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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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こころ深くとどく絵

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 わが家の居間に架かる絵「ポントワース風景」。かつて妻が精神的に落ち込んだとき、大阪・梅田の百貨店の画廊で出遭い「こころ救われた」絵。わが家としては大枚!をはたき手に入れました。作者はジュウ・メイキ、水辺の風景が際立つ上海出身の画家です。

    

 先月、友人の画家から個展の案内をいただきました。前記の思い出深い百貨店の画廊です。颱風が来る前に!と、きょう出かけました。およそ20点、いずれもこの方の幻想的な、しかしリアルな絵の世界。少し凹んでいる私の心に深くしみとおりました。
    
       
           ※ 7月25~31日まで 阪急百貨店7F画廊にて

 先日、ドキュメンタリー「大地の詩人たち」(NHK総合)を視ました。1960年1月の創刊から毎月休むことなく刊行され、今年5月に700号に達した北海道十勝の児童詩誌「サイロ」をめぐる記録・・・北海道の大地と子どもたちへの愛にみちた詩誌です。



 初期の原画の多くは坂本直行さん(坂本龍馬の甥のお孫さん)の挿絵。北海道のお菓子と言えば「六花亭」・・・如何にも北海道!が感じられ、しかも手頃なお値段で人気No.1のお土産です。あの優しい花柄の包装紙はじめ六花亭の包装の多くは坂本直行さんの作品です。



 児童の詩には時代!が色濃く反映されています。高度経済成長下、北海道の農業が立ち行かなくなった時代、東京オリンピックはじめ建設現場の労力として農民が都会に流れて行きました。そのリアルな感性が時代を超えて心にひびき心にしみ心をえぐります。



 東京オリンピックが開かれた1964年。その年のヒット曲は・・・坂本九「明日があるさ」、西郷輝彦「君だけを」、舟木一夫「君たちがいて僕がいた」、青山和子「愛と死をみつめて」、ピーナッツ「ウナ・セラ・ディ東京」、岸洋子「夜明けの歌」etc.




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吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
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人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

がん治療の最前線 on 8月のQPカレンダー

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 涼しさを 風鈴ひとつ そよぎけり(子規)
 7月も今日でお仕舞いですね。カレンダーを写真に撮ってUPしているため、原画の美しさが十分伝わらないのが残念ですが、8月のQPカレンダーをお届けします。



 早朝からあたり憚らぬ蝉の声に否応なく夏!を感じます。が、その鳴き声が例年ほどに煩くありません。風鈴に耳を澄ませる暮らしはなくなりました、どの家も窓を閉めエアコンを唸らせていますから。後の世にこの時代の歳時記はどう説明されるのでしょうか・・・。


                        遥かな尾瀬 遠い空 painted by QP

 「国民二人に一人が罹る」と言われても、罹っていない人にはそりゃ実感がありません。でも実感はなくても予感?はありますから、視聴者の感覚に敏感!なTV局は「がん医療」について様々な角度から番組を制作、毎月のように大きな特集が放映されます。

 BS朝日で放映された ザ・ドキュメンタリー「ここまできたがん治療最前線」。最新のがん治療について四つにしぼり紹介されました。とりわけ注目したのは「ナノマシン」、優れた効果がありながらなお副作用が厳しい分子標的薬の副作用をなくす!と・・・。



 【上左】血管には小さな孔(隙間)があり、酸素や栄養素などが取り込まれます。血管に入った抗がん剤もこの孔から入り細胞に届けられます。抗がん剤の中でも分子標的薬は効率よくがん細胞に届きますが、正常な細胞にも入り細胞を傷つけ(副作用を起こし)ます。

 【上中】「ナノマシン」とはウィルスぐらいの大きさの極小の人工カプセルで、このカプセルに分子標的薬を一つずつ入れます(青い輪がナノマシン)。ナノマシンは、血管の孔よりは大きいためこの孔は通れません。したがって正常細胞には届けられません。

 【上右】がん細胞には、血管に「大きな孔をあける」特性があります。ですからナノマシンはこの大きな孔を目指して入り込みます。すなわちがん細胞にだけ届けられ、がん細胞に入るとナノマシンは溶けて、中の分子標的薬ががん細胞めがけて攻撃を始めます。



 【上左】顕微鏡でとらえたがん細胞(緑色)の写真です。
 【上中】分子標的薬を内包したナノマシン(赤色)が入り、がん細胞を攻撃します。
 【上右】赤く変色したところが死滅したがん細胞です(がん細胞は約28時間で全滅します)

 がんを手術で切除後は「経過観察」として10年余にわたり術後検査(CT・採血など)を受けます。その度に再発、転移を怖れます。転移した場合、分子標的薬治療を受ける例が増えていますが、従来の抗がん剤よりマシ!ながら様々な副作用に苦しんでいます。

 ナノマシンは、国家プロジェクトとして「ナノ医療イノベーションセンター」で進められています。ノーベル賞に最も近い!片岡一則東大名誉教授が指揮しています。各国が競う中、既に臨床試験段階にあり3年後の実用をめざして実証研究が進められています。

 おい癌め酌みかはさうぜ秋の酒(江國滋)
 「がんサバイバー」にとって医療の進歩は生きる!大きな希望であり、このナノマシンはじめ様々な研究が進むことを心より願っています。生きること、なんとしても生きのびることが、最適の治療法を呼び寄せることを願います。寛解!の祝杯をめざして・・・。

 カザルスにより世界に紹介されたカタロニア(スペイン)民謡「鳥の歌」をアカペラでお聴き下さい。



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八月の祈り

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 昨日の最高気温は32℃・・・37~8℃の熱暑になれた身体には涼しく!感じられます。一方、北海道のブロ友さんは「最高気温19度、霧雨が降ってきました」「夕方4時、半袖では肌寒くなってきました」。小さな日本列島なのにこの差!はなんなのでしょう。

 バルト三国の旅で知り合った方から妻宛てにしばしば絵葉書がとどきます。今月はキルギス(KYRGYZSTAN)から届きました。来月、数年にわたる海外旅行の「仕舞い旅」としてアイスランドを訪ねるそうです。100か国目の旅・・・羨ましさはとうに超えました(笑)


   いただいた絵葉書・・・キルギスのソンクル湖畔。ここのジャムが自然でとても美味しいそうです。

 6日はヒロシマ、今日9日はナガサキ、15日は敗戦記念日・・・祈りの八月。日本でもアジアでも欧州でもたくさんの人々が斃れ、それでもなお未だ世界中に戦争の火種は絶えません。祈っても祈っても絶えぬ火種を前になお祈りつづけるほかないのでしょうか・・・。

 国際法では、戦時爆撃は軍隊及び軍事施設に限られます。原爆は甚大な破壊力を有しますが、鉄筋鉄骨の構造物を破壊するには適さず、木造家屋や人間を焼き尽くす威力に特長があります。軍事施設が集中する呉ではなく広島が標的とされ、地上すれすれではなく広く焼き尽くす上空600mで破裂させたのも、軍事施設破壊が主たる目的ではないことを示しています。既に日本は降伏を覚悟しているとの確かな情報も連合国に把握されている中、果たして本当に「戦争を早く終わらせる」ための原爆投下だったのでしょうか・・・。



 1日の夜、尾上和彦氏の「八月の祈り」コンサートへ。1985年から連綿とつづく祈りのコンサート・・・会場の大阪中之島の中央公会堂は聖堂を思わせるフラットなホール。その暗闇の中から、声明(しょうみょう)のように響く男声合唱『旅』で幕があきました。

 次に「右手のピアニストのための」ソナタ。月光の移ろいを奏でる視覚的にも魅せる演奏でした(この演奏会が初演の尾上作品)。ここで若い歌手8人が登場、「カルメン」「ドン・ジョバンニ」などオペラの名場面を独唱、二重唱、五重唱・・・はい!堪能いたしました。



 StageⅠはこれまで様々なプログラムで試みられてきましたが、StageⅡのオラトリオ「鳥の歌」は第1回から一貫して変わりません。尾上氏によると「十代で書き始めた作品の集大成」の由。少年少女を含む80余名の合唱団とソリスト2名が歌い上げました。

