加わるPPMカヴァーバンド「Heart Stream」が歌っています。高校時代の同級生で半世紀以上にわたりPPMにこだわって歌いつづけ、今も年2~3回ライブ公演をされる不滅のバンドです。



 マリーさんは、2005年に白血病と診断され骨髄移植など試みられましたが、10年前の明16日、72歳で旅立たれました。闘病中も慈善公演に杖をついて立たれ歌われた由。かなり旧い「500 miles」ですが、天上からとどく歌声のように心にしみます。




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終盤戦を前に 大相撲秋場所番外篇

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 大相撲秋場所も今日から終盤の五日間。横綱不在と弱い大関ゆえか...2敗力士が大勢!優勝を競っています。だから!ではありませんが、そうした本筋の大相撲ではなく、番外でちょっと注目したことに触れたブログ記となりますが、ご覧いただければ幸いです。


         十日目:納谷と竜勢の一番...納谷(背中)が突き押しで竜勢を圧倒しました。

 大鵬の娘とそのお婿さん貴闘力の間に生まれた納谷幸之介。昨年初場所で初土俵、先場所は十両すなわち一人前の関取に手の届く幕下6枚目に上るも3勝4敗と初の負け越し。今場所は幕下10枚目、2連敗の後3連勝...さすが!の片鱗を見せつつあります。

 それがど~した!と? ど~もいたしません。ただね、「巨人大鵬玉子焼」の私としては気になる力士なんでございます。風貌も祖父大鵬ほど端正ではありませんが、貴闘力のやんちゃ!を掛け合わせた面構えはよろしいかと...。はい、大好き!でございます。

 昨年初場所のブログ記 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/85625537e47abb9cbbf4a196ac3dd62e
 昨年秋場所のブログ記 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/799104c158c22698b83e6551a668255e

 さて、一場所に一度はある「不可解な判定」。今場所もワザ師!炎鵬:東龍戦がその不可解な判定の一番でした。行司軍配は炎鵬に上がりましたが、物言いがつき「協議の結果、炎鵬の体が先に落ちており行司軍配差違え」で東龍のあびせ倒しの勝ちとなりました。


           下の赤いマワシが炎鵬。上の東龍の右手が先に土俵についています。

 土俵下の審判5人は各々異なる角度から目の前!で生!に見ています。が、高齢ドライバーがよく問題視される「動体視力」の問題...微妙な判定では映像にかないません。が、映像を見ても判定を誤るとは! せめて取り直しにすればいいのに!と思った一番です。

 もう一つ。不可解!ではありませんが、まことにしのびない!のが「髷(マゲ)を掴んだ」という反則負け。四日目の栃ノ心と阿炎...髷を掴んでいようがいまいが大勢に影響ない!一番でしたが、反則は反則。カド番大関!栃ノ心、もし負け越したらこの一番!が...。


                 栃ノ心の左手が阿炎の髷をザックリ掴んでいます。

 六日目の豪栄道:朝乃山の一戦。力士の勝ち負けの話ではありません。行司さんが俵にひっかかって土俵下に転落。動体視力ならぬ動体能力!の衰えか、タダの不注意か。行司玉二郎 痛恨!の転倒の一場ながら、他人事!と嗤っている場合ではありまセーヌ河。



                 もんどりうって土俵をコケる青装束の行司玉二郎。

 驚いたのは向こう正面土俵下に控えていた行司伊之助の所作。玉二郎の転倒を見、正面土俵で勝負がつきそうになるや軍配を手に立ち上がりました。自分が軍配を上げる!つもりやったんですなぁ。幸い玉二郎が戻り勝ち名乗りを授けましたが、伊之助 立派!
                 

                左上...薄緑色の装束で軍配を手に立ち上がった伊之助。
               
 勝負が終わってもスミにおけない力士がいてはります。モンゴル出身の男前 旭秀鵬。勝って次の力士に力水をつけるところで、あろうことか妙齢のお嬢さんをそれとなく見つめていました。次の瞬間、その視線に気づいたお嬢さんと視線がバッチリガッチンコ!


