京都御所の梅と樹と空と
術後3年6か月検診
2011年に腎がんを手術しました。初期でも悪性度の高いがん細胞が含まれていたため、当初は3月毎に胸腹部CT(時に骨シンチも)、昨夏から6月毎検査になりました。今日がその検査日で、予約は9時半ながらその前に採血採尿があり8時半には病院へ(下写真左)。なお結果は一週間後です。
きょうは検査もスムースに・・・
群馬医大の酷い手術が報道されていますが、この大学附属病院でもたまに杜撰な※検査をされます。でもこの日は円滑かつ丁寧な検査でした。これ迄は看護師さんが造影剤を注射すると即CTを撮っていましたが、放射線科の医師が「注射針を確認します」と安全確認が徹底されていました。
※ 腎がんのメモリー4 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/0f2ec57d52878c2db201e657d4a525a6
ぶらり京都御所
10時過ぎには会計も終了。なんとなくまっすぐ帰る気になれず「久しぶりに御所でも散策しようか」と・・・。御所には外の御門と内裏の御門とがありますが、まずは外の清和院御門(下中)をくぐりました。平日で殆ど人影はありません。入ってすぐに土御門第跡(下右)、藤原道長の邸があったところです。
蛤御門の変
外の御門で最も有名な蛤御門(下左)、烏丸通に面しています。烏丸通から御門を眺めるとこんな感じ・・・(下中)。「蛤御門の変」では、守る長州に薩摩が外から一斉に銃撃しました。門にその時の弾痕もありますが、端折ります(笑)。御所の玉砂利は歩きにくいので、こんな「わだち」(下右)を歩きます。
内裏の御門
外の門を入ると内裏との間に広い玉砂利の道があります。東には黄金まばゆい日御門(下左)。南正面には建礼門(下中)、両陛下と外国の元首しか通れない格式の超!高い御門です。さらに行くと十字路の真ん中に「清水谷家の椋(むく)」(下右)と呼ばれる樹齢300年、周囲4mの大木があります。
梅は咲いたか 桜はまだかいな・・・
外門と内裏の間はすべて「御苑」、これから紅白梅、桃、桜が眩ゆいばかりに咲き誇ります。御苑には様々な樹木も多く、中でもこ周囲5mのこの「榎」はなかなかの存在感です(下左)。梅は苑内至る処にありますが、西南側に集中しています。梅が終わり桜が未だ・・・の時期には桃が見頃となります。
御苑にも蝋梅があったのだ・・・
これまで何度も御苑を訪ねながら、蝋梅(下左)に気がつきませんでした。わが家の蝋梅はもう枯れましたけど、御苑には際どく・・・残っていました。御苑の小川(下中)では、これから暖かくなると子どもが水遊びをします。拾翠亭(下右)は旧九条家の茶室、堺町御門(外の南の門)から入ってすぐです。
閑院宮邸
閑院宮邸は一般公開されていますので、入ってみました(実は初めて入りました)。お宝が結構無造作に陳列されているのはちょっとイタリア式・・・(笑) さすがに庭園は広く気持ちが良かったです(下左)。中庭(下中)もなかなか雰囲気がありました。壁の水彩画(下右)も春らしい、優しくあたたかな絵でした。
「腎がんのメモリー」と言いながら殆ど京都御所のガイドのようになってしまいました。検査結果は一週間後ですので、あらためて記したいと思います。腎がんの仲間の皆さんしか関心はないでしょうけどね。でも二人に一人ががんになる時代、まさかの時のためにお目通しください(笑)
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