Quantcast
Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
Viewing all 587 articles
Browse latest View live

目次⑦ - 2 吾輩も猫である141~

$
0
0
【 カテゴリー・・・吾輩も猫である 】  2017.3.3~2017.5.4

141.如何にも覇気がない (2017-3-03)
   主人の例月の介護帰省に同行したが、主人にさっぱり覇気がない。何かとこころ乱れる3月かなぁ・・・3月のQPカレンダーをUPする。
   <コメント> リーのママさん、Anneさん、風のフェリシアさん   
   http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/319f001d19e90179854137813f11c143

142.シマジロウ訳「般若心経」 (2017-3-09)
   猫満載で薬師寺執事長の加藤朝胤さん監修「般ニャ心経」が出版されたので、吾輩風に翻訳監修。
   <コメント> mokaさん、SORAさん、pukarikoさん
   http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ad65d8e38a8ace54c0b5f830c23037e2

143.変! (2017-5-04)
   土地管理でも基地問題や憲法でもご都合主義。「硬性憲法」と「軟性憲法」。憲法前文。
    You tube. いずみたく「この祖国を」。
   http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/452eb43e961372cae1a1731154a02bad

【 目次⑤ 吾輩も猫である 01~40 】
   http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4

【 目次⑥ 吾輩も猫である 41~80 】
   http://blog.goo.ne.jp/00003193/c/35e30b96885fd1c06deb21446db34b33

【 目次⑦ 吾輩も猫である 81~ 140】
   http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f

変!(吾輩も猫である143)

$
0
0
 
                             Simajirou painted by QP.

 理不尽と言えば理不尽
 主人の郷里の実家近くに、実家の倍ほどの土地がある。一帯は元々松林だったが、ここ十数年次々住宅が建った。台風で枝が飛び、陽当たりも悪いとのご近所の苦情に、数年前すべて伐採。固定資産税は数倍に増え、ご近所が駐車場がわりに自由に使ってはる。

 はじめに改正ありき!
 さて、現政権は3年後の新憲法施行をめざす。「はじめに憲法改正ありき」だ。アメリカに押し付けられた基地は何でもOKでも、アメリカに押し付けられた憲法はダメ!なんだと。最後は国民投票で決めるのだから、「まず改正することを決めてから」の由。

 憲法改正の「硬性」と「軟性」
 で、主には象徴天皇制や自衛隊の位置づけに絞り、最大の狙いは「3分の2」条項とか「国民投票」など改正のハードルが高い憲法の「硬性」度を緩和する。すなわち国会の過半数でいつでも憲法改正が可能な「軟性」規定に改め、本格的な改正はその後に・・・。

 人間界の民度
 現行憲法を「改正すべし」が、「すべきでない」を10ポイント上まわり43%に及ぶ由。「まともな世論調査ではない」「意図的に改竄されている」との疑惑もあるが、それは措く。節穴!とも思える世論(民意)を前に、人間界の民度について吾輩は考え込む。

 日本国憲法「前文」
 日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
 そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法は、かかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
 日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。
 われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
 日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。

  ※ 認識も意見も岐れる問題・・・引き続きコメント欄は閉じておきたい。

  いずみたくさんや永六輔さんが活躍していた時代の音楽にはもっと「思想性」があったなぁ・・・。
 

  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

旅立ち (腎がんのメモリー36)

$
0
0

きょう また ひとり 旅立った
苦しい旅立ちではなかったと つたえられたけど
それでも 苦しいわけはなく 淋しいわけはなく 悔しいわけはなく  
きっと 生きたくて 生きたくて もっと生きたかったにちがいない
 
ひと足はやく旅立った りりィが
往年の面影きざしつつ なんとまあ淡々と あるいは晴れやかに うたう 
『あなたの仕合わせ ねがっているわ 私だけは いつまでも・・・』とリフレインし
さいごに とびきり明るい声して 『どうもありがとうございました』と・・・

『みんなの仕合わせ ねがっているワ』って うたうけど どうなんだろう
だれにもひとしく! ねがうってことではないだろうし
だれにもいつまでも! ってわけではないとおもう
たしかに いまはただみんなの仕合わせを ねがっているにちがいない
それでも あなたの仕合わせをねがう気持ちは 格別!に きまっている



もう 桜は散って 瑞々しくやわらかな若葉しげる季節
陽の光も日ごとにつよく なみだも汗とともに顔を濡らし
そよふく風が しめったこころを撫でてとおる
それが 永久の旅立ちにふさわしく思えて またひときわせつない

『草は枯れても いのち果てるまで 君よ夢を心に 若き旅人よ』
そんな輝かしく若さあふれる世界ではないかもしれない 
それでも この世でいのち果て 永久のいのちを得た旅人には ふさわしい詞だ 
その旅路が 光あふれ安らかにして美しいものであれと ただただ祈りたい

死者の贈り物(腎がんのメモリー37)

$
0
0
「死ぬ」ということを「永眠」と…。生きている身体は眠ることを求めますから、死ぬことが眠ることであるなら 死ぬことは生きることでもあります。永眠とは「二度と目覚めない眠り」だとしても、哀しいことでも 淋しいことでも まして怖いことでもありますまい。



                                Painted by QP

 つい一日前にブログを記されていた方のそのブログに、おつれあいが「終わりました」と。けして終わってはいらっしゃらないでしょうが・・・。

 『もう一度見たい風景は、もう二度と見られない風景です』。ある処に長田弘の言葉として紹介されていました。確かめてはいませんが、確かに「そんな気が」しました。

 
 誰一人、生きていない。
 けれども、誰一人、死んでいない。
 ここにいるのは、すべて
 死者たちだった。死ぬとは、
 この世から、姿を消すことである   
        (「カタコンベで考えたこと」・・・長田弘「最後の詩集」より)





 先刻までいた。今はいない。
 ひとの一生はただそれだけだと思う。
 ここにいた。もうここにいない。
 死とはもうここにいないということである。
 あなたが誰だったか、わたしたちは
 思いだそうともせず、あなたのことを
 いつか忘れてゆくだろう。ほんとうだ。
 ・・・・・・
 静かな夜が過ぎてゆく。あなたは、
 ここにいた。もうここにはいない。
        (「こんな静かな夜」・・・長田弘「死者の贈り物」より)


 人生は長いと、ずっと思っていた。
 間違っていた。おどろくほど短かった。
 きみは、そのことに気づいていたか?
 ・・・・・・ 
 まっすぐに生きるべきだと、思っていた。
 間違っていた。ひとは曲がった木のように生きる。
 きみは、そのことに気づいていたか?
 ・・・・・・
 サヨナラ、友ヨ、イツカ、向コウデ会オウ。
        (「イツカ、向コウデ」・・・長田弘「死者の贈り物」より)

     
  I'll present this song to Mr.Urya's eternal sailing.



 にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ

【過去ログ目次一覧】
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef

幸福のスイッチ (かんわきゅうだい65)

$
0
0




『懇意にしているクリーニング店のシャッターが半ば閉まっていた。洗濯物を手に戸惑っていると奥さんが出てこられ、ご主人が入院されていたと・・・。出来上がりを取りに来るお客さんの為に半分だけシャッターを開けられた由。店は続けるとのことで、持ってきた洗濯物は “こちらでさせて下さい” と受けとって下さった』(或るブログより「要旨」)

 銀座デパートの閉店
 かつて私の住む町にオシャレなスーパーが来ました。十数店からなる市場「〇〇銀座デパート」は瞬く間に閑古鳥が啼き、暫く踏ん張ったものの潰れました。市場の豆腐屋さんの子と寿司屋の子は、愚息の通う小学校の同級生でしたが、何処かへ転校しました。

 閉じられたシャッターと罪悪感
 駅前のそこそこの商店街。懇意にしていても、つい!安くて品揃えのいい郊外の大型店で買うようになりました。やがて懇意にしていた商店のシャッターが閉じられ明日も明後日もひと月たっても半年たっても閉じられたまま・・・。淋しさと罪悪感に苛まれます。

   

 小さな町の小さな電器屋
 映画「幸福のスイッチ」、ご存知ですか? 小さな町の電気屋のオヤジ(沢田研二)と、その三人の娘(本上まなみ、上野樹里、中村静香)。年寄りばかり残る過疎の町の今にも潰れそうな小さな電器店、店そのものが主人公!とも言えるささやかな物語です。

 お客さん第一の店なんじゃ!
 オヤジは一人暮らしの老婆の「電球が切れたので替えて」の依頼にもライトバンを駆って出かけます。手間賃はなく電球1個の売り上げ・・・。娘たちは「そんな儲からないことはやめようよ」と言いますが、オヤジは言います「ウチはお客さん第一の店なんじゃ」。

 お涙頂戴でも甘くもないと知りつつ・・・
 様々なエピソードが展開され、やがてオヤジの仕事ぶりと人柄が地元の人に愛されていることを娘達は知ります。地域の温もりと家族の絆、働き甲斐と働く歓びがスクリーンにあふれます。実情はそんなお涙頂戴でも甘くもないと思いつつ心ほのぼの癒されます。 

   
            順に「風花」「竹林」「涙雨」「都をどり」・・・ All painted by QP

 先輩の電器店
 私の先輩が家業を継ぎ電器店を営んでいます。映画の舞台よりずっと都会の電器店で、音響機器を柱に展開するなど工夫をこらしました。数年前、店のすぐ近くに量販店が進出すると売上はがた落ち・・・。しかし歯を食いしばっているのでしょう、健在!です。

 シャッターを開けて待つ
 店の今日を築いた彼の父親は8年前に他界され、以来「私が頑張らねば」と母親が奮闘された由。三味線を愉しまれつつ90歳を超えてなお店の経理もされていました。遠くから店に通う先輩が店に着く頃には、いつもシャッターを開けて待っておられたそうです。

 シャッターに祈りをこめて
 三味線の発表会と「都をどり」を指折り数えて待っていらっしゃったそうですが、今月7日、亡くなられました。毎日、店のシャッターを開けるところから先輩の仕事が始まります。ご冥福とともに重いシャッターが閉まったままにならないことを心より祈ります。
  


 よく訪ねたブログがつぎつぎ休まれ、コメント欄を閉じられたブログも目立ちます。斯く記す拙ブログも同様に休んだりコメント欄を閉じたりでした。特に何があったということではありませんが、心機一転?地道に(マイペースに)やろうかなぁと・・・。

  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

むかし海のむこうから・・・(吾輩も猫である144)

$
0
0
 

 学生時代、主人が所属したサークルには地方出身者が多く夏休みには一斉に帰省した。その中の一人、沖縄出身の学生は、飛行機に乗るのが稀な時代にいつも飛行機を利用していた。その旅程と旅費ゆえかは兎も角、他の地方出身者ほどには帰省しなかった。

 主人のゼミにも沖縄出身の学生がいた。前記サークルの仲間もそうだが、すぐ沖縄出身!とわかる姓だった由。いずれも「眼がキラキラ輝いていて綺麗!」が第一印象。言葉に沖縄らしい?訛りがあったそうだが、主人も地方出身、当然!訛っていたはずだ。

 

 海外旅行がまだ「高嶺の花」の時代、パスポートを持つ学生は少なかった。今は殆ど求められない査証(ビザ)も当時は海外旅行に必携だった。で、そもそもなぜ査証を求められるのか・・・。その人物は信用できる!という国家による「身許保証書」だからだ。

 当時の沖縄は施政権が返還される前。沖縄「県」として認知されたのは、日米沖縄返還協定が発効した1972年5月15日以降だ。沖縄出身の学生が沖縄に帰省するにも京都に戻るにも査証が必要・・・ということを、前記二人にきくまで主人は知らなかった。

 

 さて1972年5月15日・・・45年前の今日である。返還協定には「米軍基地の現状を固定した協定であり不十分すぎる」と憤っていた沖縄出身の友人も、査証が要らなくなったことは歓んでいた。そりゃ「日本であって日本じゃない」象徴だったのだから。

 サークルの友人とはお互い所在もわかり今も会うことがある。しかしゼミの友人とは卒業以来一度も会っていないし所在もわからない。昨秋ゼミのS教授が亡くなられ、来月初めにゼミの追悼OB会が開かれる。主人「彼、来るだろうか、元気だろうか・・・」と。

 辺野古はじめ米軍基地の問題。沖縄の現実は45年前の今日以前も以後の45年も本質的に何一つ変わらないのではないか。形として返還されていても、沖縄県は今なお日本の中で「特別な県」であり今なお他の都道府県と「同じではない!県」ではないのか?

     むかし海のむこうから戦がやってきた・・・風よ悲しみの歌を海にかえして



  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

バラが咲いた(かんわきゅうだい66)

$
0
0
 バラが咲いたバラが咲いた真っ赤なバラが・・・和製フォークソング!として一世を風靡しましたが、これがフォークソング?の感を否めませんでした。なにがちがうの?って言われれば困ります。でも敢えて言わせて貰えば「そこにメッセージがない」って感じ。

 バラを漢字で書けば「薔薇」。PCでは簡単に変換できますが、手書きでは容易ではありません。画数は各々16画、2文字で32画、クサカンムリを4画に数えれば1画ずつ増えます。漢字検定では2級相当。1級!ってのは、よほど難しいのでしょうねぇ。 



 バラは、愛でることは勿論、押し花やジャムを作られる方もいらっしゃいます。この時期、トルコは何処に行ってもバラがあふれていて、とてもいい香りのバラのクリームが売られていました。1瓶に1トンのバラがいるそうですが、たしか1瓶500円程度。
   ※ 下記『目次・・・旅行記』にトルコ紀行(1~3)を記しています。
   
 まぁそんなゴタク!はやめましょう。昨日、この間なにかと苦労の多い妻に幾許か報いようと庭の木々の剪定、草ひきをしました。普段は特に関心のない庭の花々に何気に目を遣り・・・ふっ!と気づきました。「おぉ!バラや。へぇ~っ!バラが咲いたんや」と。



