シマが旅立ちました。
Painted by QP
18歳。人間であればまだ "青春18" も キャットイヤーでは米寿です。
三年近く闘病し ここ数か月は週6日通院 点滴を受けてきました。
よく耐え よくがんばりました。良い子でした。偉かったです。
土日祝日も開院している動物病院ですが 偶々今日8日(水)は休診日。
昨日は先生から「今後 苦しむようなら」とのお話がありました。
今日は 午後からすっかり元気をなくし 夕刻には殆ど動かなくなり
「がんばろうね。明日 先生が診て下さるからね。」と妻が励ますも
夜 10時過ぎ 妻に抱かれたまま…呼吸が止まりました。
妻は まだシマを抱いたままです。
まだ 独身だった頃の息子のところにいた2歳頃のシマです。
闘病が始まってからのシマは概ねこんな感じでした。
今夜は シマをはさんで 妻と私と 川の字になって眠ります。
シマ ありがとう。 みなさん ありがとう。心から感謝します。
【補遺1】 2024.5.10記
pukatikoさん エセお百姓さん 花水木さん かれん桜さん ムベさん くりまんじゅうさん
シマの旅立ちに心のこもったあたたかなコメントを賜り ありがとうございました。
ほんとうに ほんとうに 心より感謝申し上げます。
昨9日午後 市のペット専用の施設にてシマを荼毘に付しました。
お骨は きょう10日午後 引き取りに参ります。
ここ数か月 深刻な状況がつづいたシマですが、
春になり暖かくなってから シマは二階のベランダの陽だまりがとても気に入り
窓辺にたたずみ「ベランダに!」と にゃあにゃあなきながら催促していました。
太陽のエネルギーがシマの弱った躰を癒してくれていたようです。
一昨日も 元気をなくしたシマを 午後 ベランダに。
しかし この間にしては肌寒く 暫くして風も吹きだしたので 家の中に入れました。
妻が午後からボランティアの会合で出かけたのが寂しかったのか
シマはしばらく二階の自分の部屋で私から離れませんでした。
仕方なく一階のリビングに連れて行き ソファで私のお腹に乗せ一緒に転寝しました。
夕刻から 水も食べものも まったく受けつけなくなりました。
炬燵布団の上で横になったシマの呼吸が速く28年前の愛犬コロの最期を想いました。
妻が付き添い「がんばろうね。明日 先生が診て下さるからね。」 と励ましました。
その間に 私は風呂に入り 上がってリビングにいた時 妻が「おとうさん シマが…」。
二階に上がるとシマを抱きしめ妻が泣いていました。シマはコトリとも鼓動がなく…。
翌朝 動物病院でなんとか… と思っていましたから
判ってはいたのですが 突然!のことに思えてなりませんでした。
布団を三つ くっつけて敷きなおしました。
息子のところなどにメールを送ったりした後 寝室に戻りました。
いろいろなことが想い出され 涙が止まらず なかなか眠れませんでした。
翌9日午前中 妻はボランテイァ(老人施設で紙芝居)に出かけました。
「きょうは休んだら?」 といいましたが 「約束なので 休めません!」 と。
「いつになく良くでき スタッフさんにもとても歓んでいただけた」 のは
「涙が出たらどうしようと思ったけど シマがまもってくれた」と。
その日の午後は シマを荼毘に付すため市の施設へ。
28年前 愛犬コロの旅立ちの際 市は 「生ごみと一緒に出して下さい」と。
やむなく京都と大阪の府境の山中にある民間施設で荼毘に付しましたが、
昨日お願いした市のペット専用施設は28年前とはまるで異なる立派な施設でした。
スタッフの方も丁寧で「シマもきっと受けいれてくれる」 と思いました。
今日も 午前中 妻はボランティアに…。
午後 骨あげでは また悲しい思いとなりますが
たとえシマは小さく骨になっても しっかり抱きしめてやりたいと思います。
シマについてお寄せいただきましたコメント、ほんとうにありがたく思います。
心より感謝申し上げますとともに みなさまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
【補遺2】 2024.5.11記
シマを荼毘に付した日の翌10日午後 市の施設に行き シマのお骨をお返し頂きました。
シマのお骨は まるで標本のように丁寧に並べられていました。
小さく小さく ほんとうに小さく軽いお骨になっていました。
一つ一つ これがうしろ足 これは尾のつけ根の骨 これは下アゴetc.と説明いただき
最後に小瓶の蓋ほどもないシマの顔 頭…。
一つ一つ撫でながら 総て器に移した後
器を抱きしめた妻が 堰を切ったように嗚咽しました。
今日は朝から 先週 転倒 骨折(腰二か所)した京都の姉の入院先に参りました。
あれこれ世話の焼ける姉ですが もう身内は私たちだけですからね。
帰りに 京都寺町の村上開進堂に寄り ロシアンクッキーを買いもとめ
三年間お世話になった動物病院に お礼のご挨拶に伺いました。
先生と話しながら また涙があふれ… なかなか枯れてくれません。
シマの旅立ちに際し ある方から頂いた 合唱曲「心の四季」
作詞 吉野弘 作曲 高田三郎。その七つの詩の終章は『真昼の星』。
ひかえめな 素朴な星は
真昼の空の 遥かな奥に きらめいている 目立たぬように----
はにかみがちな 綺麗な心が
仄かな光を見せまいとして 明るい日向(ひなた)を歩むように----
かがやきを包もうとする星たちは
真昼の空の 遥かな奥にきらめいている ひそやかに静かに----