 全体が七つの章よりなり、原爆による惨禍が原民喜、峠三吉、栗原貞子、土屋清らの詩によって構成されています。「八月の祈り」にふさわしいオラトリオであり、渇きと痛みと悲しみと確かな凝視が描かれ、序章「黒い雨」から一気に終章「鳥」へと連なります。



 終曲「永遠のみどり」は、原民喜の詩に尾上氏が作曲しました。『ヒロシマのデルタに若葉うづまけ/死と焔の記憶に良き祈りよこもれ・・・ヒロシマのデルタに青葉したたれ』。若葉うづまけ 青葉したたれ・・・詩(ことば)の力、詩のリズムがこころ深くとどきました。

   ※コメントしづらいブログ記ですね・・・コメント欄は閉じさせていただきます。

    沖縄の翁長知事がお亡くなりになられました。
   「てぃんさぐぬの花」を捧げ 心よりご冥福をお祈りします。




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うつくしむ

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 終わった!と思っていた庭の薔薇が、思い出したようにまた蕾をつけ咲き始めました。お盆に帰ってくる人々の目を幾らかなり楽しませようとしているのでしょうか。今夏の猛暑で減ったとはいえ蚊に刺されながらの水遣りにも甲斐があろうと言うものです。



 シナリオライターを業とする学生時代の友人がいます。その擢んでた才能に触れ「映画、TV、舞台・・・いつか日本の演劇界をリードするだろう」と見上げていました。が、才能だけでは如何ともし難い世界なのでしょう、未だその名が轟くに至りません。

 名の轟くシナリオライターと言えば、今も旺盛に活躍する山田太一、倉本聰、橋田壽賀子などが思い浮かびます。しかし私には昨年亡くなった早坂暁が、「夢千代日記」「花へんろ」「事件」「ダウンタウンヒーローズ」などの作品とともに最も印象に残ります。



 先夜、TVドラマ「花へんろ」シリーズの再放送を視ました。「うつくしむ」という言葉は源氏物語にもあるそうですが、早坂暁の描く世界はまさに昭和をうつくしむ物語・・・その時代とそこに生きる人々と暮らしを愛おしむように美しく丁寧に描いています。

 とりわけ早坂が、幾つものドラマを書いたが書き残した話がある!と語った「春子の人形」篇が印象的でした。兄とは結ばれ得ないと思っていた妹は、自身が捨て子であったと知り、呉の海軍兵学校にいる兄に会うため8月5日、愛媛から広島に向かいました。

 翌6日、広島に原爆投下。兄は兵学校から広島に派遣され、眼前の惨状に敗戦を覚悟し実家に帰ります。妹が自分に会いに広島に向かったと知り再び広島を訪ねますが、遂に会えません。実家には、捨てられたとき妹の傍らに置かれた人形だけが遺りました。



 その兄こそ早坂暁自身ですが、戦後、母親とともに遍路の旅に出ます。私のブロ友さんにも遍路の旅を続ける方がいらっしゃいます。叶わなかった思い、叶えたい思い・・・様々な願いと祈りは、時代とともに変わり行くとしても、その虚心坦懐に胸を衝たれます。

 明後日は、未だ敗戦!とは認めないかのような「終戦記念日」。私の父も戦争中、呉の高射砲部隊にいたことがある由。日曜夜のTBS系「この世界の果て」は戦時下の呉が舞台。父は多くを語りませんでしたが、もっと聞いておけば良かったと今更に思います。



 先日、ブロ友さんとのオフ会で京都に行きました。お盆休み最中の京都、国内は勿論、アジア・欧米からのたくさんの人々で賑わっていました。キナ臭さと平和が混在する時代にあって、敗戦記念の翌16日夜「五山の送り火」が焚かれ祈りの火が燃えさかります。

 かつて旅で訪れたリトアニアに異国の無名の人々のお墓がありました。戦でその地に踏み込み斃れた兵士達を手厚く埋葬する心に衝たれました。京都五山の送り火・・・左右の大文字、妙法、舟形、鳥居形それぞれに宗派を超え国を超えた祈りが捧げられますように!



 「花へんろ」のエンドロールに玉置浩二『みんな夢の中』・・・ 魂に触れる歌でしたが、敢えて『Memory』を! 陽の光を待とう/日の出を待とう/明日のことを考えよう/挫けちゃいけない/夜が明ける頃/この夜も思い出に変わる/そして新しい一日が始まる。




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帰らざる人も歩けや花へんろ

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 様々な行事に『平成最後の』との枕詞がつきます。昨日の全国戦没者追悼式の天皇さんのお言葉もまた平成最後の追悼でした。

 『戦後の長きにわたる平和な歳月に想いを致しつつ・・・過去を顧み深い反省とともに、今後戦争の惨禍が再び繰返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に心から哀悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります』。

 総理にはなく天皇さんの追悼にはあった言葉「深い反省」・・・。天皇さんは敗戦を11歳で迎えられ、総理は未だこの世に生まれていませんでした。そこにリアリティの乖離があることは勿論、本質的には心の深さと担う責任感の在りかに尽きるように思います。

 『戦陣に散り』・・・戦死した日本軍兵士230万人のうち戦闘で斃れた者は100万人に満たず、多くは栄養失調及び病死とされます。
 『戦禍に倒れた人々』・・・戦禍にはちがいありませんが、国際法が禁じる軍事施設でも軍人でもない一般人を主な標的とした空襲・原爆投下により倒れた夥しい人々がいます。



 京都五山の送り火は、幸い雨にたたられることなく見る人の心を一つに燃え盛りました。その平和への祈り一つ一つがしっかり結ばれることを乞い願います。大きな力、大きな時の流れに今度こそ!踏みにじられ蹴散らされませんようにと、まさに祈る思いです。

 先夜放送された「花へんろ」総集編には「戦争を防ぎ戦争を避くる途は、各国民の良知と勇断とによる軍備の撤廃あるのみである」と公然と説く実在した松山出身の海軍大佐が登場しました。戦時における真実の義勇、真実の軍人魂に触れる思いがしました。



 遍路道。私は未だ一歩だに歩いていません。父母も祖父母も歩いたとは聞いていません。しかしたくさんのお遍路さんの中に、縁なきわが家族をそっと連れ添って下さる方がおられるのではないかと、虫の良いことを思います。そんな気のする送り火の夜です。




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残念ながら・・・

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                    一週間ほど早いですが6月のQPカレンダーを!

PCの不具合か 私が加入しているGooの不具合か
急に Gooのブログが 私自身のサイトを含めて大半を開くことができません。

開こうとすると 一瞬!現れた後 画面が消えてしまいます。
URLバーに「NTT Resonant Inc.」なるものが現れ、
それをクリックすると「Webサイトの認証」の表示が現れ、
その最下段の「証明書の表示」をクリックすると「発行者のステートメント」が現れ、
「発行先 blog goo.ne.jp」「発行者 cybertrust Japan」ウンヌンと。
まったく意味不明なのですが、いったいこれはなんなのでしょう?
なお、タブレットからは総て見ることができます。

不思議にも これを書きこむページは開けるのですが・・・。
解決するまでしばらくおやすみいたします。
解決しても しばらくおやすみしたくなっていますが・・・



 前記のとおりで気になって昨夜はPCと睨めっこしていました。他のサイトは大丈夫なのにGooのサイトが総てダメということであれば「Gooの問題」ですが、Gooの中でも一部は正常!であり、どうも私の側に「何か問題が起きている」と考えましたので・・・。

 でもコメ欄に「ふきさん」が記されたところでは、Gooユーザーに共通して起きていた現象?のようなので、朝になってもう一度試みると、あらら!正常に戻っているではありませんか! なのにGooさんからは何の説明もないとは・・・深夜の格闘?がバカみたい。



 昨夜は大阪フィルの演奏会に行きました。フェスティバルHとばかり思い込んで行ったらホールの前は閑散・・・。 え? 間違えた? 改めて確認すると会場はシンフォニーH。比較的近くなので開演にはぎりぎり間に合いました。この時からなんか変!だったかな?