 もう20年くらい前・・・。フェスティバルホール(大阪:中之島)でカナダ人の女性シンガーの公演を聴きました。特に関心はなく招待券につられて・・・でしたからシンガーの名前は思い出せませんが、幕開けで歌われた「Rose Garden」がとても印象に残りました。

  Martina Mariea McBride フェスティバルHで聴いたカナダ人シンガーではありませんが・・・



  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

喪失

$
0
0

                   ボンボン山(678m 高槻市)より北摂連山を眺む

 どこが芥川賞? 
 庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」が芥川賞を受賞したのは私の学生時代。早速!読んだ感想は「なに?これ!」「どこが芥川賞?」でした。賞のイメージにその前年の丸谷才一「年の残り」、更に数年前の柴田翔「されど我らが日々」のイメージがありました。

 この人は大成しない・・・
 書店に平積みされ映画化され、「芥川賞が変った」と言われました。私はちっとも面白くなく、不遜にも「この人は大成しないだろう」と思い、事実!大成されませんでした。なぜか「愈々70年代を迎えるんだ」との妙な(ワケわからん?)感慨がありました。

  

 スタイル(文体)
 一般演習の教員が芥川賞を話題にしたので「どこを評価されますか?」と訊くと、「スタイル、文体でしょうね」と。なるほど!と思いました。面白くもなかったのに、アレを読んでからというもの、私の書く文章は「赤頭巾・・・」風になっていましたからねぇ。

 庄司薫を読むなら・・・ 
 前記一般(教養)演習は一回生対象に第二外国語の選択でクラス編成されていました。ドイツ語が専門の方で、どうでもいいこと?ながら奥様はピアニストでした。まあ文学好きの教員だったのでしょうね、「庄司薫を読むなら福田章二も読むといいよ」と・・・。
   ※ そう言えば庄司薫のおつれあいはピアニスト中村紘子さんでした。

 芥川賞には寧ろ・・・
 ご存知の方も多いと思いますが、庄司薫と福田章二は同一人物です。芥川賞を受賞する10年ほど前、まだ学生時代に福田章二の名で書いた「喪失」が中央公論新人賞を受賞しました。「赤頭巾ちゃん・・・」よりはるかに短編で寧ろ芥川賞に似つかわしい作品です。

 やはり!「喪失」
 19歳の時に書いた「蝶をちぎった男の話」、20歳の「喪失」、21歳の「封印は花やかに」の3篇から成り、「蝶を・・・」は最も短く、「封印・・・」は最も長い作品です。いずれも似た雰囲気ながら、やはり!と言うべきか「喪失」が最も印象的ではあります。

 特に奨める書ではない「喪失」・・・そのエンディング(抄録)
 『達夫は私の視線のもとで最後的に傷つくだろう。決定的な屈辱感に打ちひしがれるだろう。私は、自から積極的に喪失したのだというささやかなヒロイズムを楽しむだろう・・・午後の太陽は少しも衰えず陽気な熱と光を投げかけていた。私はふと、この太陽が、この庭の明るさが空気が植物が、一時間程前私がこの庭に出て眠気に包まれ始めていた時と全く変っていないということに、驚きの目を見張ったのだった』
 

                           由良川畔にて(京都:和知) 

 喪失・・・。それはなにもかも青春時代に繋がります。しかし、とうにリタイアし、とうに還暦を過ぎ、病気知らずの傲慢な日々からそれなりに命に関わる病を経、無為と有為の狭間にて日々を送りつつ想うのは、つまるところ自身の総てを喪失する・・・最期の光景。


  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

久留米豊(吾輩も猫である145)

$
0
0


 主人のブロ友のさるお方が吾輩について「貫録が出た」とコメント。むっ・・・。だからキャット・イヤーは厭なのだ。止むを得ん。PCのタイムマシン処理で2年若返った姿でUPさせていただく。まだ貫録がある!と? まっ、好きに思ってくださいましまし。

 先夜、細君が急に具合が悪くなった。どっしりしているようで実は小心者の主人、慌てふためき「きゅ、救急車、呼ぶか?」。冷静な細君は「暫く様子を見て、酷くなるようなら呼んでください」と。で、結果的に少しずつマシになりなんとか朝を迎えられた。

 土曜日だったが、掛りつけ医から某病院のMRI検査を入れて貰った。結果がわかるのに数日かかるも取り敢えず一段落。帰りに細君の親しくしている農家の畑に寄り1週間分の野菜を仕入れ、揃って帰宅。昨夜はよく眠れなかった吾輩も安堵した次第なり。

 

 無農薬or低農薬で栽培された野菜の中で一際!輝いていたのがエンドウ豆。ブランドものだそうで、「久留米豊」と命名されている。ま、カリカリ食の吾輩にその気はないが、見た目は実に美味しそう。豆好きの細君は体調を忘れたようにホクホク顔てあった。

 皮を剥き豆を取り出すのは主人の仕事。これが結構!爪を痛める。さしヅメ、どうでもいい爪!をしている主人には適役だにゃ。剥きながら「あっ!」と言ってカメラをもってきた。なんともマメ!になんでも撮りたがる。で、吾輩の書くブログに「UPせよ」。

 

 此頃、ブログUPのテンポが速い。いわゆるひとつの「落日の勢い」かも・・・。メタボで貫録の出た吾輩もキャットイヤーゆえ落日の勢いでは主人にヒケをとらにゃい。「そんなことで張り合ってどうなのよ!」と細君。まあせめて細君はゆっくり黄昏なされたし。



  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

夏場所

$
0
0
 kumaさん! 大相撲見てられますか?
 大相撲夏場所もいよいよ終盤戦へ。昨夏、旅立たれた腎がん友の kumaさん はラグビーと大相撲が大好きで、琴奨菊が横綱に挑戦した頃は大いに盛り上っておられました。私も大相撲ファン、中でも幕下、十両、幕内下位の野心に満ちたお相撲さんが好きです。

 

 幕下西50枚目巨東(おおあずま:上左)。マゲが結えなくならないかと心配ですが、まだ27才です。同じく心配な幕下東14枚目嵯牙司(さがつかさ:上中)。35才と思えない容貌ながら相撲界では超!ベテランです。上右は物言い!の一番を協議する検査薬、否! 検査役さん。

 幕下西56枚目頂(いただき:写真下左の右)。色白でイケメンの22才、有望株も今場所は苦戦。同東23枚目鳩の湖(におのうみ:下中の左)は滋賀県出身の元関取。淡々とした取り口が好きです。鳩の湖と対戦する高立(たかりゅう)も元関取ながら幕下陥落後は低迷しています。

 

 上右は幕下東25枚目貴公俊(たかよしとし)。双子の弟貴源治(たかげんじ)が先に十両に昇進し、ちょっと焦り気味です。両力士の親方の元貴乃花も将来を期待していますが、はっきり言って未熟! なおこの行司さん、かなりおデブで、力士になればよかったかも・・・。

 下左は幕下東19枚目豊ノ島。元関脇の名力士は怪我で低迷も、桟敷からは大きな拍手があります。下中は元幕内阿夢露(あむーる)。なぜか外国人力士に冷たい方がいますが、私は阿夢露はじめ外国人力士が大好き! よくぞ異国にきてマゲを結いフンドシ締めて!と。

 下右は幕下東筆頭の阿炎(あび)。先場所16枚目で7戦全勝優勝しました。もう一枚上の15枚目であれば無条件で十両昇進でした。十両から幕下陥落後は低迷したものの漸く天才!の片鱗が顕れ、来場所は十両復帰。写真のとおり四股(シコ)の高さ!は天下一品です。

 

 下左は幕下西3枚目岩崎。十両に実兄英乃海がいます。既に5連勝しており来場所は初十両、亡くなられた元千代の富士に似た容貌で活躍が期待されます。下中は前記貴公俊の双子の弟貴源治。初十両で臨んでいる夏場所ですが、現在3勝6敗、苦戦しています。
  ※ 写真下左の右端の桟敷の女性。かなりオーバーな歓び方が目立ちました。TVを意識したかも?