               左下がみょ~れいのお嬢サマ。はからずも視線がぁ...。

 お嬢さん、ひぇ~っ!で感じでメチャ嬉しそうに頬に手をやり、いっしょに来ていた隣の方に向かって…(以下あくまで想像、否!妄想にございます)「旭秀鵬さん、ウチのこと気にいったみたい~!」「部屋を訪ねたら?」「ど、どうしよ~!」「好きにするよし!」。



 は幕下の福山と大野城の一戦。相撲四十八手でも滅多にない決まり手「いぞり」を福山が見せました。土俵際でそり返って打った「居反り」ですが、大野城は以前にもこの福山の「いぞり」にやられた由。なにをサラシのフンドシ!ってところでしょうか...。



 は十両の一戦。魁勝(右)が魁聖を寄り切りました。魁勝は先場所まで友綱部屋で魁聖の付け人でしたが、今場所から十両に昇進。同時に友綱部屋の部屋付親方の元魁皇がおこした浅香山部屋に移りこの日の対戦に...。土俵で恩返しした魁勝の礼!が印象的でした。



 番外!でした。本番は愈々これから最高潮です。そしてNHK総合で放送される十両上位~幕内も興味深いですが、BS101で放映される三段目上位~幕下、十両下位が実はとてもスリリングでハングリーでエキサイティングです。騙されたと思ってご覧くださ~い!


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6年...きょう2回目のブログ記 

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 ブログを始めて今日で6年(概ね500)。初心!などという大層なものはありませんが、その第1回のブログに記された 始めた動機 を読み返すと、結構!素直に記していました。

 余りに個人的なアニバーサリーですから、コメント欄で少し触れようと思っていましたが、幸い?コメントもありませんので(笑) 少しだけ本文として記すことにしました。

 とは言え感慨など記せば大層!になります。ここは前記のとおり「素直に記し」たという第1回のブログ記「ごあいさつ~今日からブログを始めました~」を再掲します。


  

  ブログを始めました お訪ねくださりありがとうございます

 HN「デブと某医」は英国のミュージシャン「David Bowie」に拠ります。特に彼のファンではなく妻の「Elton.John」に対抗して・・・。最近は医師と間違われないよう「デ某」。愚息が三十代半ばに研究者から医師に転身、良い医師に!の願いもこめました。

 タイトルには迷いました。郷里の名峰「大山」に対し、いま住んでいる高槻市の名峰「ポンポン山」を拝借、にわかに思い立ったブログゆえ「ひょっこりポンポン山」としました。なおタイトル写真は「大山」にしました(現在は愛猫シマジロウに替えています)。

 2011年夏、偶々受けたCTで腎がんと判り手術しました。細胞診の結果は「悪性度の高いG3(再発転移の可能性が高いがん細胞)」。そのため一区切りついたその年の暮れ、任期を残して職を辞任、翼をいっぱいに展げ(笑)リタイア生活入りしました。

 リタイアすると途方もなく暇で自由、「時間の貴族」です。が、経済的にはグッ!と不自由になり(笑)図書館に行ったり書斎に籠りがちな日々・・・世間の風を避けたいのに心と頭は世間と混じりあおうとします。そんな思いがこのブログをはじめさせました。

 ブログは猫シマジロウの「吾輩も猫である」、手術経過など「腎がんのメモリー」、自由気儘に「閑話休題(かんわきゅうだい)」、海外旅行記、後に「人生の棚卸し」「新聞・読書・TV・・・」など。お気軽にお訪ね&コメントくだされば望外の幸せに存じます。
                          
                2013年9月吉日  デブと某医(デ某) 拝

                          

 You tube.は 赤い鳥「翼をください」をUPしていました。でもその心境とやや異なる今はアマチュアのオヤジバンドによる「ささやかなこの人生」がいいかなぁと...。
 
  ささやかなこの人生

 

