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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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吾輩も猫である 151

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                              Painted by QP.

 関西の最高気温は30°を割り、最低気温も20°そこそこ・・・空は碧く澄み赤とんぼの泳ぐ季節なり。黄昏はにわかに早まり夕焼けはそこはかとなく美しい。殊の外!夏に弱い主人夫婦も少しシャンとしてきた。良いことずくめではあるが・・・気に入らぬ。



 ごたごた便乗? 独裁継続?
 朝刊トップに「臨時国会の冒頭に解散、総選挙へ」と。民主党は、森友も加計も審議せず今なら勝てるなどという解散は「自己保身解散だ」と憤る。原因を作ったゴタゴタの党がよく言うものだ。吾輩は「ごたごた便乗解散」「独裁継続解散」と命名する。



 ナンタルチア! サンタルチア!
 世論の逆風に遭い都議選惨敗、自民党内にさえ「独裁はいかん」「アベノミクスの成果が見えない」「選挙に勝てない」との批判が巻き起こる最中に、野党共闘に水を差す組織論で党を二分、主要メンバーが離党し自分ファーストの新党作りに狂奔とは・・・。



 隙間に咲き広がった・・・ 
 戦後の日本には連綿と「保守」の伝統、安定した政権運営の流れがあった。誰の内閣であれしっかりした官僚機構が支えた。しかし長く続くがゆえ、政・官ともに胡坐をかき驕りが生まれる。数々の不祥事はそうした隙間に生まれ綻び腐らせ方々に広がった。



 なんか変!
 野党は、当然!政権を厳しく批判してきた。してきたに違いない。してきたと思う。してきた筈である。してきたかも知れない。しかし「二大政党をつくる」「それにはまず小選挙区制だ」と野党もマスコミや学者まで声高に唱え始めた頃から何か変!になった。



 ひと昔前なら・・・
 そうこうするうち、伝統的な批判勢力たる労働運動・学生運動・知識人の声は廃れた。一昔前なら極右と言われかねない人々が紛れる党派が「Change(改革)」を高く掲げ、維新だ!ファーストだ!と唱え始めた。なぜか少なからぬ国民がこれを歓呼して迎えた。



 ポチの孤立
 小さな国や近隣の国々との友好には熱意がなく、近くの大国とは一時期を除き一貫して敵対する。遠くのかつての敵国の大国とはご無理!ご尤も!に連携する。世界で「〇〇のポチ」と蔑まれた挙句、近くのバカ首領を増長させる一方、アジアでは孤立している。
          ※「ポチ」・・・わんこのみなさんを蔑むものではあまセーヌ川です。



 猫の分際で!と? 見下げたもんだよマンホール。人間さんたちが如何にお考えになられ如何なる行動をなされるか、とくと拝見させていただく。天下のネットでナニを粋がってる!と? 粋なシマジロウの神輿の中にゃ投票用紙の一枚もござんせんぜよ。

  遠くから 天は私たちを見ている この戦が何のためのものであるか すべての人に希望を 平和を


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ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

医師の闘病から読み解く・・・腎がんのメモリー44

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 がんになっていない方も!
 NHK大嫌い!人としては癪ながら、ソレとコレとは別。23日(土) 午後 8:00~11:00、BS3 にて3時間のスーパープレミアム「医師の闘病から読み解く・・・がんを生きる新常識」が放送されます。がんキャリアにかかわらず一見の価値あり!と思いお知らせまで・・・。

 がんキャリアの6人の医師が読み解く
 NHKの謳い文句は『日本でがんになる人は年間100万人以上。がんを経験した6人の医師がスタジオに集まり本音トーク。医師の闘病から読み解く がんを生きる新常識』。NHKも最近は民放並みに派手なコピーで関心を煽りますが、マンマと煽られました。

 もしつまらない番組だったら・・・
 視てみないとわかりませんが、視なければ文字通りわかりません。視るだけの価値があることを期待して(既にご承知の方も多いと承知しつつ)お知らせしました。つまらない番組で、「目新しくもなんもない」って番組でしたら・・・許してチョンマゲ!

【出演】柳生博 宮崎美子 竹原慎二 レッド吉田 吉木りさ 【司会】坂上忍 高橋真麻 【語り】藤井隆

  ※ なお、お知らせにつきコメント欄は開いていません。

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腎がんのメモリー 過去ログ(1~43) 
   http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2

がんを生きる(腎がんのメモリー45)

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 先にご案内したBS3「医師の闘病から読み解くがんを生きる新療法」、ご覧になられましたか? 重くて深い命に関わる話をざっくばらんに明るく語りあう番組でした。QPの描く 爽やかに匂う金木犀の絵をご覧いただきながら・・・さらり!とお読みください。



 ブロ友さんから『視たいけどBSが視れない』とのメールを頂きました。まオプジーボで治療中のピンさんからも『コメント欄が閉じられていたので』とメールを頂きました。そうしたメールを踏まえつつ(若干の私見をまじえ)番組の概要をUPいたします。



 この番組の最大の特色は、がんサバイバーである現職の医師が自らのがん・・・告知~治療~家族~その後に向き合う姿を描いているところにあります。登場する医師は6人。

 坂下千瑞子さん(51)・・・東京医歯大血液内科医。大腸がん、骨軟部腫瘍(希少がん)。
 塩崎均さん(73)・・・消化器外科医、近大学長。胃がん(ST4)。自らを実験台に治療法開発。
 浜中和子さん(67)・・・皮膚科医院開業。乳がん。手術後、患者会の必要を痛感、各地に。
 田所園子さん(48)・・勤務医(麻酔科)。7年前に子宮頸がん。不安をSNSで救われた。
 清水秀文さん(42)・・勤務医(呼吸器内科)。6年前に縦隔腫瘍(希少癌がん)。男児3人。
 垣添忠生さん(76)・・・対がん協会長 泌尿器科医。大腸がんと腎がん。奥様もがんで逝去。
 
 他に日医会長の門田守人さん(73)、タレントの宮崎美子さん(58)と作庭家でもある柳生博さん(80)、元ボクシング世界チャンピオン竹原慎二さん(45)、キャンサーペアレンツ※の皆さんなど。司会はタレントの坂上忍さん とアナウンサーの高橋真麻さんでした。
                 ※ キャンサーペアレンツ・・・子をもつがん患者の会



 【がんは治る】 「治る病」へのフロンティア

 血液内科医の坂下千瑞子さん(51)は夫と共に在米研究中の2005年、骨軟部の悪性腫瘍が見つかりました。背骨に隣接していることから米国の専門医の所見は「手術不能」。夫とともに「その手術をした事例」論文を漁り金沢大の実例にたど着きました。
 
 医師であればこその例外で、普通は手術不能=緩和ケアとなるところです。医師としての知識、環境を生かし「生きたい!娘の成長をみたい!」との執念で発見した数少ない最新の治療法です・・・背骨を取除きがん切除後、腰の骨を移植し金属で補強する施術。

 前記治療法はまだ実績が少なく標準治療(保健適用)ではなく自由診療、治療費200万円は全額自己負担でした。また後に受けた重粒子線治療も1セット300万円の自由診療でした。坂下医師は これら4回の治療でがんを克服し、現在 経過観察中です。



 塩崎均さん(近大学長・消化器外科医)もCT画像を見て手術不能と自ら覚悟しましたが、食道がんで標準治療の術前化学放射線療法を自身の胃がんに適用します。胃に穴があく危険を冒し自らを実験台に道を開きましたが、普通は倫理委を経る難しい症例でした。 

 門田守人さん(日医会長)は塩崎さんの例を「実験」「研究」で自由診療ではないと考えます。垣添忠生さん(対がん協会長)は「医学的確信に基づくもので私が塩崎さんでもチャレンジする」。自由診療で医師が認めるのは医学的エビデンスがある場合のようです。

 キャンサーペアレンツの方は「標準治療で満足しているが、善意の第三者に、『こんないいサプリがある』『凄い実績の民間治療法がある』と言われると苦慮する」と。一方、「自分が良いと思えば誰が何と言おうとやればいい」との意見もありました。



 【外来化学療法】 近くの病院に通院しながら抗がん剤を投与する!

