昨年9月の腎がん術後6年検診から半年、今回はCTはなく血液・尿検査のみ、「CTがなければ楽勝」と暢気に検査を受けました。が、主治医は少し渋い表情で「腎機能がかなり落ちてますね。次回、9月を7月に繰り上げ単純CT(造影剤ナシ)に変えます」。
下記のとおり確かに腎機能が落ちています。e-GFRの数値52.9は結構!ショックでした。塩分も蛋白質も控え水分をよく摂っているし・・・どうしたもんじゃろのう。まあ落ち込んでも仕様がないので京都御所に向かい、初めて仙洞・大宮御所の見学にまいりました。
【血液検査】高値では、T-BIL(総ビリルビン:標準0.2~1.0)はいつも高く1.6でしたが、前回2.0よりマシ! BUN(尿素窒素:標準7~20.0)は20.1とほぼ上限。腎機能を示すCRE(クレアチニン:標準0.3~1.1)は1.08とかなり悪化、e-GFR(最低60以上が望ましい)も比例して52.9と機能低下が目立ちます。私が重視する Lymph%は34.3で、がん細胞をほぼ死滅させるとされる30%超! 前回低値のPLT(血小板:標準160~327)は134から183と標準値へ。肝機能は総じて良好でした。
幕末、このキャンパスに薩摩藩邸があり西郷隆盛や坂本龍馬がこのあたりを闊歩・・・。
は御所ではありません。見学の当日申込みはできましたが、見学できる午後1時半まで2時間余あり御所の北にある某大学へ向かいました。別に何処でもいいのですが、学食を食べたいなぁと・・・。年度末、学生も殆どいなくて閑散としたキャンバスでした。
Aランチをオーダー。豚肩肉のロースト(味噌風味デミグラスソース)でした。550円なら納得!のお味でした。豚肉もソースもなかなか! しかし添えられたスパゲティは昔懐かしい不味さ・・・。隣の 今春入学する学生の母親4人組が結構!賑やか(やかまし!)でした。
そこそこの時間になり仙洞・大宮御所へ。「仙洞」とは天皇を退位した上皇の、「大宮」は皇太后のお住まいですが、仙洞御所は焼失(1854年)後は建立されていません。大宮御所(1867年造営)は現存し、現天皇ご夫妻が上洛されると此処に泊られます。
大宮御所の車寄せ。重厚な三層の屋根の連なりが印象的です。
庭木戸?をくぐると大宮御所の南庭に出ます天皇が住む御所:紫宸殿とそっくりですが、「左近の桜、右近の橘」の紫宸殿に対して、大宮御所は左右に彩やかな紅白梅が配されています。紅梅はかなりの老木のようで「近づかないでください」との仰せでした。
仰せのとおり少し距離をあけて望遠で紅梅を撮りました。様々な梅を見てきましたが、大宮御所の紅梅ほど彩やかな梅の花はなかったように思います。ちょっと厭な術後検診の結果に憂鬱だった気持ちがぱあ~っと明るくなりました(オーバーですけどホント!です)
仙洞・大宮御所のウリ?はやはり庭園でしょうね。庭園は紫宸殿のある御所よりはるかに際立ちます。大きな池が北と南に二つあり、かつてそこに暮らした宮廷人の姿を連想しつつ優雅に、否、老若男女三十数人(外国の方も10名余)ゾロゾロと・・・散策しました。
池の周りに敷き詰められた粒揃いの石は11万1千個。いったい何処から・・・。
ここの白鷺たちは、やはり!優雅にして堂々たる風情です。ぞろぞろやってきた庶民を無視するかのように、池を眺め沈思黙考のご様子でありました。この背後には紀貫之さんの邸もあった由。ここで休憩しつつ古今和歌集の撰をされていたのでありましょう。
池に架かる八ツ橋。五月にはこの橋の藤棚が紫に染まる由。宮内庁のガイドのおねえサマの流麗な口調に・・・さぞや!とまた来てみたくなるではありませんか。なおこのあたりで小野小町と大伴黒主の妖しい逸話もあったそうですが、割愛させていただきます。
9万坪の広い敷地の多くが庭園で、建物は大宮御所と茶室二つ。その一つ「醒花亭」は池を一望する恰好の場所にあります。中には入れませんが、障子が開け放してあり(粋な計らい)鴨居に郭子章(明の書家)の筆による李白の漢詩の拓本が掲げられています
庭の樹々の根元には苔やシダ類がびっしり・・・。かつては周りにお公家さんの邸が林立していたそうですが、今や仙洞・大宮御所に限らず京都御所(御苑)全体が、梅・桃・桜は勿論、自然界の植物の宝庫となっている由。その意味でも日本文化の中心かと存じます。
さて腎がんの方の多くは片腎・・・腎臓を一つ切除しています。私は部分摘出、言わば両腎ですが、油断大敵とはよく言いました。楽観はしていないつもりでも、ちょっと調子こいていました。主治医のやや険しい表情を思いつつ、改めて節制を誓った今日でした。
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【過去ログ目次一覧】
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~140 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f
吾輩も猫である141~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/b7b2d192a4131e73906057aa293895ef
人生の棚卸し http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/ddab58eb8da23a114e2001749326f1f1