Painted by QP
18歳。人間であればまだ "青春18" も キャットイヤーでは米寿です。
三年近く闘病し ここ数か月は週6日通院 点滴を受けてきました。
よく耐え よくがんばりました。良い子でした。偉かったです。
土日祝日も開院している動物病院ですが 偶々今日8日(水)は休診日。
昨日は先生から「今後 苦しむようなら」とのお話がありました。
今日は 午後からすっかり元気をなくし 夕刻には殆ど動かなくなり
「がんばろうね。明日 先生が診て下さるからね。」と妻が励ますも
夜 10時過ぎ 妻に抱かれたまま…呼吸が止まりました。
妻は まだシマを抱いたままです。
まだ 独身だった頃の息子のところにいた2歳頃のシマです。
闘病が始まってからのシマは概ねこんな感じでした。
今夜は シマをはさんで 妻と私と 川の字になって眠ります。
シマ ありがとう。 みなさん ありがとう。心から感謝します。
【補遺1】 2024.5.10記
pukatikoさん エセお百姓さん 花水木さん かれん桜さん ムベさん くりまんじゅうさん
シマの旅立ちに心のこもったあたたかなコメントを賜り ありがとうございました。
ほんとうに ほんとうに 心より感謝申し上げます。
昨9日午後 市のペット専用の施設にてシマを荼毘に付しました。
お骨は きょう10日午後 引き取りに参ります。
ここ数か月 深刻な状況がつづいたシマですが、
春になり暖かくなってから シマは二階のベランダの陽だまりがとても気に入り
窓辺にたたずみ「ベランダに!」と にゃあにゃあなきながら催促していました。
太陽のエネルギーがシマの弱った躰を癒してくれていたようです。
一昨日も 元気をなくしたシマを 午後 ベランダに。
しかし この間にしては肌寒く 暫くして風も吹きだしたので 家の中に入れました。
妻が午後からボランティアの会合で出かけたのが寂しかったのか
シマはしばらく二階の自分の部屋で私から離れませんでした。
仕方なく一階のリビングに連れて行き ソファで私のお腹に乗せ一緒に転寝しました。
夕刻から 水も食べものも まったく受けつけなくなりました。
炬燵布団の上で横になったシマの呼吸が速く28年前の愛犬コロの最期を想いました。
妻が付き添い「がんばろうね。明日 先生が診て下さるからね。」 と励ましました。
その間に 私は風呂に入り 上がってリビングにいた時 妻が「おとうさん シマが…」。
二階に上がるとシマを抱きしめ妻が泣いていました。シマはコトリとも鼓動がなく…。
翌朝 動物病院でなんとか… と思っていましたから
判ってはいたのですが 突然!のことに思えてなりませんでした。
布団を三つ くっつけて敷きなおしました。
息子のところなどにメールを送ったりした後 寝室に戻りました。
いろいろなことが想い出され 涙が止まらず なかなか眠れませんでした。
翌9日午前中 妻はボランテイァ(老人施設で紙芝居)に出かけました。
「きょうは休んだら?」 といいましたが 「約束なので 休めません!」 と。
「いつになく良くでき スタッフさんにもとても歓んでいただけた」 のは
「涙が出たらどうしようと思ったけど シマがまもってくれた」と。
その日の午後は シマを荼毘に付すため市の施設へ。
28年前 愛犬コロの旅立ちの際 市は 「生ごみと一緒に出して下さい」と。
やむなく京都と大阪の府境の山中にある民間施設で荼毘に付しましたが、
昨日お願いした市のペット専用施設は28年前とはまるで異なる立派な施設でした。
スタッフの方も丁寧で「シマもきっと受けいれてくれる」 と思いました。
今日も 午前中 妻はボランティアに…。
午後 骨あげでは また悲しい思いとなりますが
たとえシマは小さく骨になっても しっかり抱きしめてやりたいと思います。
シマについてお寄せいただきましたコメント、ほんとうにありがたく思います。
心より感謝申し上げますとともに みなさまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。
【補遺2】 2024.5.11記
シマを荼毘に付した日の翌10日午後 市の施設に行き シマのお骨をお返し頂きました。
シマのお骨は まるで標本のように丁寧に並べられていました。
小さく小さく ほんとうに小さく軽いお骨になっていました。
一つ一つ これがうしろ足 これは尾のつけ根の骨 これは下アゴetc.と説明いただき
最後に小瓶の蓋ほどもないシマの顔 頭…。
一つ一つ撫でながら 総て器に移した後
器を抱きしめた妻が 堰を切ったように嗚咽しました。
今日は朝から 先週 転倒 骨折(腰二か所)した京都の姉の入院先に参りました。
あれこれ世話の焼ける姉ですが もう身内は私たちだけですからね。
帰りに 京都寺町の村上開進堂に寄り ロシアンクッキーを買いもとめ
三年間お世話になった動物病院に お礼のご挨拶に伺いました。
先生と話しながら また涙があふれ… なかなか枯れてくれません。
シマの旅立ちに際し ある方から頂いた 合唱曲「心の四季」
作詞 吉野弘 作曲 高田三郎。その七つの詩の終章は『真昼の星』。
ひかえめな 素朴な星は
真昼の空の 遥かな奥に きらめいている 目立たぬように----
はにかみがちな 綺麗な心が
仄かな光を見せまいとして 明るい日向(ひなた)を歩むように----
かがやきを包もうとする星たちは
真昼の空の 遥かな奥にきらめいている ひそやかに静かに----