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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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7/10. Long Good-bye Ⅰ

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 日中の暑さは殆どかわりません。でも 朝晩はとてもしのぎやすくなり 躰が歓んでいます。
 このブログは ブログ開設10周年を迎える9月18日を「10/10」として終わります。余裕をこめ「Last10」としましたが 残り二週間余に三回… かつかつで少し焦っています。
 「お一人お一人への思いを記しておこう」とは 大それたことでした。旅立たれた方… 意を尽くさぬままお別れした方… いつの間にか居なくなられた方… 思いは残ります。
 ブログ友に些かの思いを残しつつ 戦前 戦中 戦後 寝たきりの最晩年を よく生きた義母について記します。

    
                      ひと足はやく 秋の杜へ Painted by QP

 昨夏 函館の義母は殆ど寝たきりになっていました。妻の帰省が増えました。帰省と帰省の間には週1~2回に絵手紙を送っていました。同じ頃 愛猫シマジロウも「この夏を乗り切れるか…」と思う程にわかに弱りました。シマは去年の夏を冬を そして今年の夏を乗り越えつつありますが 義母は 命つきました。

 春過ぎには殆ど意識もなく食事もできない状態でした。主治医は「八月初めか お盆の頃まで」と。8月26日早暁 旅立ちました。娘二人と息子一人 そのつれあいなど11人による家族葬でした。妻が送りつづけた絵手紙数十通は 総て棺に入れていただきました。骨壺に余裕があるほど小さく少ないお骨でした。

    
        妻が送っていた絵手紙の一部。棺に入れられる前に 少しだけ写真に撮りました(以下同)

 義父はシベリア抑留から帰還し国鉄に勤め 義母と結婚。第一子の妻に妹と弟。各地の国鉄官舎暮らしの後、函館近郊の勤めとなり義母は祖父母の営む布団屋を手伝います。たぶん義母が屋台骨のお店だったと思います。半世紀前 その全員が健在!の家に 若かりし私が「お嬢さんをお嫁さんに下さい」と。

    

 実家のすぐ近くのロープウェイ基地から函館山に上り、近くの小料理屋さんでご馳走になり、家に戻りお茶を頂きながら歓談しつつ いつ切り出そうかとためらっていると「そろそろやすみましょう」と。そう言われ漸く肚を固め 畏まり「お嬢さんを…」と。その場にホッとした空気が流れるのを感じました。

    

 函館山に上ったのはその時が初めて。二回目は20年余前 義父の葬式のときに鳥取から葬儀に駆けつけた私の父と一緒に上りました。義父とは真夏に、そして実父とは函館に初雪が積もった日に…。夏の函館の夜景も、一面真っ白の函館の街も 心に鮮烈に在ります。ですから もう 函館山には上りません。

    

 残務のある妻より一足先に帰路につきました。函館空港の送迎デッキから離陸する飛行機を眺めていて その方角に立待岬があることを初めて知りました。お墓は立待岬のすぐ近くです。お墓で妻たちは 私が飛び発ったANA機を眺めていたと後で知りました。「飛行機嫌いだからきっとビビってる」と。

    
            離陸した機は前方の立待岬の手前で左方向に舵を切りつつ上昇します。

       ※ コメント欄 … 閉じています。


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 【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
名残の季節 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce82e1c580f64c8ab8d43e2c674a481d
LAST10  https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/3e9ca3a9dcf3a5c54737ace66e4e9a8e


   

    

8/10. Long Good-bye Ⅱ

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 ブログを始めた頃は 文と写真だけでした。腎がんの術後(経過観察)とシマジロウ「吾輩も猫である」の他に書くべきものを特にもっていませんでした。そこに QPの描いたPC画を貼ることによって、また 心にとまった曲を You tube で貼りつけることによって ブログを綴るモチベーションがUPしました。

     


 ドライブしながら よくCDを聴きました。私のCDが2なら妻のCDは8かな。妻がよく聴くのは「パッヘルベルのカノン」。いつの間にか私も好きになり ブログに貼りつけると歓ばれました。この曲に様々な演奏・映像の You tube がありますが、音も桜を背景と映像もこれ ↓ が私の最もお気に入りです。
    

 リタイア後、在職中から縁のあった文化芸術関係の財団の役員に就き様々なジャンルに触れる機会が増えました。歌舞伎・前衛演劇・人形劇・能・狂言・バレエ…。交響曲・フォーク・ジャズ・歌謡曲…。他に浪曲・落語・朗読・NHKのど自慢…。舞台~舞台裏~照明・音響…とても奥深い世界がありました。

 みなみこうせつさん、財津和夫さん、押尾コータローさん、佐藤しのぶさん… "ソロ" で活躍されている方は文字通り一人舞台、押尾コータローさんは休憩なし!ぶっ通し公演でした。そうした中で「さらば青春」から現在までず~っとファンである小椋佳さんの舞台は 老成された姿・声も含め貴重でした。
   ♫ 少女よ泣くのはお止め 空も海も月も星も みんな みんな うつろな輝きだ… 孤独で虚無的なのにこころ惹かれる世界…

