"時" は年々加速度を増し ... その思いを一段と強くする 12月 師走!
今年最後のQPカレンダー ... 今年が!最後のQPカレンダーになるかもしれません。
朝日新聞の看板コラム「天声人語」。長く 別格!に思っていましたし、深代惇郎さんが担当されていた頃の天声人語は その由来たる「人々の語るところ天の声」というより「天の声を筆者が語る」ように思われる存在でした。しかし最近は "我々レベル!" に近づいたかも?なんて
担当される方は論説委員級とされ、選りすぐりの記者でありましょう。担当中は名前も年齢も公表されませんが、見上げて!いた深代惇郎さんは当時40代。古希を過ぎた今の私には「若いなぁ」ですが、当時の深代惇郎さんの天声人語には老成した哲人の雰囲気があったように思います。
今日の天声人語には 先日亡くなられた喜多條忠さん作詞の「神田川」について、歌が生れた当時のエピソードを記し、改めて神田川界隈を歩き「昭和の面影はすっかり消えていた」と。しかし この天声人語の筆者は その時代!よりはるかに若い方じゃないかなぁ?と 思いました
同じく今日の朝日新聞「文化」欄。『語る~人生の贈りもの~』というシリーズがあり、先日までは作曲家 池辺晋一郎さんの "語り" を記者が聞き書きしていました。今日は中村敦夫さんの "語り" の第三回目。疎開先の福島県平市(現「いわき市」)で過ごした小中高時代を語っています。
平市は福島県で最も大きな都市で、当時 映画館は六館あった由。私の郷里の境港市はその平市の人口の一割に満たない小都市ながら、かつて映画館は三館ありました。一番大きな館は 東映の時代劇、二番館は東宝・大映の現代劇と洋画、三番館は日活のほか旅回り一座の興行も...。
中村錦之助、東千代乃介、大川橋蔵らのチャンバラ。洋画は「風とともに去りぬ」、リバイバル上映の「誰がために鐘は鳴る」など。勿論!吉永小百合「キューポラのある街」、舟木一夫「高原のお嬢さん」なども。館内に大きな笑い声、すすり泣き、やんやの拍手が湧いた時代です。
何もかもリモートの今。人の心も人と人の間に生まれる共感もリモートモードとなり、言葉では表現しきれない連帯感、ロンドをくみつつ躰が感じた熱と鼓動は 最早!喪われてしまうのではないか... もう二度と甦らないのではないか... 喪失感というより恐怖に似た思いに駆られます。
中村吉右衛門さん(77歳)が旅立たれました。妻から『よくそんなことを憶えてますね』と言われましたが、訃報に1960年代半ば NHK連ドラ「虹の設計」に詰襟の高校生で出ていたことを思い出しました。主演の佐田啓二さんが番組途中で事故死され注目された番組でもありました。
京都 南座で初めて見た歌舞伎で "立役" をされており、声が一際!よく通る役者さんでした。私は "粋" がわかるほど精通していませんが、如何にも粋な雰囲気を醸す役者さんでした。度々襲名されたご長男(白鷗)とちがい吉右衛門を通されたところまで "粋" なご次男でした。合掌。
母子二人ぼっちとなった安子と "るい" ... 展開が滅法!速いNHK朝ドラ「カム カム エブリバディ」
かつては放送時刻には通勤電車の中だったNHK朝ドラ。『仕事に出るわけじゃないのに 朝刊見ながらご飯食べんといて』との妻の叱責をスルーし朝ドラまで "ながら" 視する私。皆さんは如何ですか? デ某派ですか? デ某妻派ですか? どうでもいいは!と? はい。失礼いたしました。
敗戦の国土に生まれたたくさんの子どもたち ...『荒れ果てた祖国の静寂(しじま)からたくさんの子どもたちが生れた/血と灰にまみれたすべての父や母の讃歌とともに/この子らは祖国に産ぶ声をあげた』... 或る組曲の序章です。"るい" が誕生し握りしめたこぶしに ふと思い出しました。
シマジロウの通う動物病院です。よい医院、スタッフに恵まれました。
落葉松の秋の雨に私の手がぬれる... 落葉松の夜の雨に私の心がぬれる...