 メインはドヴォルザーク「新世界」。熱演に酔いしれましたが、帰りは疲れて電車でウトウト・・・一駅乗り越してしまいました。そして深夜のPCとの格闘・・・なんか潮時なんでしょうかねぇ。シマに「どうや?」と訊くと、「休んだら?」と。そうしますか・・・。



 ※ コメント欄・・・閉じさせていただきました(9:30)

帰らざる人も歩けや花へんろ

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 様々な行事に『平成最後の』との枕詞がつきます。昨日の全国戦没者追悼式の天皇さんのお言葉もまた平成最後の追悼でした。

 『戦後の長きにわたる平和な歳月に想いを致しつつ・・・過去を顧み深い反省とともに、今後戦争の惨禍が再び繰返されぬことを切に願い、全国民と共に、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に心から哀悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります』。

 総理にはなく天皇さんの追悼にはあった言葉「深い反省」・・・。天皇さんは敗戦を11歳で迎えられ、総理は未だこの世に生まれていませんでした。そこにリアリティの乖離があることは勿論、本質的には心の深さと担う責任感の在りかに尽きるように思います。

 『戦陣に散り』・・・戦死した日本軍兵士230万人のうち戦闘で斃れた者は100万人に満たず、多くは栄養失調及び病死とされます。
 『戦禍に倒れた人々』・・・戦禍にはちがいありませんが、国際法が禁じる軍事施設でも軍人でもない一般人を主な標的とした空襲・原爆投下により倒れた夥しい人々がいます。



 京都五山の送り火は、幸い雨にたたられることなく見る人の心を一つに燃え盛りました。その平和への祈り一つ一つがしっかり結ばれることを乞い願います。大きな力、大きな時の流れに今度こそ!踏みにじられ蹴散らされませんようにと、まさに祈る思いです。

 先夜放送された「花へんろ」総集編には「戦争を防ぎ戦争を避くる途は、各国民の良知と勇断とによる軍備の撤廃あるのみである」と公然と説く実在した松山出身の海軍大佐が登場しました。戦時における真実の義勇、真実の軍人魂に触れる思いがしました。



 遍路道。私は未だ一歩だに歩いていません。父母も祖父母も歩いたとは聞いていません。しかしたくさんのお遍路さんの中に、縁なきわが家族をそっと連れ添って下さる方がおられるのではないかと、虫の良いことを思います。そんな気のする送り火の夜です。




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黄昏のビギン

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 夏はもうたくさん! そう思って9月のQPカレンダーをめくると・・・雨に降られ傘をさしているテントウムシさん。少し暮れるのが早くなった街、そぼ降る雨の中を 傘もささずに濡れながら「黄昏のビギン」をくちずさみ歩きたい、まもなく八月も終わるけど・・・。



 シマジロウは、びっしり!の毛皮を着ながらこの猛暑によく耐えています。意外にもエアコンの部屋を避け、風のとおる廊下、北側の窓などでじっと・・・。「この暑さによく耐えている。えらいぞ!」とのねぎらいに「My pleasure!」と相変わらず生意気なシマ。



 もし大都会で生まれ育っていれば・・・もし欧州の旧い街に生まれ育っていれば・・・。郷里の山や海を見ながらいつも漠然と そう思います。勿論!なんの意味もありません。なんの意味もなくしばしばそう思う自分自身の思いを計りかねつつ数日の帰省を過ごしました。



 黄昏のビギン・・・永六輔&中村八大コンビによる1959年の作品。オリジナルは水原弘さんですが、ちあきなおみさん、高橋真梨子さん、小野リサさんらのカヴァーにもそれぞれ深い趣きがあります。



 今日は腎がん友kumaさんのご命日。kumaさん繋がりのRarudoさん・・・ご無沙汰していますが、既に術後10年を越えお元気でいらっしゃることと思います。
 そして来月早々には腎がん友の関西オフ会。秋の涼しさのビギンを感じつつ・・・。


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がん友も がんではない友も(腎がんのメモリー52)

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 かつて経験したことのない酷暑に襲われた今夏、漸く峠を越してなお続く30℃を超える真夏日・・・心より残暑お見舞い申し上げます。そして「長月」と題して描いたQPの絵・・・山峡に光あふれる大河に、仕合わせの光でありますようにと、心より祈りました。
      ※ 今回のブログ記には昨年9月にUPした写真、QPの絵を一部再掲いたします。



 2日(日)、大阪梅田マルビルの鄙びた?居酒屋風個室レストランで開かれた腎がんサバイバーのランチ&オフ会に参りました。耳にタコでしょうが「国民の二人に一人が!」の時代、がんではない方もスルー&チラリでお目とおしくだされば幸いに存じます。
     ※ 登場人物には『仮のHN』を使っています。ご了解くださいますようお願いします。



 参加者は12人。その中心になってお世話くださったのはmokoさん・・・竹下景子さんの若い頃!をイメージなさってください(お孫さんもいますが・・・)。東京で開かれた「腎がんカフェ」にも参加、がん患者さんをフォローするボランティアもされる行動派です。

 関東からこの集いに来られたのはgigaさんとツナサラさん。gigaさんは高射砲のようにパワフルな方で厳しい闘いをまるで感じさせません(時々すこ~し!感じさせてくれます/笑)。ツナサラさんからは皆さんに江戸川不動尊のがん封じの御守が贈られ拍手喝采でした。



 gigaさんが高射砲なら、華奢で美しい ぱわちゅけさんは機関銃でしょうか。東京では遊火人さんがぱわちゅけさんにを連射された由。もう一人、あぁんにゃさんも機関銃タイプの方、厳しい治療に「この程度なら大丈夫。一生!今のままでOK!OK!」。

 オカポンさんはオフ会初参加。「がんとわかったらカノジョがすぐ入籍してくれ!と。生命保険狙いやないです。真心を感じ入籍しました」。一見!こわそ~ながらメチャオクテ。デンバーさんも発参加、飲みっぷりも語りクチも男らしいサッパリした方です。



 nyuさんにはシマジロウそっくり猫ちゃんがいて(スマホで見せていただきました)それだけで意気投合しました。シマよりグッと若くまだ3歳、えぇなぁ(シマに叱られそ~)。す~~っさんとはもう三度目のごタイメ~ン! なんにもしなくても打ち解けてしまいます。



 ひろりんさん、りぃ~さんとは昨年のお花見オフ会以来!でした。でも二度目と思えない打ち解け!は、やはり腎がん友の連帯感かな。す~っさんもそうですが、関西は関西でもメチャ遠くから駆けつけてくださって、比較的近い私はいつも申し訳なく思います。

 実際は、それぞれの治療等についての情報交換、日頃疑問に思っていることを気兼ねなく問い率直に答えるなど如何にも「がん友」のオフ会光景もありますが、みんなパワフルで明るい。私など最も軽い経過観察の身であれこれ悩むのが羞かしくなるほどです。

 二次会はレトロな?競馬カフェ風のお店。場外馬券売場が近く、店内には大きなスクリーンに競馬中継・・・ですから他の皆さんは競馬新聞を見ながらそちらに夢中。私たちの「CTは・・・」「分子標的薬は・・・」「肺に多発転移・・・」も不思議に違和感ナシでした。



 と言うことで、日頃は がんにカンケイない! みなさんにも少しなにかを感じていただけましたでしょうか? では結びに、がんサバイバーの方にもそうではない方にもおとどけします。まだ残暑厳しい日々ですからこそ チャイコフスキー「四季:10月」を。




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ブーイング!にみる光と影

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 スポーツにおける観客席からのブーインク・・・メジャーリーグやテニス、サッカーには付きものの光景です。如何にも欧米的なブーイング「文化」に私は否定的ですが、許容範囲のものもあります。そこに「理」があり「リスペクト」が感じられる限りですが・・・。



 テニスの四大タイトル「全米選手権」。大坂なおみが決勝でセリーナ・ウィリアムズと対戦しました。大坂は第20シードからの決勝進出、セリーナには過去三度対戦しいずれも負けています。到底 勝てないと思いましたが、心技充実し圧勝に近い優勝でした。

 第1セットからセリーナはミス・ショットを繰返しイラついていました。よく見る光景です。一流のプレイヤーはそこから冷静さを取戻し逆に相手を追込みます。第1セットは6-2で大坂が奪ったものの休憩をはさみ第2セットでは流れが変わると思いました。

