赤い夕陽が校舎をそめて/楡の木陰に弾む声・・・僕らフォークダンスの手をとれば/甘く匂うよ黒髪が・・・ああ高校三年生/僕ら道はそれぞれ別れても/越えて歌おうこの歌を・・・
高校入学時、われわれ1年生は新校舎、2~3年生は旧校舎で学びました。その所為でしょうか、木造二階建の旧校舎に殊更憧れ、文化祭・クラブ活動はじめ旧校舎に行くことを楽しみにしていました。ちょうど舟木一夫「高校三年生」が大ヒットした頃です。
舟木一夫さん、72歳。先夜、片岡鶴太郎さんとの対談を交えた芸能生活55年の歌と歌手生活を振返る番組を視ました。「学園広場」「ああ青春の胸の血は」「修学旅行」など学園シリーズの歌が流れると・・・青春の日々がフラッシュバックし心躍りました。
テビュー曲「高校三年生」が大ヒット。『2球も3球も続けてストライクが入るだろうか?」との不安も、学園シリーズのヒットで『これでもか!というぐらい天狗になった』由。自身をそのように見られることが、彼の今日を支えているのかもしれません。
学生服のイメージを一新したのはデビュー3年目の「高原のお嬢さん」。『つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ/高原の夏はすぎて 別れゆく夜はきた/一人よせる 夢は果てなく/残り火は赤く燃えてた』。この後に続く「リーフ リーフ」のリフレインが新鮮でした。
高3の秋、舟木一夫、和泉雅子の主演でこの歌のタイトルそのままの映画を地元の映画館「〇〇〇館」で観ました。その映画館の跡地には、映画館と同名の「〇〇〇ホーム」というグループホームが建ち、亡き父が、そして健在の母が今そこに入所しています。
大ヒットに恵まれた歌手にもスランプは訪れます。片岡鶴太郎との対談では『一年のうち300日は仕事がなく遊んでいた時期もあった』『自宅に電話を置き、自分で仕事を受け、伴奏テープと衣装だけ持って仕事先に出向いた』と淡々と語っていました。
番組では語られませんでしたが、そうした不遇の1970~1973年に3度にわたり自殺未遂を繰返し、やがて鬱状態で10か月余り静養しています。以来、不遇の時代は更に十数年にわたりますが、「君よ振り返るな」を歌った2000年頃に新たな出発を始めます。
『(還暦の)赤い学生服を着て歌うのはカッコ悪いと思っていたが、歓んでくれるファンが多いのにびっくりした』『新しい世代に受けよう!なんてことはもう考えない。俺と同じ世代、同じ青春を共にした世代の人達のために俺は歌う』ことに切り替えました。
『同世代の友人が言うんですよ。男の人生は現場にいるうちが華、百の趣味より一つの仕事だ!ってね』『来月には73歳。この歳で好きな歌手を続けていられる。高校三年生を聴いて涙を流してくれるファンを見ると、歌手になって本当に良かったと思う』
年300日を遊んでいた舟木一夫は、いま新橋演舞場で1か月にわたり昼夜36回の舞台に立ちます。歌と芝居・・・全7場の芝居は7場総てに登場、立ちまわりも披露します。そのタフネス、サービス精神に共演の里見浩太郎、笹野崇史が舌を巻いていました。
青春を共にした世代が家を出なくなる頃、舟木も既に舞台に居ますまい。舟木より幾らか若い私の世代もリーフ リーフ・・・と口づさむことは最早ありますまい。歌は世につれ世は歌につれ、そして誰もいなくなります・・・否! 総てが新しく生まれかわっています。
1.あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 高原に風はわたり 白樺はゆれていた
夏がゆけば恋も終ると あの人はいつも言ってた リーフ・リーフ ・・・ 君に僕の恋を語ろう
2.つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ 高原の夏はすぎて 別れゆく夜はきた
一人よせる夢は果てなく 残り火は赤く燃えてた リーフ・リーフ ・・・ 僕の恋は消えてしまった
3.あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 東京の空のどこか あの人は住んでいる
せめていちど 逢ってききたい 夏の日の恋は嘘かと リーフ・リーフ ・・・ 東京の秋は淋しい
