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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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閑話休題 「 Stand Alone ・・・ ひとりの祈りが心を繋いでいく 」 

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 森麻季さん「ソプラノリサイタル」と岩合さん「猫写真展」

 土曜日の午後、『森麻季ソプラノリサイタル』に出かけました(いずみホール)。妻は以前から彼女の大ファンですが、今回はこのところ凹みがちの姉を元気づけるために・・・と考えてのことでした。もう一つは「岩合さんの写真展 ”ねこ”」。どんより曇りやや肌寒い日ながら心地よい時間を過ごしました。

 新しい時代を拓く「うねり」のように
 森麻季さんをブレイクさせたのはNHK「坂の上の雲」のテーマ “Stand Alone”。すでにドイツやイタリアの歌劇でコロラテューアの透明感にみちた美声で広く知られていた彼女ですが、新しい時代に挑む明治の俊英たちを描くにふさわしく、のびやかにうねる美声にこころ深く・・・魅入られました。

 人間の力 歌の力
 母から日に20回を超える電話、毎日のように届く手紙・・・。「この歳で母に命を縮められるとは・・・」と嘆き塞いでいた姉ですが、森麻季さんの澄みきった、そして力の漲った歌声は大いに心を励ましたようでした。音楽の力、とりわけ人間そのものを楽器とする音楽の力を思いました。

 まるで姉のために・・・?
 曲目は、Stage?・・・グノー:歌劇「ロミオとジュリエット」より “私は生きたい” 、シューベルト「アヴェ・マリア」、R.シュトラウス「明日」「解き放たれて」etc.まるで姉のために選曲されたようなステージでした。独唱の間をつなぐ山岸茂人さんのピアノも各々小品ながら控え目に、そして美しく・・・。

 鳴りやまぬ拍手
 Stage?では歌声にますます力が漲りました。プッチーニの歌劇「ジャンニ・スキッキ」「トゥーランドット」から数曲、天上にもとどく研ぎ澄まされた美しく気高いコロラテュアソプラノ・・・。ラスト、プッチーニの歌劇「ラ・ボエーム」より “私が道を歩くと・・・” には、拍手が暫く鳴りやみませんでした。

 出直しの秋!に
 さらにアンコールが圧巻! 三曲歌われ、前記 “Stand Alone” の絶唱には、胸が熱く・・・なりました。私にとっては勿論、彼女の大ファンの妻にも、なにより姉のために「素晴らしい土曜の午後」になりました。姉のリタイア後最初の書(共同編著)も貰いましたし、様々な意味で出直しの秋に! 

 猫好きの集まる「猫展」へ・・・
 帰り、まだ午後5時前でしたから、京橋から大阪駅で降り阪急百貨店へ。友人から「ぜひ!」と勧められていた『猫展』と、猫好きなら知らない人のいない写真家『岩合さんの猫写真展』へ。森麻季さんの世界とは異なりますが、これはこれでなんとまぁ愉しいこと、幸せな時間でありました。

     
 【クリックで拡大されます】 

         Stand Alone/森麻季 NHK「坂の上の雲」より ※歌詞にも・・・心うたれます!


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