かんわきゅうだい(57~) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/20297d22fcd28bacdddc1cf81778d34b
かんわきゅうだい(~56) http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
新聞・TV・映画etc. http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a7126ea61f3deb897e01ced6b3955ace
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
下記のとおり確かに腎機能が落ちています。e-GFRの数値52.9は結構!ショックでした。塩分も蛋白質も控え水分をよく摂っているし・・・どうしたもんじゃろのう。まあ落ち込んでも仕様がないので京都御所に向かい、初めて仙洞・大宮御所の見学にまいりました。
【血液検査】高値では、T-BIL(総ビリルビン:標準0.2~1.0)はいつも高く1.6でしたが、前回2.0よりマシ! BUN(尿素窒素:標準7~20.0)は20.1とほぼ上限。腎機能を示すCRE(クレアチニン:標準0.3~1.1)は1.08とかなり悪化、e-GFR(最低60以上が望ましい)も比例して52.9と機能低下が目立ちます。私が重視する Lymph%は34.3で、がん細胞をほぼ死滅させるとされる30%超! 前回低値のPLT(血小板:標準160~327)は134から183と標準値へ。肝機能は総じて良好でした。
幕末、このキャンパスに薩摩藩邸があり西郷隆盛や坂本龍馬がこのあたりを闊歩・・・。
は御所ではありません。見学の当日申込みはできましたが、見学できる午後1時半まで2時間余あり御所の北にある某大学へ向かいました。別に何処でもいいのですが、学食を食べたいなぁと・・・。年度末、学生も殆どいなくて閑散としたキャンバスでした。
Aランチをオーダー。豚肩肉のロースト(味噌風味デミグラスソース)でした。550円なら納得!のお味でした。豚肉もソースもなかなか! しかし添えられたスパゲティは昔懐かしい不味さ・・・。隣の 今春入学する学生の母親4人組が結構!賑やか(やかまし!)でした。
そこそこの時間になり仙洞・大宮御所へ。「仙洞」とは天皇を退位した上皇の、「大宮」は皇太后のお住まいですが、仙洞御所は焼失(1854年)後は建立されていません。大宮御所(1867年造営)は現存し、現天皇ご夫妻が上洛されると此処に泊られます。
大宮御所の車寄せ。重厚な三層の屋根の連なりが印象的です。
庭木戸?をくぐると大宮御所の南庭に出ます天皇が住む御所:紫宸殿とそっくりですが、「左近の桜、右近の橘」の紫宸殿に対して、大宮御所は左右に彩やかな紅白梅が配されています。紅梅はかなりの老木のようで「近づかないでください」との仰せでした。
仰せのとおり少し距離をあけて望遠で紅梅を撮りました。様々な梅を見てきましたが、大宮御所の紅梅ほど彩やかな梅の花はなかったように思います。ちょっと厭な術後検診の結果に憂鬱だった気持ちがぱあ~っと明るくなりました(オーバーですけどホント!です)
仙洞・大宮御所のウリ?はやはり庭園でしょうね。庭園は紫宸殿のある御所よりはるかに際立ちます。大きな池が北と南に二つあり、かつてそこに暮らした宮廷人の姿を連想しつつ優雅に、否、老若男女三十数人(外国の方も10名余)ゾロゾロと・・・散策しました。
池の周りに敷き詰められた粒揃いの石は11万1千個。いったい何処から・・・。
ここの白鷺たちは、やはり!優雅にして堂々たる風情です。ぞろぞろやってきた庶民を無視するかのように、池を眺め沈思黙考のご様子でありました。この背後には紀貫之さんの邸もあった由。ここで休憩しつつ古今和歌集の撰をされていたのでありましょう。
池に架かる八ツ橋。五月にはこの橋の藤棚が紫に染まる由。宮内庁のガイドのおねえサマの流麗な口調に・・・さぞや!とまた来てみたくなるではありませんか。なおこのあたりで小野小町と大伴黒主の妖しい逸話もあったそうですが、割愛させていただきます。
9万坪の広い敷地の多くが庭園で、建物は大宮御所と茶室二つ。その一つ「醒花亭」は池を一望する恰好の場所にあります。中には入れませんが、障子が開け放してあり(粋な計らい)鴨居に郭子章(明の書家)の筆による李白の漢詩の拓本が掲げられています
庭の樹々の根元には苔やシダ類がびっしり・・・。かつては周りにお公家さんの邸が林立していたそうですが、今や仙洞・大宮御所に限らず京都御所(御苑)全体が、梅・桃・桜は勿論、自然界の植物の宝庫となっている由。その意味でも日本文化の中心かと存じます。
さて腎がんの方の多くは片腎・・・腎臓を一つ切除しています。私は部分摘出、言わば両腎ですが、油断大敵とはよく言いました。楽観はしていないつもりでも、ちょっと調子こいていました。主治医のやや険しい表情を思いつつ、改めて節制を誓った今日でした。
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吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
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