 従来は入院して抗がん剤が投与されましたが、患者の近くの病院(医院)で抗がん剤を投与するようになりました。看護師が身体状況等を患者からヒアリング、医師が診察、薬剤師が抗がん剤等を調合後、投与します。入院よりトータルに全身状態が良いとのことです。
  ※ 入院して指導を受けた後、自宅等で自分で注射する場合など様々なケースがあります。

 【分子標的薬と免疫チェックポイント阻害剤】 

 健康な細胞も一緒に攻撃した従来の抗がん剤に較べ、分子標的薬はがん細胞のみを効率よく破壊でき、がんの化学療法は大きく進展しました。また免疫チェックポイント阻害剤(がん細胞を攻撃する免疫にブレーキをかける仕組みを阻害する=免疫力を高める)も登場しました。

 しかしいずれも薬価は超!高く、分子標的薬アレセンサ(150mg)は1錠が6,615円、標準的には患者1人に年間1千万円かかります。免疫チェックポイン阻害剤のオプジーボは1箱36万円、1人年3,500万円に上りました(現在は半額!に切下げられました)。



 【セカンドオピニオン】

 医師もセカンドオピニオンは考えるそうですが、高知在住の田所園子さん(麻酔科医)は時間などから断念しました。医療機関の少ない地方では、医師は兎も角、一般の人はセカンドオピニオンを経て元の病院に戻らざるを得ない場合を考え断念しがちのようです。
 
 【5年生存率】

 私は、腎がんの術後細胞診でG3(悪性度高)とわかり「5年生存率は数%」のデータにショックを受けました。腎がんの自覚症状が出にくく、発見=末期の時代の全症例のデータではありました。お蔭様で術後6年、再発・転移なく無事クリアーしています。

 内閣府調査(2014年)で5年生存率は確実に伸びています。全症例で、男性は60%が生存、男性特有の前立腺がんの場合は100%近い生存率です。女性は更に伸び全体で70%が生存、乳がんでは90%の生存率となっています。今後なお伸びるでしょう。



 【がんと告げられれば】

 「こわい」「お金がかる」「仕事が続けられるか・・・」「抗がん剤の副作用が厭だ」「もう年だから、がんになってもかまわない。治せばいい」など様々な街の声がありました。国民二人に一人のがん・・・いざ!実際にその時!を迎えると容易ではありません。

 すでに皆告知!の時代です。ただ家族にどう告げるのか・・・。身近な人に「話せる」は63%、「どちらかと言えば話せる」24%ですが、残り13%は「話せない」「どちらかと言えば話せない」。とりわけおつれあいとか小さいお子さんには難しいようです。

 小1のご長男に「ありのまま告げた」のは、清水秀文さん(呼吸器内科医)。6年前に縦隔腫瘍(希少癌がん)がわかりました。当時42歳、同じ医師であるおつれあいのお腹に第三子も・・・。自身は、様々な若い患者に接していて「あり得る」ことと冷静だったそうです。

 実際にはおつれあいが覚悟を決めて!告げました。それから6年、中1となったご長男は「本当のことを言って貰って嬉しかった」「もし何も知らないで父が死んでいたら悔いが残ったと思う」と。まさに「亡くなる」場合もあることを考える病ではあります。



 【がんとはみんなで闘う】

 田中園子さん(麻酔科医)は乳がん術後7年。同僚看護師さんから「私も乳がん」と打ち明けられ、患者が交流しあう場の必要性を痛感、SNSでリアルな本音、がんの経緯や情報を語り合うようになりました。腎がんの世界で私も経験していることです。
 
 田中さんは末期がんの友から『この病気はあきらめたら終わりだから、あきらめて終わっている人を何人も見ているから、絶対にあきらめたらダメ。それだけは私からあなたに言ってあげられる』と言われたことを胸に、最近は緩和医療にも取り組んでいます。

 浜中和子さん(皮膚科医院経営)も乳がんの術後13年にわたり患者会作りに尽力、患者同志の交流の場を広げています。「自分だけじゃなかった。同じ悩みの人がいる。お互いが寄り添える」といった共感から、ウィッグの情報や治療費捻出の相談まで・・・。

 こうした活動について浜中さんは「ひとを支えるということは自分を支えること。ひとを励ますには自分が元気じゃなきゃできない」と。ピアサポーターという新たな試みも始まっています。治療を受ける病院で様々なカウンセリングも受けられる制度です。



 【死から目を背けない】 命があるってことは死を背負っていること(垣添忠生)

 垣添忠生さん(対がん協会長)は、最愛のおつれあいをがんで喪くしました。病院で「家に帰りたい」と繰返す妻の願いにこたえ自宅で看病します。 垣添さん自ら作った煮物を「おいしい!おいしい!」と言いながら食べられ、数日後、還らぬ人となられました。

 亡くなる直前、じっと垣添さんをみつめ、ぎゅっと手を握りしめられたそうです。言葉はもう出ませんでしたが、垣添さんは「ありがとうと言いたかったんだと思う」「そのことが、妻が亡くなった後、自分が生きる大きな力になっているように思う」と・・・。

 結びに門田守人さん(日医会長)が正岡子規「病牀六尺」の言葉で締め括られました。
 『悟りという事は 如何なる場合にも 平気で死ぬる事と思っていたのは間違いで
          如何なる場合にも 平気で生きる事であった』。




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君の帰らぬ春立ちぬ

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 2000年2月、城山三郎さんの最愛の妻 容子さんが旅立れました。「春立ちぬ 君の帰らぬ 春立ちぬ」・・・茫然と立ち盡す城山さんの心情そのままの句です。その日から7年、城山三郎さんが旅立たれるまでのドキュメントを視ました。深く心をうたれました。

 城山さんとの出会いの書は「官僚たちの夏」、中央省庁のキャリアとノンキャリアの世界をルポルタージュのように描いた小説でした。最も印象に残るのは「落日燃ゆ」、A級戦犯として処刑された廣田弘毅の生涯が小説を超えてリアルに描かれた作品でした。



 城山さんが妻の容子さんと初めて出遭ったのは、名古屋の図書館でした。偶々休館日で、困った二人がほんの少し話しただけでした。しかし城山さんは後にその出遭いを「まるで天使か妖精が天から舞い降りてきた」と記しています。一目惚れ!でした。

 交際は両家の反対にあいます。しかし「ならば駆け落ちする」との悲壮な説得で結婚、名古屋に新居を構えました。その頃は大学に勤めていた城山さんですが、時間を身つけて小説を書き始めます。ペネームは新居の住所「城山町三丁目」からとりました。 

 1957年、「輸出」が文學界新人賞に輝きます。受賞作の載った月刊誌「文學界」の目次 には安倍公房、曽野綾子、高見順、河盛好蔵、石原慎太郎らの名が並び、当時の文学界の賑わいが垣間見えます。ともあれ無名の青年はこの日から名士になりました。



 城山さんの次女紀子さんが「父も母も純!と言うか青い!と言うか、いつまでも少年と少女のカップルのようでした」と語る城山さんご夫妻。しかし最愛の容子さんは1999年の夏に末期の肝臓がんがわかり、翌2000年2月24日、帰らぬ人となります。

 長男有一さんの忘れ得ぬこと・・・それは容子さんが亡くなる少し前、有一さんが赴任先の米国から帰国し容子さんを見舞った日のことです。話し終え「じゃあ」と帰ろうとすると寝たきりの容子さんが立ち上がり、にっこり笑って有一さんに敬礼をされたと・・・。

 当初、葬儀さえ拒んだと言われる城山さんは葬儀の日の手帳に「冴え返る青いシグナル妻は逝く」の句を記しています。後にこの日を「半ば宙に浮いている感じの日々。何かの間違いで 不意に ただいま!と戻ってきそうな思いが消えない」と記しています。



 「久しぶりに容子に『お前が隣にいるから・・・』と言ったとたんに目が覚めて、辛い!」と記された日に詠んだ歌は・・・「久々に妻の笑顔よ夢醒めて 闇広がりぬ 闇きわまりぬ」。どこまでも広くどこまでも昏い「闇広がりぬ 闇きわまりぬ」に胸がつまりました。

 「妻」と題した城山さんの詩があります。
 『夜更けに目覚めると枕元に何かが動いている/なにものかと思えば目覚まし時計の秒針/律儀に飽きることなく動く・・・寝返りを打って音が消えた/暫く穏やかな寝息がきこえる・・・50億の中でただ一人/おい!と呼べるおまえ/律儀に寝息をつづけてくれ・・・』



 城山さんの代表作「落日燃ゆ」のタイトルを考えたのは、50年来、城山さんの編集者をつとめた梅澤英樹さんでした。そのタイトルに城山さんは暫く考え込み、「意味がわからん」と呟き、「家に帰ってじっくり考えてみる」と言って梅澤さんと別れたそうです。

 数日後、「妻に相談したら、あなたの今までの作品で一番良いタイトルだと思う、って言うんだ」と梅澤さんに告げたとのこと。作家と編集者の関係は夫婦以上!と言われています。しかし城山さんの場合、妻の容子さんを超える存在はなかったのでしょう。



 城山さんの最後の長編小説は「指揮官たちの特攻」でした。
 『二十歳前後までの人生の幸福とは花びらのように儚い。その一方、かけがえのない人を失った悲しみは強くまた永い。花びらのような幸福は花びらより早く散り、枯枝の悲しみだけが永く残る。それが戦争というものではないだろうか』(2001年8月出版)

 城山さんは勲章の類を貰っていません。紫綬褒章の内示にも「役所に査定されたくない」と辞退しました。軍に志願し、軍にも国にもとことん幻滅し裏切られた思いが消えない城山さんは容子さんに「俺の勲章は読者とおまえと子ども達だ」と語ったそうです。

  城山三郎「指揮官たちの特攻」の装丁は高野悦子「二十歳の原点」に不思議なほど似ています


 容子さんはご近所の俳句のグループに入り、句作を楽しまれています。『チューリップ背筋をピンと競い合い』『立春や裏側リオのカーニバル』『空梅雨やニューアンブレラ咲く間なく』・・・ 伝えられる天真爛漫で明るく優しいお人柄が偲ばれる作品です。

 城山さんは容子さんの位牌らしい位牌、仏壇らしい仏壇は作られなかったようです。あるのは遺影と蝋燭たてと一緒に旅したオリエント急行のミニチュア。『春立ちぬ君の帰らぬ春立ちぬ』『ただいまと写真をなでる彼岸過ぎ』『緑濃し一人の夏の重きこと』。

 

 日記がわりの手帳 ・・・ 2004年版の表紙には、経済小説が多かった城山さんらしくイタリアの経済学者の言葉が貼られています。「CHI VA PLANO VA SANO CHI VA SANO VA LONTANO ・・・ 静かに行くものは穏やかに行き 健やかに行くものは遠くまで行く」



 最晩年。国の在り方を堰を切ったように発言します。『旗振るな/旗振らすな/旗伏せよ/旗たため/社旗も校旗も/国々の旗も/国策なる旗も/運動という名の旗も・・・生きるに/旗要らず・・・旗振るな/旗振らすな/旗伏せよ/旗たため/限りある命のために』

 城山さんは、容子さんの七回忌を終えたあたりから体調がすぐれず2006年の夏に入院、2007年3月22日、旅立たれました。享年79歳。


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かかかかかか

カレンダーをめくる日

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 早やカレンダーをめくる日になりました。意外に早い秋の訪れで長くなかった長月も終わり、明日からは神様がみな出雲大社にご出張される神無月。世情は自分勝手解散、行き当たりばったり解党、ドサクサまぎれ合流 ・・・ なんたるちあ! サンタルチア!