                  ステージデビューした頃の初々しい小椋佳さん「さらば青春」

 阿久悠さん。どの歌詞にも唸ります。何度か青函連絡船に乗った者に ♫ 北へ帰る人の群れは誰も無口で 海鳴りだけをきいている… なんと心にしみる一節。そして「津軽海峡冬景色」ほどにヒットしなかった「あの鐘を鳴らすのはあなた」。哀しいとき 辛いとき いつも心に寄り添い 心に迫り来ました。
 
 ♫あなたに逢えてよかった/あなたには希望の匂いがする/躓いて傷ついて泣き叫んでも/爽やかな希望の匂いがする/街はいま眠りの中/あの鐘を鳴らすのはあなた/人はみな悩みの中/あの鐘を鳴らすのはあなた
 ♫あなたに逢えてよかった/愛しあう心が戻ってくる/優しさやいたわりや触れあうことを/信じたい心が戻ってくる/ 街はいま砂漠の中/あの鐘を鳴らすのはあなた/人はみな孤独の中/あの鐘を鳴らすのはあなた
    

 「四季」と言えばヴィヴァルディ。でも やっぱりチャイコフスキー。九月を以て閉じ 十月はないブログゆえ とりわけもう一度… チャイコフスキー「四季」より"October(秋のうた)"を聴きたいと存じます。ロシアと日本の風土はかなり異なると思います。でも何処か通じる精神性がある… そんな気がしてなりません。

    

 "Long Good-bye" ならぬ長~い前置きになりました。ご縁をいただいた方を三回にわたりアト・ランダムにご紹介させていただきます。長~い前置きなのにとても短いご紹介で恐縮ですが、「袖すり合うも多生の縁」… 過不足なく 袖すりあい触れ合うように記させていただきます、心からの感謝をこめて…。

【SORAさん】腎がん友の世界にご案内いただきました。最近は インスタ界にも!
【讃岐おばさん】出遭いは旅行記サイト。台湾の大ファン。台中関係が気懸りかな?
【Anneさん】愛猫 圭佑くんといつも一緒。欧州のサッカーに 最近は政界に精通?
【michiさん】相性が良すぎたのかな!? ご健康 ご健筆 ご活躍を心よりお祈りします。
【Rarudoさん】シマを愛して下さりありがとうございました。ご健康を心より祈ります。
【kumaさん】ラグビー・大相撲…天上にてご覧になってはりましょう。いずれまた!
【mintさん】SORAさんにつづく腎がん友。あまりにも早い旅立ち、深い哀しみでした。
【婆ちゃんねるさん】息子のお嫁さんの実家… 水戸にお住まい。ご縁がありましたね。
【なでしこさん】やまとくんと健やかにお幸せにおすごし下さい。ありがとうございました。
【himikoさん】SORAさんと並ぶ腎がん界のスターであり希望。益々のご活躍を祈ります。
【元秘書さん】一城の主として獅子奮迅のご活躍。ご家族共々くれぐれもお身体大切に。
【リーのママさん】嬉しい出会いがあれば唐突なお別れも…。ご活躍をお祈りします。
【花水木さん】ご家族にも お姉様にも 頼もしい花水木さん。益々のご健康を祈ります。
【かれん桜さん】妹の花水木さんともどもご活躍。おひとり暮らしの一つ理想形かな?
【mikihanaさん】サクちゃんの元気にハナちゃんも安心かな? お母様のご長寿を祈ります。
【夢子さん】ブログを閉じられるもmixiで…。またコンさん共々お茶!いたしましょう。
【コンちゃん】 夢子さんとともにmixiご縁。そしてわが街”高槻”のご縁に感謝しています。
【徒然さん】メールとコメントをたくさん…とても励みになりました。ありがとうございました。
【六花(遠音)さん】貴ブログ、コメント、メール…拝読するたびに心あらわれました。感謝! 
【桃さん】ご無沙汰しています。お元気ですか? 幸せな出遭いに心から感謝しています。
【風のすみか(フェリシア)さん】桃さんのご縁でしたね。天上は如何ですか? いずれ!ね。
【ヒゲジイさん】辛口?のブログ健在。大変な病状と存じます。心よりエールをおくります。
【pukarikoさん】ストレートで鋭い論評に敬意を表します。お母様ともどもご健康を祈ります。
【mokaさん】腎がん界でのご活躍と いつも新しいmokaさんに 心から敬意を表します。
【norikoさん】GⅢ仲間! がんは悪性度マックスのGⅢでも 愉しく交流できて幸せでした。
【sachiさん】緩和ケアを受けられるとのこと。医学の進歩とsachiさんの奇蹟を信じます。
【simcoさん】腎がん友として以上に バーダー・カメラ人のsimcoさんに夢中のデ某です。
【沙羅さん】私の貴重な短歌繋がりでした。いつも心あふれる歌を ありがとうございました。
【ムベさん】キリスト教世界のご紹介のほか、短歌、俳句…益々のご活躍をお祈りします。
【makotoさん】天上界からいつも”仲間”にエールを。いずれそちらでオフ会しましょう。
【くりまんじゅうさん 】いつもまっすぐで 旺盛で パワフル。コメントたくさん頂き感謝!です。
【ほった老人さん】郷里の名峰 ”大山”の四季、日々…。いつも心が満たされ癒されています。 
【えせ百姓nakaさん】 “えせ” どころか なかなか本格的! どこか相性があう? あわないかな?
【chorus-kazeさん】いつもピアノのある日々、ブログ…。益々のご活躍を心より祈ります。
【中井悠美子さん】”絵”も”筆”もとても深い味わい。京都の“食”のご紹介にも感謝!です。
【kokoro-no-mamaみよさん】お写真にいつも驚嘆。ゲーテに倣い もっと写真を!ですね。
【otowaさん】急に…お姿をお見かけしなくなり心配です。またお元気に綴られますように!
【ハックルさん】先輩にはいつも励ましをいただき心から感謝しています。ご健勝を祈ります。
【デンさん】お付き合いくださりありがとうございました。ロンドンから もっともっと発信を!
【メリル女のクリ子さん】一回だけ!のコメント。でもその一回が今もいつまでも嬉しいです。
【恵理子さん】長いお付き合いになりましたね。そしてなんとまぁ驚く程のご縁。感謝!です。
【北の羊さん】いつも近くて遠い存在ながら 豊かな知識と瑞々しい感性に惹かれています。
【ひねくれくうみんさん】いつもまっすぐ!なくうみんさん。これからもまっすぐな世界を!
【桃太郎さん】コロナ禍で世界に飛び出せないストレスが爆発? いずれまた良い旅を!
【サヌ・ヒロさん】”点と線”に至らぬ “点”のままのおつきあいながら私には深い存在でした。
【Luntaさん】腎がんは名実ともに”過去”に…。贅沢な鄙びた旅?にいつもジェラシーを…。

