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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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尾身クロン株

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                          炬燵で眠る少女 Painted by QP

 昨日の午後、新型コロナの三回目のワクチン接種を受けました。1、2回目はファイザー製の私、"交差接種" がより効果的!の説に「モデルナだといいな」。が、ファイザー製でした。2週間後に受ける妻はファイザー製を希望。が、「ファイザーなら3月になります」と言われ 止む無くモデルナとなった由。

 副反応は今のところ左程ありません。それでも 1、2回目より何となく頭が重く少し平熱より高いところはやはり副反応でしょうか。「まぁ効いている!ってことかな?」と思っています。でも夜の街に出るのは自粛しました。まぁ "夜の街" と言っても繁華街ではなく 近くの公園へのウォーキングですが…。

 しかし「オミクロン株には現在のワクチンは効かない」と言われています。主流だったデルタ株は殆ど影が薄くなった今、効かないものにそんなにシャカリキにならんでも!と思いますよね。しかし甲論あれば乙駁もあり「3回目接種で70%は効く」「少なくとも重症化リスクを減らす」とも評されています。

   
       尾身茂氏:新型コロナ対策分科会長(右から二人目)  高山義浩氏:沖縄中部病院医師(右端) 

 昨夜放送されたNHKスペシャル「オミクロン株 第6波の行方」。オミクロン株とデルタ株との相違、現状と今後など "総まとめ" の番組でした。コロナ対策分科会の尾身茂会長のほか医療の最前線現場…沖縄中部病院の高山義浩医師、WHOで感染症危機管理を担う進藤奈邦子シニアアドバイザーらが語りました。

 感染力、感染速度はデルタ株の数倍!とされるオミクロン株。新規感染者は1日7万人超(1/26)と瞬く間に拡大しています。デルタ株をほぼ封じ込めたファイザー・モデルナなどのワクチンが作る "抗体" からオミクロン株は巧みにエスケープする。 すなわち "ワクチンが効きにくい" のが感染爆発!の要因の由。

   

 実例として紹介された保育所の場合。園児・職員4人の感染が確認され隔離したものの数日後には93人の感染が確認されました。その間に保護者・勤務先の同僚などへと感染が急拡大し手が打てなくなった … 状況が報告されていました。重症化が少ない、無症状が多いことも感染爆発の引き金となっています。

 "重症化リスクが低い" ことは "重症者が少ない" ことではありません。感染爆発が増えれば重症化する率は低くても感染者の絶対数は増え、それだけ重症者も増加し医療の逼迫に繋がります。そこを勘違いして "緩む" すなわち "マスクの掛け方がルーズ" "会合会食の増" "換気に無配慮" の傾向が現れつつあります。

      

 英国のワクチン2回接種者と感染者は97%、3回目接種率も過半数に達し感染リスク管理は「国から個人へ」と個人主義の国らしい方向性です。対して沖縄中央病院の高山医師は『救急という "点" ではなく、地域で連携して支える "面" への医療を目指したい』と語っていました。それぞれの方向が際立ちました。

 いつ終息するのか? WHOの進藤氏は『遺伝子レベルではまだジャンプ(大きな変異株出現)の可能性がある』『インフルエンザのようになる見通しはまだ立たない』と言います。しかし英国のようにサーベイランス(調査・監視)を徹底し国民の抗体レベルまで把握すれば、やがて一過性の流行に移行するかも…』と。

   

 各国、地域で情況は異なりますが、ピークアウトの兆しが見える欧州は「社会経済を元に戻す」方向に舵を切り、逆に中国は「ゼロコロナの実現」を目指しています。日本について尾身氏は『感染の状況を見極め状況に応じて方策を修整しながら進める』由。良くも悪くも如何にも日本的!ではあります。

   

  ここで「閑話休題」としたいところですが… やめておきます 

 さて、菅政権で総理への忖度を潔し!とせず 新型コロナ対策の部会長、専門家として、ご自身の見解を堂々と披歴された尾身氏は 大いに "尾身株" を上げました。どうせ政府方針を追認、権威付けするだけのお飾り!と思っていた私は 自らの不明を羞じた次第です。羞じついでに尾身氏の経歴を辿りました。

 なんと私とほぼ同い歳。外交官・商社マンに憧れた尾身青年は、大学紛争で東大受験がなくなり『やむなく慶応法学部へ』。やむなく…ねぇ。それは兎も角 やがて自治医大が創立されると聞き一転!慶応を中退し自治医大を受験。合格して自治医大1期生となり 卒業後は地域医療をへてWHOに20年勤めます。

 WHOでは主に感染症対策の仕事をされ広く世界で活躍されました。まさに時宜を得た新型コロナ対策の専門家をまとめる立場にふさわしい経歴です。そこに駄洒落好きの私を刺戟したオミクロン株の出現。尾身クロン株や内科医! 日本"株" は 脆弱でリスキー&バブリーな高値ゆえ激しく乱高下していますが…。

 【日本株のハブリー&リスキーな一面をチョットだけ…】
日本の長期債務(国債残高)は1000兆円超! 国民一人当り800万円、四人家族で3200万円の借金に相当します。多くはバラマキ!と揶揄される福祉にではなく 公共投資(景気浮揚)に充てられました。
米国の余剰!兵器も気前よく買取りトランプさんに歓ばれました。消費税が3~8~10%と増税される一方、法人税はその都度 減税され、消費税増税 400兆円に対し法人税は300兆円 減税されました。
さらに国民の年金(掛金)まで株式市場に投じ、日本株 "買い" 相場を形成しています。買い続ければ株価は上がりますが、年金財源が不足し株を売りに出せば即!値崩れ…年金支給額は大幅削減です。

  尾身茂氏について、誤って「尾見茂」と記していました。お詫び申し上げ謹んで訂正します。




 
【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
人生の棚卸し(2) https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/22b3ffae8d0b390afee667c0e9ed92ed
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
名残の季節 https://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ce82e1c580f64c8ab8d43e2c674a481d

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