 涼しさをこえて寒くなり、風邪をひいたようです。喉がひりひりして目が覚め、葛根湯をのみイソジンでがぁ~と嗽い・・・少しマシになりました。妻が実家に介護帰省中ですから 食事も洗濯も掃除も何もかも自分でしなくてはなりまセーヌ川(アタリマエ!)

 いちいち食べに出るのも面倒ですから、スーパーで天麩羅、焼き鯖など惣菜を買ってきて家でいただきます。ご飯もチン!すればいいだけのもの を買い置いています。白飯だけではなく麦だとか五穀米だとかそれなりにバリエーション?をつけています。



 お昼は面倒なので焼きそばなどインスタントものをいただきます。これに自分で作るトマト・ゴーヤ・バナナなどのスムージー、やはり自分でつくる胡瓜と茄子の浅漬け、更に玉葱の薄切りの酢漬を添えます。物足りないときは納豆とかシーチキンの缶詰も。

 インスタントの焼きそばは、量も種類も多彩です。食欲旺盛のときは 右の「ごっつ盛り」をいただきます。3割ほどボリュームが多いです。他にも「わさびマヨ付き」「タルタル甘酢醤油味」とかありますが、なかなかの傑作!は 左「UFOイカスミ味」。



 今日のお昼はそのイカスミ味です。そこらへんのイタリアンのイカスミスパゲッティより美味しいです(私の感覚です)。ウマイ!ウマイ!といただいていたら、ピンポーン! ご近所の美しい奥様が訪ねてこられたのですが ・・・ 突然!目を丸くされました。

 私、お歯黒!になってましたからねぇ 和服の粋なお姐さんのお歯黒なら兎も角、むさいオヤジに真っ黒な歯でお愛想笑いされた日にゃ、そりゃどん引きされますわ。事情?は説明したものの、なんか・・・悪いモノを見たマナザシで帰らはりました。



 イメージしやすいようにUP しました。イメージしてご不快を催されたとしたら、お詫び申し上げます。おクチなおしに、この季節になると聴きたくなる、この季節だから心に深くとどく・・・チャイコフスキー『四季』より 「10月 秋の歌」をおくります。



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Time To Say Goodbye (腎がんのメモリー46)

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 樹々も花々も空も雲も山も川も・・・自然界とともに街も人々の装いも秋めいてまいりました。秋を愛する人はこころ深き人・・・音楽に絵に こころ寄せ こころ奪われる季節。でも、持病とか体調に こころ病み こころ奪われることも・・・。


                          由良川畔(京都府和知)・・・以下同じ

 腎がんの術後6年検診の際、眼の下の腫瘍について皮膚科を紹介され、「悪性ではなく脂肪性の腫瘤です」と診断されました。その後、切除して貰うため電話で予約すると 「医師の指定は?」と。前回と同じ先生をお願いし暫く待った後、「カルテに、次回は別の医師が診るとの指示があります」と言われました。

 当日、指定された診察室の医師名を検索、皮膚科の十名余の医師のうち悪性腫瘍の専門医2名のうちのお一人でした。呼ばれて入ると「取り敢えず生検させて下さい」とのことでした。私「前回、悪性ではないと伺いましたが・・・」。医師「その可能性は高いですが、別の可能性もありますので念のため・・・」の由。

 処置室で若い医師から生検の説明を受け、承諾書に署名し腫瘍の一部を切除して貰いました。意外にも、針で縫うほどしっかり!切除されました。「良性であればここ(皮膚科)で液体窒素で治療。切除を希望されるなら院内の形成外科を紹介します。悪性の場合は治療について改めて相談」とのことでした。



 一週間後、処置室に呼ばれ抜糸の後「治療方針については〇〇先生から説明がありますので暫くお待ち下さい」。その時点で覚悟しました、「悪性ってことか・・・」と。診察室の前で僅か2~3分も待つことなく「〇〇さん、お入り下さい」。医師自ら呼びにこられ「やっぱりなぁ」と愈々!覚悟を決めました。

 「結論から言えば脂漏性角化症、良性です」。引いてた血がふっと上に! 「ですので治療はここではしません。紹介しますので希望があれば仰って下さい」。私「ここで治療されると聞いていましたし、そのつもりで来ているのですが・・・」。医師「医大はそういうところではありません」。ピシャリ!でした。

 「病診連携」は確かに良いシステムだと思います。そうした棲み分けは必要でしょう。しかし良性と判った時点で「軽症の患者は患者のうちに入らない」と言わんばかりの対応でした。良性であったことに感謝すべきで、たらたら文句を言うのはゼイタクってことかなぁと思いつつも、釈然としませんでした。



 そんな時、NHK「ありのままの最期~末期がん看取り医師・・・死までの450日」を視ました。同じ病院、同じ主治医の腎がん友ピンさんから「機会があればぜひ」と奨められた番組の再放送(8日夕)です。多くの末期がん患者を看取った医師であり僧侶である田中雅博さんの末期がん判明から亡くなるまでの記録です。



 冒頭、田中さんは「死んで葬式するまで撮ったらいい」と穏やかに語ります。多くの末期がん患者さんを看取り学んだ覚悟が窺えました。淡々と医師の仕事にも僧侶としての法要にも臨む田中さんも、撮影開始から1年を過ぎ急激に体調が悪化します。そんな田中さんを支えるのは医師である妻の貞雅さんでした。

 田中さんは、予め「蘇生措置拒否」と「持続的沈静」を貞雅さんに告げていました。しかし亡くなる1~2月前から本来の田中さんらしくない言動が現れます。取材スタッフが「撮っていいものか」迷っていると、貞雅さんは「のたうちまわる事も取り乱す事も分かって取材を受けているはずです」と言います。



 「寝かせて下さい」「眠らせて下さい」と言う田中さんに「まだ持続的沈静には早いですよ」と言って貞雅さんは寄り添い、診療所の廊下でダンスを踊ります。涙なくして視られないシーンです。それから2週間余、今年3月21日の朝、田中さんは妻であり主治医である貞雅さんに最期を看取られ旅立ちました。

 田中さんが「葬式まで撮っていい」と言った葬式に、貞雅さんは剃髪し僧侶として臨みます。「取り乱す事も分かって取材を受けたはず」と言った貞雅さんが出棺では「火葬場にはよう行かん」と泣き崩れました。僧房内の診療所で共に働き、三十数年連れ添い、一人とり残された妻の姿がそこにありました。

 Time To Say Goodbye・・・田中さんが通夜に流してほしいと望んだ曲ですが、URL紹介にとどめます。
   https://www.youtube.com/watch?v=feQ-0Xlapd4

 前記番組のYou tube.がありましたので貼ります。削除されるかも知れませんのでお早くご覧下さい。


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花の影にも背を向けて

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 肌寒い秋雨の日々・・・。紺碧の空、穏やかな陽射しと薫る風、彩かに咲き乱れるコスモス・・・そんな秋日和には程遠いお天気ですが、如何お過ごしでしょうか。

 さて私、これでも歌人にございます。レッキとした道浦母都子門下、「オトコ弟子は初めて」と仰った二人の男の一人です(もう一人は大学教授)。但し或る時期のほか歌は殆ど詠んでいません。道浦さんは何も仰いませんが、事実上破門かと・・・『潔い人生なんぞ他人事なり無骨不器用無様不細工』と詠んだとおり!


                              Painted by QP.
                          
 先日、夕食時に「読んでみてください」と妻が差し出した11日付日経夕刊(文化欄)。「気鋭歌人の群像」と題した梅内美華子さんの連載で、虫武一俊と内山晶太が紹介されています。若い歌人と言えば私の世代はすぐ俵万智さんを思い浮かべますが、万智ちゃんも早や55歳、老境、否!ベテランにございます。

 若いと言っても虫武一俊36歳、内山晶太40歳、そろそろ中年の域に入ります。それでも歌は若く瑞々しい感性にあふれ、使われる言葉にもスタイル(文体)にもこの時代の風を感じます。ポストバブル崩壊世代であり、リーマンショックの渦中にて冷たい風に晒された世代らしい?内向的な心境が匂います。



 『二十歳 職歴なし と告げたとき 面接官のはるかな吐息』『生きかたが 洟(はな)かむように恥ずかしく 花の影にも背を向けている』(虫武一俊)

 啄木ほど貧乏臭くなく啄木ほど自尊心もありません。面接官の蔑みに似た吐息はそのまま受けとめます。負け犬の悔しさは微塵もなく「生き様(ザマ)」などと格好つけず「生きかた」と記します。それでも「花の影にも背を向け」る姿に何がしか沽券を醸し、60年代の「背中の銀杏が泣いている」を想わせます。

 『死ののちの お花畑をほんのりと思いき 社員食堂の昼』『一日中 眼を開けながら仕事して つめたいパンの袋をひらく』(内山晶太) 

 死後の世界であるお花畑(臨死体験で見る世界?)と、生きている現実である社員食堂を重ね合せて詠んでいます。まるでドラマの伏線のようですが、ちがいます。たぶん非正規の若者は、生と死の狭間にあるものとして社員食堂を無機質に眺めます。冷たいパンは 夕食でしょうか、それとも夜食でしょうか・・・。


                              Painted by QP.