    
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 【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
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吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
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9 / Last10. 最後の "吾輩も猫である"

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 有賀麻里画伯。欧州はじめ旅先の風景をメルヘンな筆致で描かれる気鋭の画家。十数年前、主人は仕事上の或るご縁でお目にかかり、以来 二~三年に一度 大阪梅田のH百貨店で開かれる画伯の個展に…。先日は その個展に出かけ 瞬時に「これだ!」と閃いた絵を購入し、今日16日 その絵が届いた。

        
           主人は かつて旅したバルト三国、エストニアの古城に似た風景にも魅かれる由。

 タイトルは「たそがれ猫」。なるほど吾輩の後ろ姿によく似ている。「猫の後ろ姿ってみんなそんなもんじゃない?」と? なにを仰いますやら。人間の後ろ姿と同様 そこには人生 否! 猫生の総てが凝縮されているのだ。そこを描いた有賀麻里画伯。そしてそこに反応したわが主人。立派!である。

    

「吾輩も猫である」。或る時期 熱心に書いたが、歳を重ね心身&脳に老化の兆しが現れ 書くのが億劫になってきた。とりわけ昨夏から体調を崩し「もう二度と書くことはないだろうにゃ」と思っていた。そこに主人から 『ブログ仕舞いするので シマも最後の ”吾輩も猫である” を書くべし』 との仰せ。

    

 まぁ 無碍には断れまセーヌ河! 主人の息子の独身~新婚時代に三年余その息子の世話になった後、出産を機に主人と細君の許に養子に出され かれこれ13年。世話になった恩義があるからなぁ。長く医者知らずだった吾輩も、昨夏 猫の宿命 ”腎臓病” で「半年もつか?」から恢復中 … の恩義もある。

    
                QPにはシマもたくさん描いていただいたなぁ … Painted by QP

 人間と同じく血液検査でクレアチニンとリンをみる。昨夏は「計測範囲を超える」ほど悪かった。そこから懸命の動物病院通い。吾輩にはかなりのストレス、苦痛だが、必死の細君を見ていると文句は言えナイル川! 肚を括るほかなかった。細君ときたら ちょっと数値が良いとバンザイまでするしなぁ。

    

 病院に行くとき 主人は5分ほど早く車のエンジンをいれエアコンを効かしてくれる。そこまでしてくれんでもいいのに!と思わないでもない。猫は暑さ寒さに結構!強いのだ。が、ここは素直に感謝しておこう。点滴も検査も厭で仕様がないけど、終わると主人「えらかったぞ」と褒めてくれるしな。

    
                      コール にゃんざんす … Painted by QP

 それにしても主人のブログ仕舞いは絶妙。もしかすれば吾輩の "昇天" について記されるところだったが、それも消えた。「シマジロウ国葬儀」もない。主人のブログ仕舞いが絶妙の潮時なら、吾輩の闘病もちょうどよい按配。吾輩 まだまだこの世に蔓延(はびこ)ることにした。ではでは Long Good-bye!
        ※ 吾輩の "昇天" のときは … と主人が準備していたYou tube 最早!要りまセーヌ河。
    
