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朝ドラ「べっぴんさん」、視てはりますか? かなりいけそうです。えぇ子役を選びました。
四葉のクローバーにこめられた「勇気」「愛情」「信頼」「希望」。えぇ言葉です。Image may be NSFW.
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レアータイプ?のノーベル賞(医学生理学)受賞者
今年度のノーベル「医学・生理学」賞を大隅良典さんが受賞されました。競争の激しいこの分野は複数の方の受賞が多い中での単独受賞でした。日本人科学者では本庶佑さん(がんの免疫抑制の研究)が最有力視され、やや意外感もありました。またノーベル賞には天才?京大型の受賞者が多く、秀才!東大型、それも理Ⅰ(理・工)、理Ⅲ(医)ではなく理Ⅱ(主に薬・農)出身というところもレアーでした。
がん医療にも貢献する「細胞のオートファジー(自食)」研究
受賞の対象は、細胞が自分を食べて生き残る!という「オートファジー」の解明でした。優れた研究者の例に洩れず、「何かをしたい」という以上に「人がやらないこと」をやり、やがて「とても面白いことを見つけた」と。がん医療にも期待されるオートファジー遺伝子18個のうち、さすが!フロンティア、14個は大隅良典さんが発見し、酵母から始まった研究も現在では対象が高等動物に移りつつあります。
いま話題の夢の新薬「オプジーボ」を生み出したのは・・・
大隅良典さんについてはここまで。ノーベル賞では大隅さんより有力視された本庶佑さんの研究とがん新薬について書きます。がん患者なら誰でも知っている夢の新薬「オプジーボ(別名「ニボルマブ」)」を生み出すもとになった研究です。がんを叩く!抗がん剤の常識?とは逆に、やや「まがいもの」「あやしい研究」視されていた免疫抑制力に関する研究、具体的には「PD-1」の発見でした。
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川辺に紅い彼岸花。コスモスと少女(by QP)。碧い空、白い雲、風に揺れるススキ。秋やなぁ。
分子標的薬の登場
これまでは、がん細胞を破壊、弱めること(抗がん)に力を注いできました。しかしがん細胞を攻撃すれば健康な細胞にもダメージを与えます(副作用)。それでは!と、出来るだけがん細胞のみを集中的に攻撃する分子標的薬が生まれました。がんの三大療法は、①手術による摘出、②」放射線療法、③化学療法ですが、化学療法の中心が「薬」の投与であり、薬の中でも分子標的薬が主流になりました。
「がんを叩く」薬から 「免疫力を抑制する物質を叩く」薬へ
私が腎がんを告げられた5年前、既に分子標的薬が生まれていました。当時、製薬の研究室にいた息子が「おとうさんは運がいい。今、分子標的薬がどんどん出ている」と言っていたほどです。しかしそれでもなお標的の範囲は絞り切れず、がん患者は様々な副作用に苦しんでいます。そこに現われたのが、「がんを叩く」薬ではなく、「人間が持っている免疫力を抑制する物質を叩く!」薬です。
がん細胞を守っている「PD-1」にブレーキをかける
人間の身体にがん細胞ができると、キラーT細胞(免疫細胞)が働きがん細胞を攻撃します。するとがん細胞は、キラーT細胞にブレーキをかける「PD-1」という物質を作り出します。この「PD-1というブレーキを外す」ことが出来れば、がん細胞はキラーT細胞から自分を守れず死滅します。このPD-1を解明したのが本庶佑さん、PD-1というブレーキを外す薬がオプジーボです。
超!高額薬価とがん患者バッシング
オプジーボは、皮膚がん・肺がん(後に腎がんも)の治療薬として保険適用されることになりました。開発した小野薬品工業の売上高は大きく伸びると見込まれ株価は急上昇しました。しかしがん患者1人の1年間の薬代が約3500万円の超!高額薬価は最大年2兆!円、健保財政の窮迫が懸念されるものです。また或る医師の「一剤で国が滅ぶ」の言葉から「がん患者バッシング」の様相さえ帯びました。
がん難民に希望を与えるオプジーボ
何処の病院でも「手の施しようがない」と事実上!治療を拒否されるがん患者は「がん難民」と呼ばれます。そんながん難民に希望を与えるのが画期的な治療法、夢の新薬です。オプジーボもその一つと言えます。しかし超!高額薬価であるがゆえに、「使用にあたっては慎重に」とか、「一定の条件を満たした者だけに使用する」と、希望しているのに対象からしめ出される状況は、如何なものでしょうか?