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
名残の季節 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce82e1c580f64c8ab8d43e2c674a481d
今年最後のQPカレンダー ... 今年が!最後のQPカレンダーになるかもしれません。
朝日新聞の看板コラム「天声人語」。長く 別格!に思っていましたし、深代惇郎さんが担当されていた頃の天声人語は その由来たる「人々の語るところ天の声」というより「天の声を筆者が語る」ように思われる存在でした。しかし最近は "我々レベル!" に近づいたかも?なんて
担当される方は論説委員級とされ、選りすぐりの記者でありましょう。担当中は名前も年齢も公表されませんが、見上げて!いた深代惇郎さんは当時40代。古希を過ぎた今の私には「若いなぁ」ですが、当時の深代惇郎さんの天声人語には老成した哲人の雰囲気があったように思います。
今日の天声人語には 先日亡くなられた喜多條忠さん作詞の「神田川」について、歌が生れた当時のエピソードを記し、改めて神田川界隈を歩き「昭和の面影はすっかり消えていた」と。しかし この天声人語の筆者は その時代!よりはるかに若い方じゃないかなぁ?と 思いました
同じく今日の朝日新聞「文化」欄。『語る~人生の贈りもの~』というシリーズがあり、先日までは作曲家 池辺晋一郎さんの "語り" を記者が聞き書きしていました。今日は中村敦夫さんの "語り" の第三回目。疎開先の福島県平市(現「いわき市」)で過ごした小中高時代を語っています。
平市は福島県で最も大きな都市で、当時 映画館は六館あった由。私の郷里の境港市はその平市の人口の一割に満たない小都市ながら、かつて映画館は三館ありました。一番大きな館は 東映の時代劇、二番館は東宝・大映の現代劇と洋画、三番館は日活のほか旅回り一座の興行も...。
中村錦之助、東千代乃介、大川橋蔵らのチャンバラ。洋画は「風とともに去りぬ」、リバイバル上映の「誰がために鐘は鳴る」など。勿論!吉永小百合「キューポラのある街」、舟木一夫「高原のお嬢さん」なども。館内に大きな笑い声、すすり泣き、やんやの拍手が湧いた時代です。
何もかもリモートの今。人の心も人と人の間に生まれる共感もリモートモードとなり、言葉では表現しきれない連帯感、ロンドをくみつつ躰が感じた熱と鼓動は 最早!喪われてしまうのではないか... もう二度と甦らないのではないか... 喪失感というより恐怖に似た思いに駆られます。
中村吉右衛門さん(77歳)が旅立たれました。妻から『よくそんなことを憶えてますね』と言われましたが、訃報に1960年代半ば NHK連ドラ「虹の設計」に詰襟の高校生で出ていたことを思い出しました。主演の佐田啓二さんが番組途中で事故死され注目された番組でもありました。
京都 南座で初めて見た歌舞伎で "立役" をされており、声が一際!よく通る役者さんでした。私は "粋" がわかるほど精通していませんが、如何にも粋な雰囲気を醸す役者さんでした。度々襲名されたご長男(白鷗)とちがい吉右衛門を通されたところまで "粋" なご次男でした。合掌。
母子二人ぼっちとなった安子と "るい" ... 展開が滅法!速いNHK朝ドラ「カム カム エブリバディ」
かつては放送時刻には通勤電車の中だったNHK朝ドラ。『仕事に出るわけじゃないのに 朝刊見ながらご飯食べんといて』との妻の叱責をスルーし朝ドラまで "ながら" 視する私。皆さんは如何ですか? デ某派ですか? デ某妻派ですか? どうでもいいは!と? はい。失礼いたしました。
敗戦の国土に生まれたたくさんの子どもたち ...『荒れ果てた祖国の静寂(しじま)からたくさんの子どもたちが生れた/血と灰にまみれたすべての父や母の讃歌とともに/この子らは祖国に産ぶ声をあげた』... 或る組曲の序章です。"るい" が誕生し握りしめたこぶしに ふと思い出しました。
シマジロウの通う動物病院です。よい医院、スタッフに恵まれました。
落葉松の秋の雨に私の手がぬれる... 落葉松の夜の雨に私の心がぬれる...
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
名残の季節 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce82e1c580f64c8ab8d43e2c674a481d