        
  これまでご縁をいただいた方々(そのⅡ)
 【ピンさん】同じ医大附属病院の同じ主治医のご縁。その後 お元気にされていますか?
 【takakoさん】空と雲と山並そしてご家族!かな? 穏かで仕合せな日々をお過ごしください。
 【時次郎さん】学生時代の "同い年" の先輩。惚れて惚れられたひとみちゃんのお婿さんに!
 【山里のmichiさん】お元気にされていますか? 山里の暮らし…に思いを馳せます。
 【遊花人さん】現れては消え 消えては現れ…。きょうも明日も花を訪ねてはりますか?
 【masahiroさん】腎がん界を超え お仕事ではエキスパート。益々のご活躍を祈ります。 
 【和さん】ご無沙汰です。おつれあい共々お元気でいらっしゃることを心より祈っています。 
 【北親爺さん】ホント!ご無沙汰です。北海道の自然を写し撮るご活躍に敬意を表します。
 【aimacoさん】手術されてからご無沙汰ですが お元気ですか? ご健康を心よりお祈りします。
 【山ぼうしさん】腎がんご縁の思いがけないコメントありがとうございました。 
 【にゃんころりんさん】ご無沙汰ながらpukarikoさんの世界でいつもお目にかかっています。
 【まゆさん】村の住人さんのコメント欄のまゆさんに時々お目にかかっています。お元気で!
 【shiro-ouさん】今どうされていますか? 天上からshiro-ouさんの便りを頂きたい心境です。
 【ふきさん】懐かしく思います。コメントも消されたそうですが… ご活躍をお祈りします。
 【tomokoさん】ご縁はMIHO美術館から。素直に淡々と綴られる素敵なブログに感謝!
 【bratt-japanさん】いつの間にか居なくなられました。それも一つの美学かもしれませんね。
 【rotodeasukaさん】殆どコメントの交流がなかったのが残念ですが、愉しいブログに感謝!
 【てんがらもんさん】若き日の多泉さんをご存じとは驚きました。ご健勝をお祈りします。
 【hide-hanaさん】接点があるような ないような びみょ~な存在ながら いつも存在感あり。
 【serenaさん】猫と花とお菓子のある日々。訪ねていつも愉しいブログでした。お元気で!
 【ぶーばーちゃんikkoさん】お人柄あふれるブログ。コメント交流できなくてすこし残念かな。
 【愚石庵さん】良い意味で!唯我独尊?(笑) 普通に奥深いブログにいつも惹かれていました。
 【むすんでひらいてさん】“声”のブログがとても魅力あふれ新鮮でした。ご活躍を祈ります。
 【のしてんさん】”次元” を超えた世界に当惑しつつ…も なぜかいつも気になります(笑)
 【kenzoさん】互いに殆どコメントはありませんでしたが、ご活躍を心よりお祈りします。
 【チコちゃんさん】私がブログを始めた当時の交流…で終わってしまいました。お元気で!
 【hinaさん】どうされたのかな?とても親しみ深いブログでしたが、閉じてしまわれました。
 【小父さん】急に途切れてしまいましたが 360°の関心と知識…益々のご活躍を祈ります。
 【kenさん】大阪に戻られた新たな躍動感が伝わります。ご健筆 ご健康を心よりお祈りします。
 【〇委youkoさん】サプライズのコメントに感謝! サプライズでなくお目にかかりましょう。
 【kanumams】選曲にいつも心ひかれています。やはり同時代を生きている感性でしょうか?
 【gontaさん】風景写真。もう見られなくなったのが悲しいです。口惜しいです。寂しいです。
 【suketsuneさん】もっと交流しておけば良かった…は後の祭でした。ご冥福をお祈りします。
 【maryppmさん】mixiでもYou tubeでも なかなかお目にかかれなくなりました。お元気で!
 【ママン~さん】今どうしていらっしゃいますか? 日々…お元気にしてはりますか?
 【kaoさん】いずれまた…から随分!月日が経ちました。お元気でいらっしゃいますか?
 【花世さん】ご無沙汰しています。ご健康に留意され益々ご活躍されますようお祈りします。
 【マモエさん】すっかりご無沙汰ですね。大山に四国の遍路路に家庭料理に益々ご活躍下さい。
 【ヒロさん】コーヒーブレイク…おつれあいが主役 時々!の政治・社会ネタを傾聴しました。
 【makokenさん】繋がっているのに殆ど交流がありませんでした。俳句…敬意を表します。
 【macさん】極々最近の知り合い。「萌えてばかりもいられない」世界を垣間見ています。
 【takachristchurchさん】欧州を旅されたスケッチ…大胆かつ繊細な描写にいつも魅かれます。
 【里山のnaberinaberiさん】往き来はありませんが 淡々と綴られる風景、日常そして写真。
 【tampopoさん】交流は少しだけながら京都を中心にさまざまな紹介が楽しみでした。
 【orangeteaさん】透析・脳出血・認知神経リハビリ…の日々を淡々と。ご活躍をお祈りします。
 【gorian御坊哲さん】禅的哲学。「ドンキホーテをめざす」そうですが、どうしてど~して。
 【水仙さん】私にとっては最も新しい方。歌人。新旧幾つかのブログ…ご活躍をお祈りします。


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 【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
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人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
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Long Long Good-bye

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 既に書き盡したと思いつつ それでもブログ最後に改めて書き記したいと思うのです。
 QPのPC画。この絵があってこそ私のブログへのモチベーションは上がりました。四季折々の日本の風景、繊細に描かれた花々、気品あふれる人々、可愛いい動物たち。心から感謝します。
 ブログを始めるきっかけとなったSORAさんはじめ腎がん友の皆様に感謝します。北から南から優しく温かく鋭いコメントで支え励まして戴いた遠音さんはじめ たくさんのブロ友の皆様に感謝します。
 駆け足で天に昇られたmintさん、kumaさん、makotoさん、shiro-ouさん、フェリシアさん、敬愛するモン先輩、オソ松くん … 忘れえぬ多くの皆様に心こめ感謝をこめ ご冥福をお祈りします。