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彩やかなコスモス。驚きの香りとともに訪れる金木犀。お彼岸すぎた彼岸花。(Painted by QP)
喫煙をつづけ 検診をスルーされた方の 突然!末期
喫煙が、肺がんの超!ハイリスク要因であることは今や誰でも知っています。早期発見、早期治療の重要性から、がん検診の意義も知られています。しかし、「俺は大丈夫」とか、「タバコやめるなら人間やめたほうがマシ」と仰る方は少なくありません。「特にどうもないから健康診断はパス!」とか、「人間ドック? そんな暇ない」という方も同様です。そういう方ほど発見が遅れ、「突然!末期」を迎えます。
高額薬価で保険料が上がるとすれば
もしそんな方が末期の肺がん患者となりオプジーボを処方され、健保から年3500万円が使われるとします。日々節制し、がん検診もドックも受け、幸いがんになっていない or 早期発見で寛解されている方は、この場合の3500万円についてどう考えるでしょうか? 高額の自己負担なら「自業自得」で済まされるでしょうが、高額薬価で財政が窮迫し、保険料が上がると言われて果たして納得されるでしょうか?
漸く薬価切下げの動き
オプジーボは日本で開発され、対象も皮膚がんに限られました。当然、開発コストと企業利益、適用患者数を勘案すれば超!高額となります。しかし肺がん、腎がんなどに適用が広げられるに及び、オプジーボの薬価を切下げる動きが出てきました。元々お金持ちしか良い医療を受けられない米国でさえオプジーボの薬価は日本の40%、医療費は無料でも一定額以上は全額自己負担の英国でも20%余です。
医療(制度)について深く考える契機に
オプジーボの薬価について、あるブロガーさんは『人助けと金儲けのコンフリクト』だと。コンフリクトとは「葛藤」「衝突」、なるほど!と思いました。自己を犠牲にする「人助け」は美談となりますが、この場合の「人助け」=命の価値をどう考えるか。一方、「金儲け」のみが製薬企業や医師、病院の価値観とは限りますまい。皮肉にもオプジーボの高額薬価は、医療と命のコストの問題提起となりました。
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少し肌寒くなりました。お風邪など召されませんように...
【「腎がんのメモリー」目次】
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http://blog.goo.ne.jp/00003193/e/bee90bf51656b2d38e95ee9c0a8dd9d2
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レアータイプ?のノーベル賞(医学生理学)受賞者
今年度のノーベル「医学・生理学」賞を大隅良典さんが受賞されました。競争の激しいこの分野は複数の方の受賞が多い中での単独受賞でした。日本人科学者では本庶佑さん(がんの免疫抑制の研究)が最有力視され、やや意外感もありました。またノーベル賞には天才?京大型の受賞者が多く、秀才!東大型、それも理Ⅰ(理・工)、理Ⅲ(医)ではなく理Ⅱ(主に薬・農)出身というところもレアーでした。
がん医療にも貢献する「細胞のオートファジー(自食)」研究
受賞の対象は、細胞が自分を食べて生き残る!という「オートファジー」の解明でした。優れた研究者の例に洩れず、「何かをしたい」という以上に「人がやらないこと」をやり、やがて「とても面白いことを見つけた」と。がん医療にも期待されるオートファジー遺伝子18個のうち、さすが!フロンティア、14個は大隅良典さんが発見し、酵母から始まった研究も現在では対象が高等動物に移りつつあります。
いま話題の夢の新薬「オプジーボ」を生み出したのは・・・
大隅良典さんについてはここまで。ノーベル賞では大隅さんより有力視された本庶佑さんの研究とがん新薬について書きます。がん患者なら誰でも知っている夢の新薬「オプジーボ(別名「ニボルマブ」)」を生み出すもとになった研究です。がんを叩く!抗がん剤の常識?とは逆に、やや「まがいもの」「あやしい研究」視されていた免疫抑制力に関する研究、具体的には「PD-1」の発見でした。
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川辺に紅い彼岸花。コスモスと少女(by QP)。碧い空、白い雲、風に揺れるススキ。秋やなぁ。
分子標的薬の登場