 梅内美華子さんの評とはかなり異なる歌の解釈になりました。しかし「機械の一部のようにひたすら作業する人間の姿」を抉る歌と捉え、「どんな状況にあっも人間性を保ちたいとする希求と裏腹の」歌と捉えることについては心から共感します。無意味な解散と投げやりな解党で突入した選挙戦を眺めつつ・・・。

  コンドルは飛んでいく・・・70年代に「赤い鳥」で出遭いましたが、ケーナの響きこそ似合います。


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がっかりだにゃ(吾輩も猫である152)

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 昨夜の風は凄かった。雨戸を揺るがす暴風にどうにも落ち着かず開票報道に視入る主人の傍のテーブルに・・・。主人、TVのチャンネルを忙しく変えながら「ナンタルチア、サンタルチア」「この国の民度に応じた結果とは言えガッカリだ」とオカンムリ

 午前3時、まだ暴風は吹きやまないのに、主人「あほくさっ。シマ! そろそろ屁ぇこいて寝るぞ」と二階へ。しゃあない、主人を追って吾輩も二階へ。安普請の家が倒れたら主人の腹の中に隠れるしか身の護りようがなく、屁は厭だが主人の寝床に入った



 遅寝早起き?した主人、新聞をとりに玄関に出て戻るや「大変や!ガレージの屋根が吹っ飛んでる」と。細君も吾輩もびっくりして二階に上りベランダから下を見ると、ガレージの屋根はちゃんとある。えっ? 向かいの家のガレージ? お気の毒に・・・

 颱風の進路をやや免れたわが地方にしてこれ!だから、方々でかなりの被害があったに違いない。各地の猫の皆さんも恐れ慄いていたことと思う。心よりお見舞い申し上げる。これからは日本の平和と民主主義にも暴風が吹き荒れる。心して対処されたい



 庭は、木の葉と向かいのガレージの破片で酷いことになっているが、天気はまさに颱風一過! 久しぶりに陽が射している。政治も颱風も滅茶苦茶だが、こんな時は爽やかな音楽を聴くに限る。主人も吾輩と同様の心境のようで、You tube.を検索している

 主人の最初のマイレコードは世界のワルツを集めたLP、最初にかけた曲は「ペルシャの市場にて」であったと、以前にもご紹介した。選挙結果にご不満の方も一部?ご満足の方も、颱風被害に遭われた方もご無事の方も・・・まあご一緒にお聴きいただこう。



 ペルシャ(ギリシャ語)は現在のイラン。この曲を聴き小学生だった主人「いつか行ってみたい」と思ったようだが、現下の情勢では難しかろう。なおこのLPには「中国の寺院の庭にて」「金と銀」「スケーターワルツ」「女学生」など十数曲収録されている。

 その中でも主人に「ヨーロッパへの憧れ」を抱かせたのが「ドナウ川のさざ波(美しき青きドナウ)」。ヴォルガ川に次ぐヨーロッパ第二の大河で、英仏を除く殆どの西欧・東欧諸国をまたぐ大河、まさにヨーロッパ文明とともにある大河にふさわしい曲である。


   
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振り返れば・・・

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 日常の雑念?を含めて世相への感想を綴ろうとするあまりカテゴリーもテーマも雑多なブログに・・・。当然のことながら鮮度も感度も落ちている。まあ いいっかぁ
 在り方(たいそうな!)を見直す時期なんかなぁと思いつつ、ふんぎりはつかない。「振り返れば遥か遠く・・・嗚呼それもまた人生」と川の流れのようにも行かない。


                       拙ブログで最初に使った表紙「大山」

 微かでも光があれば ・・・カテゴリー「腎がんのメモリー」 

 昨日、掛りつけ医で市の特定検診を受けた。この先生、私に「健康診断のつもりで」とCTを勧め、お蔭で腎がんが早期発見された恩人でもある。休診日を予約制で特定検診にあてているので、先生もいつになくゆったり 再発転移のことなどしばし がん談義・・・。

 「先生に勧められていなければ発見が遅れ、いま生きていなかったかもしれません」と言うと、「まあ出会いがしらのようなものや。出会いがしらに追突事故に遭うこともあれば、様々な意味で運命の人と出遭う場合もある」と、なかなか含蓄あるお話をされた。

 術後6年をクリアーし、「そろそろ再発転移・・・」と「もう大丈夫かも・・・」がびみょ~に相半ばする。そう話すと、「暗闇があるから光が眩しい。たとえ微かでも光があれば 暗闇をのりこえられる」と。重い持病を抱えている先生だけに 実感のこもるお話だった。



 三つの壁 ・・・カテゴリー「旅行記」

 そう長くもない人生で長く働いてきた。だからリタイアしたら好きなことをして暮らしたかった。勿論!時間は自由かつ多くてもフトコロは不自由かつ乏しい。それでも年に一度は海外を旅したかった。異国の人に 文化に 自然に じかに触れてみたかったのだ。

 お金の不自由は想定内ながら、想定外の二つの壁が現れた。一つは健康、現役のときは殆ど医者にかからず治療費より保険料が悠に高かったが、逆転した。もう一つは両親の介護、想定されることなのに想定していなかった。想像を超える現実に翻弄されている。

 それでも現役のときに一度だけ、そしてリタイア後最初の2年に2度の旅ができたことは幸いだった。タカが旅なれど、タカが8~10日の短い旅なれど、埋められ満たされるものは想像を超えて大きい。再び行ける頃には年齢が第三の壁になりそうだ、嗚呼・・・。


                    2013年6月エストニアの首都タリン旧市街にて

 貧乏クジをひく ・・・カテゴリー「かんわきゅうだい(閑話休題)」

 マスコミはしばしば公平・中立を標榜する。マスコミは兎も角、ジャーナリズムに公平・中立はいらない。偏向していいのだ。少数者、弱者、権力に遠い人々の「声なき声」を語るのがジャーナリズムの真髄。公平・中立では到底!その使命は果たせない。

 公平・中立でないことが毒になるマスコミも多い。時の政権、社会の権力を握る人々にはそもそも財力・情報力・組織力において遥かに強大な権限がある。そこにぴったり寄り添い媚びを売るマスコミの毒素。それを見究める眼力なき国民は貧乏クジをひく。

 二大政党など存在しないのに選挙は小選挙区制。投票率はいつも50%余り且つ50%を割る得票率で8割近い議席を安定的に獲る。4人に1人の支持しかない政権が圧倒的多数で政治の舵を取る。その本質を衝くジャーナリズム(ジャーナリスト)なき日本。


                               Painted by QP.

 出遭い 繋がり 別れ ・・・カテゴリー「吾輩も猫である」ほか

 拙ブログで吾輩!を名乗るシマジロウは欠かせないが、シマジロウが出ると敬遠される「猫が苦手」の方がいれば、シマが出るときにしばしばコメントくださる方もいる。まあ存在感がなくは・・・ない。そんな夢子さん、そんなRarudoさんは如何されてるか・・・。

 このブログには腎がんカテゴリーで繋がっている方が多い。ただ腎がん界には余り貢献していないため存在感は日に日に薄くなりつつある。mixi以来の友人の方も多い。10年をこえて長くおつきあい頂いている。他に学生時代の友人、元同僚もかなり・・・。

 ここで知り合った・・・すなわち私が訪ねたり当方を訪ねて来られたりした方々も多い。お目にかかったことのない方が殆どだが、人となりが感じられるのはこの世界ならでは!かな。そして旅立たれた方も疎遠になった方もいらっしゃる。それも諸行無常なり!



 不思議なこと 癪に障ること ・・・カテゴリー「新聞・TVなど」

 中国の新指導部が報じられた。どんな指導者を持つかは各々の国民に委ねられる。だからとやかくは言わない。ただ不思議で釈然としないことがある。社会主義なのになぜ世界に名だたる貧富の差があるのか? そもそも社会主義なのか? 資本主義ではないか?