 寧ろ過去そうであったように大坂がイラつき理性を失うケースです。しかし第2セットも流れは変わりません。セリーナと観客席のコーチの所作に主審が「コーチング」の警告をします。セリーナは怒りがおさまらず、ミス・ショットにラケットを叩き壊します。 



 主審の警告が重なりセリーナから1ゲームが取り上げられました。セリーナはますます理性を喪います。セリーナは出産後最初の選手権、彼女のタイトルを期待する観客はセリーナに同調します。荒れた第2セットも大坂が連取、初の四大タイトルに輝きました。

 どんな荒れた試合も表彰式では一変、勝者への称賛と敗者への激励の場に変わります。しかしブーイングは鳴りやみません。大坂は前に進み出ることができません。セリーナに促されようやく優勝カップを手にする大坂になおつづくブーイングに心が痛みました。



 優勝カップを手にした大坂に主催者が感想を訊ねました。大坂は「その質問に対する答にはなりませんが・・・」と断った上で次のようにスピーチしました。
 
 『皆さまがセリーヌを応援していることはわかっていました。こうした終わり方になって※ごめんなさい。ただこの試合を見て下さった皆さまにお礼申し上げます』
     ※「I'm sorry」については「ごめんなさい」ではなく「残念です」の意もあり。
 『全米選手権の決勝でセリーナと対戦することは私の夢でした。それが実現してとても嬉しく思います。セリーナ、あなたと試合できて本当に感謝しています。ありがとう』

 このスピーチが会場の雰囲気を一変!させました。セリーナも「もうブーイングはやめて」と観客に呼びかけ、やがて大坂への称賛の歓声、拍手へと変わりました。



 試合をするのはプレイヤーであり観客ではありません。審判には時に誤りもありますからレフェリングへの批判はあって然るべきでありましょう。しかしエキサイティングであることと荒れる!こととはまるで異なります。おぞましい決勝戦ではありました。

 決勝戦前の日本のネット上に『流暢な日本語だけど、明らかに日本人の発音じゃないよね」「大坂を日本人と素直に思えない自分がいる」とのコメントが流れていました。こうした唾棄すべき感覚はいったいどこから来ているのか・・・暗澹たる思いにかられました。

  【表彰式のシーンの一部】



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Oh! SUMOU!(吾輩も猫である160)

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 今夏の猛烈な暑さにバテていた吾輩、このところの涼しさには生き返る!思いである。転寝していても心から穏やかな眠りに誘われる。・・・と安心してまどろんでいたら、主人『ちょっと仕事したらどうや?』『取り敢えず大相撲秋場所について書かへんか?』

 何もサボっていたわけではない。ではないが、書け!と言われれば望むところである。現役世代は兎も角、主人はじめリタイア世代には、退屈な午後のエキサイティングな大相撲実況中継は大歓迎であろう。主人の思いを挺し、一筆したためさせていただく。


          
 主人の子ども時代は「巨人大鵬玉子焼き」。主人は大鵬の大ファンであっただけに、お婿さん(貴闘力)の角界追放は衝撃であった。況や5年前の大鵬急逝!の報には言葉を喪った。そこに大鵬のお孫さんの大相撲デビュー・・・主人の胸は高鳴らずにいられない。

 納谷幸之介(えぇ名前やなぁ)。18歳。身長188cm、体重164kg(今をときめく豊山、朝乃山に匹敵)。今年1月初土俵を踏み現在幕下60枚目。序の口では全勝優勝したものの二段目、三段目では6勝1敗、今場所も初日に勝ったものの2戦目は敗けてしまった。


           納谷幸之介・・・おじいさんの大鵬を彷彿とさせる風貌ではある。

 納谷のライバルは豊昇龍、元横綱朝昇龍の甥っ子である。どちらも闘志剥き出しながら両者の過去3戦はいずれも納谷が勝っている。豊昇龍としては番付こそ納谷の数枚上、今場所は2連勝中であるが、間違いなく対戦する納谷には絶対!勝ちたいところだろう。

 今後が楽しみな両者、豊昇龍は既に朝昇龍の名の一部を受け継いでいる。いずれ納谷が幕内に昇進し「大鵬」の四股名を襲名することを心から期待したい。・・・東横綱 大鵬に対するは西横綱 豊昇龍、両者全勝で迎えた千秋楽、国技館は昂奮のるつぼ! な~んてね。


           豊昇龍智勝・・・まだ細いが、おじさんの朝昇龍も幕下までは細かった。

 今場所、幕下以下のもう一つの注目は、大怪我から6場所ぶりに三段目(91枚目)に復帰した宇良。身長172cm、体重135kg。一般人としては凄い!体格でも、角界では小兵! アクロバティックなワザにたより大怪我に至ったのは如何にも残念であった。

 小兵で横綱に昇りつめた初代若ノ花、大関貴ノ花。舞ノ海は更に小兵であったが、「ワザのデパート」の存在感を誇った。まあ「無事之名馬」でもある。宇亮は小兵の中では体格に恵まれている。困難を乗り越え怪我することなく大いなる活躍を期待したい。

 今場所の幕下では他に豊ノ島にも注目したい。元関脇の35歳。技能賞4回、殊勲・敢闘賞各3回の名力士だが、一昨年名古屋場所で大怪我し幕下まで陥落。関取(十両)への道は遠かったが、今場所は幕下西筆頭。勝ち越せば関取復帰の位置で2連勝中である。


            宇良和輝・・・もう一度!よく似合ったピンクのしめこみ姿を見たい。

 柏戸と大鵬・・・「柏鵬時代」と呼ばれた。四十代以下には「?」でしょうなぁ。吾輩だって勿論!知らない。知らないが、主人には「リアルな柏鵬」の記憶がある以上、主人の家で居候する吾輩としては触れざるを得ないのだ。ま、以下、柏鵬戦をご紹介する。




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悪魔の医師か 赤ひげか(腎がんのメモリー53)

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 腎臓がんの切除手術をされた方ならご存知の「腎臓全摘出」。腎臓は左右に二つありますから、一つあればその機能は保持されます。ですからしばしば夫婦、親子の間で一方の生体から腎臓を一つ摘出、病んでいるもう一方に移植する事例は珍しくありません。

 私の腎がんはステージ1ながら、術前に「部分摘出。状況により全部摘出」することにも同意していました。結果としては部分摘出で済みましたが、ステージ1でも全部摘出される例は圧倒的に多く、全摘された腎臓はどうなるんだろう?とは思っていました。



 2012年、「国内初めての臓器売買が発覚」と大々的に報じられた事件を憶えていますか? 「臓器売買が行われている」とのことで警察が捜査に着手、宇和島徳洲会病院泌尿器科の万波誠医師が売買に関与したのではないかと、大きく報道されました。

 万波医師にその事実はなく、逮捕も起訴もされませんでした。しかしその後、同病院の腎臓移植手術で、病気で取り出した腎臓を移植した事例11件があり、万波医師が執刀したことがわかりました。マスコミは大きく報じ、学会からの批判にも晒されました。



 夫婦・親子間の移植以外は、死体(脳死)からの移植が基本です。医学面からは勿論、生命倫理の問題としても問われます。ですから臓器移植に関わるプロセスはあらゆる角度から極めて厳密に行われますが、病気で摘出した腎臓(修復腎)の場合はどうでしょうか。

 日本移植学会など4団体は、病気腎の移植を非難し『いわゆる病腎移植という実験的医療が医学的、倫理的観点から検討を加えられず、閉鎖的な環境で行われたことは極めて遺憾である』との声明を発表したほか、週刊誌等で「人体実験」と指弾されました。

 厚労省も病腎移植を禁じるところとなりましたが、昨年10月「先進医療」として条件きで適用することを決めました。国内の32万人の腎臓病患者のうち1万2千人が腎臓移植を希望していますが、15年待ち!の由。待ち焦がれた患者さんには朗報でした。



 この問題についてNHK「Eテレ特集・・・悪魔の医師か赤ひげか」は衝撃的!な凄い番組でした。19日~20日にかけての午前0:00~NHK「Eテレ」で再々放送されますので、ご覧いただければと思います。「dailymotion」でも即!ご覧いただけます。
  ※ dailymotion ・・・ https://www.dailymotion.com/video/x6h17b3