      

 QPから「ブログの最後に」と贈られた "昇り龍" もう大空めざし昇る元気はありませんが、気持ちはいつも前を向き上を向いて歩きたいと存じます。以下 QPの "メッセージ" を転載します。

 いよいよなんですね。思い起こせばデ某さんがブログを始められた2013年は再結成した私の所属する合唱団も形を成し始め正に「ポンポン山」と共に走り続けた9年でした。その合唱団の掲示板に画き続けた絵をデ某さんが発見してくださり「後輩の絵」として貴ブログに起用していただいた時は舞い上がるくらい嬉しかったです。(恐れ多くも!)感謝です!
 学生時代から文才「〇〇さん」でしたから、ブログの内容は多岐に渡り期待を裏切ることなく「面白い」ものでした。
 まず「吾輩も猫である」のシマさんの大ファンの一人で、"シマジロウの目"を通して語られる言葉はデ某さんの素の姿と重なって見え、大いに楽しませてもらいました。大病と闘っておられるシマさん、年齢的にも心配ではありますが デ某さんと奥様のもとに来た縁はシマジロウも喜んでいると思います。
 様々な想いが盛り込まれた「旅行記」「腎ガンのメモリー」「閑話休題」「人生の棚卸し」。時にはセンチメンタルに、時には鋭く世相を切り、また出逢われた人々との深いエピソード等、それぞれにデ某さんの優しさや愛情が垣間見られ秀逸なブログでした。
 そして何より、ブログ友さんが寄せられたコメントを読むのが楽しみでした!デ某さんならではのブロ友さんであり、類は友を呼び素敵な関係を築いて居られると思っておりました。一旦?このブログは終了されますが、これらのご縁は続いて行くことでしょう。
  ※コメント1回だけしかしていない私が言うのも何ですが…それも転倒事件?の時だけ(笑)
 デ某さん、9年間ありがとうございました。そしてお疲れ様でした!くれぐれもお身体を大切にしてくださいね。
一回リセットして、またの登場を待っています!(まだ言うかっ!/笑)
 私QPの最後の絵として、これからもますますご活躍願いたいと言う思いを込めて「昇り龍」を送らせていただきます。 QP

    
                                  Painted by QP  

 ブログの締括りに 既に度々ご紹介した曲を改めてUPし 少し?私のメッセージも添えて…。

 日本のフォークシンガーは 総じて歌は上手ではありません。それでもなおフォークが支持され愛されるのは そのメッセージ性、プロテストソングたる民衆魂に在るのだと思います。が、原発、ウクライナ、政治に蔓延する腐臭について彼らから何かメッセージが発信されたでしょうか? 民衆にかわり抵抗の意思を示したでしょうか。そうした期待は 最早わが世代の思いこみに過ぎないのでしょうか?


     小椋佳さん「愛しき日々」
         風の流れの激しさに 告げる想いも揺れ惑う かたくなまでの ひとすじの道
           愚か者だと笑いますか もう少し時がゆるやかであったなら …
           愛しき日々の儚さは 消え残る夢 青春の影 気まじめ過ぎた まっすぐな愛
           不器用者と笑いますか もう少し時が たおやかに過ぎたなら
             愛しき日々は ほろにがく ひとり夕陽に浮かべる涙
             愛しき日々の儚さは 消え残る夢 青春の影

 小椋佳さん。デビューの頃からずっとファンです。
 昨夏 初めて生の!ステージで聴きました。どこか小説家 城山三郎さんに似た雰囲気を感じていました。晩年の城山三郎さんは 戦争と平和について、憲法擁護について、熱く語られたことが印象に残ります。小椋佳さんにもそうしたメッセージを期待するのは 「ちょっとちがうよ」なのでしょうか?


     加山雄三さん「旅人よ」with 森山良子さん
         風にふるえる緑の草原 たどる瞳かがやく若き旅人よ
           お聴き 遙かな空に 鐘が鳴る 遠い古里にいる母の歌に似て
           やがて冬が冷たい雪を運ぶだろう 君の若い足跡 胸に燃える恋も埋ずめて
           草は枯れても いのち果てるまで 君よ夢を心に若き旅人よ
             赤い雲ゆく夕陽の草原 たどる心やさしい若き旅人よ
             ごらん 遥かな空を鳥がゆく 遠い古里に聴く雲の歌に似て
             やがて深い静寂が星を飾るだろう 君の熱い想い出 胸に潤む夢を埋ずめて
           時はゆくとも いのち果てるまで 君よ夢を心に若き旅人よ
 
 加山雄三さん。小椋佳さんよりもっと前のデビューの頃… 高校時代からのファンです。
 慶応ボーイ。湘南のリッチな育ち。私とはまるで肌合いが違います。違いますが、好きなんですよねぇ。ただ当時の私の周りの雰囲気として "加山雄三のファン" とは言いづらい空気があり(笑) それを一変!させたのが「旅人よ」でした。このYou tube ... 森山良子さんのオブリガードも絶品!
      ※ ステージ活動を終えられる由。今の世相にサプライズ!のメッセージを出されないかなぁ。
    