 北朝鮮報道。刈上げ若造が核&弾道ミサイル実験を繰り返している。あの女性アナの猛々しい語りクチも癪に障る。が、核廃絶条約に加わろうとしない国々が威丈高に北朝鮮を指弾できるのか。「核抑止力のための核保有」論は相手にも言えように・・・。

 NHKは嫌いだ。嫌いだが、民放にはもっとロクな番組がない。政治や教育の話題にお笑いタレントが顔を並べる。お笑いがいてもいいが、関西では殆ど某社のお笑いタレントが占める。視聴者の感覚と目線で・・・と言うが、番組進行者への媚びヘツライが目立つ。

   京都エコーによる混声合唱「川の流れのように」



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恋人よ(かんわきゅうだい)

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 夏の名残りはフェードアウトし日を追って秋色深まる季節。春に芽生え夏に燃え尽きふとした出遭いに傷心を癒され秋とともに深まり行く恋。そんなドラマのあったアナタに、勿論! 色恋に縁のなかったアナタにも・・・11月のQPカレンダーをお届けします。


 
 十数年前、友人が或るお祝いの席でファゴットを演奏しました。腕が悪かったこともありますが、なんとも魅力のない音しか出せない楽器だと思いました。しかし思い込み!ってのは本当にイケマセンね。その思い込みがまるで見当違いであることを知りました。

 以前ご紹介した彫刻美術館の今年3回目の演奏会は「クラリネットとファゴットによるディヴェルティメント(器楽組曲)」。モーツァルトを主に6曲演奏されました。クラリネットの音色の良さは兎も角、ファゴットがこんなにも深い響だとは・・・驚きの初体験。

 枯葉散る夕暮れは 来る日の寒さをものがたり 雨に壊れたベンチには 愛をささやく歌もない
  恋人よ そばにいて 凍える私のそばにいてよ そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい



 この美術館は、大阪の副都心と言われるビル群の中、大木と芝生がよく調和した広大な公園の一角にあるちょっと信じられないようなロケーション・・・舞い散った枯葉が不思議に芝生の緑に似合います。青春の彩やかさに魅かれつつ渋い枯葉の風情に惹かれます。

 大木の幹にはりついた苔もまた生命の塊・・・。芝生にまるで紙屑のように落ちているのはすべて枯葉です。いっそ紙屑でさえ似合うと思いました。撮るのは控えましたが、初老の男性と年齢不詳の女性・・・はい、マラソンびとが、軽やかに楽しげに走り過ぎました。

 砂利路を駆け足で マラソン人が行き過ぎる まるで忘却望むように 止まる私を誘っている
  恋人よ さようなら 季節は巡ってくるけど あの日の二人 宵の流れ星 光っては消える 無情の夢よ



 少し奥にはバラがありました。なぜか?そ~っと・・・近づいて見ると、雨に濡れた赤い花びらは息をのむほどに妖しく、しばし心を奪われました。神様の造形の為せるワザでありましょうが、神様って本質的に男性であり女性への憧れの為せるワザかと・・・。

 恋人よ そばにいて 凍える私のそばにいてよ そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい



 白バラ・・・妖しく情熱的な赤バラに対して純白の花びらは、時計が数十年・・・少年の日に戻るのではないかと思うほどピュアで優しい気持ちにさせてくれました。私の郷里に「白バラ牛乳」という美味しい牛乳がありますが、さすがにそこまでは連想しませんでした。

 恋人よ そばにいて 凍える私のそばにいてよ そしてひとこと この別れ話が 冗談だよと 笑ってほしい 



 私の「少年の日」にはなかった・・・ハロウィンのお祭り。アイルランドが起源だそうですが、どうにも馴染めません。馴染めませんが、孫娘に襲われぬようハロウィンのお菓子を送りました。今週末、お礼を兼ね来宅するそうで、シマジロウは怯えておりま~す!



  淡谷のり子さんの絶唱「恋人よ」


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紅葉狩り

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 今日は自治会の「災害避難訓練」に参りました。避難場所も知らなかった私には意義ある訓練でした。集合場所でどなたか「神峯山寺の紅葉がとっても綺麗よ」と仰るのが聞こえ、秋晴れの良いお天気でしたので、訓練が終わった後、神峯山寺に向かいました。



 神峯山寺は、拙ブログのタイトルにある「ポンポン山」に行く道にあります。家を出て途中から急坂の山道を2~3km・・・竹林に沿って歩きます。よく管理されていたのに、この前の颱風の所為でしょうか、折れて道に倒れそうな大きな竹が幾つもありました。 



 竹林が終わるあたりに縄に樒(しきみ)を結びつけた勧請掛(かんじょうがけ)があります。俗界と聖地を分かつ標識にあたり、ここまでが世俗、これから先は聖地となります。くわえ煙草で歩いていた方、バチがあたるかもしれませんが、注意するのは控えました。



 勧請掛を少し過ぎたあたりで片側の道が開けてきました。見下ろすと高速道路の工事中でした。この山を貫き新名神高速道(来年11月開通)につながります。神峯山の神様、よう赦されましたなぁ・・・なんて言いつつ、私もこの道を便利に使うこととなりましょう。



 神峯山寺は、1300年余の歴史を有する日本最古の毘沙門天です。お賽銭を投じ家内安全と腎がん友はじめ病と闘う仲間の皆さんのご恢復を祈りました。境内の紅葉、銀杏は見頃にはまだ少し早かったのですが、それでも心あらわれる美しい色彩に酔いました。



 私の尊敬する先輩もここに眠っています。食道がんで40代半ばに旅立たれました。不意に・・・一昨年 旅立たれた腎がん友Hさんの最後のブログに記された「私はいますか? どこにいますか? 笑っていますか?」が浮かびました。先輩! いま どこにいますか?



  『笑い声/子供が走る/ボールがころころ/ご近所さん達/休憩タイム
   すっごい青空/いつもの/当たり前の/景色
   羨ましかったりする/いろんなこと想像したりする/『止めな』心の声が私に言う
   お留守番もう慣れたし/寂しくもないはずなんたけど/頭の中はなかなかうまくはいかない
   お隣のご夫婦がお喋りしてる/相変わらず仲がいい/うちもお外でよく話してたなぁ
   私はいますか?/どこにいますか?/笑っていますか?』
       Hさん「おやすみの日」(SORAさんのブログ「SORAの腎臓がん日記」より)



 ラフマニノフのピアノ協奏曲第二番。この劇的な展開は、映画・フィギュアスケートのほか歌にも各楽章のテーマが使われています。F.シナトラのLP「Where Are You?(あなたは どこにいますか?)」もその一つです。辻井さんのピアノでお聴きください。



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残り火は赤く燃えていた

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赤い夕陽が校舎をそめて/楡の木陰に弾む声・・・僕らフォークダンスの手をとれば/甘く匂うよ黒髪が・・・ああ高校三年生/僕ら道はそれぞれ別れても/越えて歌おうこの歌を・・・

 高校入学時、われわれ1年生は新校舎、2~3年生は旧校舎で学びました。その所為でしょうか、木造二階建の旧校舎に殊更憧れ、文化祭・クラブ活動はじめ旧校舎に行くことを楽しみにしていました。ちょうど舟木一夫「高校三年生」が大ヒットした頃です。

 舟木一夫さん、72歳。先夜、片岡鶴太郎さんとの対談を交えた芸能生活55年の歌と歌手生活を振返る番組を視ました。「学園広場」「ああ青春の胸の血は」「修学旅行」など学園シリーズの歌が流れると・・・青春の日々がフラッシュバックし心躍りました。



 テビュー曲「高校三年生」が大ヒット。『2球も3球も続けてストライクが入るだろうか?」との不安も、学園シリーズのヒットで『これでもか!というぐらい天狗になった』由。自身をそのように見られることが、彼の今日を支えているのかもしれません。

 学生服のイメージを一新したのはデビュー3年目の「高原のお嬢さん」。『つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ/高原の夏はすぎて 別れゆく夜はきた/一人よせる 夢は果てなく/残り火は赤く燃えてた』。この後に続く「リーフ リーフ」のリフレインが新鮮でした。

 高3の秋、舟木一夫、和泉雅子の主演でこの歌のタイトルそのままの映画を地元の映画館「〇〇〇館」で観ました。その映画館の跡地には、映画館と同名の「〇〇〇ホーム」というグループホームが建ち、亡き父が、そして健在の母が今そこに入所しています。



 大ヒットに恵まれた歌手にもスランプは訪れます。片岡鶴太郎との対談では『一年のうち300日は仕事がなく遊んでいた時期もあった』『自宅に電話を置き、自分で仕事を受け、伴奏テープと衣装だけ持って仕事先に出向いた』と淡々と語っていました。

 番組では語られませんでしたが、そうした不遇の1970~1973年に3度にわたり自殺未遂を繰返し、やがて鬱状態で10か月余り静養しています。以来、不遇の時代は更に十数年にわたりますが、「君よ振り返るな」を歌った2000年頃に新たな出発を始めます。

 『(還暦の)赤い学生服を着て歌うのはカッコ悪いと思っていたが、歓んでくれるファンが多いのにびっくりした』『新しい世代に受けよう!なんてことはもう考えない。俺と同じ世代、同じ青春を共にした世代の人達のために俺は歌う』ことに切り替えました。



 『同世代の友人が言うんですよ。男の人生は現場にいるうちが華、百の趣味より一つの仕事だ!ってね』『来月には73歳。この歳で好きな歌手を続けていられる。高校三年生を聴いて涙を流してくれるファンを見ると、歌手になって本当に良かったと思う』

 年300日を遊んでいた舟木一夫は、いま新橋演舞場で1か月にわたり昼夜36回の舞台に立ちます。歌と芝居・・・全7場の芝居は7場総てに登場、立ちまわりも披露します。そのタフネス、サービス精神に共演の里見浩太郎、笹野崇史が舌を巻いていました。

 青春を共にした世代が家を出なくなる頃、舟木も既に舞台に居ますまい。舟木より幾らか若い私の世代もリーフ リーフ・・・と口づさむことは最早ありますまい。歌は世につれ世は歌につれ、そして誰もいなくなります・・・否! 総てが新しく生まれかわっています。