 私は『ひとの臓器を貰ってまで生き延びたいとは思わない』と考えてきました。この番組を視て少し考えに変化が生じつつありますが、それ以上に記すつもりはありません。ドナー(提供者)、レシピエント(提供を受ける患者)、医療関係者が各々考えるべきだと。


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かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

大相撲 ああ大相撲 大相撲

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 かたや大鵬!たいほ~! こなた朝青龍!あさしょうりゅ~!
 幕下56枚目 豊昇龍は元横綱 朝青龍の甥っ子。同60枚目 納谷は名横綱 大鵬の孫。この両力士が昨13日目、対戦しました。どちらも初めて苦戦の場所となり3勝3敗同士ながら、これまで納谷に三連敗の豊昇龍は闘志剥き出し、館内も湧きに湧きました。



 立ち合い、納谷は両手を降ろしましたが 豊昇龍はなかなか手を降ろしません(上左)。しかしぶつかったのは土俵真ん中、豊昇龍の立ち合いの速さが際立ちました。体格で上まわる納谷は左を差しつつがっちり受けとめます(上右)。まずは両者五分の立ち合い。

 納谷は左をこじ入れるとかいなを返し、身体にモノを言わせ前に圧力をかけ寄って出ました。豊昇龍は左足でその圧力に耐えるのが精一杯、納谷の勝ち!でした(下左) が、豊昇龍は身体をグッとひねり足を納谷の両足に入れ右手は納谷の首に巻きます(下右)



 豊昇龍はそのまま納谷の寄る勢いを利用し渾身の首投げに打って出ました。投げ技が中心のモンゴル相撲を活かした強力な首投げに納谷の足が見事なほど?宙に上がりました。下左は正面から、そして下右は向正面から。勝者、敗者ともになんとも美しい姿です。



 そして下左は勝負あり寸前・・・土俵にまだ落ちていないところでとどめるところに私の美学と言いますか思い遣りと言いますか、内面の精神性が顕れております(笑)。下右は豊昇龍が少し笑みを浮かべ「どうだ!」といったところ・・・目鯨たてず大目に見ましょう。



 さてこの日の三段目の勝敗(下左) 幕内上位まで瞬く間に昇り、大怪我で三段目まで落ちた宇良が6勝1敗で復帰の場所を終えました。ロシア出身の巨漢大露羅(オーロラ:35歳)はこの日で引退です。土俵に感謝をこめて手を合わせ・・・去って行きました(下右)



 関取や ああ関取や 関取や
 幕下5枚目の極芯道(22歳)が7戦全勝で幕下優勝、併せて初の関取(十両昇進)を決めました。幕下15枚目以上で全勝は無条件に十両昇進との事実上の内規がありますが、この日負けて6勝1敗では難しいところでした。下は勝ち名乗りを受ける極芯道です。



 勝越しや ああ勝越しや 勝越しや
 下は常幸龍(元関脇:30歳) 大怪我で幕下に落ち3年余も低迷していましたが、今場所十両に復帰しました。十両ベッタ!の14枚目、一つでも負け越すとまた「無給」の幕下陥落。この日ようやく勝ち越し、ぎゅ~っと眼を閉じ天に向かいひと声発しました。



 稀勢の里 ああ稀勢の里 稀勢の里
 特にファンということではないのに気になる稀勢の里。日本中が気にしているでしょうね。手に汗握ってTV画面に釘付けです。動きにあわせてこちらの身体も手も動きます。勝てば大きな溜め息、負けても大きな溜め息。この日は白鵬に完敗。ああ、しんど!



 大相撲も千秋楽。白鵬関、全勝優勝おめでとうございます。
  と言うことで話題の旬も過ぎ・・・コメント欄は閉じさせていただきます。

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【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
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変わり果てた光景と変わらぬ光景

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 枯葉散る夕暮れは来る日の寒さを物語り・・・にはまだ早いのですが、にわかに秋めき夕暮れが早くなると心さみしくなります。朝からピーカン!のお天気、季節が移ろうとするとなぜか心騒ぐように行きたくなるところ・・・久しぶりに和知(京都府)に出かけました。

 家を出て7~8km、大阪と京都を分ける北摂連山のあたりは道に沿って杉林がつづきます。ア~ッ!と妻が叫びを小さくのみこみました。先日の台風21号でこのあたりの山林がなぎ倒されしばらく道路も遮断されたと聞いてはいましたが、これほどとは・・・。



 三十数年この道を走っていて初めて見る光景です。いったいどれだけの杉がなぎ倒されたのでしょう。延々3~4kmにわたり文字通り殺伐!とした光景がつづきます。聞いてはいても間近に見るとまるでちがいます。災害というものの「距離感」を痛感しました。

 山を越え亀岡(京都府)に出ると、杉木立の山並みが戻りました。山越えで台風の勢いが少し削がれたのでしょうか。そう言えば私の住む高槻(大阪府)では瓦が飛ばされブルーシートが敷かれた家々が多いのに、亀岡側にはそうした光景はありませんでした。

 和知はいつもと変わらず穏やかでした。自然食レストラン「菓歩菓歩」も相変わらず?注文から料理が出るまで1時間以上・・・緩やかに時が流れています。長い待ち時間、由良川の畔を散策しました。方々に曼珠沙華の咲く光景・・・この季節の変わらぬ光景です。


              由良川・・・京都府北部をながれる一級河川(延長146km)

 川面に浮かぶ青いアーチは、和知第二大橋のシルエットです。この橋を北に走ると綾部市に、更に山越え!に日本海に抜けると京都府~福井県に関電「小浜」「大飯」原発、高速増殖原型炉「もんじゅ」の原発銀座。原発の万一!をこの山が分けるのでしょうか。

 「菓歩菓歩」の天然テラス?にバンダナキャップの青年が独り・・・読書でもしているようです。若いっていいなぁ! と思いながら眺めていました。と、立ち上がると読書ではなくスマホ、こちらを向くと・・・青年ではなく私よりず~っと!おじ~さんでありました。


        パラソルの向こうにミモザ・・・春には彩やかな黄!の光景に目をうばわれます。

 「菓歩菓歩」の隣は山野草苑。ここに来ると妻は花苗の仕入れ?に余念がありません。私は写真を撮ったり雲を眺めながら珈琲を飲んだり・・・。広い山野草苑の敷地をJR山陰線が走るのどかな光景・・・あまりにものどかで、なんだか胸がいっぱいになりました。



 山野草苑の前庭に群れ咲く「百日紅」「さるのこしかけ」と言ったら 妻に「さるすべりですよ」と笑われました。「笑わしたかっただけ!」と返しましたが、「ふっ・・・」。雨の後でもないのにしっとり濡れたように彩やかなピンク・・・美しい!と思いました。

 「フォックスフェイス」と言えば、もう説明する必要はなさそうです。その色彩から「カナリア茄子」とも呼ばれる由。自然の(神様!の?)造形の妙には驚きます。造形の最高傑作は何と言っても人間でしょうね。とは言うもののピンキリではありますが・・・。
            

       フォックスフェイス・・・人間と異なりどれがピン!ともキリ!とも言いがたき哉。

 ドライブしながら聴いた「弦楽のためのアダージョ」。映画音楽を聴くように劇的な情景が浮かび、或ることを思い胸がつまりました。You tubeはサイモン・ラトル指揮のロンドン交響楽団?(それともベルリンフィル?)。ちょうど昨23日が大阪公演だった由。




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秋桜 .... 10月のQPカレンダー

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 台風24号は 深夜 一瞬!風圧を感じつつも 数分と経たぬ間に過ぎ去りました。 今朝は まさに台風一過! 雲ひとつなくぬけるように碧い空が広がっています。そんな秋の気配に誘われ 歩きながら ふと! 路傍の秋桜の優しさが目にしみ 様々な想いが連なりました。 



 7年前、初めて全身麻酔でがんの手術を受け、手術に対する怖さ以上に、このままこの世から消えてしまいやしないかと、そんなやるせなさを覚えました。先月、その全身麻酔の5回目の手術を受けた友がいます。「全身麻酔の手術はこれで最後」と仰りつつ・・・。

