「あさが来た」最終回は・・・
「吾輩も猫である120」の続きゆえシマジロウが書くところですが、敢えて私が書きます。新次郎はんが亡くなられる場面と最終回は書かないでおこうと思っていました。でも、やっぱり書かずにおれず、シマには荷が重いと思って・・・。
【あさの思い・・・下左】
うち 嬉しすぎて ず~~っと 進みすぎてしもた。
もっとゆっくり だんなさまと 手をつないで 歩いたら良かった。
【新次郎から娘の千代に(下右)】
千代・・・。 えぇ おかあちゃんになったなあ。
千代のお蔭で ワテの人生 どんなに 華やいだことか。
【力をふりしぼり一人一人に感謝を伝えた後・・・下左】
今まで ながいこと おおきに・・・。 みんな おおきに・・・。
先代からず~っと加野屋を見つめてきた招き猫が じっと見つめていました(下右)
【二人きりになって・・・下】
新次郎 『 ほっとしましたわ。 思てたこと ぜ~んぶ話しましたさかいな 』
あさ 『 ほんまだすなぁ。 あない無理して・・・。 もうよろしいのや、もうウチしかいてまへんさかい 』
新次郎 『 あさの手はやわらかいな。 忘れんといてな、いつも傍にいてるさかいな。 傍にいてるさかい・・・あさ・・・』
【和歌山から姉はつが来て】
あさ 『 わて、お家、守れましたんやろか』
はつ 『 大事なもの慈しんで、守ることができたんやないかな。 ようやったなあ。 ようがんばりました 』
あさ 『 まだまだ生きて行かなあきまへんな 』
はつ 『 へぇ、まだまだ だす 』・・・二人が 母よの から貰ったお守りを握りあい(下右)
【晩年のあさ・・・女子大学校の生徒達を前に】
うちは昔の方が良かったなんて ちょっとも思てしまへんのやで。 そやけどなあ 国が育ったら もっともっとみんな幸せになれる思てたのに こない生きづらい世の中になってしもたのは なんでだすやろなあ。
みんなが幸せになるための武器は、銃でも大砲でも悪口でもあらしまへん。 だいじなんは ここ(下左)と ここ(下中)だす。 人の気持ちを慮ることのできる優秀な頭脳と やわらかい心。 それさえあったら それで十分だす。
どうか どうか しょげてなんかいてんと、よう学んで がんばっとくなはれな。
一面 菜の花の畑に 新次郎はんとあささんと 若い二人が向き合い 永久に向かう一瞬が切り取られ エンドマークが出されました。愉しませていただきました。疲れた心を癒していただきました。ありがとうございました。良いお別れでした。良い出遭いが待っていますように・・・。良い世の中でありつづけますように・・・。
大阪を表舞台としつつ 姉はつの住む和歌山も欠かせない存在感を醸しました。
蜜柑の咲く丘に想いを馳せつつ しみじみあたたかく倍賞千恵子さんのうたごえを聴きました。
みかんの花が咲いている 思い出のみち 丘のみち・・・。
【過去ログ目次一覧】
かんわきゅうだい http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/a0b140d3616d89f2b5ea42346a7d80f0
腎がんのメモリー http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
ごあいさつ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/7de1dfba556d627571b3a76d739e5d8c
旅行記 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/23d5db550b4853853d7e1a59dbea4b8e
閑話休題 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/c859a3480d132510c809d930cb326dfb
吾輩も猫である~40 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/58089c94db4126a1a491cd041749d5d4
吾輩も猫である~80 http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/dce7073c79b759aa9bc0707e4cf68e12
吾輩も猫である81~ http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/f9672339825ecefa5d005066d046646f