 1.あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 高原に風はわたり 白樺はゆれていた
   夏がゆけば恋も終ると あの人はいつも言ってた リーフ・リーフ ・・・ 君に僕の恋を語ろう
 2.つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ 高原の夏はすぎて 別れゆく夜はきた
   一人よせる夢は果てなく 残り火は赤く燃えてた リーフ・リーフ ・・・ 僕の恋は消えてしまった
 3.あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 東京の空のどこか あの人は住んでいる
   せめていちど 逢ってききたい 夏の日の恋は嘘かと リーフ・リーフ ・・・ 東京の秋は淋しい

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三色彩道から女子大へ

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 数年前のこの季節、三色彩道(千里ニュータウン:吹田市)を通り 燃え上がる秋映えの樹々の美しさに目を奪われました。その近くの某大学講堂で友人がプロデュースする歌と語りと踊りの舞台「つるの女房」公演があるときき、久しぶりに三色彩道界隈を歩きました。

 秋晴れの爽やかなお天気でした。阪急千里線の終点で降り2~3分歩くと三色彩道に出ます。同じようにカメラを手にした方が行き交います。初恋の人に再会するようにわくわくして歩きました。でも時期がやや遅かったのでしょうか、初恋の人もやや色褪せて・・・。



 それでも 腐っても鯛! 衰えても美人! なお際立つ美しさがあります。やはり・・・ひとたび心深く刻まれた印象はそう簡単に色褪せませんね。また舟木一夫ですが、『優しく白き手をのべて林檎を吾に与えしは薄紅の秋の実に人恋い初めしはじめなり(「初恋」より)』

 高度経済成長期、70年万博とともに千里丘陵を開発して新しく生まれた街は、高層マンション群と豪邸そして自然に恵まれ、ちょっとエキゾチックな雰囲気があります。オールドタウン化が懸念されましたが、再び甦りつつあるのは 元来!美人ゆえでしょうか。



 三色彩道を折れ豪邸の建ち並ぶ街を通りぬけると某女子大に出ます。女子大に入るのは三色彩道を歩く以上にわくわくします。鼻の下が1mmほど伸びていたかもしれません。この女子大の講堂で、元同僚が主宰し友人がプロデュース&出演する公演に参りました。

 時間をもて余しても流石に女子大の中は自由に歩けません。開演までまだ1時間!ながら早々に講堂に入りました。まるで宝塚歌劇場のような雰囲気の大ホール(1400名収容)に入り、少しだけゲネプロを見ました。熱のこもったステージⅠのゲネプロでした。



 ステージⅠは、この女子大の学生による群読「生きる(谷川俊太郎)」と「花は咲く」の合唱。会場からは「おねえちゃん、がんばれ~」の可愛い声援も・・・。メインとなるステージⅡは、民話「鶴の恩がえし」を歌と語りと踊りでアレンジした「つるの女房」です。

 語りを柱にソプラノ独唱、踊り(日本舞踊)、ピアノ・フルート・・・アンサンブルが素晴らしく、感動的な終幕へ向かい熱いカーテンコールを浴びました。終演後、元同僚も友人も疲れ切っていて声をかけませんでしたが、さぞ心地良い疲れであったことと思います。



 一昨日は43回目の結婚記念日。記念品に「BOSE(Wave music system IV)」を発注しました。僅か2日でつい先刻!届きました。小さいのに高い!だけあって、小さいのになかなか厚みのある迫力のサウンド! 卓上で気軽に楽しめそうでちょっと嬉しい。

  谷川俊太郎「生きる」


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思いがけず・・・

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 下り坂と言われたお天気も昨夕は未だ坂の上に残っていました。駅から家まで5km余、気持ちが良くて歩くことにしました。このところ紅葉にばかり目を奪われていましたが、帰路半ば・・・思いがけず夕陽に映えた銀杏に出遭い、その美しさに心がとても歓びました。



 その日の夜、家の固定電話に見なれぬ携帯から電話がありました。「俺、Kですけど憶えてますか?」。Kはフルネームで名乗りました。彼を忘れる筈がありません。少し呼吸を置くと「〇高の同窓会名簿が届いて、君の名前を見て つい懐かしくなって・・・」と。

 なんとも唐突で思いがけない半世紀ぶりの電話ですが、何しろKは「我らがマドンナを独り占めした外科医」、忘れようがありまセーヌ川。高校卒業後しばらくしてラブレター(この言葉には今なお抵抗があります)を出し、無視!されたそのマドンナを射とめた男です。

 はっきり言って風采の上がらない男でした。私のみならずみな「俺の方が!」と思ったでしょう。まあそんなことは最早どうでもいいです。フラれた者もみな素晴らしい妻を娶っていますから・・・。しかしなんでよりによって私を懐かしみ電話をくれたのでしょう?



 かつて祖母はTVの時代劇を視ながら「コイツが悪い! コイツを懲らしめろ!」。家族はみな笑いましたが、思いがけないことに最近の私にその傾向がある!そうです。の画像 おわかりですか? 日曜夜の「陸王」(TBS系)の1シーン・・・私、のめりこんでます。

 陸上選手にシューズを提供するメーカーの物語です。池井戸潤の原作ですから、わかり易くて面白い。写真は、小さな足袋工場を経営するオヤジが世界一の運動靴を作ろうと提供したい選手をスタンドから見守るシーン。中小企業応援歌になぜか夢中で見入ります。



 工場主の妻の役で出ている壇ふみさんが素敵です(もっと出せ!と言いたい)。檀さんの友人 阿川佐和子さんも役者じゃないのに出ています(出んでいい!)。舞台は関東なのに大阪のお笑い芸人さんが多勢出ているのは妙?ですが、さすがに大阪弁はセーブしています。

 さて、下り坂のお天気は、今日は文字通り下りきって雨の一日でした。火曜夜の「明日の約束」(フジ系)・・・視てますか? まあ視なくていいです。視ると・・・疲れます。疲れるのに、視ています。やはり・・・祖母に似ている症候群でしょうかねぇ(認知まっしぐら?)



 主人公のスクールカウンセラー(井上真衣)はまだしも、その母親(手塚理美:下左)の性格が怖い。井上真衣が担当した男子生徒が死にますが、その母親(仲間由紀恵:下右)はもっと怖い。教師役の及川光博がマトモすぎるのも不気味・・・。み~んな変!



 と言うことで・・・思いがけず 怖くて変! に巻き込んでしまい申し訳ありません。お詫びがわりに「陸王」の挿入歌として再び脚光を集めつつある平原綾香さん「ジュピター」を貼りました。お聴きいただければ幸いです



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人生の棚卸し

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 「人生の棚卸し」とはナンジャラホイ。ま、いいっか!と 後先考えず ブログのカテゴリーに加えました。でも少しは意味あり気に・・・とQPに花を添えていただきました。彼女、絵心のない私にはまるで魔法使いのおばあ・・・ちゃんです、ホントに3人の孫の!

 左は彼女の学生時代の油絵・・・ややアンニュイな昭和レトロっぽい絵ですが、彼女、それほど旧い世代ではありません。右は近作で、与勇輝風に描かれた少女の姿がノスタルジアを呼びます。いずれにも眸に優しみと哀しみが宿り、こころに深くしみとおります。



 リタイアしたら「死ぬほど本を読む」と思っていたのに・・・サッパリ! 図書館が「貸出期間2週間まで」になってから借りるのは概ね4冊。月8冊読む勘定になりますが、勘定倒れです。借出しの書の棚卸しは不要として、さて我が家の蔵書は如何に棚卸しを・・・。

 現在借りている書は4冊  経済規模で世界第2~3位の中国と日本、隣国ながら危険な関係です。核だのミサイルだの物騒な北朝鮮とはキナ臭ささえ漂います。その両国に最も近かった筈の政党は日本共産党。書を選べばキリがないほど多いですが取り敢えず・・・。



 宮本雄二「習近平の中国」は短くも読みごたえ十分でした。著者は元駐中国大使(2006~10) 中国のスペシャリストですから、現在の中国を支配する組織・人・論理についてわかり易く記されています。中国について如何に無知であったか・・・気付かせられました。

 羅鐘一は韓国の政治学者であり外交官(駐英・駐日大使を歴任)。幅広い人脈と情報源を誇り内容も多彩です。どこまでが真実なのか・・・少なくとも「研究書」の類ではありません。それでも週刊誌的なものの見方・考え方とわきまえて読めば、刺戟的で面白い書です。

 筆坂英世はかつて日本共産党の中枢にいました。スキャンダルで党を追われた人物ですから割引く必要があります。推奨するほどの書ではありません。ただ「語るに落ちる」の逆!と言いますか、「語るに(共産党が)上がる」くだりが多いのが興味深かったです。

 星浩は朝日新聞で長く政治部を担当した記者です。産経・読売ならずとも政治部とは胡散臭く政権寄りだと言われますが、星は比較的マトモな方のようです。「興味を満たす」程度とは言え、権力の核たる官房(長官)のおどろおどろしさは十分!読み取れます。

 

 シマジロウも二桁の年齢となり、身軽さがなくなりつつあります。キャットタワーや高い窓に飛び乗っては得意然!としていたのに、先日はタワーの端に乗りきれず落下 オトコの意地か再び挑戦して成功したもののショックは隠せず・・・コタツに向かいました。

 シマは自らの猫生の棚卸しもままならず、猫生のケジメをつけることもできず、親兄弟の行方もわかりません。お世話役として最後の最期まで見まもり、空の彼方で待つ愛犬コロ(1996.5昇天)の許へ送ることになります。最近のシマ・・・人間味にあふれ愛おしいです。