【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
高校入学時、われわれ1年生は新校舎、2~3年生は旧校舎で学びました。その所為でしょうか、木造二階建の旧校舎に殊更憧れ、文化祭・クラブ活動はじめ旧校舎に行くことを楽しみにしていました。ちょうど舟木一夫「高校三年生」が大ヒットした頃です。
舟木一夫さん、72歳。先夜、片岡鶴太郎さんとの対談を交えた芸能生活55年の歌と歌手生活を振返る番組を視ました。「学園広場」「ああ青春の胸の血は」「修学旅行」など学園シリーズの歌が流れると・・・青春の日々がフラッシュバックし心躍りました。
テビュー曲「高校三年生」が大ヒット。『2球も3球も続けてストライクが入るだろうか?」との不安も、学園シリーズのヒットで『これでもか!というぐらい天狗になった』由。自身をそのように見られることが、彼の今日を支えているのかもしれません。
学生服のイメージを一新したのはデビュー3年目の「高原のお嬢さん」。『つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ/高原の夏はすぎて 別れゆく夜はきた/一人よせる 夢は果てなく/残り火は赤く燃えてた』。この後に続く「リーフ リーフ」のリフレインが新鮮でした。
高3の秋、舟木一夫、和泉雅子の主演でこの歌のタイトルそのままの映画を地元の映画館「〇〇〇館」で観ました。その映画館の跡地には、映画館と同名の「〇〇〇ホーム」というグループホームが建ち、亡き父が、そして健在の母が今そこに入所しています。
大ヒットに恵まれた歌手にもスランプは訪れます。片岡鶴太郎との対談では『一年のうち300日は仕事がなく遊んでいた時期もあった』『自宅に電話を置き、自分で仕事を受け、伴奏テープと衣装だけ持って仕事先に出向いた』と淡々と語っていました。
番組では語られませんでしたが、そうした不遇の1970~1973年に3度にわたり自殺未遂を繰返し、やがて鬱状態で10か月余り静養しています。以来、不遇の時代は更に十数年にわたりますが、「君よ振り返るな」を歌った2000年頃に新たな出発を始めます。
『(還暦の)赤い学生服を着て歌うのはカッコ悪いと思っていたが、歓んでくれるファンが多いのにびっくりした』『新しい世代に受けよう!なんてことはもう考えない。俺と同じ世代、同じ青春を共にした世代の人達のために俺は歌う』ことに切り替えました。
『同世代の友人が言うんですよ。男の人生は現場にいるうちが華、百の趣味より一つの仕事だ!ってね』『来月には73歳。この歳で好きな歌手を続けていられる。高校三年生を聴いて涙を流してくれるファンを見ると、歌手になって本当に良かったと思う』
年300日を遊んでいた舟木一夫は、いま新橋演舞場で1か月にわたり昼夜36回の舞台に立ちます。歌と芝居・・・全7場の芝居は7場総てに登場、立ちまわりも披露します。そのタフネス、サービス精神に共演の里見浩太郎、笹野崇史が舌を巻いていました。
青春を共にした世代が家を出なくなる頃、舟木も既に舞台に居ますまい。舟木より幾らか若い私の世代もリーフ リーフ・・・と口づさむことは最早ありますまい。歌は世につれ世は歌につれ、そして誰もいなくなります・・・否! 総てが新しく生まれかわっています。
1.あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 高原に風はわたり 白樺はゆれていた
夏がゆけば恋も終ると あの人はいつも言ってた リーフ・リーフ ・・・ 君に僕の恋を語ろう
2.つぶらなる瞳よ つぶらなる瞳よ 高原の夏はすぎて 別れゆく夜はきた
一人よせる夢は果てなく 残り火は赤く燃えてた リーフ・リーフ ・・・ 僕の恋は消えてしまった
3.あの人に逢いたい たまらなく逢いたい 東京の空のどこか あの人は住んでいる
せめていちど 逢ってききたい 夏の日の恋は嘘かと リーフ・リーフ ・・・ 東京の秋は淋しい
【過去ログ目次一覧】
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c