    
     沢田聖子さん「ささやかなこの人生」... "風" の伊勢正三さんの歌ですが...
       花びらが散った後の桜が とても冷たくされるように 誰にも心の片隅に見せたくはないものがあるよね
        だけど人を愛したら 誰でも心の扉を閉め忘れては 傷つきそして傷つけ 引返すことの出来ない人生に気がつく
        優しかった恋人達よ ふり返るのはやめよう 時の流れを背中で感じて 夕焼けに涙すればいい …
        … 風よ 季節の訪れを告げたら 淋しい人の心に吹け そして巡る季節よ その愛を拾って終りない物語を作れ
        優しかった恋人達よ ささやかなこの人生を 喜びとか悲しみとかの言葉で決めて欲しくはない

 ♫ささやかなこの人生を 喜びとか悲しみとかの言葉で決めて欲しくはない…。
 "ことば" は時に魔法ですね。このメロディを聴くと なぜか暫くこの詩がメロディが離れなくなります。"恋人達" であった時代は半世紀も前のことなのに、老いた躰にも心にも馴染み離れません。大層に語るつもりはありませんが、音楽はじめ小説・詩・絵画 … 芸術の普遍性というものに納得いたします。 

    
     The Rose ... 本来は Janis Joplin ですが Bette Midler でお聴きください。
        愛は川 かよわい心を流し去る
         愛は刃 魂を深く抉りとると… 愛は終わりなく疼く渇きだと…
         でも私は言う 愛は花だと そしてあなたは その唯ひとつの種子なのだと…
           傷つくことを恐れる魂は いつまでも解き放たれることはない
           目覚めることを恐れるかぎり 夢は叶えられない
           奪われることがなければ 与えることもない ただ死を恐れるだけの魂は 真に生きられない
         幸せな人や強い人だけが 愛に恵まれるのではない
         思い出してほしい 厳しい冬の 雪のした深く横たわる種子が 
         やがて太陽の光を浴び 春にバラを咲かせることを

 ♫ただ死を恐れるだけの魂は 真に生きられない 
 "老い" は 有体(ありてい)に言えば "死の淵" なのだと思います、肉体にとっても精神に於いても。46億年の地球の歴史に鑑みれば個々の肉体と精神は一瞬!の存在に過ぎないでしょう。しかし それは 唯ひとつの一瞬、かけがえのない一瞬。そう思い そう思うことで 今の一瞬!一瞬!を生きたいと存じます。

    
                                 Painted by QP

 最後のブログの最後に "Auld Lang Syne" を!
 なぜか日本では別れの歌 "蛍の光" です。しかしこの民謡を生んだスコットランドでは 旧友を懐かしみ あふれる思い出を語りあい 乾杯を交わし 故郷と人々の永遠の幸いを祈る歌です。
 スコットランド出身の Rod.Stewart でお聴き下さい。ありがとうございました! 感謝!



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 【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
名残の季節 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce82e1c580f64c8ab8d43e2c674a481d
LAST10  https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/3e9ca3a9dcf3a5c54737ace66e4e9a8e

母101歳の旅立ち

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 7年余前、母は 父のいるグループホームに入り 半年余をともに過ごしました。若き日の睦まじさ 斯くや!の半年余でしたが、父が旅立つと どこかふっきれたようなところがありました。

    
                  母の旅立った翌16日に 日本海 弓ヶ浜から撮った大山    

 コロナ禍にあっては面会も制約され 僅か15分余を2階の窓越しに声をかけ手を振るだけのための帰省も…。それでも血液検査では殆どの項目が標準値内にありましたし、食堂には自室から歩いて行きトイレも介助不要。100歳どころか「110まで生きる」勢いでした。

 昨年5月に100歳の誕生日を迎え 敬老の日に総理大臣表彰を受けました。長生きの家系ながら100歳超は母が初めてでした。市からお祝いに名産 "伯州綿" のタオルケットを戴きました。正直なところ 私より長生きしたらどうしよう!と思うほど丈夫で健やかでした。


 今月13日夜に母のグループホームから電話がありました。『食堂には来られますが すぐ居眠りされ 食事は召し上がられません』『水分だけでも!とヤクルトやジュースを勧めましたが それも…』。翌14日夕にも電話があり 『やっぱり殆ど召し上がられません』『M先生が明15日に点滴に来て下さることになりました』。
       ※ M先生は市内で開業されている内科医で母の教え子の一人でした。

 夏バテかな? 点滴で元気になるだろう! と思いつつ 姉に電話しました …「ちょっと厭な感じがする。今月中に一緒に帰省しよう」と。一度は「16~18日に帰省」と決めたものの 「7/30~8/1」に変更しました。

 15日朝に電話が鳴りグループホームから 「今 亡くなられました」。郷里まで車で 300km 。三連休初日の所為か名神~中国道は車が多く炎天下5時間のドライブ。高速道路のSA施設内はすべてペット立入禁止ゆえ、老猫シマジロウは5時間ずっと狭い車内から出られず ちょっと可哀そうなドライブとなりました。


 グループホームに着くと 自室のベッドに いつもと同じ安らかな寝顔の母がいました。

 17日通夜。18日告別式。葬儀社に相談し 忌中掲示も 地元紙への死亡公告もせず 家族葬としました。それでも 親しくしている母の甥と姪十数人に来ていただくことになりました。さらに グループホームの担当の方、母の教え子でもある私の親友も "或るルート" で知り「絶対 行く!」と。ありがたく来ていただきました。

 101歳と2か月2週間。歳に不足はないとはいえ… 思いは残りました。
 7年前に父を送り いま母を送り… 二人とも長生きしましたけど つぎ 私の番は 案外!早く来るのかな?