  ザ・ピーナッツ「鈴懸の径(すずかけの道)」・・・ もうお二人とも空へ。


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特定検診の結果(腎がんのメモリー47)

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 紅葉と黄葉・・・それぞれ好みはありそうです。私はやや黄葉派かな。やや!分だけ優先して冒頭に銀杏並木を、結びを燃える紅葉でしめくくりました。いずれもQPのPC画、それぞれの輝き、美しさがあふれています。でも街路はそろそろ枯葉で埋まりそうです。

 先月、市の特定検診を受けました。今日、結果をききましたのでUPします。「腎がんのメモリー」のカテゴリーとしていますが、そこには検診一般を含むものとお考えください。なお、「その他」の欄は市の特定検診にオプションで加えたものです。



【脂質】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(前回結果)
  中性脂肪コレステロール(150未満) 238(144)  
  総コレステロール(130~220未満) 185(199)  
  HDLコレステロール(39以上) 39(39)  
  LDLコレステロール(120未満) 98(125)  
  LDL/HDL比(※①) 2.51(3.21) 
  動脈硬化指数(※②) 3.7(4.1)
  nonHDLコレステロール(※③) 146(160)  
 
  ※① 脂質異常症の比較的!新しい規準。「~1.5は健康、~2.0は持病がない人の目標値、
      ~2.5は血栓or心筋梗塞の可能性、2.5~動脈破裂の可能性大」とされています。
  ※② ①に総コレステロールを加味した動脈硬化の判定規準(AI値)。「~3は良好、
      3~5は要注意、5~は危険」とされています。
  ※③ 最新の簡便な動脈硬化指標(総コレステロール-HDLコレステロール)。「~149正常、~169少し高め、
      ~189軽度異常、~209中度異常、210~要治療」とされています。  

【糖代謝】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(前回結果)
  HbA1c(5.6未満) 5.4(5.3)
  空腹時血糖(100未満) 82(86)

【血液一般】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(前回結果)
  ヘマトクリット値(♂40~52 ♀34~45) 46.7 (46.6)
  血色色素(♂13.0以上 ♀12.0以上) 15.6(15.6)
  赤血球数(♂430~570 ♀370~500) 464(475)
  白血球数(♂3.9~9.8 ♀3.6~9.0) 7.0(6.7)



【肝機能】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(前回結果)
  AST=GOT(31未満) 22(23)
  ALT=GPT(31未満) 19(19)
  γ-GT(51未満) 23(24)
  ALP(110~340未満) 203(183)
  コリンエステラーゼ(229~521) 365(362)
  ZTT(2.0~12.0) 7.3(7.8)
  総蛋白(6.5~8.3) 6.6(6.8)
  アルブミン(3.8~5.2) 4.1(4.3)
 
【腎機能】・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(前回結果)
  尿酸(♂3.6~7.0 ♀2.5~7.0) 5.6(5.5)
  尿素窒素(8~20) 20(17)
  クレアチニン(♂0.61~1.04 ♀0.47~0.79) 0.93(0.94)
  e-GFR(※④) 62.6(62.1)
      
  ※④ クレアチニンの数値を男女別、年齢別に標準化したもので、「90以上あれば良好」です。
      89~60はやや腎機能低下、~39は中度低下、39以下は透析を要する場合もあります。  
 
【その他】※・・・・・・ 項目(標準値) 今回結果(前回結果)
  PSA(4.0以下) 1.96(2.16)
  NT-proBNP(125以下) 41(-)
  TSH(0.5~5.0) 6.69(7.84)
  FT4(0.9~1.7) 1.1(1.1)

  ※PSA・・・前立腺がんの腫瘍マーカー
   ※ NT-proBNP・・・最新の心不全指標。~125は心不全の可能性低、~400軽度心不全で経過観察、
    ~900治療対象の可能性あり、900~治療対象の可能性大。
   ※ TSH・・・甲状腺機能。基準値以下(~0.5)は機能亢進、基準値以上(5.0~)は機能低下。  
   ※ FT4・・・甲状腺機能。TSHで異常があればFT4を調べ、基準値以下(~0.9)は機能低下、
    基準値以上(1.7~)は機能亢進、FT4が基準値内であれば「経過観察」となる。



 すっかり寒くなりました。木枯らしが吹き始めるとともに、庭から花々が少しずつなくなります。
 そんな季節に、エンヤの音楽とともに花園にわけ入ってみるのもいいかなぁと・・・。



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旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
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様々な世代...大記者の生まれない時代

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 尾張・水戸・紀州の「徳川御三家」は兎も角、「歌謡界の御三家」は橋幸夫・舟木一夫・西郷輝彦。全盛期のリアル!をご存じの方は60代以上でありましょう。「新御三家」の郷ひろみ・西城秀樹・野口五郎であれば10年下がり50代以上でしょうか。

 「三人娘」と言われた1937年生まれの美空ひばり・江利チエミ・雪村いづみ・・・リアル!は70代以上でしょうね。中尾ミエ・園まり・伊東ゆかりの「ナベプロ三人娘」は60代以上、森昌子・桜田淳子・山口百恵の「花の中三トリオ」も間もなく還暦を迎えます。

 「御三家」「ナベプロ三人娘」は 私の中学~高校時代のスター達ですから、やや年上のヒト。一方 「花の中3トリオ」は 私の学生時代以降ですから やや(かなり?・・・笑)年下ということになります。どのスターさんも皆さん トシをとらはりました。勿論!私も



 「新人類」は30年前の流行語大賞。自身 新人類のような旧人類の栗本慎一郎(76歳)が命名しました。その世代も今や50歳前後、課長・部長らバリバリの管理職です。以後「バブル世代」「団塊ジュニア世代」「ゆとり世代」「さとり世代」へとつづきます。

 新人類世代の後輩に深代惇郎の話をしたら「深代惇郎?」と。70年代半ばにかけて朝日の「天声人語」を担当した名コラムニストです。46歳の若さで急性骨髄性白血病で亡くなりましたが、今や!がんの中でも完治を望める病だけに惜しんで余りある方です。

 若い頃、「深代惇郎の天声人語」「深代惇郎の青春日記」など出版されるや書店に行き貪るように読みました。今は絶版になっている書も多いようですし、初版第一刷!の書にはかなりのプレミアがついている由。手離す気はありませんが、悪い気はしません(笑)



 残念ながら深代惇郎の書で初版第一刷は「青春日記」だけです。本多勝一なら「文筆生活の方法」「ルポ短篇集」などたくさんあります。数年前まで「本多勝一の著書で読んでいない書はない」と言っていましたが、今はちょっと自信がありまセーヌ川かな

 本多勝一のルポは、朝日新聞に連載された「『カナダ=エスキモー(1963.5~6)』『ニューギニア高地人(1964.1~2)』『アラビア遊牧民(1965.6~7)』で毎朝、読みました。大学で生物学(農学部)を学び探検部で活躍した本多記者の本領発揮でしょう。

 後にベトナム戦争の取材に・・・。それまで米軍・政府軍に同行した記者の報じるルポばかりでしたが、世界で初めて民族解放戦線側に潜入・同行し「戦場」をルポしました。『戦場の村(1967.5~11)』は勿論!朝日新聞に連載され、毎朝まず一番に!読みました。



 1975年11月1日の天声人語・・・が深代惇郎の絶筆となりました 現在の天声人語(目にやさしい!大き目の活字ですから)600字に対して、当時は3割方多い800字でした。その所為ではないでしょうが、今より内容が濃いものであったような気がします。

 本多勝一(85歳)は健在ながら深代惇郎は46歳で旅立ち、インタビューの名手で「プロフィール」に斬新なスタイルを編み出した疋田桂一郎、夕刊の世相寸評「素粒子」で喝采を浴びた百目鬼恭三郎も既にいません。大記者は生まれない時代なのでしょうか



     ※ 今頃気づきましたが、「天声人語」の21行目に一文字誤りがありますね。

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ひとりのアーティストの 「告白」

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 20年前。私は仕事の面白さに目覚め仕事に埋没していました。息子は大学4年、家を出てワンルーム暮しを始めました。子育てを終えた妻は習い事、教え事に夢中でした。健康不安はこれっぽっちもありませんでした。1997年、皆さんにはどんな年でしたか?

