変奏曲は一つの主題が様々に変奏され響きあい一つの世界を創ります。季節の変奏、世界と日本のコロナ禍の変奏、総理総裁の投げ出しに始まる政界の変奏、文学賞を巡る変奏、拙ブログに現れた変奏、そしてバッハの変奏曲を以て初秋の心象のバリエーションを締め括ります。
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いつになく雨が多く暑さも和らいだ八月。それでも月末には やっぱり夏! の暑さがぶり返しましたが、九月を迎えると また一転!すっかり秋めいてきました。夕暮れは俄かに足早になり ジョギングに出ると風が頬を撫で ... 朝晩はタオルケット一枚で寝られなくなりました。
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昨年9月「花も花なれ人も人なれ」にもUPしたQPの絵 … 菅総理誕生にも触れたような…。
昨日は 腎がんの術後10年半検診で京都へ。大阪も京都も 街でも電車・バスでも 例外なくマスクをしていらっしゃいます。が、病院で視た大リーグ中継では観客席にマスク姿は無く、夜に視た NHK「世界ふれあい街歩き(英ジャージー島で今夏撮影)」でもマスク姿は皆無でした。
※ 腎がん術後10年半検診は "血液検査" と問診のみでCTなし。お蔭様で無事!クリアーしました。
世界的に「コロナは終息に向かった」との報はありません。新たな感染者の数は世界でも日本でも(波はありますが)増え続けています。ワクチンの効果は認めますが、マスク・手洗いの効果も広く認められています。にもかかわらず英米と日本の間のこの落差!には戸惑います。
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サングラスはしてもマスクはしない…大谷選手がコロナに感染したら?
コロナだけではなく政界にも戸惑います。国民の不信不満解消に「ガス抜き」ならぬ「スガ抜き」。総裁選不出馬を「コロナに専念するため」とは言葉を斯くも蔑ろにするか!とあきれます。あきれますが、政界は飽きることなく "政局" という人事抗争に埋没しています。
菅総理に「よく頑張られた」と秋波を送った石破氏は "勝算なし" と撤退? やはり勝算のない野田氏だが、いつもチャンスは窺う!主義? いつも堅実な(面白くない)岸田氏はやはり今回も堅実に地味に新鮮味なし? 髪型も化粧も服装も別人28号の高市氏を安倍前総理が勝算 否!称賛!とは やはり面舵いっぱい!仁義でしょうか? コ~ノ野郎!と仰る方もいるそうですが、河野太郎氏が総裁になりそうな気がします。でも英語と強気と短気では荷が重そう。
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【左~】むっつり 河野 出たがり野田 マジ目の岸田 別人前!高市 眼座り!やや消えた石破の各氏
コロナ禍で増えたTV視聴。オリンピック、甲子園、パラリンピックとスポーツ一色の夏。視聴率が高かったから関心も高かった!と言えますかねぇ。閉会式の視聴率は47%だそうですが、もう一つ "47%" という数字があり、それは「一か月に一度も本を読まない人」の割合。
本を読まない人が増える一方、書店数はこの20年で21,654から11,024に半減。そうした現状にあって期待を一身に背負う「芥川賞・直木賞」。受賞を巡る書店・出版社・小説家の受賞作発表までのルポ「決戦!タイムリミット~芥川賞・直木賞の舞台裏(9/4 NHK)」を視ました。
芥川賞は "純文学" 作品に贈られます。 "純" 文学があるなら "不純" 文学もあるのかなぁ、と私は思います。が、そこはサスガ!出版界、"不純" とは言わず "エンタメ" に直木賞が贈られます。私も若かりし一時期に小説家を志しましたから(笑) それなりに興味深く視ました。
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芥川賞で印象深い作品は村上龍「限りなく透明に近いブルー」(1976年)、平野啓一郎「日蝕」(1999年)の二冊。意地で!最後まで読みましたが、読むのがこんなに苦痛だった書はありません。購入していなかったら 最初の半時間ほどで投げ出していたにちがいありません。
逆に 学生時代に興味深く読んだのは丸谷才一「年の残り」(1968年)、庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」(1969年)。その後、丸谷作品にはゲンナリ!も「文章読本」は秀逸です。庄司薫氏は一過性?ブームに終わるも 受賞前の本名 福田章二による「喪失」はお薦めです。
※ 庄司薫作品がノンポリ日和見派に贈ったメッセージは「逃げて逃げて逃げきれなくなるまで逃げまくれ」
今回の受賞作 李琴峰「彼岸花が咲く島」。台湾で生まれ育った人が母語ではない日本語で芥川賞!に驚き、受賞スピーチ「生き延びるための奇跡」にも惹かれました。石沢麻依「貝に続く場所にて」はコロナ禍の異国の街にて展開する物語…特に記すことはありまセーヌ河。
※ 李琴峰「受賞スピーチ」… 生まれてこなければよかった 祝福されない自分が 知識と文学に生かされた、と。
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直木賞は「帯」「書評」だけで候補作すべて読みたくなります。沢田瞳子「星落ちてなお」は、幕末~明治の絵師「河鍋暁斎」その人ではなく、その娘 "とよ" の人生。兄との確執、結婚生活の破綻、偉大な父の影に苦悩する日々が描かれ、候補五作目で受賞の著者に重なる?
佐藤究「テスカトリポカ」。アステカ文明の神を信仰する男がメキシコの麻薬戦争に現れ、東南アジアに逃亡、日本人の臓器ブローカーに出会う。心臓は人体のダイヤモンド… とはまさに "エンタメ" の極致ながら 題材が果たして選考に耐えられるか、注目された作品です。
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何かわかりますか? 時間単位のアクセス数のグラフです。拙ブログの「バルト三国の旅 "エストニア篇"」がプロバイダーの「goo」に "紹介" されたことから、かつて経験したこともないアクセスがありビックリ! なんと一昨日は 18,290アクセス、昨日は 31,154アクセス…と言っても反応!は前記旅行記にコメント1件のみです。
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様々な変奏?を記しましたが…秋の夜はバッハ「ゴルトベルク変奏曲」を!