 下右は、十両里山(さとやま:左)と貴源治の昨日の一番。体格で圧倒、年齢も15才若い貴源治が終始圧倒し土俵際まで攻めましたが、最後は里山が仕留めました。小兵!里山の生活感?あふれる勝利への執念をまだまだ甘ちゃんの貴源治に見習ってほしい一番なり。

 

 下左は十両西3枚目旭大星。かつて相撲界には北海道出身があふれましたが、今や幕内に北海道出身はゼロ。その道産子力士旭大星に幕内昇進の期待がかかります。妻が函館出身なので、私もつい!地元気分で応援していますが、9日を終え6勝3敗と微妙・・・。

 下中は十両東3枚目臥牙丸(ががまる)。私が最も好きな外国人力士で、出身はジョージア。勝った日は母国のお母さんに電話で報告する優しい力士です。負けた時の悔しい顔、泣き顔にも惹かれます。負け姿が絵になるって、かつての巨人長嶋さんの三振並み?

 

 上右は初入幕の豊山(ゆたかやま)。先場所まで本名小柳を名乗っていました。将来を嘱望され由緒ある四股名をいただきました。しかし出る杭には寄ってたかって研究され叩かれます。現在、幕尻(東16枚目)で僅か1勝、負け8つも、いつか必ず綱を締める逸材です。

 下左はわが郷土鳥取出身石浦。小兵ながら腕力は凄く、肩のコブ!は初代若ノ花級。いつか横綱を倒す日が来るのが楽しみです。なお行司木村〇〇?は美声が有名、十両最後の「これより中入り~」は楽しみでした。いつか「この一番にて本日の打ち止め~」を。

 

 そして最後は宇良。関関同立と言えば関西の私学ではそこそこですが、その関西学院大に一般入試で入りました。ピンク色のまわしがよく似合い国技館に黄色い声がとびます。左の端にある手拭もピンクのものを持参しているところは・・・宇良関なりのこだわり?

  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

ブログをはじめて・・・

$
0
0
 ブログを始めて3年8月、短いとも長いとも言い難い年月です。様々な人々に出遭い触れあい驚き歓び時に哀しみ・・・まるで「月日は百代の過客(芭蕉)」のようです。

 更新314回、閲覧数41万、訪問者15万。この世界では多い数ではありません。しかしその一つ一つ、お一人お一人が私には過分にして貴重・・・感謝にたえません。

 ブログ村など「ランキング」サイトで、存在表示?がわりに「腎がん」カテゴリーに登録しています。そこから拙ブログの「腎がんのメモリー」にアクセスがあります。

 腎がんで闘病されている方、告知され途方に暮れている方には貴重なカテゴリーです。勿論、腎がん!で埋め尽くされた世界ではなく、広がり行く世界でもあります。

 拙「腎がんのメモリー」の「告知~職場復帰」「術後検診の結果」報告にもしばしばアクセスがあります。それなりにお役に立っているのかも・・・と嬉しく思います。

 幾つかのブログ記・・・「シャツの店」「むかし男ありけり」「向田邦子さんのマミオ」などはUPから時を経ても何度も閲覧されます。嬉しくもあり不思議でもあります。

 ごく最近のブログ記では「喪失(5/19)」に結構!繰返しアクセスがあります。皆さんそれぞれに人生における何がしかの「喪失」に想いを巡らされるのでしょうか?

  一方、改憲とか共謀罪など政治に関わる拙い一文をUPし殆どスルーされ凹みます。「黙ってはいられない」思いゆえですが、人の思いもまさに人それぞれ!ですね。
 
 新しい出遭いに歓ぶこともあれば親しくしていた方といつの間にか疎遠になる寂しさもあります。休まれたり閉じられたり、逆に新たに始められるブログ・・・諸行無常かな。

 書くことが少し空しくなり「やめようかなぁ」と思案していました。そうした時、自身に呟くように記したブログ記に思いがけずたくさんのアクセス・・・ビックリしました。

 間接話法ながら、旅立たれた方(親しいおつきあいではありませんでした)について記しました。迷っている私の背を、旅立たれた方からポン!と押されたように思いました。

 いま暫くブログをつづけたいと思います。おつきあいくだされば幸いに存じます。

 合唱をしている友人が「〇〇音楽祭で最優秀をいただい」と。ぎりぎり間に合う?と思いますが、英国のTV放送「ギャレス・マローンの職場で歌おうⅡ」最終回「決勝」が今日26日(金)午後5時~BS1で放送されます。合唱の醍醐味をお味わいください。



  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

或るブログの再開 (かんわきゅうだい67)

$
0
0
 閉じられた或るブログが再開されたききお訪ねしました。すでに3月に再開されていて この月に19回も更新されています。その19回、ブログと旅を追いかけました。お名前は ここでは仮に「Sound Of Silence」にちなみ「サウンドさん」と呼ばせていただきます。
        ※ 写真はすべてトルコ旅行(2013.5.28~6.6)にて・・・本文とは関係ありません。


                       パムッカレ~コンヤのシルクロード

【3/5】 30年ほど前、11年にわたり発行されていた家族新聞のタイトルをそのまま再開されたブログのタイトルに。海の見える町・・・私もまた海の見える山陰の小さな町に生まれ育ちましたから、海の深い蒼色と白く烈しい波しぶきにノスタルジアをおぼえます。

【3/11】 押花に額装し、裏に 『子どもたちが平和の中で生き続けられますように』 と記し贈られた由。 【/13】 東京大空襲では 『一晩に十数万人が亡くなった』 と。たとえ戦争を起こした国に対してであれ、非戦闘員への無差別爆撃はジュネーブ協定に反します。


                         ローズバレー(カッパドキア)

【3/14】 おつれあいの旅立ちの一周忌。 『パパへの感謝の日』 としてご家族でTホテルに集われたと・・・。さり気なく素晴らしくあたたかい一文。 【/15】 お孫さんの卒業、お嬢さんの国試合格の報は、これから始まるサウンドさんの長旅への餞!でありましょう。

【3/17】 地獄釜での料理の様子・・・地獄釜は度々登場してきますので台所付(自炊)の宿とわかりました。旅への出発は丹頂空港から。この名に、昔あった男性化粧品「丹頂チック」を連想しました(後に、CMに起用した人気俳優名から「マンダム化粧品」に改名)


                         だだっ広い・・・ゼルベ野外博物館

【3/18】 旅先での買い物、品選びに 『何処に行っても主婦』 が抜けないサウンドさん。それにしてもこの地の温泉が無料または100円!には驚きました。 他の観光地、温泉街の方のご感想をうかがいたいところですが、そこにはそこの事情と生活も!かな?