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帰郷 … To Season October

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 いつの間にか...10月を迎えようとしています。QPカレンダーは "読書する女性"...まだ日中は夏の名残りがあるものの 読書するには落ち着いた良い季節になりました。そしてやはり! というべきでしょうか、チャイコフスキー「四季」より "10月 秋の歌" を...。


                
 帰郷...について私はこれまで幾度となく記しました。いつも思いには程遠く、浅くもなければ必ずしも深くはなく、表現し得ないもどかしさを感じてきました。今回もまたそのように...颱風17号の気配を感じつつ帰郷し 颱風が過ぎ去って関西に戻りました。



 米子道の蒜山SAに入ると物々しい警備の人々。何事か?訊ねると「颱風接近中につき通行閉鎖に備えて!」。郷里に着いて母のいるグループホームに向かうと、しばしば訪ねる喫茶兼雑貨兼書店「一月と六月」は "Tyhoon perfect guard" と店を閉じていました


         妖怪!の生みの親...この町出身の漫画家 "水木しげる夫妻" のブロンズ像

 郷里の商店街はすでに「地元の商店街」ではなくなりました。JR境駅~商店街は「妖怪ロード」とネーミングされ土産物店が軒を連ねています。地元の人は大型スーパーに車を走らせ買物をします。何事につけお年寄りには住みにくい町になりました。



 お盆には帰らず父の命日よりひと月早い帰郷。旧友と喫茶店で待合せ珈琲をお代わりしながら三時間余あれこれ話しました。「俺も元気なのはあと五年...そう思って燃え尽きるほど人生を愉しみたい」由。切ないような元気を貰うような複雑なひとときでした。



 郷里に帰るときも郷里を去るときも...いつも大山があたたかく迎え大らかに見送ってくれます。「朝日に映えて聳え立つ紫深き大山を日毎に仰ぎ励みつつ...」。心の中でそっと懐かしい校歌を口ずさみます。隣に妻がいなければ高らかに放吟するところですが...。


        秋の空 秋の雲 コントレールがないのがもの足りないですが...中国道:勝央SAにて


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Amazing Grace ... 佐藤しのぶさん

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 佐藤しのぶさんが旅立たれました。
 お生まれは東京ですが、大阪の北部...私の住む高槻市、かつて勤務地のあった吹田市で幼少期から大学時代までを送られました。そのご縁からこの地でしばしば演奏会を催され私もここ数年、毎年!彼女の演奏会に参りました。「今年の第九は?」と同様に、「今年の佐藤さんのステージは?」と期待に胸ときめかせて...。

 彼女のうたごえにいつも涙があふれました。
 戦後の復興の希望となった「花のまち」。東北大震災からの復興を願う「花は咲く」。『風よ悲しみの歌を海に返してほしい/風に涙は乾いても/ざわわざわわざわわ/この悲しみは消えない』沖縄の悲劇と平和への祈り「さとうきび畑」。そして彼女には数少ない貴重なオリジナル曲...広島・長崎に思い馳せ平和への祈りを歌い上げた「リメンバー」。

  リメンバー ヒロシマナガサキ 沈黙にさよならしよう
  リメンバー ヒロシマナガサキ 行動と勇気で生まれ変わろう
  愛と平和 自由を 私たちにください
  ヒロシマナガサキ 人間に英知と愛があるなら
  ヒロシマナガサキ 行動と勇気で生まれ変わろう (「リメンバー」より)

  

 こころ深く歌う 凛として歌う ... 生きざまでした。
 演奏会でしばしば目にするロビーでのCD、書籍販売。「売り上げの一部は」と大震災への協力が謳われます。そうした中、佐藤しのぶさんの演奏会で販売されるCD、書籍はいつも売上全額!がチェルノブイリ被爆者と東北大震災復興支援に捧げられます。演奏会における佐藤しのぶさんの選曲とあわせて彼女の生きざまそのものでした。 
 
 佐藤しのぶさんの「Amazing Grace」「Ave Maria」を彼女ご自身に捧げます。
 どうか天上の演奏会にて凛とした美しいうたごえを響かせてくださいますように!





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