 20年前。不倫小説「失楽園」がベストセラー、映画「タイタニック」「もののけ姫」は空前の配収。バブルが崩壊し倦怠と閉塞感が生まれつつあったこの年、山一証券が廃業に追込まれ北海道拓殖銀行は破綻・・・1997年の日本経済は恐慌寸前にありました。



 1997年。安室奈美恵は「アムラー」と言われる一大ブームを巻き起こし、小室哲哉とともにミリオンセラーを連発しました。「Can You Celebrate?」は前年につづくレコード大賞に輝き、NHK紅白歌合戦では二十歳にして紅組のトリ!をつとめました。

 紅白歌合戦は異常な盛上がりを見せます。しかし彼女には休業!への日程の一つに過ぎませんでした。この日!について23日放送の NHK「告白」では『自分が自分じゃないみたいで不思議な感じでした。でも幸せいっぱいでした』『大きな決断をしたという感じではありません。好きな人がいて子どもを授かった、その嬉しさしかなかったです』。



 1年の休業を経て彼女は再び紅白歌合戦のステージへ。『1年間まったく歌わなかったですから、暖かく迎えて貰えなかったらどうしよう、と不安でいっぱいでした』。1年休業してなお紅白で復帰後最初のステージ・・・彼女の自覚を超える彼女の存在感でしょう。

 歌ったのは今回も「Can You Celebrate?」。前年紅白で歌った時の視聴率は59.1%、そしてこの年の紅白では64.9%、驚異的な記録です。「祝ってくださいますか?」は他者に対してではありません。あなたと私と これから生まれてくる私達の子どもへの祝福。

 Can you celebrate?  Can you kiss me tonight? We will love long long time.
 永遠ていう言葉なんて 知らなかったよね
 Can you celebrate?  Can you kiss me tonight? We will love long long time.
 二人きりだね 今夜からは 少し照れるよね
 永く 永く いつも見守っていくれている 誰かを 探して 見つけて 失ってまた探して
 遠かった 怖かった でも 時に素晴らしい夜もあった 笑顔もあった
 どうしようもない 風に吹かれて 生きてる今 これでまだ悪くはないよね
 ・・・間違いだらけの道順 なにかに逆らって走った 誰かが 教えてくれた
 想い出からほんの少し 抜け出せずに 佇んでいる 訳もなく涙あふれ 笑顔こぼれている
 永遠ていう言葉なんて 知らなかったよね Say hello forever.
 Can you celebrate?  Can you kiss me tonight? We will love long long time.
 二人きりだね 今夜からは どうぞよろしくね
 Can you celebrate?  Can you kiss me tonight? I can celebrate. 

 彼女は紅白で涙しながら歌う自身に『もらい泣きしちゃう』と言い、『自分で自分を見て泣くっておかしくないですか?』とインタビュアーに笑いながら問う。
 『そんなにあたたかく迎えてくださるとは思わなくて、会場の空気感がとても和らかくて、私 戻ってきてもいいんだ!って思った瞬間、グッ!と来きて・・・』



 2001年。23歳。総てを頼ってきた小室哲哉からの独り立ちを余儀なくされます。時に歌詞も自分で書き、ファンの反応をみながら歌も踊りも修整、「自分で自分をプロデュースする」道を歩み始めました。その時期の曲が彼女の25曲目「Say the word」

 永遠につづく道 遠く果てしなく 新しい風 感じながら 今日も歩いて
 光さえ見失って さまよったとしても 焦らないで闘える 君だけのために
 ありふれた言葉がいい 聴かせてほしい
 Say the word,and lead me there for you.  ありのまま歩けそう
 Say the word,and it's my dreams come true.  限りなく どこまでも
 Here together now ・・・ and everlasting.
 ここからすべてが 未来へと音たてずに 動き始めてるよ
 寂しさや切なさも すべて抱きしめる
 Say the word,and lead me there for you.  一緒ならきっと
 Say the word,and it's my dreams come true.  求めあうだけでいい
 すれ違い 傷ついても 二人だけの場所はあるから おなじ光 浴びたい



 やがてヒット曲が途絶え光が見えなくなります。『何がタメなんだろう?』ともがきます。そこから『安室を置いて安室じゃない自分』を探し始めます。そんな自分探しの時期を振返り『凄く愉しく達成感があった。これからは好きなものは好きだと言おう』『器用じゃないから目の前にある単純なことを分厚い高い壁してしまう。なんか難儀な性格!』

 2007年、「Baby don't cry」が久しぶりに大ヒット、29歳の「新しい安室」が女性の心を掴みます。そして『コンサートで生の私見てほしかったから』と活動の軸をTVからコンサートに転換、MCも一切!なくし・・・2時間ぶっ通しのステージを作ります。



 10代でも20代でも、そして30代でも40代でもミリオンヒットを達成した唯一の女性アーティスト。50曲目の「HERO」は2016年のリオ五輪で日本チームのテーマ曲に採用されます。そして低迷していた時期を振返り『やっぱり様々な経験をすることが一番!未来につながる気がします。そこに身をおいてしか学べないものがありますから』。

 いろんな色で染まる世界で 一人で振り向かなくてもいい 
 今までの君のまま進めばいいから あきらめないで everyday
 君だけのための hero どんな日もそばにいるよ Oh I'll be your hero
 強くなれるわけは 大切な人が 常に笑顔で支えてくれた だから乗り越えられる
 険しい道のりも 君と交した約束の場所 辿り着いてみせる いつか必ず forevermore



 今年9月、安室は「引退」を宣言します。本当は『総てを出し切り総てを成し遂げたと思った20周年のときに引退したかった』『20代後半から引退!がちらついていた』『相談したかったけど相談することができないことが最大の悩みだった』『始まりがあれば終わりがある。デビューがあれば引退する時がくる』『40歳。デビュー25周年。歌を歌う自分にピリオドを打つにはふさわしい節目だと思います』。

 2018年。5大ドーム15公演、アジア5公演、70万人動員をめざします。そして2018年9月16日、マイクを置きます。『引退ってネガティブなイメージがあるけど引退は私にとって一つの通過点。終わりがあればスタートがある』『この先の人生の方がきっともっと楽しく長い』『新しい発見とか新しい興味とかに情熱を注ぎたい』『母親になって、感情のコントロールの仕方、感情の入れ方、存在の大きさ、すべて息子がいたから感じられるものだった。息子の存在があるからこそ今の私があり、今ここにいる』。

 Finally, I can stop dreaming 願い続けた日が ついに今スタートを切ったの
 Finally, I can stop wishing モノクロの世界が この瞬間 色づいてゆく
 今ここに立つステージで 新しいストーリーが始まる
 守るものがあるから 強くなれるの 光差し込む未知の世界へ 両手広げて
 全て受け止めるから 輝かしい未来へ Finally
 Finally, you don’t have to worry 
 心配なんかいらない 挫けそうな時も傍にいるから 今ここに立つステージで新しいストーリー作ろう…
 この世界へ 両手広げて 全て受け止めるから 輝かしい未来へ Finally
 Finally, I can stop dreaming...
 
 「Finally」とすべきですが、私にとっての安室奈美恵は「Can You Celebrate?」しかありません。


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コメント欄

12月のカレンダー Be in voices.

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                      今年最後のQPカレンダー・・・December

 1月から毎月UPしてきたQPカレンダーもいよいよ12月、大晦日には各地各催しで新年をカウントダウンで迎えます。ここ数年の大晦日は、わが人生もカウントダウンを迎えつつあるようで淋しくなりますが(笑) ファイナルカウントダウンにはまだまだ・・・。

 いったい今年なんど行ったことでしょう、彫刻美術館のロビーコンサート。11月26日の昼下りは、アカペラグループ「Be in voices」のコンサートに。信じられないくらい音響の良いロビーですから、アカペラにはとりわけその響き、ハーモニーが冴えました。



 曲目は、ナットキン・コール「L-O-V-E」に始まりA.ウィリアムズでおなじみの「ムーンリバー」、中村八大さんの名曲「黄昏のビギン」、往年のバラエティ「シャボン玉ホリディ」のエンディングにザ・ピーナツツが歌っていた「スターダスト」など10曲。

 「ふるさと」では客席とシング・アウトし、「ソーラン節」で掛け声を客席が受け持って掛け合うなど愉しい企画もありました。同じメンバーで結成25周年とはビックリしました。このブログで前回ご紹介した安室奈美恵さんもデビュー25周年、同期生!(笑)



 は彫刻美術館の庭園。Be in voices の5人の見事なアンサンブルと結束を象徴するような五つの幹が重なり合う樹木がありました。は彼らの東大寺南大門で行われた野外コンサートの1シーン。彼らのアカペラの感じを掴んでいただきたくUPしました。



 ともあれ今日から12月。明日は腎がん友8人余が梅田(大阪の繁華街)に集うクリスマス?オフ会に参加。11日は学生時代のサークルの先輩後輩ら10人余の「研究会」なる世界情勢の勉強?と懇親会。いよいよ寒くなりそう・・・お風邪など召されませんように!

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そこにはただ風が吹いているだけ

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 2日夕、腎がん友との少し早いクリスマス・オフ会が大阪・梅田でありました。8人・・・各々の来し方を振り返りつつ(厳しい日々にもかかわらず)和やかに語り合いました。その帰路の電車でタブレットを開くとオンラインニュースに「はしだのりひこさん亡くなる」と。



 彼とは青春の一時期・・・同じ空気を吸い同じ景色を見ていたかもしれません。『人は誰も人生につまずいて 人は誰も夢やぶれ 振り返る・・・何かを求めて 振り返っても そこにはただ風が 吹いているだけ』。誰にもある心の風景、誰にもある哀しみの風景ではありました。



 彼と北山修、加藤和彦によるザ・フォーク・クルセダーズ「帰ってきたヨッパライ」は、近畿放送(ラジオ)から流れ関西を席巻、瞬く間に全国に広がりました。当時 私は「一発屋の歌やろなあ」と思いましたが、三人の天才はその一曲では死んじまいませんでした。

 フォークル解散後、加藤和彦はその音楽的才能を如何なく発揮し音楽界に数々の名曲を供給してきました。北山修は医学の世界に戻り、精神科医・研究者として大学で教鞭をとりました。そしてはしだのりひこは、新しいバンドを組み独自の世界を創りあげました。



 加藤和彦が亡くなって8年。その数年前の「フォークル」再結成では体調(メンタル?)不良を伝えられたはしだのりひこに代り坂崎幸之助が加わりました。加藤の自死に痛恨のコメントを出した北山修は はしだのりひこの死にどうコメントするでしょうか(合掌)
※団塊世代のトップランナー・・・http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/db9afc235ee00bfc6c7d0c5fca7f8a88




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かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
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