【3/20】 『九州にきて初めて美味しいものを食べた』 とは地獄蒸しプリンのこと。人が美味と感じる規準は 「自分が毎日食べているものの味に近いか 否か」 だそうです。 ターシャ・テューダー 「この世は生きているもののためにある」 は心にしみる言葉でした。


                        偶々出遭ったプレーリーキャット

【3/21】 この回の見出しは「その町のスーパー」。海外の旅でもそうですが、その町の人々が行くスーパーにこそお土産に良いものがありますね。 【/22】 別府の地獄巡り。私も20年ほど前に職場旅行で行き、「地獄と言うほど恐ろしくないなぁ」 と思いました。

【3/23】 ニンジンとオクラの地獄蒸とゆず胡椒に 『うまい!』。そのお気持ち、なんとなくわかるのが可笑しいです。 【/24】 大相撲放送の始まる前に 「上人の湯」 へ。やっぱり100円。大相撲は三月(大阪)場所ですね。サウンドさん、旅に出ても・・・お相撲を?


                             アスクレピオン遺跡

【3/25】 霧雨・・・。 『寒くはないが、抜けるような青空が見たい』。旅先の青空は旅を楽しむ大きな要素ですね。そしてTVを視ながら 『稀勢の里、応援してるよ!!』。台所で 『お赤飯炊いて旅友にもお裾分け』。ほんと!サウンドさんらしい素敵な旅ですね。

【3/26】 温泉街の旅まわり一座公演。座長さんのお名前 「小泉ダイヤ」 がそれらしくて?すごくいい(笑) 一座を追っかけ!する女性ファンのおひねりを見るサウンドさんの目は、やや斜め? 旅については 『死でもない。さりとて生でもない。異次空間』 と。


                              エフェソス遺跡

【3/27】 おつれあいとの若い日々の旅を追憶された今回の旅。 「昔のままなんですよ」 という番台の女性の言葉に、「流れ去らない時間」 を思いました。そしてサウンドさんも『きっとまた来る、と直感する』 と記されています。はい。きっと!また!ですね。

【3/28】 旅友から 「ブリのあら炊き」 のご馳走。前記 「お赤飯」 といい、サウンドさんの旅を私もしてみたくなりました。 【/29】「地獄原」 は「じごくばる」と読む由。そう言えば熊本にも「田原坂(たばるざか)」とか「土性っ骨(どじょっぽね)」という濁撥音。


                         ブルーモスク(イスタンブール)

【3/30】 ここ迄で 『旅の半分が過ぎた』 。はまってしまった!と仰る 「やせうま」 という乾麺?について『ナポリタンにしても美味しい』 は、面白い。私は学生時代、インスタントラーメンの汁をすべて捨て、マヨネーズであえてイタリアン!と称していました。

【3/31】 別府には100余の温泉がある由。温泉祭の4日間は総て無料で、たくさん入り過ぎられたよう。地獄釜でゆでた玉子が如何にも美味しそうです。一泊ン万円の、しかしありふれた?高価な食材や これでもか!の高級料理より余程!リッチな旅でしたね。


                    ボスポラス海峡よりイスタンブールの街を眺む

 コメント欄がなくてこんな形でUPしました。最新のブログ記にはコメント欄が開かれていますので3月分のみのご紹介(感想記)です。ご承諾を得ていないブログUPですから控え目に・・・。控えすぎてワケわからない? ちっとも控えていない? 失礼しました。



  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

六月・・・代書屋物語

$
0
0
 毎月UPしているQPカレンダー、今月は水辺に咲く紫陽花が描かれています。6月は梅雨時なのに「水無月」と呼ばれますが、実は「無」は「の」に相当する助詞、まさに「水の月」です。強くなる陽ざしと水に・・・花々はひときわ彩やかに咲き誇ります。


     
 文章を書こうとすればPCに向かいワード打ち。そんな時代に、小川糸さんのベストセラー「ツバキ文具店」がTVドラマ化されました。鎌倉で、祖母の文具店、実は手紙の代書屋を継いだ孫娘の物語・・・明2日(金)が全8回の最終回です。(NHK総合 22:00~)



 先代=祖母(倍賞美津子)に育てられた孫娘 鳩子(多部未華子)は祖母と折り合わず家を出ていましたが、祖母の葬式で鎌倉の家に帰ってきます。回想シーンで・・・鳩子が鬼の形相で口汚く祖母を罵り、挙句!掴み合い叩き合いの格闘をするシーンには度肝を抜かれました。



 毎回、鳩子に手紙の代筆依頼があります。どんな手紙をかけばいいのか悩む鳩子に、男爵と呼ばれる謎の老人(奥田瑛二)、隣家のバーバラ夫人(江波杏子)などがからみつつ展開、最後にその手紙が紹介されます。言わば「手紙」も主役、これがまた実に素晴らしい!



 ちなみに第1回は「奇妙なお悔やみ状」、第2回「幸せの修了証書」、第3回「けじめの断り状」、第4回「最後のラブレター」、第5回「母へ贈る文字」、第6回「愛するチーちゃんへ」、第7回「話せなかった思い」、そして最終回は「解き放たれた言葉」。



 敢えて詳細は記しません。回を追って謎!が解けて行きますが、1話完結!ですから最終回だけでもお愉しみいただけます。また本年度の本屋大賞候補作でもありますから原作を読まれるのも・・・。なおなお多部未華子さんのさり気ないファッションも素敵です。



 ほ~んの少しだけご紹介・・・。は第6回「愛するチーちゃんへ」。認知症になった老母の介護に疲れ一緒に自殺しようとした息子から頼まれたのは、老母を「チーちゃん」と呼んでいた亡夫からの手紙・・・押し花で縁取りし蝋でコーティングした美しい手紙でした。



 私も代書屋をしてみたくなりました。商売としてではなく「お気に召せば」のボランティアとして・・・。それは兎も角、チャイコフスキー「四季」全12曲より6月「舟歌」。川の流れのように美しい旋律を冒頭のQPの絵とともにお聴きください。



  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

サバイバーズ・ギルト

$
0
0

 方々のブログで「紫陽花が咲いた」と。で、わが庭を探索すると(探索するほど広くないが・・・)確かに咲き始めていた。つい先日まで咲き誇っていたバラはみな枯れてしまっていた。まことに美人と花の命は果かない(最近は元気で長生きの美人も多いが・・・)

 私は団塊の世代の真っ只中、戦争を知らない世代である。それでも数!が多いゆえ受験戦争は熾烈だった。苦学というほどではなかったが、いつも腹をすかし花より団子、花にも花の名にもとんと関心がなかった。が、関心がない私でも紫陽花には結構!心躍る。