これまでは、がん細胞を破壊、弱めること(抗がん)に力を注いできました。しかしがん細胞を攻撃すれば健康な細胞にもダメージを与えます(副作用)。それでは!と、出来るだけがん細胞のみを集中的に攻撃する分子標的薬が生まれました。がんの三大療法は、①手術による摘出、②」放射線療法、③化学療法ですが、化学療法の中心が「薬」の投与であり、薬の中でも分子標的薬が主流になりました。
「がんを叩く」薬から 「免疫力を抑制する物質を叩く」薬へ
私が腎がんを告げられた5年前、既に分子標的薬が生まれていました。当時、製薬の研究室にいた息子が「おとうさんは運がいい。今、分子標的薬がどんどん出ている」と言っていたほどです。しかしそれでもなお標的の範囲は絞り切れず、がん患者は様々な副作用に苦しんでいます。そこに現われたのが、「がんを叩く」薬ではなく、「人間が持っている免疫力を抑制する物質を叩く!」薬です。
がん細胞を守っている「PD-1」にブレーキをかける
人間の身体にがん細胞ができると、キラーT細胞(免疫細胞)が働きがん細胞を攻撃します。するとがん細胞は、キラーT細胞にブレーキをかける「PD-1」という物質を作り出します。この「PD-1というブレーキを外す」ことが出来れば、がん細胞はキラーT細胞から自分を守れず死滅します。このPD-1を解明したのが本庶佑さん、PD-1というブレーキを外す薬がオプジーボです。
超!高額薬価とがん患者バッシング
オプジーボは、皮膚がん・肺がん(後に腎がんも)の治療薬として保険適用されることになりました。開発した小野薬品工業の売上高は大きく伸びると見込まれ株価は急上昇しました。しかしがん患者1人の1年間の薬代が約3500万円の超!高額薬価は最大年2兆!円、健保財政の窮迫が懸念されるものです。また或る医師の「一剤で国が滅ぶ」の言葉から「がん患者バッシング」の様相さえ帯びました。
がん難民に希望を与えるオプジーボ
何処の病院でも「手の施しようがない」と事実上!治療を拒否されるがん患者は「がん難民」と呼ばれます。そんながん難民に希望を与えるのが画期的な治療法、夢の新薬です。オプジーボもその一つと言えます。しかし超!高額薬価であるがゆえに、「使用にあたっては慎重に」とか、「一定の条件を満たした者だけに使用する」と、希望しているのに対象からしめ出される状況は、如何なものでしょうか?
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彩やかなコスモス。驚きの香りとともに訪れる金木犀。お彼岸すぎた彼岸花。(Painted by QP)
喫煙をつづけ 検診をスルーされた方の 突然!末期
喫煙が、肺がんの超!ハイリスク要因であることは今や誰でも知っています。早期発見、早期治療の重要性から、がん検診の意義も知られています。しかし、「俺は大丈夫」とか、「タバコやめるなら人間やめたほうがマシ」と仰る方は少なくありません。「特にどうもないから健康診断はパス!」とか、「人間ドック? そんな暇ない」という方も同様です。そういう方ほど発見が遅れ、「突然!末期」を迎えます。
高額薬価で保険料が上がるとすれば
もしそんな方が末期の肺がん患者となりオプジーボを処方され、健保から年3500万円が使われるとします。日々節制し、がん検診もドックも受け、幸いがんになっていない or 早期発見で寛解されている方は、この場合の3500万円についてどう考えるでしょうか? 高額の自己負担なら「自業自得」で済まされるでしょうが、高額薬価で財政が窮迫し、保険料が上がると言われて果たして納得されるでしょうか?
漸く薬価切下げの動き
オプジーボは日本で開発され、対象も皮膚がんに限られました。当然、開発コストと企業利益、適用患者数を勘案すれば超!高額となります。しかし肺がん、腎がんなどに適用が広げられるに及び、オプジーボの薬価を切下げる動きが出てきました。元々お金持ちしか良い医療を受けられない米国でさえオプジーボの薬価は日本の40%、医療費は無料でも一定額以上は全額自己負担の英国でも20%余です。
医療(制度)について深く考える契機に
オプジーボの薬価について、あるブロガーさんは『人助けと金儲けのコンフリクト』だと。コンフリクトとは「葛藤」「衝突」、なるほど!と思いました。自己を犠牲にする「人助け」は美談となりますが、この場合の「人助け」=命の価値をどう考えるか。一方、「金儲け」のみが製薬企業や医師、病院の価値観とは限りますまい。皮肉にもオプジーボの高額薬価は、医療と命のコストの問題提起となりました。
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