山は白銀/朝日をあびて/すべるスキーの/風きる速さ/飛ぶは小雪か/舞いたつ霧か/おおおこの身も/かけるよかける・・・。
ご存知「スキー」ですが、私が小学生の頃によく歌ったのはこの歌詞ではありません。
朝も早よから/弁当箱さげて/家を出て行く/親爺の姿/シャツはオンボロ/地下足袋はいて/帽子は底抜け/頭は百ワット・・・。
これを友達と高歌放吟しながら通学しました。たぶん私のパロディ初体験でしょうね。
仮名手本忠臣蔵
前記の替歌は兎も角、バロディの真骨頂は反骨! 正面切って語れない思いを別の設定に置き換え、時の権威・権力に物申すのがパロディです。有名なのは「仮名手本忠臣蔵」・・・実在の大石内蔵助ではなく大星由良助と「仮名」を使い、「武士の鑑(かがみ)」では幕府のお咎めを受けるので「手本」とし、仇討ちを「忠臣」と称える物語に仕立てました。
わが庭の蝋梅もすっかり葉がおちますます艶っぽくなりました(笑)
ヒトラーをパロったチャプリンの映画「独裁者」
チャプリン「独裁者」については、前項でシマジロウも記しています(吾輩も・・・115)。第二次大戦はなぜ起きたのか・・・。英仏はじめ欧州諸国がナチスドイツを怖れ腰が引けていたことが、ヒトラーの専横を許した背景の一つでした。チャプリンはそこに焦点をあて、ヒトラーを笑い飛ばし「ヒトラーなにするものぞ!」の気概を欧州の人々に広げたのでした。
映画「独裁者」ラスト・・・床屋のチャーリーの演説
映画「独裁者」のラスト。ヒンケル(ヒトラー)に間違えられた床屋のチャーリーは勇気をふりしぼって恋人ハンナに呼びかけるようにラジオで演説します。人種差別がいかに野蛮か、戦争と殺戮が人をいかに荒廃させているかと・・・。兵士たちの拍手喝采とラジオの前で泣き崩れる恋人ハンナ。私たちは果たしてチャーリーになれるでしょうか・・・。
ヒンケル(ヒトラー)として演説する床屋のチャーリー(チャプリン)
北の大地と冬椿
一度もお目にかかったことのないある方が、いま床に臥せておられます。北国の自然と人間について、時に烈しく鋭利に、時に澄明にあたたかく、俳句に託して毎週おくりとどけてくださいます。その一昨日の「土曜俳句」より・・・『子が駆け出でる 鉄扉奥の 冬椿』。北国には咲かない吾が庭の蝋梅と、QPのPC画をおくらせていただきます。
QP・・・WHO!?
QPって・・・どんな人だろう?って思われるでしょうね。本職は画業ではなく、彼女自身は「フツ~のおばちゃんです」と。それでも自ずから描く絵に自身が浮きでることがあります。下の絵(中)の女性、トシはちょっとちがいますけど(笑)雰囲気はこんな感じです。サイトの事情で取り敢えず最後!となる絵(下右)をUPし感謝を捧げたいと存じます。
冒頭の歌「スキー」・・・私もパロってみました。
『政治は金銀/ワイロをもらい/しゃべる言葉の/虚ろなひびき/
飛ぶはヤジか/湧き立つ怒り/おおお選挙に/かけるよかける』
【過去ログ目次一覧】
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f