 私は腎がんの手術を京都の某医大附病で受けた。高校時代の友人がそこの出身で「准教授を紹介」してくれたことによる。かつてその友人がわが下宿にきて「おい!いっしょにストリップを見に行こう!」と下宿のすぐ近く、住宅街にある「〇宮劇場」に誘った。

 「女体になれておかんとイザ!って時に恥をかく」からだと・・・。そこのダンサーとは近くのラーメン屋で顔見知りだった。割引券も貰った。が、ハッキリ言ってその気になれなかった。「俺が払うから」と言われても、劇場(激情?)には彼一人で行って貰った。

 フォークルの北山修は、少し年長だが当時そこの医大生。フォークルの活動中は休学し解散に伴い復学した。だから私の友人と医大生時代が重なる筈だ。その北山修は自伝的な著「コブのない駱駝」で、『ストリップに行った』と。一緒に見ていたかもしれない。


 
 学生時代、下宿の自室にTVはなかった。だからよくラジオ・・・当時は「近畿放送」という地元の民放をよく聴いていた。まだ四十代だった桂米朝のトークと歌、百貨店のサテスタからの生放送、深夜には鈴木美智子アナの「聊斎志異」という色っぽい朗読も・・・。

 その頃ラジオでよく聴いた歌はタイガース「花の首飾り」、五つの赤い風船「遠い世界に」、フォーク・クルセダース「帰ってきたヨッパライ」、あのねのね「赤とんぼの唄」、赤い鳥「竹田の子守唄」・・・いずれも「消えてなくなる」ことなく今も活躍している。

 タイガースは全員が京都出身だが、沢田研二の生まれは私と同じ鳥取(自慢にはならんが・・・)。名曲「廃墟の鳩」は作詞:山上路夫、作曲:村井邦彦、赤い鳥「翼を下さい」と同じコンビによる。この時代の名曲に共通するのは、深い「思想性」があることかな。

 それにしてもフォークル「帰ってきたヨッパライ」、あのねのね「赤とんぼの唄」はどう考えても一発屋の歌。半世紀たってもなお生き残っているのが不思議だ。不思議だが、北村修も加藤和彦もやはり天才。清水國明も原田伸郎もそこらへんの個性ではない。



 北山修は精神科医であり九州大学大学院教授でもあった。その所為か著書の精神分析的な言葉が印象に残る。『人は昔から、生きることは空しいこととして暮らしているのではないか』『自分をみつめるもう一人の自分、自分を応援するもう一人の自分がいる』。

 北山がしばしば使う「サバイバーズ・ギルト」は、言わば「生き残った者の罪悪感」。病気でも言えるかも知れない。生き残っている者は亡くなった人に負い目を感じる。がんで言えば、再発も転移もしていない者は再発転移と闘う人に負い目のようなものを・・・。

 敗戦の翌年に生まれた北山は「戦争を知らない」世代。敗戦の翌年あたりに青年だった世代は「焼跡闇市派」。焼跡闇市派は『誰も信用するな。自分だけを信じろ。いや自分すら信じるな』という世代だと、北山は言う。その価値観も団塊世代で終りそうだが・・・。

 胸にしみる空の輝き/今日も遠く眺め/涙を流す・・・白い雲は流れ流れて/今日も夢はもつれ/わびしく揺れる・・・深い森の緑にだかれ/今日も風のうたに/しみじみ嘆く・・・悲しくて悲しくて/とてもやり切れない/この燃えたぎる苦しさは/明日もつづくのか・・・。



  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

祈り(腎がんのメモリー38)

$
0
0


 今日(6/7)の朝日新聞に 「抗がん剤選択のポイント」 と題した特集記事。その焦点は 「高齢のがん患者の場合」 にありました。1年間にがんと診断された約90万人のうち7割が65歳以上、また4割は75歳以上であり、今後さらに増えると予想される由。

 当然のことながら、自宅であれ病院であれケアする配偶者も高齢です。その子ども世代の多くは現役ですから、終日のキメ細かいケアは出来ません。そして高齢になるほど一人暮らしの方が がんに罹る割合は増えます。社会(制度)的支援が必要とされる所以です。



 先月26日、友人(一人暮らし.私の同世代)は、掛りつけ医で 「血液検査の数値が高い」ため腹部エコー検査を受け 「肝臓に4~5個できものがある」 と。29日、紹介された病院で精検を受け 「4~5個なんてものじゃない、無数にある」 ことが判りました。

 31日に造影剤CT、胃カメラ・・・。「限りなく悪性」「深刻」な状態のため大腸など他の検査が割込みで翌日に入ります。結果が出るのは2日ですが即入院もあり!とのこと。一人暮らしゆえ、愛犬を託しバラはじめ丹精こめた庭の花々の縁付け!に奔走します。



 診察は一日早まり今月1日。「大腸がんの肝転移」 の確定診断でした。この日、彼女は 『スマホもタブレットも持っていないので、ブログ更新は退院までお休みになりますが、ご了承くださいませ。痛いのもう嫌だけど、頑張ってきますね!』 と記しました。

 幸い或る方が、入院中の方と病院を介してメッセージを交換できるルートをみつけてくださいました。病院の素晴らしい配慮、試みです。8通のメッセージが彼女に届けられ、彼女からは 『頑張ります。て、眠っているだけだけど』 とユーモアを交えて・・・。



 手術は、今日7日午後2時半開始の予定でした。しかしメッセージを介されている方によれば、今日夕方にずれこんだ由。手術の成功と彼女の恢復を祈り信じたいと存じます。たくさんの祈りが通じ力となりますよう 心を寄せてくだされば幸いに存じます。
                  ※PC画は byQP 写真は拙庭の雨に濡れた紫陽花



 にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ

【過去ログ目次一覧】
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef

過去は変えられませんが・・・

$
0
0
 シマに「吾輩も猫である」を書くよう命じましたが、横を向かれました。妻が2週間、函館に介護帰省しているのが余程!淋しいようです。朝、この季節にしては肌寒く、シマはベランダの陽だまりに・・・。「何してる?」 と訊くと 「ガーデン・ウォッチング!」



 「どの花が気に入った?」。「さぁ。丹精こめたのは誰ですかねぇ」。なんという生意気な言いぐさ。「毎日、水を遣ってるのは誰か、知らんのか?」。「知ってますけどね。ボクに手を貸せ!と言われたことは有馬温泉」。こしゃくな猫の手など誰が借りる!



