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Channel: デ某の「ひょっこりポンポン山」
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草原の輝き~晩秋の愉しみ

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 此頃、我ながらよく更新していると思います。と言って自らを褒めも貶しもしません。毎日更新される方なら「なんてことない」、あまり更新されない方は「暇なやなぁ」ってところでしょう。なんだか色々なことがあって、案外!此処が居心地良いのかな・・・。



 先夜 BSでエリア・カザン監督による映画「草原の輝き」を観ました。主演ナタリー・ウッド、相手役に当時新人だったウォーレン・ビィティ。世界大恐慌(1919年)前後のアメリカを背景に、保守的な親たちに反抗する若い二人の恋と青春が描かれています。

 この映画が公開されたのは1961年。その10年余り前のアメリカには「赤狩り」の嵐が吹き荒れ、映画界でも反米的と見なされた人々は追放の対象とされました。エリア・カザン監督もその一人でしたが、彼は仲間を売ることによって映画界に生き残ります。

 彼は、下院非米活動委員会に「反米活動」の嫌疑で召喚されると、それを否定するために司法取引し、左翼思想の持ち主として友人の映画監督・俳優らの名前を証言します。これにより追放を免れ映画制作を続けたその延長線上に「青春の輝き」があります。



 映画では、保守的な父親が大恐慌に悲観し自殺、ナタリー演じるディーニーは精神を病みます。エンディングは明日への旅立ちを予感させるものの「青春の翳り」とアメリカ社会の影の側面が滲み、そこにエリア・カザンの罪悪感、呵責が映されていると思いました。

 余談ながら、私の高校時代の友Yはナタリー・ウッドの熱烈なファンでした。そしてナタリー似の同級生Hが好きになり「この恋が実らなければ死ぬ」と・・・。しかしまるで相手にされず、卒業後も長距離恋活?に挑んだものの会うことさえ拒まれる有り様でした。

 数年たって風の噂に「YとHが結ばれたらしい」と・・・。「あれほど一途に迫られれば流石の彼女もほだされる」と囁かれました。しかしつい最近、「離婚したらしい」との風の噂を聞きました。青春の輝きと晩年の翳りを、ふっ!と思った次第です(どんな次第や)。



 なんの脈絡もなく場面は昨日の京都に飛びます。敢えて脈絡をつければ、私が青春の一時期を送った場所です。かつて此処には檄文を書き連ねた大きなタテカン(立看)がひしめいていました。が、今は「女子大?」って思うほど清潔感のある楚々とした光景です。

 (左)の樹には電飾が巡らされXマスイブまでライトアップされます。ちなみに大学祭は「イブ祭」と呼ばれ、この時期に様々なイベントがあります。イブ祭には毎年テーマ!が掲げられ、私が憶えている昔のテーマは「皮膚と円周率」でした(ナンジャラホイ)。

 もう一つ脈絡を言えば、ここから徒歩十数分のところで、今はもうない学生時代のサークルの先輩~後輩(世代的には十数年)10人前後の「研究会」がありました。今回のテーマは ①「現在の中国社会の特性」、② 堤未果「政府は必ず嘘をつく」(角川新書)について。


 
 この日の出席者は8人。①では中国に三つの支社をもつ会社の元社(会)長による報告がありました。数えきれないほど中国に行っているだけにリアルで具体的な話でしたから、触発され活発な議論となりました。「習近平の中国」について少し解明された感じ・・・(笑)

 ②はこの集りの最年長の女性からの報告。一冊の書の要点が8頁のレジュメに集約されトランプ以前(オバマ時代)の米国政府の嘘を中心に耳を疑いたくなる驚きの事実満載の書をもとに議論しました。書の主な章のさわりはYou tubをご覧ください(約30分)。

 

 研究会は、ただの研究会であり格別の目的はありません。なのに(だからこそ?)面白くて途中休憩は僅か10分余、3時間半にわたり議論を楽しみました。その後、烏丸四条の或る小さなレストランを借り切り和食とお酒と引き続きのダベリで忘年の会を〆ました。

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