故叔父が描いた郷里の港
真夜中のベル
昨夜、午前1時頃、電話がかかってきました。ノーベル賞の候補になっているわけでもなく、悪い予感で緊張しました。出ると、郷里の警察署からでした。一瞬!最悪の事態を考えましたが、要は母が深夜に「泥棒に入られた」と警察に110番し、その件で警察から確認の電話でした。
母から110番通報
母は、夜、寝る段になってバッグがないことに気づき、いくら探してもない、中には財布と現金8万円、携帯、金融機関の通帳と印鑑、家の鍵が入っており心配になって110番した由。バッグから鍵を出して開錠し家に入ったので、外出先で忘れた筈はない・・・と、警察官に言ったようです。
何処かに置き忘れたのかも・・・
警察は、「たぶん家の何処かにある」とにらみ、携帯がバッグに入っているならと、その番号に電話しようとしたのですが、母は「番号は憶えてない」と言うことで私の方に問い合わせてきたと・・・。しかしその携帯に電話しても、家の何処からも呼出音が聴こえてこないということでした。
被害届(事件)ではなく遺失物届に・・・
警察としては施錠の具合、窓などを十分捜査したとのことです。母の健忘症と被害妄想にはこれまで警察も何度か無駄足を踏んでいます。携帯をオフにしていたり電池切れも考えられます。警察としては「盗難の被害届(事件)ではなく遺失物届として処理をしたい」、との意向でした。
午前2時に一応のキリ!
警察官に「私は遠くに住んでおり、母は独り暮らし、いつもお世話になります」と申し上げ、遺失物届とすることについて私としても了解!しました。午前2時頃に捜査は切り上げられ、その後、姉のPC宛にメールを打ちました。そして朝を迎え姉に電話、詳細はメールを見るよう言いました。
GPSは視ていた!
姉にも昨夜電話があったようですが、呼出し音量をしぼっており気づかなかった由。朝、姉はハタと「携帯にはGPS機能が付いている」ことに気づき、調べると少しづつ移動しながらゴミ焼却場に行き消失と・・・。警察にも電話し、警察官も現場(ゴミ焼却場周辺)に駆けつけたようです。
焼却場でバニシング(消失)
その後の調べで、母が鍵を開け家に入った後、玄関にカバンを置き裏庭で柿をとっていたことが判りました。母をつけてきた犯人が玄関でカバンを盗り、後に携帯等はゴミ集積場に廃棄、その後、ゴミ回収車がきて焼却場まで運搬、最後は焼却炉の中で焼かれた・・・との推論に至りました。
一番の問題点は・・・
反省点は限りなくありますが、母の健忘症・被害妄想との私や警察官の思い込みが第一。GPS機能に深夜のうちに気づいていれば、あるいは犯人を逮捕できたかもしれないことが第二。口座解約、鍵の取替はすぐ対処しましたが、母をこのまま独りにすべきかどうかが一番の問題です。
死んだほうがマシ?
これが泥棒ではなく強盗など凶悪犯だったら・・・と考えますと、そう猶予はありません。今月の帰省の際、ケアマネさんを含めて母とも十分に話し合わなければなりません。しかし母は一貫して「この家以外のところで暮らすなら死んだほうがマシ」ですからねぇ・・・。睡眠不足もあり絶不調の一日でした。
※ 愉しくない話を長々と相すみません。コメントはお気遣いなくどうぞスルーで・・・。
賊の入った郷里の家 妖怪の仕業であればいいのですが・・・
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