    

       ※ 番外の "補遺" ゆえ コメント欄は閉じさせていただいています。

シマが旅立ちました

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  シマが旅立ちました。

 
                     Painted by QP

 18歳。人間であればまだ "青春18" も キャットイヤーでは米寿です。
 三年近く闘病し ここ数か月は週6日通院 点滴を受けてきました。
 よく耐え よくがんばりました。良い子でした。偉かったです。

 土日祝日も開院している動物病院ですが 偶々今日8日(水)は休診日。
 昨日は先生から「今後 苦しむようなら」とのお話がありました。
 今日は 午後からすっかり元気をなくし 夕刻には殆ど動かなくなり
 「がんばろうね。明日 先生が診て下さるからね。」と妻が励ますも
 夜 10時過ぎ 妻に抱かれたまま…呼吸が止まりました。
 妻は まだシマを抱いたままです。

  まだ 独身だった頃の息子のところにいた2歳頃のシマです。

 

  闘病が始まってからのシマは概ねこんな感じでした。

 

 今夜は シマをはさんで 妻と私と 川の字になって眠ります。
 シマ ありがとう。 みなさん ありがとう。心から感謝します。


【補遺1】 2024.5.10記

pukatikoさん エセお百姓さん 花水木さん かれん桜さん ムベさん くりまんじゅうさん
シマの旅立ちに心のこもったあたたかなコメントを賜り ありがとうございました。
ほんとうに ほんとうに 心より感謝申し上げます。

昨9日午後 市のペット専用の施設にてシマを荼毘に付しました。
お骨は きょう10日午後 引き取りに参ります。

ここ数か月 深刻な状況がつづいたシマですが、
春になり暖かくなってから シマは二階のベランダの陽だまりがとても気に入り
窓辺にたたずみ「ベランダに!」と にゃあにゃあなきながら催促していました。
太陽のエネルギーがシマの弱った躰を癒してくれていたようです。

一昨日も 元気をなくしたシマを 午後 ベランダに。
しかし この間にしては肌寒く 暫くして風も吹きだしたので 家の中に入れました。
妻が午後からボランティアの会合で出かけたのが寂しかったのか
シマはしばらく二階の自分の部屋で私から離れませんでした。
仕方なく一階のリビングに連れて行き ソファで私のお腹に乗せ一緒に転寝しました。

夕刻から 水も食べものも まったく受けつけなくなりました。
炬燵布団の上で横になったシマの呼吸が速く28年前の愛犬コロの最期を想いました。
妻が付き添い「がんばろうね。明日 先生が診て下さるからね。」 と励ましました。
その間に 私は風呂に入り 上がってリビングにいた時 妻が「おとうさん シマが…」。

二階に上がるとシマを抱きしめ妻が泣いていました。シマはコトリとも鼓動がなく…。
翌朝 動物病院でなんとか… と思っていましたから
判ってはいたのですが 突然!のことに思えてなりませんでした。

布団を三つ くっつけて敷きなおしました。
息子のところなどにメールを送ったりした後 寝室に戻りました。
いろいろなことが想い出され 涙が止まらず なかなか眠れませんでした。

翌9日午前中 妻はボランテイァ(老人施設で紙芝居)に出かけました。
「きょうは休んだら?」 といいましたが 「約束なので 休めません!」 と。
「いつになく良くでき スタッフさんにもとても歓んでいただけた」 のは
「涙が出たらどうしようと思ったけど シマがまもってくれた」と。

その日の午後は シマを荼毘に付すため市の施設へ。
28年前 愛犬コロの旅立ちの際 市は 「生ごみと一緒に出して下さい」と。
やむなく京都と大阪の府境の山中にある民間施設で荼毘に付しましたが、
昨日お願いした市のペット専用施設は28年前とはまるで異なる立派な施設でした。
スタッフの方も丁寧で「シマもきっと受けいれてくれる」 と思いました。

今日も 午前中 妻はボランティアに…。
午後 骨あげでは また悲しい思いとなりますが
たとえシマは小さく骨になっても しっかり抱きしめてやりたいと思います。

シマについてお寄せいただきましたコメント、ほんとうにありがたく思います。
心より感謝申し上げますとともに みなさまのご健勝を心よりお祈り申し上げます。



【補遺2】 2024.5.11記

シマを荼毘に付した日の翌10日午後 市の施設に行き シマのお骨をお返し頂きました。
シマのお骨は まるで標本のように丁寧に並べられていました。
小さく小さく ほんとうに小さく軽いお骨になっていました。
一つ一つ これがうしろ足 これは尾のつけ根の骨 これは下アゴetc.と説明いただき
最後に小瓶の蓋ほどもないシマの顔 頭…。
一つ一つ撫でながら 総て器に移した後
器を抱きしめた妻が 堰を切ったように嗚咽しました。