 シマの視線の方向からがお気に入りとみた。ちょっと色づき、ちょっとうつむき加減なのが今のシマの心境にしっくりくるようです。「シマ! あの薄赤いのがええんか?」。「まあ・・・。あの花の名は?」。「よう知らんけど、ホタルブクロの一種かなあ」。



 「あの緑色の実はなんやろ?」。「あれはブルーベリーの一種で、パールベリーという上等のやつや」。「食べれるもの?」。「勿論。そのままでもえぇしジャムにしてもうまい」。「じゃあこれも食べれる?」。「アホっ!紫陽花には毒があるんやぞ」。



 どうもシマがぼぉ~っとしているので、仕方ありません。私が書きます。

 先日、「世界プリンセス物語」というドキュメントを視ました。やや斜めに見ていましたが、ノルウェーのプリンセスの結婚を巡る経緯に驚きました。彼女はシングルマザー、先夫にはコカイン所持の逮捕歴、彼女自身も麻薬パーティに出入りしていました。

 彼女は人生をやり直すべく名門オスロ大学に入り、そこで皇太子と出会い結ばれます。国民に 「ノルウェー王室は終わった」 との失望感が広がりましたが、その空気を結婚式3日前の記者会見が変えました。以下メッテ・マーリット妃の会見の言葉をご紹介します。

『その頃の私にとって大切だったのは、世間の規範に反抗することでした。それはとても自分勝手な生き方でもありました』 『今日、私はこの場で、確固とした意思をもって麻薬とは縁を切って生きて行くことを表明します』 『残念ですが、過去は変えられません。どんなに変えたいと願っても、過去は変えられません。しかし未来は変えられます』

 

 これに対する皇太子の言葉には、或る意味、もっと驚きました。

 『君ほどファンタスティックで複雑な人間を、僕は知らない』 『僕がこれほど強い怒りを覚えた人間は、君だけだ』 『いっしょに居て、僕がこんなにも弱くこんなにも強くなれたのも、君だけだ』 『これほどの愛に満たされたことはない。君の夫と呼ばれることを誇りに思う』 『いま僕たちはいっしょだ。メッテ・マーリット、愛している』



 記者会見で国民の空気は一変、王室への支持率も急上昇しました。オランダでも、皇太子妃がアルゼンチンの独裁者の高官の娘とあって総スカンにあいましたが、記者会見でその人柄に触れ空気が一変した由。どこかのご夫妻も・・・少し、否、よく考えられたら・・・。

 幾つになっても恋物語に触れると何かしら胸が高鳴ります。「そんなえぇトシしてナニ言うてはりますの!」って蹴っ飛ばされそうですし、シマもあきれ顔で「はあ~っ?」。まぁ蹴るなりあきれるなり・・・お好きに! それにしても 嗚呼! 巨人! ど~したっ!

  ノルウェーの歌姫シセルの歌う「Wedding of Princess」


  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

治るものを死なせないで!(腎がんのメモリー39)

$
0
0

 野際陽子さん逝く
 野際陽子さん。往年の名優の晩年を描く「やすらぎの郷」(テレ朝系で放送中)でお元気な姿を見ていました。亡くなられたとはとても思えません。私の高校生の頃、TVドラマ「赤いダイヤ」で男を手玉にとる女狐役を魅力的に演じられたのが今も印象に残ります。「肺腺がん」の由。心よりご冥福をお祈りします。



 勝俣範之医師・・・がん学界のビッグネーム
 総合診療医「ドクターG(ジェネラル)」をご存じですか? 毎回カリスマ医師をゲストに招き、実際にあった患者さんの症状を再現しながら3人の研修医とともにその病名をつきとめます。今回(6/14放送)登場したのは勝俣範之医師、がん学界のビッグネームです。

 お腹が張る!
 今回の症例は、絵本店経営の58歳女性「お腹が張る」・・・3か月前からお腹がり、食欲はあるのに食べられない。体重は3kg増。体温・血圧・脈拍などバイタルに異常はなく、触・視診も異常なし。腹部に痛みはないが、打診で「波動」が認められ、腹水を採取。

 がん、ステージⅣ、治療法なし、余命3か月
 腹水に がん細胞が見つかりました。がんが腹水に転移したと考えられ、泌尿器科、消化器科、婦人科など各専門医がCT等で全身隅々まで検査しました。しかし結果は『原発巣不明』とされ・・・『がん、原発不明の転移でステージⅣ、治療法なし、余命3か月』。

 
 【がん細胞】「細胞に核一つ、核の大きさは一定」が正常細胞。上左はこの患者さんの腹水のがん細胞。
        細胞がくっついているのは「腺がん」が疑われ、上右は「非上皮性がん」が疑われます。

 抵抗もせず・・・ただ死ぬのを待つのは・・・
 抗がん剤は原発毎に異なり「原発不明=治療法なし」とホスピスを勧められますが、『抵抗もせずがんに命をさしだし、ただ死ぬのを待つのは嫌だ』と勝俣医師(日医大腫瘍内科)にセカンドオピニオンを求めます。データを見た勝俣医師は「ちがう」と直感します。

 病名(原発巣)を特定するに・・・
 研修医Aは「原発巣不明がん」。BとCは「膵臓がん」「血管内リンパ腫」と判定しますが、いずれも特長的症状に合致しません。どうします?と問われた研修医の一人「開腹手術して各臓器を確かめる」。病名を特定するのに開腹手術・・・ちょっとコワイです。

 
  【余命】勝俣医師は余命を訊かれても答えません。当る!のは1/3との研究報告があるそうです。
      で、余命にかえて「最善を信じて最悪に備える」ようにと答える由。

 腫瘍マーカーから絞る
 腫瘍マーカーは40種もあるそうですが、勝俣医師は腫瘍マーカー(上左写真)で標準値の40倍の数値が出ている「CA125」に着目し、更に下右写真から乳がん・膵臓がん・卵巣がんのうち、「CEA」「CA19-9」の結果と合わせると「卵巣がん」の疑いが濃厚に・・・。

 

 米国立がん研「原発がんレポート」
 勝俣医師には米国立がん研究所「原発不明がんレポート(下左)」が念頭にありました。
 「原発不明」は単に原発巣の所在がわからないという「状態」ではなく、「原発不明」という病名として米国では既に3年前に確立されていました。
 腫瘍マーカー「CA125」で最も高い数値が出やすいのは「卵巣がん」であること、そして卵巣がんには効果の高い抗がん剤があることも知っていました。ですから米国では、卵巣がんの腹膜転移は「ステージⅣ」ではなく、より治癒が見込まれる「ステージⅢ」とされています。「治療法なし」「余命3か月」は明らかな誤診でした。

 治るものを死なせない! 
 「余命3か月、治療法なし」と告げられた患者さんが、実際に番組に登場されました。抗がん剤を服用しながらお元気に5年経過された由。徒に禁忌を強いない勝俣式でQOLも良く「幸せです」と・・・。勝俣医師の「治るものを死なせない」一例でした。

 「がん難民」をつくらせない!
 勝俣医師が協調されたことの一つは、がんの総合診療科と言うべき「腫瘍内科」の重要性です。米国にはその専門医が1万5千人余いますが、日本には1200人足らず。「がん難民」をつくらせないためにも正しいがん治療に導く腫瘍内科の充実が望まれます。 

 

 【キャンサーフォーラム2015(腎がんのメモリー21)】
   キャンサーフォーラムでの講演概要、講演のYou tubeもあります。
   http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f768b6544dbe6714c98c8b65b01188f0
      
 【「放置療法を巡って(腎がんのメモリー5)】
   朝日新聞紙上の がん治療の在り方をめぐる「勝俣範之 VS 近藤誠」
   http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/4c30adf899185b5096020e8d0da5cda7

にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ

【過去ログ目次一覧】
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef

同行せず!(吾輩も猫である146)

$
0
0

  こころざしを果たして いつの日にか帰らむ 山は青きふるさと 水は清きふるさと

 主人は「ふるさと」の3番の歌詞にいつも声を詰まらせる。青雲の志はそれなりにあったであろうに、果たせぬまま還暦を過ぎ やがて古希を迎える。父親の遺品に向かい 母親の繰り言に耳を傾け 旧き友を訪ね 海辺に遊び 山を眺め・・・半生を顧みては悔恨にくれる。

 細君が何かと疲労困憊ゆえ今回は主人のみ帰省。お蔭で吾輩は主人の同行を免れたが、写真とメモを吾輩に渡し「久しぶりに書け」と。まあちょうどひと月ぶりにもなるので、快諾はせぬも渋々ならず請け負うことにした。一宿一飯ならぬ恩に与ってもおり・・・。



 父親は昨秋旅立ち母親はグループホームにいる。毎月主人らが帰省し 母親が外泊するだけとあって、普段は空き家である。田舎のことゆえ屋敷うちは広く柿や蜜柑など実りものの木々もある。塀もそれなりに頑丈・・・とあって、野良ネコさんらにはもってこい!

 で、今回、シングルマザーの母ネコ一家を発見した由。最初は、ガレージを出たところで母ネコと子ネコ一匹に遭遇、一瞬・・・フリーズ!した後、すっ飛んで行ったそうだ。その後、母ネコが子ネコに餌を持ち帰るのを主人がこっそり見ると、なんと3匹の子ネコ!

 吾輩ら猫は音に敏感、主人が写真を撮れなかったのはやむを得まい。「いずれも白と黒のまだらな可愛いネコ、2匹だけならジジとモカだが、う~む!どうしたもんやろ?」と主人は悩む。なんの! 母ネコはシマ子、子ネコはシマⅡ、シマⅢ、シマⅣとすべし。

 

 遺品!というほどではないが、父親の部屋を整理していて発見したものが2点。1点は、主人の40代に、或るPR誌から「私の幼かった頃」についてエッセイを依頼され、それが載った冊子(上左)。もう1点は、主人が幼少の頃、叔父が描いた油絵(上右)。

 主人は「もう持っていない」冊子を父親は大事にしまっていてくれたのだろう。紙面は2ページで、もう1点、主人が小舟で泣いている写真が載っているが、「かっこ悪い」とUPを拒否された。油絵は実はもう1点ある筈なのだが、それは見つからなかった由。



 梅雨なのに爽やかな良いお天気が続いた。しかし昨夜から久しぶりの雨、細君には庭の水遣りの手間が省けたのは幸いとして、各地で水害が出なければいいが・・・。今日のお昼には雨も上がり始めた。簾越しに庭に降り注ぐ夏の陽光・・・吾輩の厭な夏!が垣間見える。

 カスケーズ「悲しき雨音」・・・悲しき少年兵、悲しき16才、悲しき天使etc.悲しき!素晴らしき時代。

  
 にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

ロクニーサン

$
0
0
 今月初め、学生時代の友と琵琶湖畔のシェア別荘に集いました。同じ事をなんど言っても「旧~っ!」「耳にタコ!」と言われない心地良さに(笑)記憶は時空を超えて遡ります。  その琵琶湖畔にある パン屋さん&テラス風喫茶 より眺めた湖と比叡の山並です。



 ロクニーサン・・・ロクテンニーサン・・・6.23・・・1960年6月23日。日米新安全保障条約の批准書が交換され条約は正式に発効しました。この条約に抗議するデモ隊は国会を包囲、岸内閣は総辞職しました。時は巡り当時の岸総理の孫が安倍晋三現総理です。

 樺美智子(かんばみちこ)「ひと知れず微笑まん」
『 誰かが私を笑っている 向うでもこっちでも 私をあざ笑っている でもかまわない 私は自分の道を行く・・・ でも私は いつまでも笑わないだろう いつまでも笑えないだろう それでいいのだ・・・ ただ許されるものなら 最後に 人知れずほゝえみたいものだ 』

 「ロクニーサン」も「樺美智子」も既に死語辞典入りしているでしょうね。樺美智子さんは、当時 国会周辺でデモ隊と警官隊が衝突した際に圧死しました。その頃の私は小学生でしたが、TVのニュースで デモ隊と警官隊が衝突するシーンを鮮明に憶えています。

 

 それから10年・・・「70年安保」と称された時代が私の学生時代と重なります。岸信介の実弟、佐藤栄作総理の時代です。「全共闘」華やかなりし?時代ですが、世論の共鳴は急速に薄れ「70年安保」は格別に盛り上がることもなくフェードアウトしました。

 「60年安保」世代の挫折を描いた柴田翔「されど我らが日々」を経て1970年前後には 高橋和己「我が心は石にあらず」、高野悦子「二十歳の原点」、李恢成「我ら青春の途上にて」が世に出ます。時代は重く昏く、遂には何もかもが希薄な時代へ・・・。

    この時代の書は どこか朽ちた落葉のような 或いは色褪せた暗色の服のような装丁・・・。
 

 やがて学生運動の時代から労働運動の時代へ。私が勤め始めた70年代前半には大きな「ゼネスト(ゼネラルストライキ=全国一斉ストライキ)」が度々打たれ交通機関は数日にわたってマヒ、自宅待機を余儀なくされました。尤も自宅待機では本など読みノンビリ・・・。

 学生もインテリたちも、そして遂には労働運動も燃え上がることはなくなりました。「大学自治」という言葉さえきかれなくなり、分裂していた労働運動は統一が進むたびに寧ろ求心力を喪いました。今、新聞もTVも「第四の権力」に程遠い時代を迎えました。

  「六月の空と雲と花」by QP


 1970年から半世紀近くが過ぎました。いま、こうして平日の昼間っから書斎にこもりブログなど書いている・・・。「共謀罪」法の国会強行採決は粛々と行われ、一部を除きそれを質しも糾しもしないマスコミ報道。私たちは怒りも憤りもしない時代を迎えました。

 ピート・シーガー「おぉ 自由」


 Rarudoさんからいま「腎がんのメモリー39」にコメントがとどき、小林麻央さんの訃報を知りました。また・・・天にひとりを増しぬ。心ちぎれつつ ご冥福をお祈りいたします。

  にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ 

【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c

また 天にひとりを増しぬ(腎がんのメモリー40)

$
0
0



 そのあとがある
 大切なひとを失ったあと
 もうあとはないと思ったあと
 すべてが終わったと知ったあとにも
 終わらないそのあとがある
 
 そのあとは一筋に
 霧の中へ消えている
 そのあとは限りなく
 青くひろがっている

 そのあとがある
 世界に そして
 ひとりひとりの心に

      ・・・・・・ 谷川俊太郎「そのあと」より ・・・・・・  




 ※ 申し訳ありません。今回 コメント欄を開いていません。

にほんブログ村 病気ブログ 腎臓がんへ

【過去ログ目次一覧】
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace      
Viewing all 587 articles
Browse latest View live