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【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
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いつになく雨が多く暑さも和らいだ八月。それでも月末には やっぱり夏! の暑さがぶり返しましたが、九月を迎えると また一転!すっかり秋めいてきました。夕暮れは俄かに足早になり ジョギングに出ると風が頬を撫で ... 朝晩はタオルケット一枚で寝られなくなりました。
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昨年9月「花も花なれ人も人なれ」にもUPしたQPの絵 … 菅総理誕生にも触れたような…。
昨日は 腎がんの術後10年半検診で京都へ。大阪も京都も 街でも電車・バスでも 例外なくマスクをしていらっしゃいます。が、病院で視た大リーグ中継では観客席にマスク姿は無く、夜に視た NHK「世界ふれあい街歩き(英ジャージー島で今夏撮影)」でもマスク姿は皆無でした。
※ 腎がん術後10年半検診は "血液検査" と問診のみでCTなし。お蔭様で無事!クリアーしました。
世界的に「コロナは終息に向かった」との報はありません。新たな感染者の数は世界でも日本でも(波はありますが)増え続けています。ワクチンの効果は認めますが、マスク・手洗いの効果も広く認められています。にもかかわらず英米と日本の間のこの落差!には戸惑います。
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サングラスはしてもマスクはしない…大谷選手がコロナに感染したら?
コロナだけではなく政界にも戸惑います。国民の不信不満解消に「ガス抜き」ならぬ「スガ抜き」。総裁選不出馬を「コロナに専念するため」とは言葉を斯くも蔑ろにするか!とあきれます。あきれますが、政界は飽きることなく "政局" という人事抗争に埋没しています。
菅総理に「よく頑張られた」と秋波を送った石破氏は "勝算なし" と撤退? やはり勝算のない野田氏だが、いつもチャンスは窺う!主義? いつも堅実な(面白くない)岸田氏はやはり今回も堅実に地味に新鮮味なし? 髪型も化粧も服装も別人28号の高市氏を安倍前総理が勝算 否!称賛!とは やはり面舵いっぱい!仁義でしょうか? コ~ノ野郎!と仰る方もいるそうですが、河野太郎氏が総裁になりそうな気がします。でも英語と強気と短気では荷が重そう。
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【左~】むっつり 河野 出たがり野田 マジ目の岸田 別人前!高市 眼座り!やや消えた石破の各氏
コロナ禍で増えたTV視聴。オリンピック、甲子園、パラリンピックとスポーツ一色の夏。視聴率が高かったから関心も高かった!と言えますかねぇ。閉会式の視聴率は47%だそうですが、もう一つ "47%" という数字があり、それは「一か月に一度も本を読まない人」の割合。
本を読まない人が増える一方、書店数はこの20年で21,654から11,024に半減。そうした現状にあって期待を一身に背負う「芥川賞・直木賞」。受賞を巡る書店・出版社・小説家の受賞作発表までのルポ「決戦!タイムリミット~芥川賞・直木賞の舞台裏(9/4 NHK)」を視ました。
芥川賞は "純文学" 作品に贈られます。 "純" 文学があるなら "不純" 文学もあるのかなぁ、と私は思います。が、そこはサスガ!出版界、"不純" とは言わず "エンタメ" に直木賞が贈られます。私も若かりし一時期に小説家を志しましたから(笑) それなりに興味深く視ました。
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芥川賞で印象深い作品は村上龍「限りなく透明に近いブルー」(1976年)、平野啓一郎「日蝕」(1999年)の二冊。意地で!最後まで読みましたが、読むのがこんなに苦痛だった書はありません。購入していなかったら 最初の半時間ほどで投げ出していたにちがいありません。
逆に 学生時代に興味深く読んだのは丸谷才一「年の残り」(1968年)、庄司薫「赤頭巾ちゃん気をつけて」(1969年)。その後、丸谷作品にはゲンナリ!も「文章読本」は秀逸です。庄司薫氏は一過性?ブームに終わるも 受賞前の本名 福田章二による「喪失」はお薦めです。
※ 庄司薫作品がノンポリ日和見派に贈ったメッセージは「逃げて逃げて逃げきれなくなるまで逃げまくれ」
今回の受賞作 李琴峰「彼岸花が咲く島」。台湾で生まれ育った人が母語ではない日本語で芥川賞!に驚き、受賞スピーチ「生き延びるための奇跡」にも惹かれました。石沢麻依「貝に続く場所にて」はコロナ禍の異国の街にて展開する物語…特に記すことはありまセーヌ河。
※ 李琴峰「受賞スピーチ」… 生まれてこなければよかった 祝福されない自分が 知識と文学に生かされた、と。
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直木賞は「帯」「書評」だけで候補作すべて読みたくなります。沢田瞳子「星落ちてなお」は、幕末~明治の絵師「河鍋暁斎」その人ではなく、その娘 "とよ" の人生。兄との確執、結婚生活の破綻、偉大な父の影に苦悩する日々が描かれ、候補五作目で受賞の著者に重なる?
佐藤究「テスカトリポカ」。アステカ文明の神を信仰する男がメキシコの麻薬戦争に現れ、東南アジアに逃亡、日本人の臓器ブローカーに出会う。心臓は人体のダイヤモンド… とはまさに "エンタメ" の極致ながら 題材が果たして選考に耐えられるか、注目された作品です。
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吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c