今日は朝から 先週 転倒 骨折(腰二か所)した京都の姉の入院先に参りました。
あれこれ世話の焼ける姉ですが もう身内は私たちだけですからね。
帰りに 京都寺町の村上開進堂に寄り ロシアンクッキーを買いもとめ
三年間お世話になった動物病院に お礼のご挨拶に伺いました。
先生と話しながら また涙があふれ… なかなか枯れてくれません。

シマの旅立ちに際し ある方から頂いた 合唱曲「心の四季」
作詞 吉野弘 作曲 高田三郎。その七つの詩の終章は『真昼の星』。
 
 ひかえめな 素朴な星は
    真昼の空の 遥かな奥に きらめいている 目立たぬように----
 はにかみがちな 綺麗な心が
    仄かな光を見せまいとして 明るい日向(ひなた)を歩むように----
 かがやきを包もうとする星たちは
    真昼の空の 遥かな奥にきらめいている ひそやかに静かに----


最後の… 否! 最期の "吾輩も猫である"

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 吾輩はなまえのある猫
明治の文豪 夏目某の「吾輩は猫である」の猫は『名前はまだない』と記されている。平成から令和の時代となり数々の絵本大賞に輝いた「なまえのないねこ」もタイトルどおり名前がない。が、吾輩にはレッキとした名前がある。シマジロウ 略して シマ! 命名は主人 デ某でも細君でもない。主人と細君の一人息子が名づけた。

     
 
 捨て猫から拾われて…
吾輩の誕生は概ね18年前… 捨て猫ゆえ誕生日不詳なり。様々な経緯を経て 主人の息子の独身時代に貰われたのだった。が、若い男の独り暮らしは短い。見そめた女性とたちまち結婚、お嫁さんはたちまち出産! で 息子は両親に「シマを貰ってくれないか」。主人は兎も角、細君は狂喜し たちまち主人夫婦との養子縁組に至った。

 大事にされ可愛がられ…
以来 箱入り息子として 蝶よ!花よ!で暮らしてきた… のではない。ではないが 大事にされてきたことは間違いない。とりわけ細君は可愛いがってくれた。猫ではないがデ某家先代の愛犬コロが天に召され、その悲しみがなかなか癒えなかった細君。コロの弟として、また息子の弟として 吾輩をあたたかく迎え入れてくれた。

 初めての動物病院
しかし犬にドッグイヤー。猫にキャットイヤー。人間のように長くは生きられない。数々の取柄ある吾輩の最大の取柄は頑丈!にあり、動物病院の世話になることは一度もなかった吾輩だが、三年前の六月、初めて動物病院に連れて行かれた。先生は『採血します』と。採血? それ何? と思う間もなく ブスッ! なんたる痛さ! 

    

 猫の宿命の病
先生は採血の結果を主人夫婦に見せながら『クレアチニンが異常に高いです。猫の宿命、腎臓病ですね』と。主人は腎がんの手術をして以来、経過観察の採血、CTを撮っているのでクレアチニンの何たるかはよく知っている。標準よりはるか高い数値に顔色を失った。細君も『大丈夫でしょうか? 治りますか? 』とオロオロ。

 吾輩の最晩年
以来三年にわたる点滴・投薬など吾輩の闘病が始まった。その後、やはり猫につきものの甲状腺の異常も重なり、採血の結果によって通院は週1日~週6日…。食欲がおち 階段の昇降もたどたどしくなった昨秋からはずっと週6日。吾輩を抱いては主人『軽くなったなぁ』。細君はなんとか食欲を促すアノ手コノ手も、なかなか…。

 旅立ちは 2024.5.8
そして 先日 休止していたブログに主人が「シマが旅立ちました」と記した次第だ。その臨終を実はもうひとりの吾輩がじっと見つめていた。いわゆる「臨死」の光景… やがて旅立つ誰もがご覧になるだろう。主人と細君の悲しみを間近に見る吾輩もそれは悲しかったが、如何せん天命なり。吾輩にはどうすることもできにゃい。

    

 主人と細君の縁につながる人々そして犬さん猫さん
しかし 今 吾輩はお空の彼方で穏やかな日々を送っている。先代の愛犬コロが早速に迎えに現れ、お空の暮らしについて何かとガイダンスしてくれてる。主人や細君の両親も時々やってきて『いろいろたいへんやったな。でもよくがんばった』と吾輩を労わってくれる。主人の友人や知人の愛猫 愛犬たちも表敬に訪ねてくれる。

 お空の世界は…
吾輩のお空の暮らしはまだ始まったばかりで わからないことも多い。が、ほんとうに穏やかな世界なのだ。主人は『おまえ、ひとりでちゃんとやれるのか?』。細君『私がいなくてもご飯は食べられるの?』。それはそちらの世界のこと。お空の世界はまた別!なのだが、説明してもわからないだろうな。でもなんも心配ない。

    

 心からの感謝を
主人 細君とは なお心はしっかりつながっている。つながり方は少しちがうが つながっている。そして ここに頂いた数々のご弔意に 主人は一々のお礼は辛すぎて出来ないようだが、吾輩としても心から感謝を申し上げたい。まだ気づかれない方もいらっしゃるだろうが、これ迄のご厚情、ほんとうにありがとうございました。

              シマジロウ拝 from blue sky

          作者不詳の名作「くずかごに頭を」… 小田和正「言葉にできない」にのせて!





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