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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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吾輩も猫である 73 ( 近頃の報道・・・ )

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 事実は一つとは限らない
 吾輩、新聞をよく読む。いったい紙面にどれほどの事実、真実があるのか、本当のところはわからない。当然、新聞の書く事実を無条件に受け容れるつもりはない。必ずしも事実が一つであるとは限るまい。各々異なる様々な事実の断片からある程度の輪郭が浮かべばそれでよい。

  

 ノーベル賞の賞金と権威
 「日本人3人にノーベル物理学賞」の報道。主人「賞金1億4千万円かぁ」と溜め息をついた。3人だから3分1ずつだが、主人「それでも約5千万円。使いでがあるなぁ」と・・・。賞金の問題ではないにせよ、ノーベル賞の賞金がぐ~っと安ければ、これだけ権威ある賞にはならなかったであろう。

 

 ノーベル賞の研究(発明)に金一封2万円?!
 3人の中で中村さんは既に有名人。中村さんの研究で特許を取り大儲けした会社が中村さんに出したのは金一封2万円だった。中村さんは訴訟を起こし1審は200億円の支払いを会社に命じた。田中さんの化学賞では島津製作所の株価が上ったが、このドケチ会社の株は上りようがない。

 

 天野さんは背中で引っ張るタイプ
 3人の一人天野さんの娘さんの父親評は 『父は背中で引っ張って行くタイプ』。背中で引っ張る・・・ぞくぞくするほどかっこいい言葉。そして研究する心構えについて娘さん(京大農学部大学院で微生物について研究)に語った言葉は、『やっていればそのうちわかってくるよ』。しびれそう・・・。

 政務活動費(政無滑動費?)
 さて、やや浮世離れした学究の世界から政治家に眼を転ずると、俗物性が際立つ。今朝の報道でも 「政務活動費の削減」だの「不適切な支出分の返還」だの・・・。事務所の家賃、PCや電話代、ガソリン代、身の丈をわきまえ懐から出せばいい。ごちゃごちゃ言わんとゼロにすればいいのだ。

 厭なことはウヤムヤに・・・
 某政党は「議員一人一人の使途をHPで公開する」とぶちあげている。政党や議員個人のHPではなく、国会や各地方議会のHPで公開すればいい。「議会のことは議会で」と言うが、厭なことは「(党派間の)意見のちがい」を理由にウヤムヤにするのが彼らのよく使う手法ゆえ、行政主導で進めればいい。

 自問すべし 
 それにしても議員という職業に就いた人は「どう見られているか」自己点検された方がいい。「選挙で審判を受ける」と言う甘い考えは捨て、本当に国民・市民の役に立っているか、職務にふさわしい報酬か、「政務活動」とは何か・・・など明確に(納得を得られるように)言えるか、と自問すべし。

  

 朝日新聞バッシング
 朝日新聞バッシング・・・。これでもかと叩きまわったのは札付き(何の札だか・・・)週刊誌2誌。これまで誤報、詐報、虚報をさんざんふりまいたこの2誌、とてもじゃないが言えた義理ではない。朝日を退職した元記者の再就職先をわざわざ誌面に紹介するに及んでは言語道断という他ない。

 バッシングが少し沈静化?
 かつて被告人を弁護した弁護士を槍玉に挙げて、抗議するよう煽った茶髪のタレント弁護士がいた。今回は誤報を流した新聞社を退職した特定の元記者を名指しして、事実上、再就職先に抗議するよう煽ったのが前記の札付き週刊誌。これが批判され旗色悪くなってバッシングも少し沈静化した。

 ジャーナリズムとは・・・
 残念ながら日本にはこの程度の報道機関しかないのだ。ジャーナリズムとは、愚にもつかない中立性や公平性ではなく、一番大事なことは 『時の権力屈せずに国民の知る権利に応える報道精神』 である。その域に達している報道機関がどれだけあるか・・・如何にも淋しい現実ではある。

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