 彼女、肝臓がん手術の翌日「無事生還」と短くブログUPされビックリしました。がんに関わる事のほかボランティア活動、愛犬と遊び花を愛でる日々、書評など話題は尽きず多彩でいらっしゃいます。時に「死ぬ気まんまん」とも「生きる気まんまん」とも・・・。

 がんになっても誰しも生きる気まんまん!です。しかし経過観察(定期検診)のたびに転移!の不安にかられます。転移、更に多発転移・・・を告げられれば、その衝撃は計り知れません。闘病の苦しみ、辛さはしばしば生きる気力を「死ぬ気まんまん」にさせます。
 


 釣りの好きな人が釣りの友を、旅の好きな人が内外の様々な旅を、同時代を生きてきた人が「我らの時代」を語りあう・・・。ブログの(ランキング)世界で「カテゴリー」と呼ばれるところにはそうした世界、そうした人々がふだんに集いコミュニケートしています。

 がんにあっては、数の多い大腸がん、肺がん、乳がんなどから、レアー(稀少)とされる腎がんまでカテゴリー別にぎっしりその世界があります。そこでしか語れない、そこでこそわかりあえる世界でもあります。そしてそこだけで語られるシリアスな世界も・・・。

 厳しい闘病をされる方の生きる気まんまんに触れるたびに・・・がんばって!と思うほどに・・・言葉を失くします。だからと何も言わなくては・・・心がちぎれます。そのぎりきりのところから心をふりしぼり生み出されるたくさんの言葉に出会う世界でもあります。 



 がん細胞とは自身の正常な細胞が変異したもの。目に見えない分子レベルで進みやがて塊(固体)になります。手術で切除しても、また放射線や抗がん剤で縮小・消滅したように見えても、分子レベルで生き残ったがん細胞があれば再発・転移を引き起こします。

 医療が進化し「夢の〇〇」という新薬や新しい治療法がつぎつぎ世に出ます。その成果が上がる一方、瞬く間に再発・転移する・・・がんが増えている印象があります。医師でもある久坂部羊さんの小説「虚栄」では、それを『がんの狂暴化』と表現されています。

 狂暴化・・・がんキャリアにはやや無神経な表現ではあります。が、「生きている細胞」たるがんの必死!の姿には似つかわしい表現かもしれません。その狂暴化のスピード感に負けないスピード感をもって医療が更なる進化を遂げるよう心から願ってやみません。


                            All painted by QP.

 シリアスな話ばかりでは折角のQPの絵が勿体ないですね。
 
 かつて週末は一坪農園の野菜作りをしていました。一坪でも畑仕事は年中幾らでもあります。この季節は、蕪や大根など秋野菜はまだ収穫に至りません。が、ちょうど育ち盛りの子どもを見る思いがいたします。それはもういそいそ!わくわく!畑に出ました。

 しかし 収穫なしに家に帰るのは、坊主!の釣り人と同じで、空しさがあります。で、何かないかなぁと周りを見ると、可憐な秋桜が・・・。それを数本摘んで持ち帰り片膝ついて どうぞ! と妻に・・・。ギャグのつもりでしたが、マジに歓ばれました。失礼しました。

  「秋桜(コスモス)」と言えばさだまさしさんの作品、そして山口百恵さんの歌、
     様々な方がカヴァーしていますが、徳永英明さんの歌がひときわ!印象的です。



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仲間たちへのレクィエム(吾輩も猫である161)

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 吾輩は猫である。否! 吾輩も猫である。今回のブログは 吾輩シマジロウが猫であることの原点に立って書くこととした。とは言っても犬さんたちをはじめ この世に生を受けた動物各位を代表するものではなく、その気持ちの一端!を記すものとご承知願いたい。



 戦争でたくさんの人々の命が奪われた。戦闘によるものはごく一部に過ぎない。軍人ではないたくさんの人々が爆撃によって殺された。

 ナチスドイツは「ユダヤ人」というだけで無辜の人々をガス室に送った。が、ユダヤ人だけではない。障碍者もまたガス室に送られた。

 戦争では、人間よりもっとたくさんの犬や猫たちが爆弾で焼かれ行き場をなくして命を絶たれた。そして動物園の動物たちも殺された。

 戦争だけではない。阪神・東北・熊本でおきた大震災では人間よりもはるかに多くの犬や猫たち、時に牛や馬や豚たちも命をなくした。

 戦争でも大震災でもない穏やかな日本にあっても、犬や猫たちの命が奪われている。毎年!5万余の捨犬、捨猫がガス室に送られている。

 ガス室に送られる犬や猫たちが「安楽死」であるなら、アウシュビッツでガス室に送られたユダヤ人も安楽死!と言わなければならない。



 殺処分寸前で救われた雑種の小型犬チロリ。虐待から耳は垂れ脚も不自由だったが、セラピードックとして育ててみると、恩返しをするかのように多くの人の心を励ます大活躍を始めた。「捨てられ虐待された犬は心の痛みを知っている。そんな犬たちの見返りを求めない無償の愛情が、辛い境遇にある人々の心にとどく」と・・・。

 セラピードッグ協会の大木さん(上)は260余の犬たちを殺処分から救出、その中から100近い犬たちをセラピードッグに育てた。心から敬意を表したい。「小さな命を救えない国は、人を救うことなどできません。命を不条理に奪う傲慢さを子どもたちに・・・どう説明できるでしょう(大木さん)」。【朝日新聞9/8「be」より】


                          Painted by QP

 「また会おうね」と綴られた或るブログ・・・。ダムの工事現場で拾われ、人間不信の塊だった子犬は20年余にわたり家族の一員として愛され・・・何度も何度も死の床から甦り・・・そして9月25日 14:25:03『天国へ召されました』と。心よりご冥福をお祈りする。

  知る人ぞ知る(知らない人は知らない)原作者不詳のアニメーション。
    小田和正「言葉にできない」とともに・・・。旅立つ愛犬、愛猫たちに祈りを捧げる




【お知らせ】
  拙ブログで「うつくしむ」(2018.8.13)と題してご紹介した「春子の人形」。
  早坂暁(シナリオライター)が「幾つものドラマを書いたが書き残した話がある」と語った作品です。
  BSで放送、再放送されましたが、明6日(土)NHK総合で午後4時から放送されます。


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文筆家の語る断片より

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 朝日新聞の「語る~人生の贈りもの~」。つぎつぎ著名な文筆家が登場するシリーズです。「書く」のではなく『語る』すなわち 記者が聴き取り綴ります。その分!「文筆家らしい文章へのこだわり」が薄れ、生! あるいは 素!の 人物像が浮き彫りになります。


                     きょうの夕空 やっぱり秋やなぁと・・・。

 谷川俊太郎さん。いつも斬新でカッコ良く「詩」につきまとう歯の浮くような印象を払拭させた詩人。叶うわけないのに「叶わないなぁ」と思っています。ナリ(外見)はカッコ良くみえませんが、ご本人が「背が低く不格好」を自認されては、脱帽であります。

 女性を好きになるのは世の男性の習性として、谷川俊太郎さんがこれでもか!と女性に惚れるのには半ばあきれ半ば羨ましく思います。当然!おつれあいもつぎつぎ替ります。有名で語りの達者な詩人が「谷川俊太郎です」と手を差し出せば、そりゃあね・・・。



 谷川さんは今は一人暮らしの由。恋愛しているか否かは「コンフィデンシャル(機密)ってやつです」と。意外なのは女性関係!だけではありません。「僕は詩は小商いの世界だと思っています」。小商いとは控え目ですが、なかなかのエンタテイナーではあります。

 「生きている」ことについて、茨木のり子に捧げた詩の最終連にさりげなく「明日を夢見ることを許された一日の終わりに」と記します。明日を夢見ることができなくなれば明日は生きてはいない・・・到底かなわない!谷川俊太郎の谷川俊太郎たる所以でしょうか。

   「いまここにいないあなたに」  谷川俊太郎
  いまここにいないあなた / でもいまもそこにいるあなた
  たとえすがたはみえなくても / おなじひとつのたいようにまもられ
  おなじふかいよるをゆめみて / おなじこのほしにつかのまいきる あなた
  あなたとことばで であいたいから / わたしはかたる かたりきれないかなしみを
  わたしはかく ことばをこえるよろこびを


        デュランタ・・・藤色の花が多いそうですが、白い可憐な花です(和知山野草苑にて)

 五木寛之さんは自らの半生を「悪行に悪行を重ね・・・」と仰っています。そうでなければ戦後、満州からの引揚げはじめ「生き残ることはできなかった」と。満州で一家がロシア兵に襲われた出来事※・・・TVで「初めて語る」と仰ったことには触れませんでした。
      ※ https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/d2140c66fe0ef23a9c308becbadf3e97

 二番煎じでも語るに足る出来事であり「敗戦」を象徴する事件ですが、一切触れませんでした(語るのが辛かったのではなく流行作家のプライドかと・・・)。最近、某有名落語家が同じ年の同じ舞台で語ったネタを(落語の「題目」ではありません)また語ったのと好対照でした。



 五木さんは『闘病という言葉は好きになれません』とした上で、こう語っています。
 『運命に身を委ねるということは、為すがままにして病に敗けるということではありません。勝ちとか負けるとかを超越した考え方だと思います』『病気と闘い、病気をやっつける。そうではなく、病んでいる細胞をなんとか応援して立ち直らせる。こういう考え方のほうが寧ろ医学としては本筋ではないかと、考えることがあります』『同様に、老いと闘うと言えば、老いることが悪になってしまいます。老いに身を任せ立派に老いていくということのほうが寧ろ人間らしいのではないかと思います』

 以下は「がん細胞の悲しみ」より。ノーベル賞の本庶さんが語られているような内容ですが、数年前に刊行された「生かされる命をみつめて」に収録されています。 
 『人間の細胞というのは人間の体を支えて働いている。でも一所懸命働いて酷使されて、細胞も老いて行く。傷つく細胞も出てくる』『老いたり傷ついたりして仕事ができなくなった細胞が出てくると、今度は周りの細胞の中に老いたり傷ついたりした細胞の分まで頑張らなきゃという細胞が出てくると思うのです』『そういう善意の細胞は、それこそもうフル回転して全力で頑張る。そして余りに夢中で全力で疾走し過ぎた結果、止まらなくなってしまい、いわば無限の増殖を続けるようになって、ブレーキがきかなくなる。それがひょっとしてがん細胞というものではないだろうかと思うのです』

 少し長いのですが(34分)辻井伸行さんの心ふるえる渾身のラフマニノフ「ピアノ協奏曲第2番」



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最後の講義・・・福岡伸一さん(生物学者)

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 「最後の講義」ときけば、「えっ! ご病気か何か?」と思ってしまいます。しかしこれは米国の大学で始まったムーブメントにならった番組企画「もしあなたが人生最後の講義に臨むとすれば何を語りますか?」。各界をリードする方々が学生たちに講義します。
 ※ かなり長文になりますけど、どうか最後まで・・・損はさせま・・・させるかも・・・



 私の子ども時代は「コイン(古銭収集)少年」。母の実家の土蔵に寛永通寶など古銭の輪(一輪に数百枚)が数十本あり、祖母にねだっては古銭を一枚、二枚・・・時にカゴいっぱい失敬しました。これを天保銭や一朱銀などと交換、今なら鑑定団に出せるほど!でした。

 腎がん友のSさんは昆虫少年だった由。この夏、厳しい病状にあって伊丹市(兵庫県)の昆虫館を子どものように胸躍らせながら訪ねるブログをUPされました。Sさんがその後どのように歩まれたかは特に記しませんが、そのワク!ワク!感は今も健在でした。



 さてここでご紹介する福岡伸一さんも昆虫少年。虫の標本作りに夢中で友達はゼロ、「友達と遊ぶぐらいなら虫と遊ぶ」少年だったそうです。大学は理学部に入り生物学を専攻、やがて固体としての生物ではなく細胞やDNAすなわち分子生物学に進みました。

 「生命とは何か?」を講義するにあたり、福岡さんはまず顕微鏡の話から始めました。顕微鏡を発明したレーエンフック(1632~1723年、オランダ)の顕微鏡は3百倍という精巧なもので、それまで眼に見えなかった細胞、血球、精子などが判るようになりました。

 レーエンフックは学者ではなくごく普通の人だったと知り「自分にも何か発見できる」と思ったそうです。この純粋な好奇心、好奇心が育む夢、何より「自分にもできる」という確信(たとえ「思い込み」でも!)は、偉大な研究者を生む三大要素かもしれません。


     昆虫少年時代の福岡伸一さん      レーエンフックが顕微鏡を見て描いたもの 

 自然界の昆虫さがしから体内の虫!さがしへ。その福岡さんの最初の大発見は「GP2」遺伝子でした。GP2の欠けたマウスを無数に作り片っ端から異変!をさがします。異変があれば、それこそがGP2の役割であり、がんなど遺伝子変異の源かもしれないのですから・・・。

 ポルシェ3台分を投じ3年かけても異変は何ひとつ見つかりません。研究というものは「99.99…%が失敗」の典型です。意気消沈の福岡さんの目にとまったのがルドルフ・シェーンハイマー(1898~1941年)の言葉『生命は機械ではない。生命は流れだ』でした。

 生物学は生命を機械に見立てて発展しました。人体の遺伝子を総!解読する「ヒトゲノム」計画はその象徴でした。しかし登場人物はわかっても肝腎の内容(ストーリー)はわかりません。福岡さんが発見したGP2の役割がそう簡単に解明されなかったように・・・。


  スクリーン(上右)に福岡さんらが作った「GP2遺伝子」のない!マウス。異変は起きなかった。

 人は日々食べて排泄し生命を維持します、自動車がガソリンを燃やし熱エネルギーにかえて走るように。では排泄されるウンチは何なのでしょう? 調べると、食べたものの残りカスではないこと、そして人体は時々刻々!別のものに変わることがわかりました。

 実は食べたものの大半は身体の各部分に送られて新しい細胞となり、各部分で老廃した細胞が排泄されウンチとなります。すなわち人体は食べることで刻々と新しく生まれかわることがわかりました。すなわち人体は固体ではなく流体であることがわかりました。

 髪や爪が伸びるのはわかりやすい例ですが、皮膚も臓器も刻々入れ替わります。ではなぜ「記憶」は変わらないのでしょう? それは脳のニューロン(神経細胞)に物質としてではなく回路網!として記憶が保存されるからだそうです。少し難しくなりました(笑)
  ※ 完璧にはリニューアルされず少しずつ老廃物が蓄積され(老化し)やがて生命はなくなる。

【インターミッション】バルト三国の旅で知り合った方の海外最後の旅(百か国目!)アイスランドから届いた絵葉書です。オーロラのほか日に5回も虹が上がるそうで。



 絶え間なく入れ替わるその流れの中で、人体では合成と分解がうまくバランスをとっています。これを福岡さんは「動的平衡」と呼びます。思い起こす方もいらっしゃるでしょう。はい、※「エントロピー増大の法則」または「形あるものは壊れる」との諺です。
  ※ 秩序があるもの(整然とした形があるもの)は秩序がない(壊れる)方向にしか動かない。

 生命はこのエントロピー増大の法則に抗います。言わば自らを壊して(分解して)長い時間 秩序を守っています。何かが欠けると全体でそれを補い平衡(バランス)をとっています。GP2遺伝子が欠けても異変が起きないのは、そうした動的平衡によるワザです。

 人為的にその秩序に刃向えばどうなるでしょう。英国で、草食動物の牛に乳の出を安上がりに増やそうと死んだ動物の肉骨粉をエサに与えました。これが原因で狂牛病に罹り、その肉や乳を食した人間はヤコブ病に罹りました。生命の根源に逆らった罰でした。



 生命とは何か・・・。人間には37兆個の細胞があり、心臓が止まっても細胞は生きています。「死」の認定は ①心臓停止、②呼吸停止、③瞳孔反射消失の三要素をもって為されてきました。しかし臓器移植では(「生」の時間を縮める)「脳死」で死と判定されます。

 福岡さんは「脳死があるなら脳始!もあり得る」「脳がまだ始まっていない胎児は生きている命ではないことになる」と。すなわち「脳始!前」の胎児の臓器などが移植医療に利用されるおそれがあると・・・。なんだか背筋も心もフリーズしそうになりました。

 「標準医療」という言葉をご存知でしょうか? 厚労省によりエビデンス(医学的根拠)があると認められた手術、投薬などの医療を意味します。「標準」医療とは、「平均的、一般的」医療であり、患者一人一人の個別性(個々の症状)はそこから排除されます。

 国公立の病院や大きな病院はこの標準治療にこだわり、患者の希望・要望としばしば対立します。逆に規模の小さな民間病院の中には健保にしばられない「自費診療」とした上で、怪しげな(エビデンスの希薄な)民間療法に患者を誘いしばしば問題になります。



 少し横道に逸れました。さてさて「動的平衡」とは・・・。福岡さんは、ノーベル物理学賞を受賞された朝永振一郎さんの言葉を引用されました。

 『物理学の自然とは、自然をたわめた不自然なつくりものだ。一度このつくりものを通って、それからまた自然に戻るのが学問の本質そのものだ』『活動写真で運動を見る方法はそのまま学問の方法になる。無限の連続を有限の1コマ1コマに片づけてしまう。そして画家はもっと他の方法で運動を表わす』。



 難解なこの言葉を福岡さんはフェルメールの絵「真珠の首飾りの少女」で説き明かします。この絵には振り向きざまの少女の表情が描かれている。しかしよく見ると、その一瞬に至る短い時間と、一瞬に続く短い時間も描かれている。これぞ動的平衡だ、と。

  さらに福岡さんは朝永さんの言葉をパロって「機械的な生命観は生命をたわめたつくりものだ」「一度このつくりものを通って動的平衡な生命観に戻るのが学問の本質だ」。デ某的解釈としては「動的平衡とは弁証法的唯物論そのもの」ですけどねぇ(笑)



 講義を聴いた学生の感想が Nice! でした。『これからの時代ってAIとかPCの発達によって機械的に物事を考える人が増えて行くと思う。その中で、動的平衡の感覚を常に忘れないでいることが、すごく大事なことだと考えました』。私も!任せま~す!


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空よ・・・

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 十八で郷里を出て半世紀たちました。郷里を出るときも郷里を出てからも、いつか郷里に帰りそこで暮らしたいと思ったことはただの一度もありません。郷里が憎いからでも厭だからでもなく、そして珠玉の思い出がいっぱいにつまった郷里ではあっても・・・。



 郷里の海を見るのが好きでした。山を見るのはもっと好きでした。満天の夜空の星は文字どおり銀河!でした。高度経済成長真っ只中の都会にはない空でした。かび臭も塩素臭もない水道水をごくごく飲んでいました。それは今も殆ど変りはないと思います。


   朝日に映えて聳え立つ紫深き大山を日毎に仰ぎ励みつつ若き学徒の集う園(母校の校歌より)

 加山雄三「夜空の星」。ラジオから流れる歌を聴きながら「都会の子はほんとうの夜空の星を知らんだろうなぁ」と思っていました。如何にも都会育ちでコンプレックスを煽られる加山雄三より、詰襟を着て律儀に歌う舟木一夫の歌謡曲がよほど好きでした。

 高校時代、ベンチャーズのテケテケがはやり幾つものロックバンドがありました。文化祭ともなると、どのバンドも「ブルドッグ」「パイプライン」などを競って演奏する中、「キエン・セラ」「鈴懸の径」などを演奏するエレキバンドもあり多彩でした。



 郷里は境港市。漁港ですが、時々ラワン材を積んだロシア船が入港しました。ロシア船には女性船員もいて、真冬でも港から遠く離れた砂浜でビキニで日光浴をしていました。白磁器のような肌が眩しく、ハラショー! スパシーボ! の二語で交流しました。


    「弓が浜」にふさわしい青松白砂の向うに出雲半島。弓が浜と出雲半島の間の海峡が境港。

 対岸の出雲半島山上に極東をカヴァーするレーダー基地があり、私の高校時代は米軍管理下にありました。ESSで訪ねた基地内のロビーにはスロットマシンが置かれ、コーラを自由に(タダで)飲めました。当時の日本社会には存在しない遊具、飲料でした。


   山上にある白い建物が森山レーダー基地。現在は自衛隊と米軍の共同管理下にあると思います。

 郷里の方言を「浜弁」と言います。鳥取県の東部は旧因幡藩、優しく穏やかな言葉です。西部は旧伯耆藩、米子は商人風の角(カド)のない言葉ですが、境港は荒っぽい漁師言葉です。卒業時、その浜弁を「都会に出ても忘れまい」と同期で誓い合いました。

 浜弁。たとえば高校生の会話。『あんた、ウチのこと好いちょう?』『いや、別に・・・』『かくしたらいけんけんね』『別にかくしちょらん』『好いちょうなら好いちょうって言うだがや』『まあ、少しは好いちょう』『ウチはいっぱい好いちょうけんね』。


   浜を埋立てた先にヨットハーバーが造られ、様々な大会が催されます。後方の山並は中国山脈。

 郷里で暮らした年月の三倍近くを関西で過ごしていますから、浜弁は忘れていませんし聞く分には問題ありませんが、喋るのには抵抗があります。どちらがネイティブか?と問われれば、どうにも難しく答えられません。二重国籍のような感じでしょうか・・・。


    弓が浜の真ん中あたりは田畑が広がり、ラッキョウやネギが特産です(絵は亡き叔父の作品)

 郷里を出るときの「帰ろうとは思わない」には青雲の志もあったかもしれません。しかし長く関西で暮し、二重国籍のような或いは浮草のような感覚の所為でしょうか、もうたくさん!といった少しやさぐれた感覚もあります。わかりづらいでしょうが・・・。



 郷里で父の三回忌をしました。お坊さんは『三回忌を以てほんとうに喪があける』と。父は、喪が明けなくても明けても「ワシに構わず自由にしていいよ」と優しく言ってくれているように思います。しかし健在!の母は容易に自由にはさせない風情です(笑)
 
   ふるさとの野山で初めて芽生えた あどけない二人の 小さな愛 空よ 教えてほしいの・・・



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シマ思う 故にシマ在り(吾輩も猫である162)

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 主人に精彩がない。ま、上等ってものだ。妙に元気が良い主人に あぁ~しろ! こぉ~せぃ! 言われるより余程マシ。この機会にゆったりまったり・・・寛ぐとしますかにゃ。



 細君は・・・と言えば、やはり精彩がない。なんやかや疲れがたまっているのか、眩暈がするだの耳鳴りがするだの・・・。主人はどぉ~でもえぇけど、細君は気になりますにゃ。



 それにしても、機嫌の良いときの主人は無闇に吾輩をおちょくる。頬ずりぐらいは許せるが、股の間に挟んで絞め技かましては『どや、降参しろ!』。もう、ほとんどアホ!



 主人にはTVに付き合わされる。細君が一緒に視ないからって吾輩をお伴させるのは、如何なものか。視ながら泣いたり憤ったり・・・感情移入が多すぎるのも迷惑ですにゃ。



 主人と細君が車で出かける際、主人「しっかり留守番を頼むぞ」、細君「独りにさせて悪いけど留守をお願いね」。トイレを掃除し水とカリカリを忘れなければ良いのさ。



 さて、独りになると手持ち無沙汰ではある。折角ピアノがあるのだから「猫ふんじゃった」でも弾きたいところだが、なにせピアノの蓋は重い。どうにも開きまセーヌ河。



 その点、PCぐらいは自由に操れる。で、音楽でも聴こうと You tube を開くと、偶々ソフトバンク創業者 孫正義氏の「生い立ち」の講演が目に入り、開いてみた次第だ。

 この人、ただ者ではないと思ってはいたが、まさにただ者ではない。そのただ者ならぬ一面が生い立ちに垣間見られた。このブログ記に来られた諸兄諸嬢にもご覧頂きたい。



 絶頂期は『資産が1週間で1兆円増えた』孫正義氏。ひぇ~っ! 1兆円って1億円の1万倍ですにゃ。1億円って1万円の1万倍ですがにゃ! ま、その話はまたの機会に。



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